日本で大学看護学部(4年制)をご卒業され、日本の正看護師免許を保有されている方は、オーストラリア看護協会で指定されている「条件を満たす」ことで、オーストラリアの正看護師資格が取得できる「可能性」があります。(2020年 4月20日更新)
また、オーストラリアの大学を卒業しなくても、英語力さえクリアすれば「正看護師登録できるんですよね? 」というお問合せも多くいただきますので、注意点を含め、簡単な流れをご案内したいと思います。
現時点で オーストラリア看護協会での看護師登録の最低条件は、下記になります。
*日本で大学看護学部(4年)を終えている人が対象の条件です。
・資格:日本の正看護師資格を保持
・学歴:大学にて看護学士号(4年制大学)を終えている
・職歴:過去5年間において3ヶ月以上の看護師としての職歴
・英語力 : IELTS Academic Overall 7.0(各セクション 7.0)以上、OET B Grade以上
*あくまでも最低条件なので、上記書類のみで査定に合格を保証するものではありません。
*大学改革支援・学位授与機構の学位授与制度を利用して看護学士が認められるかは当社では判断できません
*職歴については、正社員か?派遣か?は、当社では判断できません。ご質問頂いてもお答えできませんので、あらかじめご了承ください。
2020年3月以降の基準と流れ
(1)英語力のクリアと申請書類の用意 |
(2)オーストラリア看護師認定協会へ申請 |
(3)National Council Licensure Examination for Registered Nurses (NCLEX-RN) を受験・合格
(オーストラリア国内及び国外にある PTE VUEテストセンターにて受験可能) |
(4)オーストラリア・アデレードにある指定施設にて実施される技術アセスメントを受ける |
(5)オーストラリア看護師認定協会より提供されるオリエンテーションプログラムに参加 |
*上記の流れは現在、編集中となります。最終的な確定情報が得られ次第、更新いたします。
OBAの概要(確定情報ではありません。ご注意ください)
オーストラリアの正看護師としての看護知識と技術について双方面からの総合的な査定(アセスメント)となる予定です。
最初に知識査定を受け、知識査定の 合格者のみ 技術査定に進む流れで予定されています。
(1)知識審査はコンピューターベースの複数選択制のテスト(予定)
↓ 知識アセスメントに合格
(2)技術査定は 「objective structured examination(OSCE)形式」 で実施(予定)
技術査定での評価は、オーストラリアの新卒看護師と同等のスキルに持っているか?を審査します。
(3)正看護師協会から 提供される 正看護師オリエンテーションプログラムへの参加義務(予定)
オリエンテーションプログラムは、3つの概要項目になります。
1.オーストラリアまたはオーストラリアの医療システムについての理解力(オンラインテスト)
2.オーストラリア文化の多様性について説明
3.オーストラリアの雇用主(病院)から正看護師協会のガイドラインに沿って提供されるもの
以上が現時点での予定となっておりますが、引き続き、確定情報が発表になり次第、こちらのページを更新していきます。
英語力の向上を目指す&大学編入を目指す
2020年初頭以降、看護師登録までのステップが Outcomes-based assessment(OBA) の導入で変更になりますが、日本で大学看護学部(4年制)をご卒業され、看護師経験も含めて、同ステップにて正看護師登録を目指すために、語学学校をお探しの方、または、オーストラリアの大学編入を希望される方、ぜひ
お問合せください。
オーストラリア看護協会が認める英語力については下記のページもご参考ください。
なお、日本の正看護師保持者でも、最終学歴が看護専門学校の場合、上記のステップ(直接、オーストラリア看護協会への認定)は行えません。
最終学歴が、看護学(Bachelor of Nursing)が必要です。
オーストラリアの大学にて、看護学(編入含め)を目指す方は下記のページもご参考ください。