オーストラリアで放射線技師


医療分野における世界的な労働力不足が続くなか、医師や看護師だけでなく、高度な専門技術を持つ「放射線技師(Medical Radiation Practitioner)」もオーストラリア国内で極めて需要が高い職種の一つです。
特にオーストラリアは人口あたりのCT保有台数が世界トップクラスであり、画像診断や放射線治療の現場において放射線技師は欠かせない存在として高く評価されています。

オーストラリアの放射線技師の業務と種類

放射線技師の医療における主な業務は、特殊技術・特殊機器を用いて体内の撮影、医用画像を介しての診療や治療のサポート、放射線照射による具体的な疾患の治療などになります。

特殊技術・特殊機器とは、レントゲン撮影、CT検査、血管撮影、核医学検査、MR検査 など多岐に渡ります。これらの特殊技術や特殊機器は、それぞれが使用方法が異なる場合もあり、オーストラリアでは、放射線技師と呼ばれる 仕事内容においても、以下のように職域が 3つ に分かれています。

この3つの職域について解説している 留学エージェントが少なく、単純に 放射線技師として案内している会社も少なくありませんので、ご注意ください。それぞれの職域における専門分野、使用する技術・装置、および現場での役割についての説明は以下の通りです。

職種Diagnostic Radiographer(診断放射線技師)
主な役割病気やケガの「診断」のための画像を撮影する専門職
扱う機器レントゲン(X線)、CT、MRI、血管造影(アンギオグラフィ)など
特徴体内の「形態(骨折の有無、臓器や組織の構造的異常)」を正確に可視化します。一般医師(GP)や画像診断医(Radiologist)と連携し、患者の身体の位置決め(ポジショニング)や被ばく線量の最適化を行いながら、高精度の撮影を行います。
職種Medical Radiation Therapist(放射線療法士)
主な役割高エネルギーの放射線を当てて「がん等の治療」を行う専門職
扱う機器医療用直線加速器(リニアック)、放射線治療計画シミュレーター(VERT等)
特徴診断ではなく「治療」を専門とします。医師や医学物理士と協力し、がん細胞に正確に放射線を照射する治療計画(3Dシミュレーションや線量計算)を立て、実際の照射治療を行います。正常な健康組織へのダメージを最小限に抑えつつ、病変部へ正確に照射する高度な技術と患者ケアが求められます。
職種Nuclear Medicine Technologist(核医学技術者)
主な役割体内に入れた放射性物質を用いて「臓器の働き(機能)」を評価・診断する専門職
扱う機器PET/CT、SPECT、ガンマカメラなど
特徴微量の放射性医薬品(ラジオアイソトープ)を患者に注射や吸入などで投与し、それが体内でどう移動・集積するかを特殊なカメラで撮影します。がんの早期発見、心臓の血流評価、脳機能の測定など、「構造の形」だけでなく「臓器がどう機能しているか」を細胞・代謝レベルで分析します。

以上の3つが オーストラリア国内での医療職の認定制度の中で、放射線技師の職域の違いとなります。

最も 一般的に認知の高い職域としては、Diagnostic Radiographer(診断放射線技師)になるでしょう。医師の診断により レントゲンの必要性が出てきた際に1番身近な職種であると言えます。
そのため オーストラリアの大学で 放射線技師のコースといえば、このDiagnostic Radiographer(診断放射線技師)専攻の大学が最も多くなります。
反面、Medical Radiation Therapist(放射線療法士)や Nuclear Medicine Technologist(核医学技術者)は、特殊医療機器の設備や専門性も高く、専攻できる大学の選択肢は狭まります。

これらの専門職はいずれも高度専門職として、オーストラリア政府機関 MRPBA(Medical Radiation Practice Board of Australia) に登録し、それぞれの業務にて活躍できます。

【注意】超音波検査士(Sonographer)との違いについて
放射線技師(Radiographer / Medical Radiation Practitioner)と超音波検査士(Sonographer)は、医療画像を扱う点では共通していますが、「使用する物理的技術」「検査の手法とリアルタイム性」「管轄する業界団体・国家資格」の観点から根本的に異なる職種となり「資格・登録制度も違います」(放射線技師は「MRPBA」、超音波検査士は「ASAR」)。 オーストラリアでは、まず放射線技師の学士号(Bachelor of Medical Radiation Scienceなど)を取得した後に、大学院の修士課程に(Graduate Diploma / Master of Sonography)に進学して超音波の認定を取得し、放射線技師と超音波検査士の両方の資格を持つ(Dual-qualified)スペシャリストとして活躍するキャリアパスも非常に一般的です。

オーストラリアで放射線技師になるには?

オーストラリアで放射線技師(Medical Radiation Practitioner)として正式に働くためには、オーストラリア保健医療従事者規制庁(AHPRA)および Medical Radiation Practice Board of Australia (MRPBA) の定める基準に従って国家登録を受ける必要があります。

以下に、オーストラリアで放射線技師として登録するための具体的なステップと主要要件を解説します。
ポイント 1:認定教育プログラム(Approved Program of Study)の修了する
登録の最初の要件は、MRPBAおよび認定委員会(Accreditation Committee)によって承認された教育課程(主に4年制学士号または認定修士号)を完了することです。

3つの専攻区分(Divisions)
  • Medical Diagnostic Radiographer
  • Nuclear Medicine Technologist
  • Medical Radiation Therapist
の中から一つを選択してコースを修了します。なおコース内にMRPBAが求める規定の臨床実習(Work Integrated Learning / Clinical Placement)が含まれている必要があります。
ポイント 2:登録基準(Registration Standards)の満たすこと
AHPRA/MRPBAに申請を申し出る前に、以下の基準を満たしているか確認・準備します。
  • 英語能力要件(English Language Skills Standard):IELTS Academic で全セクション 7.0 以上(または PTE Academic 等の同等スコア)の英語力を証明する必要があります。
  • 身元確認および犯歴証明(Criminal History Standard):オーストラリア国内および過去10年間に6ヶ月以上滞在したすべての国での無犯罪証明書(Police Check)が必要です。
  • 専門的賠償責任保険(Professional Indemnity Insurance – PII):登録後に実務を行う際、適切な損害賠償保険に加入している(または雇用主によってカバーされている)ことが義務付けられています。
ポイント 3:AHPRA 登録査定へ申請
コース最終学年(一般的には4年生の在学時)または卒業後に、オーストラリアの医療従事者登録ポータルを通じて申請を行います。
申請フォームの入力と必要書類のアップロード(パスポートコピー、IELTSスコア証明、無犯罪証明書など)と 申請手数料および登録料の支払いを終えます
ポイント 4:大学からの修了結果通知(学修証明)
大学のコースを終えると、教育機関(大学)からAHPRAへ直接「修了者リスト(Graduate Results & Enrolment Listing)」が送付されます。個人で卒業証書を提出するだけでなく、大学側からの直接通知が確認された段階で登録審査が進みます。
ポイント 5:審査・登録の完了(National Register への掲載)
審査が承認されると、AHPRAの医療従事者国家登録簿(National Register of Health Practitioners)に名前と登録番号が掲載されます。これでオーストラリア全州・地域において放射線技師としての実務を行う権利が得られます。

全体的な入学難易度

オーストラリアの高校生が進学する際の基準値(ATAR:オーストラリア共通高校成績順位)を見ると、各大学の放射線技師コース(医学画像・放射線治療・核医学)の合格カットオフスコアはATAR 90〜99の範囲に集中しています。 これは、オーストラリア国内 における成績上位者 1%〜10%に入る成績が求められる水準であり、一般的な理学療法士(Physiotherapy)や作業療法士(Occupational Therapy)、薬学部(Pharmacy)と同等以上の難関グループに属します。

難易度が非常に高くなっている理由は、単に学習内容が高度だからという理由だけではありません。大学受け入れ枠数など 構造的な要因があります。

放射線技師の資格取得には、大学在学中に病院等の医療現場で長期の臨床実習(Clinical Placement)を履修することが国家登録の必須条件となっています。
受け入れ先病院の枠数(設備や指導体制)に限りがあるため、各大学の定員数が非常に少なく絞られています。その定員内に入るためには、各大学が設定している最低成績条件では 合格が出ることはなく、成績上位の出願者から順番に合格が得られるような構造になっています。

日本の普通高校からの進学の場合

日本の普通高校からの進学の場合、Foundation コースを経由して1年次への進学が一般的です。

医療系コースでも 付属カレッジの Diploma 等から 2年次への編入パスウェイを持つ大学も多いですが、放射線技師の学士コースの場合は 「アデレード大学のみ 提携パスウェイカレッジの Diploma からの編入学」が可能です。
*IB Diploma, A Level の学生はスコア次第となりますが学士号へのダイレクトエントリーが可能です。

高い英語力が必要

放射線技師の学士コースへの入学条件の英語力証明は IELTS Academic Overall 7.0(各 7.0)以上が必要です。
医師、看護師、理学療法士、救命救急士、ソーシャルワークなどの医療系プログラムと同等の高い英語力証明を必要とします。

大学の選択肢

放射線技師のキャリアを目指す場合、3つの専攻がありますが、どの大学でもすべての専攻を開講しているというわけではありません。

この専攻について混同しやすいところですが、Medical Radiation Practice Board of Australia (MRPBA) の認可を受けている 6 大学(アデレード大学、RMIT大学、カーティン大学、シドニー大学、クイーンズランド工科大学、ディーキン大学)を3つのグループにわけてご案内します。

3つの専攻を開講している大学


認定プログラムにおいて、3専攻「 診断放射線 (Medical Imaging) 核医学 (Nuclear Medicine)放射線治療 (Radiation Therapy) 」の全てを開講しているのは、アデレード大学(Adelaide University) RMIT大学(RMIT University)です。

もし 放射線技師へのキャリアとして大学を選択するのであれば、まず この2大学から検討してください。
3つの専攻を開講しているというのは、実は簡単なことではありません。 大学内に多様な機器 を包括配置していることを意味します。

X線撮影装置やCT、MRIなどの標準的診断機器に加え、放射線治療計画シミュレーター(VERT: Virtual Environment for Radiotherapy Training)やPET/SPECT(核医学用画像装置)、アイソトープ(放射性同位元素)の取り扱い室など、分野ごとの専門シミュレーションラボを完備している裏付けとも言えます。

これは、 専攻間の横断的・協働的な学習が可能です。例えば、「診断画像で病変を発見(診断) ⇒ アイソトープで病理機能を検査(核医学) ⇒ がん病変へ照射する(治療)」という放射線技師が関わる 医療全体の流れを、同一キャンパス内で他専攻の学生や設備と連携しながら学べる環境が整っています。

アデレード大学


アデレード大学を1番にオススメしたい理由の一つとして、チーム医療を体感する「IPEP(多職種連携教育)」が主軸に据えられています。

これは、医学部、歯学部、看護学部、理学療法など、放射線技師が連携すべき 医療系コースを網羅しているアデレード大学ならではの考え方です。 在学中から医学部や看護学部の学生と合同で、実際の症例ベースで議論・診断演習を行う多職種連携プログラムが導入されています。これにより、卒業後すぐに現場になじめるコミュニケーション力とチーム医療の視点を身につけることができます。施設や学習環境においても優位性が高く、アデレード市中心部にある「Adelaide BioMed City」(南半球最大級の医療・バイオテック拠点)にキャンパスが 隣接・直結しています。 最先端の総合病院であるロイヤル・アデレード病院(Royal Adelaide Hospital: RAH)や、最新のがん治療施設 Proton Therapy Centre(陽子線治療センター)が目と鼻の先にあり、医学部や放射線技師専攻の学生が最先端の高度医療機器(PET-CT、3T-MRI、最先端放射線治療装置など)に触れながら実習(1,400時間以上)を行える理想的な環境です。

また、アデレード大学では提携パスウェイカレッジの Diploma から単位認定(最大5科目免除)を経て、学士号への編入が可能です。放射線技師プログラムでは 、唯一パスウェイがあることもオススメしたい理由の一つです。

大学名アデレード大学(Adelaide University)
コースBachelor of Medical Radiation Science (Honours)
専攻診断放射線 (Medical Imaging) / 放射線治療 (Radiation Therapy) / 核医学 (Nuclear Medicine)
留学先アデレード
期間4年間
入学2月
学費年間 A$ 54,300(2027年度)
出願条件・IB Diploma 33 以上
・A Level 12 以上
・高校の成績 + SAT試験 1280以上
・提携 Eynesbury College の Diploma of Health Science を GPA 5.0/7.0 以上で修了していること(大学1年編入時に5教科免除されます)
英語 IELTS Academic 7.0 (全セクション 7.0) 以上
注意事項 ・本コースは定員制
・Eynesbury の Diploma of Health Science 入学の英語力は、IELTS Academic overall 6.5(各セクション6.5) またはEAPコース にてAE6レベル修了にて Diplomaコースに入学できます。
・Eynesbury の Diploma of Health Science から編入できる専攻は 診断放射線 (Medical Imaging) のみ。
・Bachelor of Medical Radiation Science(Honours)(3専攻) は、コース席数が限られています。
・Diploma 修了時の成績は 最低でもGPA 5.0/7.0以上ですが、学士号への進学を約束するものではありません。 GPA成績上位の学生からオファーされます。

RMIT大学



同じ3つの専攻を開講している RMIT 大学 ですが、特筆すべき点は 他の大学が4年間のコースに対して、3.5年の学士号であることです。また、Bachelor of Medical Radiation が単体コースで3つの専攻、それぞれの認可を受ける予定です(現在、認可待ち)。放射線技師のコースとしては歴史もあり、ビクトリア州の大学では まず最初に検討すべき大学です。

ただし、他の大学が4年生の Honours 扱いなのに比べ、3.5年の単体学士になることから 将来的に 研究職(PhDなど)も視野に入れている学生は 注意が必要です。
その点さえ除けば、早期に実習が始まりますし、できる限り早くキャリアを積みたいという方にオススメです。

【注意】(旧)Bachelor of Applied Science(Medical Radiations)から Bachelor of Medical Radiation へコース登録が変更となりました。そのため、現在同コースは Medical Radiation Practice Board of Australia (MRPBA) からの認可待ちです。2027年度には認可がされる予定ですが、来年以降、同大学への入学希望者は認可の有無を 事前にお問い合わせください。

RMIT大学(RMIT University)
コースBachelor of Medical Radiation
専攻診断放射線 (Medical Imaging) / 放射線治療 (Radiation Therapy) / 核医学 (Nuclear Medicine)
留学先メルボルン
期間3.5年間
入学2月
学費年間 A$ 47,040(2027年度)
出願条件・IB Diploma 27以上
・日本の高校3年を評定 3以上で 卒業(高校3年レベルの数学は必須、生物、物理、化学などを履修済みで優秀な成績)
英語 IELTS Academic 7.0 (全セクション 7.0) 以上
注意事項 ・本コースは定員制
・高校の成績 評定 3以上から出願可能ですが、例年の合格ラインは高く 実際の入学者レベルだと 評定 4.6 以上でも合格を得られない場合もあります。
・IB Diploma 27以上ですが、例年の合格ラインは高くなります。
・高校の成績で合格を得られない場合は、Foundation 経由での進学(成績判定での合否)になります

2つの専攻を開講している大学


「 診断放射線 (Medical Imaging) / 放射線治療 (Radiation Therapy)」の2つの専攻を開講しているのはカーティン大学です。

カーティン大学


西オーストラリア州(WA)における唯一の選択肢になりますので、学びたい都市がパースと決められている場合は、間違いなく第1候補です。核医学 (Nuclear Medicine) の専攻はありませんが、カーティン大学は 医学部 や 看護学部 の評価も高く、アデレード大学同様、医学部や看護学部などの他学部との連携で学べる環境にあります。

カーティン大学(Curtin University)
コースBachelor of Science (Medical Radiation Science)
専攻診断放射線 (Medical Imaging) / 放射線治療 (Radiation Therapy)
留学先パース
期間4年間
入学2月
学費年間 A$ 46,186(2027年度)
出願条件・IB Diploma 35 以上
・カーティン大学指定のFoundation(1年)を修了(Foundationの成績で進学可否が決定)
・日本の大学1年次(理学部:GPA成績で合否判定)を終了していること
英語 IELTS Academic 7.0 (全セクション 7.0) 以上
注意事項 ・本コースは定員制
・出願者の中から成績優秀者から順番のオファーが発行されます

1つの専攻を開講している大学

診断放射線 (Medical Imaging) の専攻だけを開講している大学になります。
選択肢としては1番多くなり、上記、アデレード大学、RMIT大学、カーティン大学の3大学の他、以下の大学への進学を検討できます。

シドニー大学


シドニー大学は QS世界大学ランキングでも常に世界トップ20前後に位置する総合大学です。医療・ライフサイエンス分野での世界的な評価と認知度は抜群ですが、入学難易度は1番高い大学になります。シドニー都市圏およびニューサウスウェールズ州(NSW州)の主要基幹病院(Royal Prince Alfred Hospital、Westmead Hospital など)と強力な提携を結んでいます。最先端の特定機能病院から地域医療機関まで、多様な現場でX線、CT、MRI、血管造影(アンギオ)などの最新機器を用いた臨床実習が行われています。

シドニー大学(The University of Sydney)
コースBachelor of Applied Science (Diagnostic Radiography)(Honours)
専攻診断放射線 (Medical Imaging)
留学先シドニー
期間4年間
入学2月
学費年間 A$ 69,200(2027年度)
出願条件・IB Diploma 37 以上
・シドニー大学Foundation を修了(Foundationの成績で進学可否が決定)
英語 IELTS Academic 6.5(全セクション 6.0) 以上
注意事項 ・本コースは定員制
・最難関の大学です。

クイーンズランド工科大学


QUTは「University for the Real World(実用主義の大学)」を掲げており、キャンパス内の施設水準が非常に高いことで知られています。クイーンズランド州では最もおすすめできる大学です。 QUTでは 段階的にシミュレーション実習が始まり、2年次以降はクイーンズランド州(QLD州)の主要病院(Royal Brisbane and Women’s Hospital, Princess Alexandra Hospital など)や民間の専門画像診断クリニックで本格的な臨床実習を実施します。卒業までに即戦力として通用する十分な臨床経験を積むことができます。

なお、QUT では 放射線治療 で 認可を受けている Bachelor of Radiation Therapy (Honours) も存在しますが、留学生は参加できないコースとなっており、2026年9月現在では Bachelor of Medical Imaging (Honours) のみが選択肢になります。

クイーンズランド工科大学(Queensland University of Technology)
コースBachelor of Medical Imaging (Honours)
専攻診断放射線 (Medical Imaging)
留学先ブリスベン
期間4年間
入学2月
学費年間 A$ 44,500(2027年度)
出願条件・IB Diploma 35 以上
・QUT College Foundation を修了(Foundationの成績で進学可否が決定)
英語 IELTS Academic 7.0 (全セクション 6.5) 以上
注意事項 ・本コースは定員制
・IB Diploma 35 以上ですが、実際のQUTの合格ラインはもっと高くシドニー大学に次いで難易度が高いコースになります)

ディーキン大学


ディーキン大学は、早期からの実習開始が特徴です。多くの大学では2年次以降に本格的な学外実習へ出ますが、ディーキン大学では1年次の第1セメスター(Medical Imaging Practice 1)から臨床・シミュレーション体験が組み込まれています。早い段階から病院や臨床環境に触れることで、学習意欲と実践力を高めるカリキュラム設計となっています。

ディーキン大学(Deakin University)
コースBachelor of Medical Imaging (Honours)
専攻診断放射線 (Medical Imaging)
留学先メルボルン
期間4年間
入学2月
学費年間 A$ 47,600(2027年度)
出願条件・IB Diploma 27 以上
・Deakin College Foundation を修了(Foundationの成績で進学可否が決定)
英語 IELTS Academic 7.0 (全セクション 7.0) 以上
注意事項 ・本コースは定員制
・出願は IB 27以上からとなっていますが、同大学の 合格圏内はもっと高いスコアが必要です。

その他、モナッシュ大学、ニューカッスル大学、キャンベラ大学、チャールズスタート大学などでも開講していますが、弊社では契約のない大学となりますため、ご案内できません。あらかじめご了承ください。

Master(修士号)の選択肢

放射線技師の認定プログラムのMaster(修士号)で留学生も受講できるコースは1校しかありません。

シドニー大学

シドニー大学のみ認可を受けています。すでに関連分野の学士号(Bachelor)を保持している学生を対象とした、2年間の修士プログラムです。診断放射線(Diagnostic Radiography)専攻に特化しています。放射線治療(Radiation Therapy)や核医学(Nuclear Medicine)の独立専攻は含まれません。

学部(学士課程)の4年分に相当する専門理論、医用画像技術(一般X線、CT、MRI、血管造影など)、解剖学、および臨床実習を2年間に凝縮して網羅します。

シドニー大学(The University of Sydney)
コースMaster of Diagnostic Radiography
専攻診断放射線 (Medical Imaging)
留学先シドニー
期間2年間
入学2月
学費年間 A$ 67,000(2027年度)
出願条件 ・関連する学士号を最低 WAM 60% 以上で終了(定員に制限があり選考は学術的優位性に基づいて行われるため、本要件の充足が合格を保証するものではありません。)
・学士号にて必要条件となる履修科目(人体解剖学/Human Anatomy)および生理学/Human Physiology)などを履修済み
英語 IELTS Academic 7.0 (W,S 6.5 R,L 6.0) 以上
注意事項 本コースは出願時期が決められています。
・例年4月15日 出願受付開始〜7月31日 出願締め切り
・定員制のためすべての出願者の中から成績優秀者より順番にオファーされます。

オーストラリアの放射線技師の将来性

オーストラリア政府の最新調査は、放射線技術者という職種が「技術革新と高齢化により需要が右肩上がりで増え続ける、極めて安定した高収入な専門職」であることを示しています。医療技術(AI診断支援や高精度照射装置等)が進歩するなかでも、患者への直接的ケアと高精度撮影の手技を担う放射線技師の役割は代替が利かず、将来の就職・キャリア形成において非常に有望な分野です。

オーストラリア政府の独立専門機関であるJobs and Skills Australia(JSA)(旧・雇用省労働市場調査機関)および最新のオーストラリア統計局(ABS)のデータに基づき、オーストラリアにおける放射線関連専門職(Medical Imaging Professionals)の将来性・雇用予測をまとめました。

雇用の拡大と今後の成長予測
オーストラリアにおける放射線関連職種の雇用市場は、全職業の平均を大幅に上回るスピードで拡大しています。
  • 雇用規模: 2025年後半時点で、オーストラリア全土における医療画像・放射線専門職の従事者数は約25,000〜26,000人規模に達しています。

  • 高い成長率予測: 2030年までの5年間で、さらに約18%の雇用増加が予測されています。過去3年間でも20%を超える高い雇用拡大を見せており、長期的な成長トレンドが継続しています。
  • 高い給与水準:フルタイム従事者の週給中央値は$2,360 AUD(時給約 $60 AUD)となっており、豪州全職種の平均(週給 $1,852 AUD / 時給 $47 AUD)を大きく上回っています。

  • ワークライフバランスと柔軟性:フルタイム勤務の比率が約64%〜67%、パートタイムが33%〜36%となっており、多様なライフスタイルに合わせた柔軟な働き方が浸透しています。

  • 高い女性比率と若い労働力:従事者の平均年齢は35〜36歳(全職種平均39〜40歳)と比較的若く、全体の約68%〜76%を女性が占めています。

Medical Radiation Practice Board of Australia (MRPBA) にて認可を受けた放射線技師であれば、オーストラリア全土でその資格が有効になります。
「AI による 医療診療」がどんなに進化しても、放射線技師は専用施設で特殊な医療機器を使う仕事です。リモートワーク・在宅ワークはできませんから AI では代替えできない職務です。

医療分野の中で 放射線技師は、あまり注目を集める職業ではないかもしれませんが、非常にやりがいのある仕事の一つと言っていいでしょう。
将来的にオーストラリアで医療系キャリアを検討している方には、大変おすすめできます。

放射線技師コースのお問い合わせはオーストラリア留学センターへ

オーストラリアで放射線技師コースをご検討中の方は、上記6大学(アデレード大学RMIT大学カーティン大学シドニー大学クイーンズランド工科大学ディーキン大学)の公式出願窓口であるオーストラリア留学センターへお気軽にご相談ください!

オーストラリア留学センターは、「卒業までみまもるエージェント」として、学校選定のご相談から出願手続き・現地到着後の相談までをすべて無料で行っております。オーストラリア 6都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレード、ゴールドコースト)にオフィスを構えているため、大学と連携したサポートが可能です。

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豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I009)
留学カウンセラー歴 21年。オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。経済連を退社しニュージーランドへの留学を決意。留学を終え、今後は ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生の進学相談とサポートを行っています。 このカウンセラーに質問する

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