TESOL(Teaching English to Speakers of Other Languages)とは英語を母国語としない人を対象とした英語教授法を専門的に学ぶ学問分野です。
古くから移民を受け入れることで、世界で最も多様な文化を構成するオーストラリアでは小・中学校のESLプログラム(英語を母国語としない生徒に英語のサポートを行うプログラム)、移民向けの英語コース、留学生向けの大学進学準備コース、大学での英語サポートサービスなど多様な場で英語教育が必要とされ、それを背景としてTESOLプログラムが大きく発展しました。
ウーロンゴン大学のTESOLコースが選ばれる理由
TESOL教育において全豪で最も評価の高い
ウーロンゴン大学はシドニーから電車で2時間弱の距離、美しい海の広がる自然豊かなウーロンゴンという街にある総合大学です。
60年以上前にヨーロッパからの移民がウーロンゴン市に定住したこともあり、英語を母国語としない人々に英語を教えるための手法や技術を研究し、それを教師に教育するという分野において、ウーロンゴン大学は中心的役割を果たすようになりました。
同学は
QS世界大学ランキング2023年では185位にランク。グローバル化にも力を入れてている同学には100カ国以上からの留学生が在学しています。
TESOL教育においてはは理論と実践のバランスが重視されています。講師は全員オーストラリアや海外で教師の職に就き、小学校、中学校、あるいは成人教育の場で実際に教えた経験を持っています。実践面を強化するため、English Pronunciation and Pedagogy(英語発音教授法)※と Oral Communication Pedagogy(オーラルコミュニケーション教授法)の2科目が設定されています。
これらの科目では最新の理論を教授しつつも、英語を母国語としない生徒を実際に受け持ち、その中で事例研究や教材開発を行うという実践的評価方法を取っています。
また、小学生を対象とした英語教授について学ぶことができます(Graduate Certificate in TESOLは対象外)。
更に、TESOL修士コースの入学条件として「教育学の学士号保持者」または「教師経験や母国での教員免許を保持していること」などの条件を設定している大学もありますが、ウーロンゴン大学のGraduate Certificate in TESOL、Graduate Diploma in TESOL(準修士)、Master of Education(TESOL)の3コースでは、
学士号さえ保持していれば専攻不問、且つ、職歴がなくても出願できる門戸の広い大学です。
ウーロンゴン大学 3つのTESOLコース
コース 1 |
Graduate Certificate in TESOL |
入学条件 |
学士号(分野不問)、教員資格、またはそれに準ずる職業経験
学士課程でのバックグラウンドと教授経験が必要です |
英語条件 |
IELTS(Academic) 6.5以上(各6.0以上)
TOEFL ibt 86 (リーディング&ライティング18、リスニング&スピーキング17) |
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入学時期 |
2月、7月 |
コース期間 |
0.5年 |
コース学費 |
A$15,264(約150万円)※2025年度 |
コース 2 |
Graduate Diploma in TESOL |
入学条件 |
学士号(分野不問)
英語教育に関連する科目 (TESOL、英語文学、応用言語学など) を履修していることが望ましい |
英語条件 |
IELTS(Academic) 6.5以上(各6.0以上)
TOEFL ibt 86 (リーディング&ライティング18、リスニング&スピーキング17) |
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入学時期 |
2月、7月 |
コース期間 |
1年 |
コース学費 |
A$30,528(約299万円)※2025年度 |
コース 3 |
Master of Education (TESOL) |
入学条件 |
学士号(分野不問) |
英語条件 |
IELTS(Academic) 6.5以上(各6.0以上)
TOEFL ibt 86 (リーディング&ライティング18、リスニング&スピーキング17) |
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入学時期 |
2月、7月 |
コース期間 |
1.5年 |
コース学費 |
A$44,928(約440万円)※2025年度 |
英語教授経験があればMasterコースが1年間に!
ウーロンゴン大学では学士号(分野不問)、そして3年間のフルタイムの英語教授経験をお持ちの方は、最高24クレジット相当(約半年)の単位免除をが受けられる可能性があります。コース期間が短くなるぶん学費も生活費分も抑えつつ、1年間で修士号取得の道が開けます。詳しくは下のページをご覧ください。
付属英語学校からダイレクトエントリー可能
TESOLコースの入学英語力条件はIELTS6.5(各セクション6.0以上)ですが、ウーロンゴン大学の付属英語学校の
English for Tertiary Studies(ETS) に入り規定の成績を修めることで、IELTS免除でTESOLコースへの進学が認められます。
English for Tertiary Studiesからの進学日程
[IELTS 6.5(リーディング、ライティングが6.0)レベルをお持ちの方]ETS6週間 |
・期間:2025年05月19日〜2025年06月27日まで → 大学院 2025年7月入学
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・期間:2025年11月10日〜2025年12月19日まで → 大学院 2026年2月入学
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[IELTS 6.0(リーディング、ライティングが5.5)レベルをお持ちの方]ETS12週間 |
・期間:2025年04月07日〜2025年06月27日まで → 大学院 2025年7月入学
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・期間:2025年09月29日〜2025年12月19日まで → 大学院 2026年2月入学
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・期間:2025年11月10日〜2026年02月13日まで → 大学院 2026年2月入学
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[IELTS 5.5(リーディング、ライティングが5.0)レベルをお持ちの方]ETS18週間 |
・期間:2025年02月24日〜2025年06月27日まで → 大学院 2025年7月入学
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・期間:2025年08月18日〜2025年12月19日まで → 大学院 2026年2月入学
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・期間:2025年09月29日〜2026年02月13日まで → 大学院 2026年2月入学
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まずは入学査定からスタート
オーストラリアの大学には受験というシステムではなく、最終学歴の「成績」と「英語力」で合否が決まります。出願希望の方は、まずは下の<査定必要書類>をご準備下さい。
<査定必要書類>
【必須】
・最終学歴卒業証明書(日本語版&英語版)
・最終学歴成績証明書(日本語版&英語版)
・IELTSまたはTOEFLスコア表
・パスポート(写真ページ)のコピー
※(単位免除希望の方)職務経歴書(英文)関連職歴がある場合
※(単位免除希望の方)在職証明(英文)関連職歴がある場合
※(単位免除希望の方)母国の教員免許(英文)
【ご用意できれば】
※(単位免除希望の方)推薦状(英文)卒業大学の教授や、職場上司からの推薦状
出願後、大学院での審査が行われ、査定結果が出るまでにおよそ2か月ほどかかりますので、入学日の6ヶ月前を目処に査定スタートができるように書類を準備していきましょう。
出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
2. 出願に必要な書類を準備しましょう
ウーロンゴン大学出願には下記5点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 大学の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 大学の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式にウーロンゴン大学への出願手続きをスタートします。
留学相談&お問い合わせ先
当社オーストラリア留学センターはウーロンゴン大学を含め全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2024年8月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2025年度学費をご案内しております。
・日本円は弊社が取得できる最新の送金レート(A$1=98円) で換算しており、実際はお支払い時にご利用の金融機関の為替レートが適用されます。
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