世界の中でのオーストラリアの大学の位置付け
オーストラリアの大学はレベルが高い
オーストラリアの大学は、アメリカやイギリスの大学に比較して、日本国内で教育関係のニュース、雑誌や新聞などのメディアに記載される率が高くありませんが、世界ランキングの上位にそのほとんどが登場しています。世界の中でも有数の大学が数多くあるのが特徴です。
有名なTimes Higher World University Ranking とQS World University Ranking によるランキング形式で見ていきましょう。
Times Higher Education World University Ranking
2004年からイギリスのタイムズが発表している世界大学ランキングです。評価項目には、外国人教員比率や外国人学生比率も含まれており、大学の国際性を重視したランキングです。
QS World University Ranking
Quacquarelli Symonds社が主催する、QS World University Ranking です。
この世界大学ランキングは「研究者からの評価、教員一人あたりの論文引用数、留学生比率」など様々な評価ポイントからから割り出され、総合的に評価されたランキングになります。今回選出された、オーストラリアの大学(TOP10)は、以下の大学です!
順位 | 大学名 |
25位 | オーストラリア国立大学 |
33位 | メルボルン大学 |
37位 | シドニー大学 |
43位 | クイーンズランド大学 |
48位 | ニューサウスウェールズ大学 |
70位 | モナッシュ大学 |
80位 | 西オーストラリア大学 |
100位 | アデレード大学 |
254位 | マッコーリー大学 |
257位 | ニューキャッスル大学 |
日本の大学
日本の大学では、東京大学(32位)、京都大学(35位)、大阪大学(50位)、東京工業大学(68位)、東北大学(75位)、名古屋大学(103位)、九州大学(126位)、北海道大学(135位)、慶応大学(197位)、筑波大学(198位)、早稲田大学(220位)と続きます。
世界的には、
メルボルン大学と東京大学がほぼ変わらないという評価です。
分野ごとのランキング
上記ランキングは世界的な評価と言う点では、比較の対象とはなりますが、各学部、各学科はもっと細かく分かれる為、各コース分野の中でも希望する専攻内容によっては少々ランキングが異なる場合があります。
メルボルン大学、オーストラリア国立大学、シドニー大学、クイーンズランド大学はランキングの通り、入学難易度は総じて高いとはいえますが、日本の大学の入学難易度がその大学全体の難易度に概ね比例するのに対し、学科ごとのばらつきがあるとはいえるのがオーストラリアの大学の特徴です。
つまり、オーストラリアの大学では、大学そのものの知名度よりも、自身が希望する特定学科の評価のほうが日本よりはるかに重要視される点が日本の大学ランキングとの違いと言えるでしょう。