高校卒業後の大学進学スケジュール
オーストラリアの大学卒業までの流れ図
オーストラリアの教育システムでは、高校の最終学年までに、日本の大学1年生にあたる一般教養課程を修了するので、大学1年次から専門分野の科目を履修し、3年間で卒業します(学部によって4年間のコースもあります)。
しかし、日本の高校では一般教養課程を履修しないため、通常、卒業してすぐにオーストラリアの大学へ入学することは出来ません(例外の大学もあります)。
そこで、日本の高校を卒業してからオーストラリアの大学へ入る前に、まずは1年間ほど「ファンデーション」または「ディプロマ」というコースを取ることになります。進学する大学と学部によって、また、高校の成績によって、「ファンデーションコース」と「ディプロマコース」どちらのコースを取るのかが決まります。
ファンデーションコースとは?
ファンデーションコースとは、大学の入学基準に満たない留学生が、大学学部へ進学するためのステップです。
授業やガイダンスでしようする専門英語、ディスカッションや研究・分析の方法、レポートの書き方など、大学で勉強するために必要な英語力や学習スキルを習得する「大学進学準備コース」です。
ファンデーションコースの期間は1年ほどで、修了後に大学1年次に入学します。
【例】進学スケジュール
1年目(4月~12月) | 大学付属語学学校(英語コース) |
2年目(2月~12月) | 大学付属カレッジ(ファンデーションコース) |
3年目(2月~12月) | 大学1年生(学士号コース) |
4年目(2月~12月) | 大学2年生(学士号コース) |
5年目(2月~12月) | 大学3年生(学士号コース) |
ディプロマコースとは?
Diploma(ディプロマ)とは、大学1年次に相当する学位です。
IT、ビジネス・経営、マーケティング、メディア、アート&デザイン、スポーツ、ホスピタリティー、観光、医療・看護、調理、ナチュラルセラピー、アニマルテクノロジー、航空・・・など、幅広い専門分野から選択できます。
ディプロマコースの期間は8ヶ月~1年ほどで、修了後に大学2年次に編入できます。(※)
【例】進学スケジュール
1年目(4月~12月) | 大学付属語学学校(英語コース) |
2年目(2月~1月) | 大学付属カレッジ(ディプロマコース)
(3学期間) |
3年目(2月~12月) | 大学2年生(学士号コース) |
4年目(2月~12月) | 大学3年生(学士号コース) |
※進学先の大学・学部と提携しているディプロマコースで、規定の成績を修めることが、大学2年次編入の条件となります。
※進学先の大学・学部によっては大学2年次編入ではなく、数科目の単位交換により1年次の後期入学となる場合もあります。
上記の通り、ファンデーションコースを経由して大学へ入学するより、ディプロマコースを経由して大学へ編入するほうが、1年早く卒業出来ます。
留学期間が1年短くなると、それに伴い1年分の生活費と学費も節約することが出来、且つ、「計4年間」での卒業ということは、日本の大学(4年制)に進学する同級生たちと同時期に大学を卒業することが出来ます。
また、大学1年間の学費よりも、ディプロマ1年間の学費のほうが安価である場合が多いので、費用と期間の両面において、ディプロマコースを経由するメリットは大きいです。
但し、進学する大学と学部によって、また、高校の成績によって、「ファンデーションコース」と「ディプロマコース」のどちらのコースを取るのかが決まりますので、まずは高校卒業後に大学で勉強したいことや、将来のキャリアなど、
当社へご相談ください。
いつから準備を始めればいいの?
準備は高校3年生の6月頃からスタートしましょう。
具体的なスケジュールをご案内します。
【例】2022年3月に高校を卒業する場合
2021年6月 | まずはご相談からスタート!
出願する大学を選びましょう |
2021年7月 | IELTS申込み(アカデミックモジュール) |
2021年9月 | IELTS受験 |
2021年10月 | 出願
★11月以降の大学繁忙期を避け早めに! |
2021年11~12月 | 査定結果が届く |
2022年3~4月 | 高校卒業後、ファイナルの成績証明書と卒業証明書を提出 |
2022年3~4月 | 学費支払い |
2022年4月 | ビザ申請、健康診断 |
2022年5月以降 | オーストラリア留学へ出発 |
※出願時に必要な書類
・高校3年生1学期までの成績表(英文)
・IELTSテストのスコア表
・パスポートのコピー