オーストラリア国立大学で学ぶ公共政策修士


オーストラリア政府との連携も深いオーストラリア国立大学(ANU: Australian National University)では、政治政策関係の研究が活発に行われいます。

Master of Public Policy(MPP:公共政策修士)のコース内容も充実しており、ANUのMPPは世界有数の公共政策プログラムの1つとして知られています。

ご興味分野に合わせて14の専門が準備されており、公的機関に限らず民間や非営利団体などでの政策分析、政策決定、政策分析に応用することも念頭においてカリキュラムが組まれています。

MPPの卒業生は、政府機関や国際機関、シンクタンクやコンサルティング会社、非営利組織等、幅広い分野で活躍をしています。

ANUの公共政策修士号コースの紹介動画こちら。


14の専門分野

Master of Public Policyで開講されている14の専門領域はこちらです。

専門を選んで学ぶこともできますし、Generalとして専門を特定せずに受講することもできます。
Economic Policy 【経済政策】財政、海外投資、貿易、開発経済等、経済の仕組みを理解した上でどのように公共政策を改善していくかを学ぶことができます。
Environment and Public Policy 【環境と公共政策】生物多様性、気候変動、都市計画、林業や漁業等、環境と公共政策に対応したプロフェッショナル人材育成を目指しています
Foreign and Defence Policy 【安全保障防衛政策】安全保障の意思決定について学ぶことができ、特にオーストラリアを含めたアジア太平洋地域にフォーカスをしています。
Global Development Policy 【国際開発政策】貧困問題、社会政策、食の安全等、国際開発・援助の分野での政策を、歴史的、文化的、政治的、経済的な視点から知見を深めることができます。
Integrity and Anti-Corruption 【汚職防止】政策決定や意思決定の場面で、ガバナンスの複雑さや汚職につながる要因を学び、”integrity”をどう保つかについて学びます。
Indigenous and Development Policy 【先住民族の政策】先住民の経済・社会政策問題に取り組むCentre for Aboriginal Economic Policy Researchの専門家から、先住民の政策決定について学ぶことができます。
International Policy 【国際政策】国際政策の専門では、グローバル・リージョナルガバナンス、国際貿易、海外投資、エネルギー、環境規制等、幅広い国際政策の科目から選ぶことができます。
Policy Analysis 【政策分析】政策分析手法について学ぶことができ、適切な評価方法をもって対応ができるようになることを目指します。
Policy Communication 【コミュニケーション政策】公共政策のコミュニケーションにフォーカスをして、政策アドボカシーやパブリックエンゲージメントの理論と実践について学びます。
Population Change 【人口動態】人口の変化による問題と政策について学ぶことができる専門で、人口統計データを読み解き社会経済的な影響を分析します。
Public Finance 【財政】財政の専門では、税収と支出の相互作用が、国内およびグローバルな経済のすべてのレベルの意思決定にどのように影響するかに焦点を当てています。
Contemporary Regulation 【現代法】公共政策の策定における規制、コンプライアンス、公平性の知識と理解を得ることを目的としており、理論と実践両面から学ぶことができます。
Social Policy 【社会政策】現代の社会政策は参加型の決定プロセスが必要となり、ステークホルダーをどのように巻き込み、政策決定と実行を行うかを学びます。
Social Research Methods 【リサーチ手法】主に将来的に研究やPhD進学を検討している方用の専門となり、社会調査の手法について学ぶことができます。
Master of Public Policyのカリキュラム構成はこちらにようになり、Applied Project科目でインターンシップやリサーチプロジェクトといった科目が開講されているので、学習内容を実践する機会もあります。

・基礎科目5科目
・発展科目3科目
・Applied Management科目最大4科目
・Applied Project科目と専門科目で最低6科目


公共政策入学概要


Master of Public Policyの入学概要をご案内いたします。
期間 2月・7月入学で2年
学費 年間A$50,760(約487万円)
英語 IELTS6.5(各セクション6.0以上)
TOEFL iBT80(RW20, LS18以上)

英語力証明は最新のものが受け付けられます。例えば、最新で受けたIELTSは得点が足りず、1つ前に受けたIELTSで得点を満たせている場合は、再度受験をして条件をクリアしなければなりません。

また、オーストラリア国立大学は語学学校からのパスウェイはありませんので、英語力条件を満たすにはIELTSやTOEFLが必須です。
入学条件 ・学士号をGPA5.0/7.0以上の成績で修了 or
・学士号をGPA4.0/7.0以上の成績で修了+3年以上の関連分野での職歴 or
・10年以上の関連分野での職歴 等

関連する分野の学士号をお持ちでしたら、最大24単位(4科目)分の単位免除の可能性もあります。
コース開始は2月と7月ですが、大学院で勉強するためのPre-Sessional Program(PSP)が、それぞれ1月中旬、6月中旬に開始されます。

PSPではこちらの3科目が開講されており、リサーチスキルや公共政策を学ぶにあたっての準備を行います。

Graduate Academic and Research Skills for Public Policy
Graduate Preparatory Social, Political and Policy Analysis
Graduate Preparatory Economics for Public Policy

オーストラリア国立大学への進学


オーストラリア留学センターでは、オーストラリア国立大学の日本公式出願・相談窓口として、皆さまのANU進学を無料でお手伝いしております。

ANUへの進学方法や留学プランの立て方、ご準備の仕方は、お一人おひとりの状況によって変わります。。ANUの公共政策修士にご興味をお持ちの方はお気軽にお問い合わせ下さい。

お問い合わせの際にこちらを教えていただけますと、ご相談がスムーズです。
・大学卒業(予定)時期、大学での専門、成績
・関連した職歴をお持ちの場合は職歴概要
・IELTSやTOEFL等の英語力証明をお持ちの場合は、合計得点と各セクション(RSLW)の得点

**備考**
・本記事は2023年8月10日現在の情報に基づいており、入学基準等は変更されることもございますのでご留意ください。
・実際の学費は毎年見直しが入ったり、受講する科目によっても変わる為、ご参考情報としてご覧ください。
・ご参考の日本円は1ドル=96円換算です。

豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H297)
現在はメルボルンからオーストラリア全土の留学相談をしております。色々な情報をインターネットで探せますが、やはり実際はどうなのか、何が本当なのか不安はつきまとうもの。まずはお気軽にご相談ください。考え過ぎて立ち止まるなら、一度動いてみませんか? このカウンセラーに質問する

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