グリフィス大学で休学留学(Study Abroad Program)
半年から1年の休学期間を利用して、グリフィス大学で英語を学びながら大学の授業を受け、希望すればコミュニティインターンシップに参加できるプログラムです。
日本の大学を一時的に休学して海外で勉強することを考えている人には、いくつかの選択肢があります。これには、語学留学、ワーキングホリデー、オーストラリアの専門学校(TAFE)への入学、そして大学の授業を聴講する「スタディアブロード(学部聴講)」が含まれます。
この中で、すでにある程度の英語力があり、またはそのレベルに近づいていて、現地のインターンシップにも興味がある方には、大学での授業聴講に参加することをお勧めします。
プログラム内容(2025年)
海外でのキャンパスライフを楽しみながら英語を学び、現地の大学でオーストラリアの学生と一緒に授業を受けたり、地域の非営利団体でインターンシップをするなど、活動的な大学生にぴったりの休学留学プログラムです。
このプログラムは7ヶ月から1年間の期間で、美しいビーチが広がる観光地ゴールドコーストと、大学や専門学校が集まる学生に人気の街ブリスベンにある
Griffith University(グリフィス大学)で留学します。
グリフィス大学で学べる分野一覧
学部留学で学べる分野はビジネス、マーケティング、国際貿易、経営、IT、映像、ジャーナリズム、環境、ホスピタリティー、ツーリズム、イベントマネージメント、建設、都市計画、デザイン、芸術、教育、工学、保健衛生、ソーシャルワーク、言語、法学、理学、数学・・・・・・など、多岐にわたります。
詳しくは、下記PDFの5ページ目に掲載されている、「Study Area」のページを参照ください。
2025-Study-Abroad-Exchange-Guide-Griffith-University_digital
インターンシップ科目(3002LFC)について
コミュニティインターンシップは、グリフィス大学で開講されている科目の一つで、スタディアブロードの学生も履修科目として選択することが可能です。この科目を履修することで、留学中にインターンシップに参加することができます。
インターンシップの内容は、非営利団体や地元団体・プロジェクトでのボランティア活動が中心ですが、業種や職種は多岐にわたります。このインターンシップの目的は、学んだことを実際の仕事で活かし、社会に貢献するとともに、専門的なスキルや個人の成長を目指すことです。
インターンシップ先は、持続可能な開発目標(SDGs)を目指す非営利団体で行います。インターンシップは、大学が手配する場合と、学生が自分で見つけた団体(BYO)で行う場合があります。自分で見つけた団体でインターンシップを行う場合は、事前にコース担当者の承認が必要です。
インターンシップを通じて、学生は地域社会に貢献しながら、仕事に必要なスキルや社会についての理解を深めることができます。日本の大学に在学中の学生には、ぜひ選択してほしい科目の一つです。
手配先一例 |
- Griffith Centre for Coastal Management(ビーチの保護団体)
- Blue Care Woodlands Lodge(介護施設)
- Deaf Services Queensland (クイーンズランドろう者協会)
- Nerang Reading Project(地元高校での読書推進プロジェクト)
- Refugee Association of Logan(難民支援協会)
- Hopewell hospice(緩和ケア)
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その他、約450以上の手配先が用意されています。
インターンシップの配属先や仕事内容は下記のポイントが考慮されます。
- 学生が履修している科目
- 英語力
- 過去の就労・ボランティア経験
上記を踏まえ、コミュニティ・インターンシップの専属の大学スタッフとインターンシップが始まる前に面談があるため、その時に自分の希望を伝え、上記の項目とも照らし合わせて最終的に配属先を決定します。
科目選択時の注意点について
グリフィス大学では、出願する際に希望する授業を1セメスターにつき6つ選びます。その後、審査を経て、実際に受けることができる授業が決まります。
以前は「まず興味のある授業を選び、最終的には現地で決定する」という方法もありましたが、2025年現在、この方法は基本的に認められていません。したがって、出願時に選んだ授業には必ず参加する必要があります。ですから、出願時の授業選びは慎重に行いましょう。
※なお、出願時に確定した授業であっても、大学のカリキュラムが変更されるなどの理由で、開講直前に受けられなくなることがあります。この点には特に注意してください。
まずは、はじめに受講する英語学習の期間をチェックしよう
グリフィス大学の学部留学プログラム(Study Abroad Program)には、座学のみの通常プログラムと、先述したインターンシップ付きのプログラムがあり、どちらに参加するかによってはじめに受講する英語学習の期間が異なります。
【A】座学のみの通常プログラム
座学のみで通常科目を履修するプログラムですと、英語力IELTS6.0(TOEFL ibt 71)で参加可能です。こちらは英語条件のハードルが高くないので、「インターンシップには手が届かないけどせめて海外の大学の授業を受けてみたい!」という方にお勧めです。
下の表から、現在のあなたの英語力を基準として、はじめに受講する英語学習の期間をチェックしましょう。
現在の英語力 | 必要な英語学習の期間 |
IELTS 5.0 | 20週間 |
IELTS 5.5 | 10週間 |
IELTS 6.0 | 不要 |
【B】インターンシップ付きプログラム
インターンシップ付きのプログラムを希望の場合は参加条件の英語力が
IELTS6.5(TOEFL ibt 83)と高くなりますが、この記事で紹介している休学留学プログラム(インターンシップ付き)には英語学習が組み込まれているため、英語学校+インターンシップ付きプログラムであれば、この参加条件(英語力)を満たしていなくても応募可能です。
下の表から、現在のあなたの英語力を基準として、はじめに受講する英語学習の期間をチェックしましょう。
現在の英語力 | 必要な英語学習の期間 |
IELTS 5.0 | 30週間 |
IELTS 5.5 | 20週間 |
IELTS 6.0 | 10週間 |
留学費用と参加条件
グリフィス大学のスタディーアブロードプログラムの参加条件は、下記を参考にしてください。
出願条件 |
- 18歳以上
- 日本の大学1年次を修了してること(必須ではないが、望ましい)
- 日本の大学の成績が、7段階中4.5同等であること
- プログラム参加に必要な英語条件を満たしていること
- 3科目以上を選択すること(そのうち1科目のみはオンラインで受講可能)
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英語力 |
- IELTS6.0(各スコア5.5以上)
- TOEFL iBT 71(各R19、W17,L19、S19以上)
- PTE 50(各スコア42)以上
- ISLPR 各科目で3以上
- Cambridge(CAE) 169点以上(各スコアは162点以上)
- グリフィス大学附属英語学校のEAPコースで規定の成績をおさめること
※インターンシップ科目を選択する場合は、IELTS6.5相当の英語力が必要です。
※英語テストの結果は、コース開始日から2年以内のものでなければなりません。また、各申請はケースバイケースで評価され、コース選択により高い英語要件が適用される場合は通知されます。 |
学費 |
- 3科目:10,194ドル(日本円で約1,009,206円)
- 4科目:11,645ドル(日本円で約1,152,855円)
*学費以外に設備使用料、教材費、留学生保険(OSHC)がかかります。 |
入学日** | 2025年2月、7月、10月
**英語学校からスタートの場合は、英語コースの期間により入学日が異なります。 |
願書締切日 | 2月入学の場合は締め切りが2025年1月2日、7月入学の場合は締め切り2025年6月1日です。
ですが、学生ビザ申請の準備時間を考えますと、上記の締切に合わせた場合学生ビザの発給が間に合いません。基本的には、コース開始日の6ヶ月前には出願を終えていただくことをオススメします。
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スタディーアブロードプログラム出願書類
スタディアブロードプログラム(学部聴講)に出願希望の方は、下記のの書類をご準備ください。
・在籍している大学の、最新の成績表(英文、和文)
・パスポートコピー
・英語力証明(IELTSまたはTOEFLスコア表)※後日提出も可
その上で、
お問い合わせフォームからグリフィス大学「学部留学+インターンシップ」プログラム希望の旨と、在学中の大学、学部専攻、評定平均、現在の英語力など必要事項をご記入ください。
グリフィス大学案内
Griffith University(グリフィス大学)はゴールドコースト・ブリスベンにある総合大学で、国際関係学などの人文社会学部や観光学などのビジネス学部から、看護・医学部に至るまで幅広く学べる大学です。1棟丸ごと電力のすべてを太陽光発電とR水素エネルギーだけでまかなう「オフグリット」校舎が新設されたことにより現在世界から注目を浴びており、その自然環境に配慮した革新的なキャンパスは日本のメディアにも紹介されました。
プログラム参加者の体験談
プログラム参加者、堀内聡さんの体験談
「休学留学の最大の魅力は、自分のペースで留学ができるということです。英語コースからスタートすれば、大学本科の授業にも余裕をもって取り組むことができますし、長期休みも複数回取れるので、旅行やボランティア、インターンシップなどと組み合わせて自由に留学をアレンジすることができます。
僕はStudy Abroadプログラムで、自分で取材をしてニュースを書くジャーナリズムの科目やオーストラリアの先住民(アボリジニ)の歴史を学ぶ科目、そして、インターンシップができる「Community Internship」という科目をとりました。このインターンシップでは「国境なき記者団」という国際ジャーナリスト機関で日本やオーストラリアの記者の方から指示をもらい、調査や英文レポートの作成などを行いました。
権力者から訴えられているジャーナリストの方と関わる機会もあり、常に緊張感が漂う責任の重い仕事もありましたが、どれも日本では学べないような内容で、非常に刺激的な大学生活でした。
休学留学は、「英語が話せるようになりたい」よりも「英語を使って何かに挑戦してみたい」と考えている方にぴったりだと思います。
オーストラリアには、きれいな海と皆さんを受け入れてくれるフレンドリーな人々、そして実践的で高度な内容を学べる環境が揃っています。ゆったりとした時間のなかで様々な出会いや挑戦を経て自分と向き合い、これからの人生を導く手掛かりを見つけてほしいと思います。」
堀内聡さんの体験談全文はこちら |
現地では私たちがサポートします!
グリフィス大学はゴールドコーストとブリスベンの2都市にキャンパスがあり、両都市それぞれに当社オーストラリア留学センターの
現地サポートオフィスがあります。
現地在住歴の長い経験豊富な日本人スタッフが皆さんの現地での生活をサポートしています。勉強面から日常のちょっとした疑問までお気軽に日本語でご相談頂けるので、現地でも安心して留学生活をお過ごし頂けます。
ブリスベン現地サポートオフィス
住所 |
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Level 18, 324 Queen Street Brisbane 4000
ブリスベン現地サポートオフィス |
電話 |
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07-3221-9999(オーストラリアから)
050-8882-5959 (日本から) |
スタッフ |
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林 真生、小林 芽衣 |
留学相談&お問い合わせ先
オーストラリア留学センターでは、豪政府公認の留学カウンセラーがあなたの英語力やご希望に沿った留学プランを現地からご提案します。