オーストラリアで自然療法士

自然療法士とは


自然療法(Naturopathy)とは、一般的に手術などを行わず、心と身体をケアする方法を指します。怪我や風邪にかかってしまった方や、感染症などを、手術や薬によって治癒する"対症療法"に対し、ストレスや心理的な問題を抱える人、長期的に体の不調を感じる方などを、西洋医学による薬や手術を行わずにケアするという点が、自然療法の大きな特徴です。

自然療法と呼ばれる治療には、アロマテラピー、ホメオパシー、リフレクソロジー、睡眠療法、東洋医学、心理療法、作業療法など幅広く、自然療法士(Natural TherapistまたはNaturopath)は、これらの自然療法のいくつかを組合わせて使うこともあります。

自然療法士は、患者さんの病歴や現在の状況を把握し、正確に診断やケアをしなければなりません。このためには、病理学、解剖学、生理学、ハーブ、栄養学、ホメオパシー、フラワーエッセンス、マッサージなど多くの知識を必要とし、自然療法士の本科コース内では、上記の分野を中心に学ぶ事となります。

現在のところ、日本では自然療法士の国家資格・認定制度が確立されていないため、日本国内では、資格として利用することは出来ませんが、他国ではすでに資格として認められており、オーストラリアでも注目されている分野です。ストレスの多い現代社会において西洋医学では治癒が困難な病気の治療法として、非常に人気の高いコースとなっています。

現在自然療法士の資格査定は、NHAA(National Herbalists Association of Australia)が実施しており、原則NHAAが認可するBachelorコースを卒業することが、自然療法士として認められる条件となります。

http://nhaa.org.au/education/accredited-courses/currently-accredited-courses

自然療法のいろいろ

一口に自然療法といってもいろいろな療法があります。特に最近話題になっているいくつかの自然療法を下記に紹介します。
  • リフレクソロジー(Reflexology)
    リフレクソロジー(反射療法)とは、人間の手や足にある身体のそれぞれの臓器や組織に関連した「反射帯」を、指で刺激するという治療法です。イギリス人のユニス・インガム女史により、1930年代に確立されたこの治療は、ゆったりした音楽や淡いトーンの照明、ハーブティーなどを使ってリラックスしながら、指で悪い部分の臓器を投影した足の裏の反射帯に適度な刺激を与えます。東洋の指圧とは違い、痛みをともなわないのが特徴です。 また、他の治療法と組合わせて行うことができるのも、リフレクソロジーの大きな利点といえるでしょう。

  • 作業療法(Occupational Therapy)
    作業療法とは、身体障害、精神障害、小児(発達)障害、老年(更年期)障害などのある人が、その障害の回復や応用的動作能力の発達を助けるために、なにかの作業を行う治療で、簡単にいうとリハビリテーションの一種ともいえます。「作業」というと肉体労働を連想しがちですが、作業療法の「作業」とは、人間が日常生活で行うすべての動作のことをさすのです。 作業療法士は、手芸、園芸、スポーツ、料理、ゲームなどの作業内容を、嗜好や能力にあわせ、患者と一緒に選択します。日本でも大きな病院などでは作業療法士室を備えるところも出てきて、作業療法士の数も増えてきています。
  • アロマセラピー(芳香療法)
    日本でも随分、その存在が一般に知られるようになったアロマセラピー(芳香療法)は、もともとヨーロッパで昔から人々の間で受け継がれてきた民間療法のひとつでした。人々はハーブや果物のもつ香りが精神をリラックスさせたり、病気を癒す効果があることに気づき、古代からその効力を生活の中に取り入れてきました。アロマセラピーという言葉がつかわれるようになったのは1930年ごろのフランスが最初で、科学者が実験中に誤ってやけどをした際、目の前にあったラベンダーオイルをやけどに塗ったら非常に早く回復したのが始まりといわれています。ストレスの多い現代社会においてアロマセラピーの持つ癒し効果は注目され、特に日本人の女性の間では非常に人気があります

自然療法士(Natural Therapist)コースに進むための英語力(入学資格)

自然治療士になるためのコースに入学するには、医療などに関わる科目が多いせいか、他の専門コースにくらべて若干、高めの英語力が要求されます。IELTSであれば、アカデミックモジュールで6.0ポイントが必要となり、すべての項目で5.0ポイント以下のスコアががあってはいけません。

自然療法士(Natural Therapist)コースの授業内容

下記はオーストラレイジアン・カレッジ・オブ・ナチュラル・セラピーズ(ACNT)のアドバンスド・ディプロマ・ナチュラパシーの授業内容です。コースではハーブ、マッサージ、カウンセリング、栄養学など幅広い内容を勉強します。

Year 1
  • 解剖&生理学 I II IIIa IIIc
  • 植物治療
  • 生物化学
  • 植物学
  • 応用科学 - 有機栽培
  • カウンセリング Ia - コミュニケーション
  • 漢方薬(ハーブ治療) Ia Ib Ic
  • ホメオパシー(類似療法) Ia Ib
  • マッサージ
  • 栄養学 Ia Ib Ic
  • 職業上の健康と安全
  • 病理学
  • 哲学原理
  • 身体診察 I
  • 専門的応用
  • 実習
Year 2
  • 応急手当
  • カウンセリング Ib - アプローチ&セラピー
  • カウンセリング IIa - 精神の健康
  • 漢方薬(ハーブ治療) IIa IIb
  • スポーツにおける漢方薬
  • ホメオパシー(類似療法) IIa IIb
  • 実験と医学レポート
  • イリドロジー I II
  • 身体診察 II - 上級テクニック
  • 植物科学 I II
  • 兆候と診断 I II III
  • 実習
Year 3
  • オーストラリア野草学
  • クリニック - 漢方薬、ホメオパシー、自然治療
  • 臨床学 I II - ケーススタディ
  • 補足評価テクニック
  • カウンセリング - IIb
  • 漢方薬(ハーブ治療) IIIa IIIb
  • ハーブ治療 アドバンス I II
  • ホメオパシー IIIa IIIb
  • 栄養学 IIb IIIa IIIb
  • 栄養とハーブ製品
  • 兆候と診断 IV V
  • TCM
コース費用は各教育機関によって、またコースの期間によって変わるため一概にはお伝えできませんが、通常、1年間の授業料が10,000ドル程度とお考え下さい。

全く英語が話せない状態から、本科コースに進むために必要な期間は?

これも自然療法士(Natural Therapist)コースに限ったことではありませんが、挨拶程度の英語力からIELTS6.0ポイントを目指す場合、18ヶ月以上は英語学校に通う必要があります。

もちろん、英語力の向上は個人差がありますから、余裕を持って英語コースをスタートしましょう。入学基準をギリギリクリアできる英語力で本科コースに入学しても、授業について行くのは大変です。

自然療法士(Natural Therapist)コース一覧

いくつかの専門学校で自然療法(Naturopathy)コースを開講していますが、留学生からの評価が高い学校のコースを下記に紹介しています
コース名 入学時期 期間 入学基準 学費
Australasian College of Natural Therapies
Bachelor of Health Science 2月、6月、9月 4年間 IELTS6.5(各セクション5.5以上) 29,985ドル
Endeavour College of Natural Health
Bachelor of Health Science(Naturopathy) 2月 4年間 IELTS7.0(各セクション6.5以上) 72,090ドル
Advanced Diploma of Naturopathy 2月 3年間 IELTS6.0 30,000ドル
Southern Cross University
Bachelor of Naturopathy 2月 4年間 IELTS6.0 60,000ドル
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I005)
週末はガーデニングという名目の雑草取りに追われ、その疲れをパースのきれいな海とおいしいワインで癒しながら、この素晴らしい環境で生活できることを感謝。たまに野生のカンガルーに会いに郊外へ出かけたり、釣りをしながらアシカを見たり、野生のイルカと出会えるスポットがあるのも楽しみ。 このカウンセラーに質問する

サイトのご利用について

当サイト記載の情報の正確性には万全を期しておりますが、当社はそれらの情報内容に関し、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、情報は予告なしに変更となる場合がございますので、随時ご確認ください。

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら