オーストラリアで学ぶジャーナリズム



目次

ジャーナリズムとは?

世の中は情報に溢れています。スマホを開けば1つの出来事においても様々な視点で書かれた異なる複数の記事を目にするでしょう。では、そのうち「正しい情報」はどのくらいあるのでしょうか。そして昨今のジャーナリストたちはどのように時事問題を取り上げニュースとして配信・報道しているのでしょうか。

「ジャーナリズム」とは、世の中の様々な時事問題について根拠となる背景を徹底的に取材して真実を追求し、そこで得た正しい情報を適切なプラットフォームから世の中に伝えること。そして、それは人々の判断と行動に大きな影響を与え、世の中を動かす力もあります。

その大きな効力ゆえにフェイクニュース(虚偽のニュース)による被害も甚大で、時には人々の理性的な判断を歪め、意図的に世論を操作し、治安の悪化にも繋がることも。

ジャーナリズムはこのようなフェイクニュースから人々を守る意味でも社会的に重要な役割を担っています。

クイーンズランド工科大学を選ぶ理由

様々なプラットフォームに合わせたニュースレポートを学ぶ


クイーンズランド工科大学(以下QUT)Bachelor of Communicationコース (Journalism専攻)では、日々一刻一刻沸き起こる世界中の出来事から報道すべきニュースを選定し、取材・リサーチ・分析を行い、ニュースレポートを構成し、社会的に意義のある記事を書いてそれを新聞や雑誌などの紙面はもちろん、ラジオ、SNS、ポッドキャスト、Youtubeなど様々なプラットフォームからニュースを伝える手法を学びます。

QUTキャンパス内の報道スタジオで実践授業


QUTにはキャンパス内にニュースやテレビ番組、ラジオを制作・配信するスタジオが完備されており、授業と並行して現場での実践スキルを習得。企業インターンシップや海外の大学への交換留学の機会もあります。

全豪NO.1 の評価を誇る


ジャーナリズムを含むMedia and Communicationの分野においてQUTは全豪NO.1 の評価を誇ります。第一線として働くプロのジャーナリストやジャーナリズム・メディアの学問において国際的に名高い教授が揃っており、現場からの生の声を大学の講義で直接聞くことが出来るもの大きな魅力の1つです。

世界的に活躍する著名なジャーナリスト達を輩出


BBC News Japan 公式Youtubeチャンネルより
同学では Ms. Leigh Sales(リー・セールス)、Ms. Leila McKinnon(レイラ・マッキノン)、Mr. Conor Duffy(コナー・ダフィー)、Mr. Karl Stefanovic(カール・ステファノヴィック)、Mr. Peter Greste(ピーター・グレステ)など、ジャーナリスト・記者・アンカーとして国内外で様々な賞を受賞する著名人を輩出しています。

中でも自身が国際的なニュースとして取り上げられたのが、Mr. Peter Greste(ピーター・グレステ)。当時は日本のメディアでも報道されたのでご存じの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

Peter Greste(ピーター・グレステ)
BBC、ロイター通信、アルジャジーラに25年勤め、アフガニスタン、南米、アフリカ、中東など戦火の最前線で海外通信記者として活躍。

彼を象徴する最も有名な出来事と言えば2013年エジプト・カイロでの取材中に起きた「テロ犯罪」容疑での逮捕。彼は刑務所から自身の逮捕が「An Attack on Media Freedom」(「メディア報道の自由」に対する圧力)であると主張する文書を書き、それが世界的なキャンペーン活動を起こし、400日後の解放に繋がる。

その後彼は「メディア報道の自由」を唱える活動家となり、その運動が称賛されイギリスの 「Britain’s Royal Television Societythe」「Walkley Foundation」「the RSL’s ANZAC Peace Prize」やオーストラリアの「the Australian Human Rights Commission’s Human Rights Medal」、プレスクラブの国際協会からは「Freedom of Speech Award」など、国内外から様々な賞を受賞。

ジャーナリズムコースで履修する科目

ジャーナリズムコースでは、配信・報道する時事問題を見極め、取材とリサーチを行い、ニュースレポートを構成していく、という基本的になニュースレポーティングの基礎を幅広く学びます。更にジャーナリズムの理論と実務、ジャーナリズム法、SNSの管理と運営、執筆、報道技術、ジャーナリズム倫理などの授業からもジャーナリズムの理解を深めていきます。
大学1年次
  1. Newswriting
  2. Visual Journalism
  3. Introduction to Communication
  4. Introduction to Media and Entertainment Industries
  5. Journalistic Inquiry
  6. Communication Theory and Practice
  7. Managing Social Media
  8. Journalism Law
大学2年次
  1. Feature Writing
  2. Production Journalism
  3. Newsroom
  4. Journalism Ethics and Issues
  5. 副専攻またはマイナー科目
  6. 副専攻またはマイナー科目
  7. 副専攻またはマイナー科目
大学3年次
  1. Iternational Newsdesk
  2. 副専攻またはマイナー科目
  3. 副専攻またはマイナー科目
  4. 副専攻またはマイナー科目
  5. Newsdesk
  6. 副専攻またはマイナー科目
  7. 副専攻またはマイナー科目

ジャーナリズムと組み合わせて学べる「副専攻とマイナー科目」

QUTでは、専攻であるジャーナリズムと並行して「副専攻またはマイナー科目」として他分野の学習も可能です。例えばアニメーション、クリエイティブ&プロフェッショナルライティング、エンタテインメント、メディア&コミュニケーション・・・など同じCommunication学部から他の専攻を同時に学ぶことも出来ます。

更に、学部の垣根を超えてAdvertising(広告), Game design(ゲームデザイン), Entrepreneurship(起業), Marketing(マーケティング), Online environments(オンライン環境), Public relations(広報)・・・などCommunication以外の学部の科目をMinor(副専攻)やElective(自由選択科目)として選ぶことも可能です。

このように、QUTでは所属している学部や専攻に加え、ビジネスやデザインなど自分の興味のある分野や、将来のキャリアに役立つ分野を組み合わせて勉強できるのが大きな魅力です。

QUTジャーナリズムコースへの進学方法

日本の普通高校を卒業された方は、その成績によってまずは下のファウンデーションコース、または、ディプロマコースに入ってから、その後大学進学を目指します。

【1】ファウンデーションコースから大学へ入学する

高校の成績が5段階評価中、3.0以上の場合
高校卒業後、まずは付属カレッジ(QUT International College)でファウンデーションコースを受講してから大学進学を目指します。
ファウンデーションコース
期間2学期(8ヶ月)〜3学期(1年)
入学2月/6月/10月
学費20,904ドル(約138万円)(2021年度)
条件IELTS5.5以上(各5.0以上)またはTOEFLibt56以上(W15, R10, L10, S14)
ファウンデーションコース修了後、大学1年次に入学します。
コースBachelor of Communication (Journalism専攻)
期間3年間(6学期)
入学2月/7月
学費32,700ドル×3年間=98,100ドル(約647万円)(2021年度)

【2】ディプロマコースから大学へ編入する

高校の成績が5段階評価中、3.25以上の場合
高校卒業後、まずは付属カレッジ(QUT International College)のDiploma of Creative Industryコース(8ヶ月)に入って大学に編入するという方法です。

Diplomaコースから大学編入しても直接大学に入るのと同じく3年(厳密には最短2年8ヶ月)で卒業することが出来、更に英語条件のハードルが下がること、そして学費が安価に抑えられることが最大のメリットです。
Diploma of Creative Industryコース
期間2学期(8ヶ月)〜3学期(1年)
入学2月/6月/10月
学費22,452ドル(約148万円)(2021年度)
条件IELTS5.5以上(各5.0以上)またはTOEFLibt56以上(W15, R10, L10, S14)
Diplomaコース修了後、大学2年次に編入します。
コースBachelor of Communication (Journalism専攻)
期間2年間(4学期)
入学2月/7月
学費32,700ドル×2年間=65,400ドル(約432万円)(2021年度)
※IBスコア28以上で本科直入学可能

オーストラリアでジャーナリズムを学べる大学一覧

大学名 コース名
ボンド大学 Bachelor of Journalism
ディーキン大学 Bachelor of Communication (Journalism)
グリフィス大学 Bachelor of Communication and Journalism
RMIT大学 Bachelor of Communication(Journalism)
RMITでジャーナリズム(政治学)を学ぶより詳細をご覧ください
クイーンズランド大学 Bachelor of Journalism
南オーストラリア大学 Bachelor of Journalism and Professional Writing
シドニー工科大学 Bachelor of Communication (Journalism)
サンシャインコースト大学 Bachelor of Communication (Journalism)
ウーロンゴン大学 Bachelor of Journalism
カーティン大学 Bachelor of Arts(Journalism)
エディスコーワン大学 Bachelor of Media and Communication(Broadcasting and Digital Journalism)

出願に向けての準備


1. まずは英語試験を受けましょう
まずはIELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/ielts/
JSAF
http://www.jsaf-ieltsjapan.com/?p=431
IDP Education
https://ieltsjp.com/
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合はQUT付属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願に必要な書類4点を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。

  • 高校の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • 高校の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
  • パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式にQUTへの出願手続きをスタートします。

留学相談&お問い合わせ先


オーストラリア留学センターでは、豪政府公認の留学カウンセラーがあなたの英語力やご希望に沿った留学プランを現地からご提案します。
オーストラリアで大学進学をお考えの方は、お気軽にお問い合わせフォームからご相談ください
・上記プランや費用は2020年4月現在大学から発表されている2021年度料金をもとにご案内しており、料金は年度によって改定されます
・ご参考の日本円は2020年4月現在のレート1ドル=66円換算としておりますが、実際のお支払い額は、お支払い時のお客様ご利用の金融機関の為替レートが適用されます
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H318)
13歳でのメルボルン短期留学をきっかけに「英語」と「海外」に目覚め、その後カナダ(語学留学)とアメリカ(大学留学)にも留学。卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ再渡豪し、オーストラリア留学センターでワーペリ。帰国と同時にオーストラリア留学センター日本窓口が開設され現職へ。留学生を現地オーストラリアで「迎え入れる立場」と日本から「送り出す立場」、両側での勤務経験を通して、双方の視点からアドバイスすることを心がけています。 このカウンセラーに質問する

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら

サイトのご利用について

当サイト記載の情報の正確性には万全を期しておりますが、当社はそれらの情報内容に関し、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、情報は予告なしに変更となる場合がございますので、随時ご確認ください。

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら