
日本の大学を休学し、オーストラリアへ留学をされる方が年々増えています。その中でも需要が増えている学部聴講(Study Abroad)。学部聴講(Study Abroad)とは、オーストラリアの大学で、現地の学生たちと同じクラスを受講するプログラムのこと。「英語だけじゃ物足りない、英語で専門的なこと、自分が興味のある分野を学びたい、オーストラリアの大学に在学している学生たちと一緒に学びたい!」という方にお勧めのプログラムです。オーストラリアにあるほとんどの大学が学部聴講プログラムを開講しているため、それぞれの特徴や違い、どの大学が自分の希望に一番近いのかを見分けるのが難しい…と感じている方も多いはず。そこで、今回は各都市別で
学部聴講でお勧めの大学をご紹介していきます。
尚、目的別、英語力別で選ぶ休学留学プランについては、
こちらの記事をご覧ください。
クイーンズランド州(QLD)でお勧めの大学
クイーンズランド大学(The University of Queensland)
クイーンズランド大学は、Group of 8(オーストラリアトップ8)のうちの1つで、世界トップレベルの学生たちと一緒に講義を受けることができます。歴史的な建造物であるグレートコート(Great Court)があるメインキャンパスのSt Luciaキャンパスは、ブリスベンシティからバスで約20分程度とアクセスも良いにも関わらず、広々とした美しいキャンパスです。現在は、新しい学生寮を建設中で2027年2学期目からオープン予定!新たに1018名の学生の滞在が可能となります。
学費(1学期) |
4科目履修=A$14,756(約1,431,332円)(2026年度)
3科目履修=A$11,067(約1,073,499円)(2026年度) |
学力基準GPA(%) |
GPA4.5/7.0 |
英語力 |
IELTS 6.5以上(各6.0以上)またはTOEFL ibt 87(L19 R19 W21 S19) |
グリフィス大学(Griffith University)
グリフィス大学で学部聴講を受ける最大の魅力は、インターンシップ科目があり、履修すると、大学側のサポートの元、インターンシップ先を探し、現地で実践的なトレーニングを積むことができる点です。座学のみでなく、海外でインターンシップをしてみたい方、実践重視の方にお勧めです。キャンパスはゴールドコーストとブリスベンから選択頂けますが、ゴールドコーストキャンパスの方が人気あり!
学費(1学期) |
4or5科目履修=A$11,645(約1,129,565円)(2025年度)
3科目履修=A$10,194(約988,818円)(2025年度) |
学力基準 GPA(%) |
GPA 4.5/7.0 |
英語力 |
IELTS 6.0以上(各5.5以上)またはTOEFL ibt 71 (W19、その他17) |
備考 |
※スタディーアブロードで「Community Internship」科目を履修希望の場合は、IELTS6.5が必要(詳細ページへ)
※3学期制 |
サンシャインコースト大学(University of The Sunshine Coast)
サンシャインコースト大学は、主要都市にはない、オーストラリアの自然を満喫できる大学。オーストラリアの他大学と比べ、圧倒的に日本人留学生が少ないため、英語環境で就学をしたい方、マンモス校ではなく、アットホームでコンパクトなキャンパスの大学を希望の方にお勧め。また、都市部の大学よりも学費が安価で、生活コストも低くなる為、費用を抑えて留学したいという方にもお勧めの大学です。大学所有の学生寮ではないですが、キャンパス近くに3種類の学生寮があるため、学生寮希望の方も困りません。
学費(1学期) |
4科目履修=A$11,750(約1,139,750円)(2025年度)
3科目履修=A$8,813(約854,861円)(2025年度) |
学力基準 GPA(%) |
特になし(目安として50%以上) |
英語力 |
IELTS 6.0以上(各5.5以上)またはTOEFL ibt 76(W18) |
ビクトリア州(VIC)でお勧めの大学
メルボルン大学(The University of Melbourne)
メルボルン大学は、Group of 8(オーストラリアトップ8)のうちの1つであり、また、QS世界大学ランキングでオーストラリア国内1位を取り、世界中の優秀な学生からの出願が増えている大学です。メルボルンシティ中心地からトラム(路面電車)で約15分ほどと、キャンパスへのアクセスが良いところも嬉しいポイント。
学費(1学期) |
A$15,935(約1,545,695円)(2025年度) |
学力基準 GPA(%) |
大学1年次を修了しており70%以上の成績を修めていること |
英語力 |
IELTS 6.5以上(各6.0以上)またはTOEFL ibt 79 (S18以上, L13以上, R13以上, W21以上) |
RMIT大学(Royal Melbourne Institute of Technology)
メルボルンは、ファッショニスタが集う街として知られていますが、
RMITはアートやデザイン分野に強く、シティ中心地に点在している大学の建物も目を引くものばかり。メルボルンだけでなく、ベトナムにもキャンパスを持っていたり、世界中に150校以上の提携校がある為、様々な国籍の交換留学生が休学留学で来ている留学生同様、学部聴講を受けています。また、1学期間に3科目履修しても、4科目履修しても、授業料が変わりません。
学費(1学期) |
A$11,520(約1,117,440円)(2025年度) |
学力基準 GPA(%) |
大学1年次を修了しており、60%以上の成績を修めていること |
英語力 |
IELTS 6.0以上またはTOEFL ibt 60以上 |
ニューサウスウェールズ州(NSW)でお勧めの大学
シドニー大学(The University of Sydney)
シドニー大学は、Group of 8(オーストラリアトップ8)の大学で、世界トップレベルの学生たちと一緒に講義を受けることができます。また、「Mates Abroad」というユニークなプログラムがあり、参加をすると、志が高く、熱心なローカルの学生たちがペアになってくれ、シドニーでの生活をスムーズに進めることができるようサポートしてくれます。
学費(1学期) |
4科目履修=A$12,600(約1,222,200円)(2025年度)
3科目履修=A$9,450(約916,650円)(2025年度) |
学力基準 GPA(%) |
GPA 5.25/7.0 |
英語力 |
IELTS 6.5以上(各6.0以上)またはTOEFL ibt 85 (S,L,R17, W19以上) |
マッコーリー大学(Macquarie University)
シドニーという大都会にいながらも、広々としたキャンパスで就学をしたい方には、
マッコーリー大学がお勧め。
学費(1学期) |
4科目履修=A$11,400(約1,105,800円)(2025年度)
3科目履修=A$8,500(約824,500円)(2025年度) |
学力基準 GPA(%) |
大学の成績がGPA 2.5/4.0 (63%)以上であること |
英語力 |
IELTS 6.5以上(各6.0以上)またはTOEFL ibt 83(R13 W21 L12 S18) |
シドニー工科大学(University of Technology Sydney)
シドニー工科大学(UTS)は、創立50年未満の大学で国内1位、QS世界大学ランキング96位(2026年)と成長著しい大学です。企業のリアルな課題にチームで取り組むプロジェクト型の授業が豊富で、社会で通用する力を養うことができます。ビジネス、エンジニア・IT分野に強みを持ち、その学びを支えるのが最先端のキャンパス。世界的建築家設計のビジネス学部や、「生きたラボ」と呼ばれるエンジニア・IT学部、ガラス張りの図書館では自習からグループワークにも最高の環境で取り組むことができます。シドニー中心部の便利な立地で、将来に直結する力を身につけることができる大学です。
学費(1学期) |
4科目履修=A$11,790(約1,143,630円)(2026年度)
3科目履修=A$8,842.5(約857,723円)(2026年度)
|
学力基準 GPA(%) |
日本の大学の成績がGPA2.5/4.0以上であること |
英語力 |
IELTS 6.5以上(Writing 6.0以上)またはTOEFL ibt 79-93(writing 21) |
ウエスタンオーストラリア州(WA)でお勧めの大学
西オーストラリア大学(University of Western Australia)
西オーストラリア大学は、Group of 8(オーストラリアトップ8)のうちの1つであるにも関わらず、他大学に比べ、参加条件の1つであるIELTSスコアが0.5ポイント低くて良いので、入学し易いメリットがあります。また、毎週水曜日に日本語を学ぶオーストラリア人学生たちと交流できる会があり、日本に興味のある学生たちと仲良くなるチャンスがあるのも嬉しいポイントです。
学費(1学期) |
4科目履修=A$14,450(約1,401,650円)(2025年度)
3科目履修=A$10,838(約1,051,286円)(2025年度) |
学力基準 GPA(%) |
大学で1学期目を修了しており、良い成績を修めていること |
英語力 |
IELTS 6.0以上(各5.5以上)またはTOEFL ibt 70 (L17, S19, R14, W20) |
備考 |
※最初の学期で、英文学系の科目である「Professinal and Academic Communication PACM1100」を履修することにより、IELTS6.0(各5.5)で学部聴講への参加が可能 |
マードック大学(Murdoch University)
マードック大学の最大の特徴は、1学期間に3科目履修しても、4科目履修しても、授業料が変わらない点。4科目履修をして、がっつり学びたい方には嬉しい学費設定になっています。また、環境学、開発学、獣医学といった分野に特に強みを持っている大学としても知られており、一部の科目を除き、学部聴講生でもこれらの分野から科目履修が可能です。また、スチューデントサポートが充実している大学としても知られています。
学費(1学期) |
3or4科目履修=A$8,850(約858,450円)(2025年度) |
学力基準 GPA(%) |
GPA 2.5/4.0 |
英語力 |
IELTS 6.0以上(各6.0以上)またはTOEFL ibt 73 (各18) |
サウスオーストラリア州(SA)でお勧めの大学
アデレード大学(The University of Adelaide)
アデレード大学は、Group of 8(オーストラリアトップ8)のうちの1つですが、2026年1月に南オーストラリア大学と合併され、新たなスタートを切る大学。Bachelor of Sustainability and Climate Changeが2026年からスタート予定で、近年ホットなサステナビリティや気候変動についての科目が学部聴講で履修できるのが魅力の大学です。その他のコースについても、合併に伴いコース種類が豊富で、学費、生活費共に比較的安価な街でもあるため、低コストで滞在したい方にお勧めの大学です。
学費(1学期) |
グループA
4科目履修=A$8,158(約791,326円)(2026年度)
3科目履修= A$6,119(約593,543円)(2026年度)
グループA学問分野:arts, business, computing&IT, design, economics, education, humanities, law, mathematics, non-lab based science, and social science.
グループB
4科目履修=A$12,110(約1,162,560円)(2026年度)
3科目履修=A$9,083(約871,968円)(2026年度)
グループB学問分野:engineering and lab-based science. |
学力基準 GPA(%) |
日本の大学1年次を修了しておりGPA 2.5/4.0 (70%)の成績を修めていること |
英語力 |
IELTS 6.5以上(各6.0以上)またはTOEFL ibt 79 (S18以上, L12以上, R13以上, W21以上) |
※上記授業料の他、教材費やOSHC(留学生医療保険)費用などが別途かかります。
※本記事は2025年6月現在の情報に基づいており、プログラム概要や入学条件基準は変更されることもございますのでご留意ください。
※学費は毎年改定されます。本記事では2025~2026年度学費をご案内しております。
※GPAが多少満たない場合でも、出願をご希望の場合は別途お問い合わせください。
留学スケジュールと弊社の出願締切り時期
2026年春からの休学留学プラン(春出発~12月帰国)
IELTS5.0(各4.5以上)をお持ちで、IELTS6.0(各5.5)の大学を目指す場合
英語コース期間 | 2026年2月~6月末or7月までの20週間 |
学部聴講 | 2026年7月から1学期間 |
IELTS受験期限 | 2025年10月上旬までが目安 |
出願時の必要書類 | 大学1年生~現在の学年1学期までの成績証明書、IELTS(アカデミックモジュール)or TOEFL ibtスコアシート、パスポート |
弊社お申込み締め切り | 2025年10月末まで
|
---|
IELTS5.5(各5.0以上)をお持ちで、IELTS6.0(各5.5)の大学を目指す場合
英語コース期間 | 2026年5月~6月末or7月までの10週間 |
学部聴講 | 2026年7月から1学期間 |
IELTS受験期限 | 2025年12月上旬頃までが目安 |
出願時の必要書類 | 大学1年生~現在の学年1学期までの成績証明書、IELTS(アカデミックモジュール)or TOEFL ibtスコアシート、パスポート |
弊社お申込み締め切り | 2025年12月末まで
|
---|
IELTS6.0(各5.5以上)をお持ちで、IELTS6.5(各6.0)の大学を目指す場合
英語コース期間 | 2026年5月~6月末or7月までの10週間 |
学部聴講 | 2026年7月から1学期間 |
IELTS受験期限 | 2025年12月上旬頃までが目安 |
出願時の必要書類 | 大学1年生~現在の学年1学期までの成績証明書、IELTS(アカデミックモジュール)or TOEFL ibtスコアシート、パスポート |
弊社お申込み締め切り | 2025年12月末まで
|
---|
英語力条件であるIELTS6.5(各6.0)をクリアしている場合
英語コース期間 | 不要 |
学部聴講 | 2026年2月から1学期間、もしくは2学期間 |
IELTS受験期限 | 2025年11月上旬頃までが目安 |
出願時の必要書類 | 大学1年生~現在の学年1学期までの成績証明書、IELTS(アカデミックモジュール)or TOEFL ibtスコアシート、パスポート |
弊社お申込み締め切り | 2025年11月末まで
|
---|
2026年秋からの休学留学プラン(秋出発~翌年6月帰国)
IELTS5.0(各4.5以上)をお持ちで、IELTS6.0(各5.5)の大学を目指す場合
英語コース期間 | 2026年8月or9月~12月or2027年1月までの20週間 |
学部聴講 | 2027年1月or2月から1学期間 |
IELTS受験期限 | 2026年3月頃までが目安 |
出願時の必要書類 | 大学1年生~現在の学年1学期までの成績証明書、IELTS(アカデミックモジュール)or TOEFL ibtスコアシート、パスポート |
弊社お申込み締め切り | 2026年4月末まで
|
---|
IELTS5.5(各5.0以上)をお持ちで、IELTS6.0(各5.5)の大学を目指す場合
英語コース期間 | 2026年10月or11月頃から10週間 |
学部聴講 | 2027年1月or2月から1学期間 |
IELTS受験期限 | 2026年5月頃までが目安 |
出願時の必要書類 | 大学1年生~現在の学年1学期までの成績証明書、IELTS(アカデミックモジュール)or TOEFL ibtスコアシート、パスポート |
弊社お申込み締め切り | 2026年6月末まで
|
---|
IELTS6.0(各5.5以上)をお持ちで、IELTS6.5(各6.0)の大学を目指す場合
英語コース期間 | 2026年10月or11月頃から10週間 |
学部聴講 | 2027年1月or2月から1学期間 |
IELTS受験期限 | 2026年5月頃までが目安 |
出願時の必要書類 | 大学1年生~現在の学年1学期までの成績証明書、IELTS(アカデミックモジュール)or TOEFL ibtスコアシート、パスポート |
弊社お申込み締め切り | 2026年6月末まで
|
---|
英語力条件であるIELTS6.5(各6.0)をクリアしている場合
英語コース期間 | 不要 |
学部聴講 | 2026年11月(3学期制の大学のみ)から1~2学期間 |
IELTS受験期限 | 2026年6月頃までが目安 |
出願時の必要書類 | 大学1年生~現在の学年1学期までの成績証明書、IELTS(アカデミックモジュール)or TOEFL ibtスコアシート、パスポート |
弊社お申込み締め切り | 2026年7月末まで
|
---|
※上記の出願締切日は、弊社で設定している締切日となります。
※大学により英語コース、学部聴講がスタートする日程が若干異なりますので、各大学のスケジュール詳細については別途お問い合わせください。
※3学期制の大学のみ、11月からも学期がスタートしますが、ほとんどの学生が夏休みを取っている為、1&2学期目とキャンパスの雰囲気が異なり、履修できる科目も少なくなる場合があります。

ご自身が学部聴講プログラムに参加する為の英語力基準を満たしているのかどうかを明白にするため、または、学部聴講プログラム前に英語コースの受講が必要なのかどうかを計るため、
IELTS(アカデミックモジュール)試験やTOEFL ibt、PTEなどの英語試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
留学相談&お問い合わせ先

当社オーストラリア留学センターは全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。学部聴講にご興味のある方は、お気軽に
こちらのお問い合わせフォームからお問い合わせください。お待ちしております!