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日本でいう従来の都市計画とは、人口増加や成長拡大に伴い、健康で文化的な都市生活・都市活動ができるよう、区画整理、土地の利用規制、公園や施設の整備などを行いコントロールすること目的としていました。しかし、現在は人口の減少や財政的制約に伴い、従来の内容だけでなく、現在ある都市を維持、持続可能で安全・安心に暮らせるよう、更に国際競争力も強化できる都市づくりが求められています。
そのため、新しく都市をつくるというよりは、今ある市街地の規制や施設の見直し、民間を利用した開発、その都市の「魅力」を活かし、居住を含めた都市の活動を誘導するような「都市マネージメント」など、都市の課題を解決し目標とする都市像を実現していくことができる計画が求められています。
そして、これからの都市プランナーには、従来の計画立案だけでなく、人口減少・高齢化社会に対応でき、低い予算で計画を実行する力、データを読み取り問題点を導き出すスキル、公共施設管理、健康・福祉などにまたがる政策を統合し、住民の合意を促せるマネージメント力が求められています。
学士のBachelor of Planningでは、都市計画をするための基礎的な科目について幅広く学びます。社会科学系の科目を最初に学び、地理、都市、環境、交通、計画づくりなど、プランニングとマネージメントをバランス良く学ぶことができます。
大学の3年間で卒業をすることもできますが、プロの都市プランナーの資格(PIA)を取りたい場合は、1年間のMaster of Urban Management and Planningに進みます(合計4年間)。
大学1年次 |
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大学2年次 |
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大学3年次 |
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Pool Units |
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Masterではより実践的な知識とスキルを身につけるため、6日ほど地方自治体やNGO、プランニングのコンサルティングファームなどのプロジェクトにも参加します。
大学院1年間(4年目) |
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・再開発が進むパラマタ地区の行政とつながりが深いので、インターンシップなどで有利
・様々な業界のバックグラウンドをもつ経験豊富な講師陣
・Masterに進むことで、4年間でPIA(Planning Institute of Australia)に登録できる(通常は5年が多い)
Bachelor of Planning+Master of Urban Managementについて
卒業後は、都市・地方都市プランナーとして、都市計画コンサル会社、国際開発組織、研究者、政策プラン組織、地方自治体への就職が見込まれます。
日本で都市プランナーとしての就職先する場合は、不動産系ディベロッパー、大手ゼネコン、建設事務所などのハード面が強い会社と、オーストラリア同様、建設系コンサルなどのソフト面も含めた都市計画やまちづくりがを中心の会社とがあります。
日本には現時点で国家資格としての都市プランナー資格はない(民間はあり)ため、特にコンサル系の会社では、大学・大学院で環境やマーケティング、デザインなど建築や土木以外の分野で勉強した方も就職をされることが増えているようです。
希望する就職先が大きな計画をするゼネコン等の場合は、技術士や建築士の資格などが必要な場合もあります。
大学 | 西シドニー大学(Western Sydney University) |
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コース | Bachelor of Planning/Master of Urban Management and Planning |
期間 | 3年間/1年間 |
キャンパス | パラマタ・ペンリス/パラマタシティ |
入学 | 3月、もしくは7月 |
学費 | 26,240ドル × 3年間=78,720ドル(約552万円) Masterに進学をする場合は、26,760ドル/合計4年間=105,480ドル(約739万円) |
学力入学条件 | 高校卒業(GPA4/5以上)* |
英語入学条件 | IELTS6.5以上(各6.0以上)またはTOEFL ibt 82以上(listening 13, reading 13, writing 21, speaking 18) |
*FoundationやDiplomaコースからの入学はできません。
当社オーストラリア留学センターは西シドニー大学を含め全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願てつづき、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
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