サンシャインコースト大学で学ぶ動物生態学(アニマルエコロジー)
現在地球上には、人類以外に確認されているだけで100万〜150万種の動物が生存しており、今後少なくとも100万種以上の動物が新たに発見されると言われています。
その地球上に生息する野生動物に対し”環境や人間がどういう影響を及ぼしているか””将来野生動物を守るために人間は何ができるのか”を学ぶのが
動物生態学(Animal Ecology) です。
サンシャインコースト大学の動物生態学部
オーストラリアの大学では、動物に関して学ぶコースが(獣医学、動物科学、動物行動学、動物学など)いくつかありますが、その中でサンシャインコースト大学 で開講しているBachelor of Animal Ecology は、”野生動物保護”という観点から、動物の生態や行動、動物保護に関する知識、環境の向上についてを学びるコースです。
オーストラリアでも数が少ないコースということもあり、この分野を学びたい生徒さんは、オーストラリア全土はもとより、世界中から就学を希望しています。
またこの動物の中には、陸生動物(陸で生活する動物の総称)だけでなく、水生動物(水の中で生活する動物の総称)も含まれますので、幅広い分野の知識を身につけることができます。
Year1
動物の生態について
絶滅危惧種とその保護
コミュニケーションと思考
細胞生物学
動物の働き(生態と機能)
海洋脊椎動物について(サメ、魚、かめ、クジラ、イルカ等)
整粒の多様性とエコロジー
科学的な研究とその方法
Year2
無脊椎生物学および生態学
沿岸の海洋生態学
選択科目(以下より2つを選択)
Arts
Business
Science
Health
Education and Engineering
動物生理生態学
統計及び、生態学的データの理解
陸上の脊椎動物の多様性と生態
Year3
生態学における数値的な技術
野生生物の生態と保存について
沿岸の保全について
選択科目(以下より1つを選択)
フレイザー諸島でのフィールドワーク
特化したい分野の研究
特別研究のプロジェクト参加
職場環境について
動物の行動
地球変動とエコロジー
コースは3年間で合計24科目を履修します。24科目中、20科目は動物生態学に関連する必修科目ですが、残り4科目は他の学部の授業を選択することも出来ます。つまり動物生態学を学びながらビジネス、マーケティング、広告、ジャーナリズム、環境学なども学ぶことができるのです。
充実したフィールドワーク・インターンシップ
同コースでは1年時からフィールドワーク(野外授業)があり、野生動物保護に関する実施調査などを行います。
たとえばMarine Ecologyという必修科目の一環で、クイーンズランド州にある ”世界で最も大きな砂の島”として有名なフレーザー島へ、1泊2日の野外授業へ行っています。海鳥の生態と、人間が島の環境に与えるインパクトに関する調査です。
また最終学年では関連企業や団体でのインターンシップ、もしくは興味のあるエリアでのリサーチ(研究)プロジェクトのどちらかを選択することができます。就職を希望する学生はインターンシップ、大学院などに進学を希望する学生はリサーチと、大学卒業後の進路に合わせたスキルを身につけることができるのも、同コースの強みです。
フィールドトリップについての案内も確認ください!
VIDEO
実際にコースに参加した留学生の体験談
鍵山真衣子さん
サンシャイコースト大学のBachelor of Animal Ecologyコースに参加されている生徒さんの中から、
鍵山真衣子さんの体験談 を紹介します。
実際の授業内容から、オススメの科目など、参考にして頂ける内容がたくさんあると思いますので、同コースの受講を予定している方は、是非御覧ください!
立枝弘至さん
サンシャインコースト大学の
フレイザー・キャンパスで就学中の立枝さん 。2020年2月から本科コースをスタートしています。
VIDEO
松倉 匠さん
松倉くんはサンシャインコースト大学の公式ブログでインタビューを受けています。
Takumi Matsukura from Japan (GCS Group Australia) studying a Bachelor of Animal Ecology at USC Sunshine Coast
佐藤 海琳さん
佐藤さんも2019年からEAPコースをスタートし、2020年から動物生態学のコースを開始しました。
Mirin Sato from Japan (GCS Group Australia) studying a Bachelor of Animal Ecology at USC Sunshine Coast
是非、留学生の生の声も参考にしてみてください。
入学要項
コース Bachelor of Animal Ecology(大学HPへ )
入学 2月/7月
期間 3年(6学期)
費用 1学期 14,300ドル x 6学期(合計3年) = 85,800ドル(2024年度)
英語 IELTS6.0(各セクション5.5以上)、または付属語学学校EAP2コースを修了すること
学歴 日本の高校卒業資格(規定の成績以上)
英語力が足りない方は付属語学学校からスタート
英語力が足りない場合はサンシャインコーストの付属語学学校からスタート出来ます。付属語学学校にはEAP F/EAP1/EAP2/EAP3の計4レベルの進学英語コースがあり(各10週間)、
EAP2コース を修了すればIELTS試験免除でAnimal Ecology 動物生態学コースに入ることが出来るようになります。
EAP Fコース(Pre-Intermediate)
【英語】IELTS4.5(各4.5)
【日程】3 June – 9 August 2024
※EAP F修了後は、EAP1へ進学できます
EAP1コース
【英語】IELTS5.0(各5.0)(Intermediate)
【日程】5 February – 12 April 2024/19 August – 25 October 2024
※EAP1修了後は、EAP2へ進学できます
EAP2コース(Upper-Intermediate)
【英語】IELTS5.5(各5.0)
【日程】5 February – 12 April 2024→(2024年7月大学入学)
22 April – 28 June 2024→(2024年7月大学入学)
19 August – 25 October 2024→(2025年2月大学入学)
4 November 2024 – 24 January 2025→(2025年2月大学入学)
※EAP2修了後、Animal Ecology 動物生態学コースへ進学できます(IELTS免除)
サンシャインコースト大学で学ぶ意味
サンシャインコースト大学は自然豊かなサンシャインコーストの内陸に位置しています。ムールーラリバー国立公園にも隣接している大学の敷地内にはカンガルーやワラビー・多くの野生鳥が生息し、普段からその姿を当たり前のように見ることができます。
大学のビルも”エコビルディング”としてソーラーシステムの導入、エアコンを使わなくても風が通る設計など、大学全体が環境を守るための取り組みを行っています。ここで大学生活を送ること自体が”野生動物との共存”になるという、非常に恵まれた環境です。
またサンシャインコーストという街自体がウミガメの保護を始めとする野生動物保護を積極的に行う他、都市開発においては生態系を破壊しない”Biodiversity Strategy”を取り入れ、環境破壊や野生動物への影響を及ぼさない街作りを目指しています。
また、サンシャインコーストを含めたクイーンズランド州には様々な野生動物が生息しており、日々の生活の中でも動物を目にすることが多くあります。その生活の中で、動物に対する正しい知識や、いざというときの応対方法 も身に着けていくことができますし、動物生態学を学ぶ環境として、サンシャインコーストという街と大学は非常に適しているといえるでしょう。
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サンシャインコースト大学は、原則ファウンデーションコースは不要のため、日本の高校を卒業し、規定の英語力さえしっかり身につければ、大学に直接入学することが可能です。
Bachelor of Animal Ecologyは、他の大学では開講されていないコースですから、動物生態学に興味がある方には、
お問い合わせフォーム からご相談をお待ちしております。
※※備考※※
・本記事は2022年3月10日現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準や学費等は変更されることもございますのでご留意ください。
・ご参考の日本円は1ドル=84円換算としております。