英語教授法を学び直したい現職の先生から、これから英語教育の道を目指す方まで。
ウーロンゴン大学(UOW)のTESOLでは、第二言語習得などの理論を実際の「教える」につなげ、授業・教材・評価を考え、教育現場で実践。さらに、
AIなど新しいテクノロジーによって変わる「これからの英語教育」まで学びます。
半年間のGraduate Certificateから、最短1年で修了できるMaster、2年間のMaster Extensionまで。目的やこれまでの経験に合わせて選べるUOWのTESOLをご紹介します。
なぜUOWでTESOLを学ぶ?

UOWは、教育分野でも高い評価を受けている大学です。
Good Universities Guide 2025では、
大学院のEducation and TrainingでTeaching Quality(教育の質)5つ星・全豪3位に評価されています。
UOWのTESOLで特徴的なのが、英語教育の理論を学ぶだけでなく、それを実際の「教える」につなげていくことです。
第二言語習得などの理論をベースに、文法や発音、Speaking・Listening、Reading・Writing、英語力の評価など、それぞれを「どう教えるか」を学びます。
「なぜこの教え方をするのか」「学習者がつまずいている原因は何か」「どのような教材や評価方法がこの学習者に合っているのか」。こうした実際の授業につながる問いを、理論や学習者のデータと結びつけながら考えていきます。
学ぶ → 授業や教材を考える → 実際に教える → 振り返る
と、学んだ理論や教授法を実際の英語教育へつなげていくことを重視したカリキュラムになっています。
実際の英語教育の現場で「教える」
UOWのTESOLで注目したいのが、
EDGT938 Professional Experience in TESOL(教育実習)です。
教育実習では、実際の英語教育の現場で授業を見学するだけでなく、自分でも授業を担当します。
10時間の授業見学 + 20時間の授業実践 = 合計30時間
授業計画や教材づくり、クラス運営などを実践し、教えた後には自分の授業を振り返り、次の指導へとつなげます。
教員経験がない方にとっては、大学で学んだ教授法を実際の教育現場で試す機会に。
すでに教えている方にとっても、普段とは異なる環境で授業を見たり教えたりすることで、これまでの自分の指導を改めて振り返る機会になります。
AI時代、「これからの英語教育」を考える

生成AIの登場によって、英語を「学ぶ」「教える」環境は大きく変わっています。
英文作成や翻訳、添削、会話練習など、これまで教師がサポートしてきたことの一部を、今では学習者自身がAIを使って行えるようになりました。
では、学習者が簡単に英文を生成したり、AIを相手に英会話の練習ができる時代に、
英語教師には何が求められるのか。AIや新しいテクノロジーを、英語を学ぶためのツールとしてどう活用していくのか。
こうした現在進行形の変化までTESOLの学びに取り入れているのが、UOWのカリキュラムで注目したいところです。
EDGT939 TESOL Theory and Innovative Pedagogyでは、第二言語習得などTESOLの理論をベースに、新しい教授法やテクノロジーが英語教育に与える影響について考えていきます。
そして、テクノロジーについて一つの科目で学んで終わりではありません。
Speaking・Listeningの教授法では、ディスカッションやプレゼンテーション、ストーリーテリングなど、実際に英語を使う場面を想定した授業を考えながら、生成AIなどのテクノロジーをどこで、どのように取り入れるのかも検討し、授業や教材の設計につなげていきます。
また、
EDGT976 Text and Contextでは、
生成AIを実際の教材づくりに結びつけた学びもあります。
この科目では、文法や文章構成だけでなく、
「誰に、何を伝える文章なのか」によって、使われる言葉や文章の組み立てがどう変わるのかを学びます。さらに、AIが生成した英文も取り上げ、Reading・Writingの授業で使うモデルテキスト(お手本となる文章)の作成にも活用します。
AIが作った英文をそのまま教材として使うのではなく、教師自身が文章を分析し、
「何を教えるために、どのように使うのか」を考えたうえで教材づくりにつなげていきます。
AI時代、学習者の英語力をどう評価する?
AIによって簡単に英文を作れるようになったことで、もう一つ気になるのが
「学習者自身の英語力を、教師はどう見極め、評価するのか」という点です。
UOWのTESOLでは、
EDGT983 Assessing and Evaluating in TESOL Environmentsで、さまざまな英語力の評価方法について学び、それぞれの評価方法が適切なのかを検討。さらに、学習目的や教育現場に合った評価方法やテストを設計する力も身につけます。
AIによって学び方が変わる今、
何をもって学習者の英語力を評価するのかという視点も、これまで以上に重要になってきます。
AIや新しいテクノロジーが英語教育に与える影響を考える
↓
授業や教材にどう取り入れるか考える
↓
学習者の英語力をどう評価するか学ぶ
「今の時代に求められる」英語教育について学べることも、UOWのTESOLの特徴です。
UOWのTESOLでは、実際にどんなことを学ぶ?

UOWのTESOLでは、英語教授法の理論を学ぶだけでなく、学習者の英語を分析する、授業や教材をつくる、評価方法を考える、そして実際に教えるところまで取り組みます。
ここでは実際の科目を例に、
「何を学び、それが教師としてどんな力につながるのか」を見てみましょう。
| 学ぶテーマ・科目 | 教師としてどんな力につながる? |
|---|
TESOLの理論と新しい教授法 EDGT939 TESOL Theory and Innovative Pedagogy | 「この教え方が良さそう」という感覚だけではなく、第二言語習得などの理論をもとに、学習者や授業の目的に合った教え方を考える力につなげます。新しいテクノロジーを取り入れた教授法についても扱います。 |
文法をどう教える? EDGT917 Pedagogical Grammar | 文法を正しく説明するだけでなく、学習者の英語を分析し、なぜその間違いが起きているのか、どう教えれば実際の英語使用につながるのかを考えます。 |
Speaking・Listeningをどう伸ばす? EDGT931 Oral Communication Pedagogy for Adult and Young Language Learners | 学習者のSpeaking・Listeningの強みや課題を捉え、実際に英語を使う力を伸ばすための授業や教材を考えます。生成AIなどのテクノロジーを取り入れた授業設計についても扱います。 |
「伝わる発音」をどう教える? EDGT934 English Pronunciation, Prosody and Pedagogy | 母音・子音だけでなく、アクセント、リズム、イントネーションなども分析し、学習者の発音のどこに課題があるのかを捉え、どのような指導が必要なのかを考えます。 |
Reading・Writingをどう教える? EDGT976 Text and Context | 英文がどのように意味をつくり、読み手に伝わるのかを分析し、その視点をReading・Writingの教材や学習活動づくりに活かします。生成AIが作った文章を教材として活用する方法も扱います。 |
英語力をどう評価する? EDGT983 Assessing and Evaluating in TESOL Environments | 「テストをして点数をつける」だけではなく、何を測るのか、どんな評価方法なら学習目的に合っているのかを考えます。学習目的や教育現場に合った評価計画を立て、テストを作成する方法も学びます。 |
目的に合った英語コースをつくる EDGT985 English in Specific Contexts | 進学や仕事など、学習者が「何のために英語を必要としているのか」を分析し、そのニーズに合わせたコース内容やシラバスの設計について学びます。 |
実際の教育現場で教える EDGT938 Professional Experience in TESOL | 実際の英語教育の現場で授業見学と授業実践を経験。授業活動の計画・実施、教材づくり、クラス運営などを実践し、自分の授業を振り返って次の指導へつなげます。 |
Masterでは、教育現場を「調べて考える」力も
Masterでは、授業の観察や学習者へのインタビューなどを通して、
「この授業方法は学習者にとって効果的なのか」「教材や授業活動に学習者がどう反応しているのか」をリサーチ。
実際の教育現場から集めた情報をもとに、授業のどこを見直すべきか、どのような指導が必要なのかを考えていきます。
コース後半の
EDGT991 Researching TESOL Perspectives and Practicesでは、自分でテーマを設定し、実際に情報を集めて分析する小規模なプロジェクトに取り組みます。
ここで行うのは、いわゆるThesis(修士論文)ではなく、
英語教育の現場を題材にした実践的なリサーチです。
あなたの「今」に合わせて選べるUOWのTESOL
UOWのTESOLには、半年間のGraduate Certificateから2年間のMaster Extensionまで、4つのコースがあります。
Graduate Certificate|0.5年・4科目
↓
Graduate Diploma|1年・8科目
↓
Master of Education (TESOL)|1.5年・12科目
↓
Master of Education Extension (TESOL)|2年・16科目
「まずTESOLを学んでみたい」「1年間で専門的に学びたい」「Masterを取得したい」など、目的や留学できる期間によって選ぶコースが変わります。
Graduate CertificateやGraduate Diplomaは、日本ではあまり馴染みのない学位ですが、オーストラリアでは学士号取得後に学ぶ大学院レベルのコースです。
どちらもMasterにも含まれるTESOLの専門科目を学びます。
自分に合うのはどのコース?
| こんな方に | おすすめのコース |
|---|
| まずTESOLを学んでみたい。半年間で教育実習まで経験したい | Graduate Certificate in TESOL 0.5年 |
| 1年間でTESOLの専門分野を幅広く学びたい | Graduate Diploma in TESOL 1年 |
| TESOLを専門的に学び、Masterを取得したい | Master of Education (TESOL) 1.5年 |
| TESOLだけでなく、教育学まで学びを広げたい | Master of Education Extension (TESOL) 2年 |
| これまでの学歴・教員経験を活かして、Masterをできるだけ短期間で取得したい | Master of Education (TESOL) 最短1年の可能性 |
Graduate Certificate in TESOL|0.5年
半年間で
4科目を履修します。
TESOLの理論や教授法を学ぶ科目に加え、
30時間のProfessional Experience(教育実習)も含まれています。
短期間ながら、TESOLの基礎となる学びと実際の「教える」の両方を経験できるのが特徴です。
Graduate Diploma in TESOL|1年
1年間で
8科目を履修します。
文法、Speaking・Listening、発音、Reading・Writing、評価、目的別英語教育など、
TESOLの専門領域を幅広く学びます。
Graduate Certificateと同じく、30時間のProfessional Experience(教育実習)も含まれています。
半年間のGraduate Certificateよりも学ぶ領域を広げ、
1年間しっかりTESOLを学びたい方に向いたコースです。
Master of Education (TESOL)|1.5年
1.5年間で
12科目(72 credit points)を履修する、TESOL修士課程です。
Graduate DiplomaまでのTESOL専門科目に加えて、
教育現場をリサーチするための科目も履修。さらに、教育学分野から選択科目を2科目履修できるため、自分の関心に合わせて学びを広げることもできます。
学士号の専攻分野や教員経験を問わず出願できるため、
教育分野以外の学士号を持つ方や、教員経験のない方もMasterからスタートできます。
Master of Education Extension (TESOL)|2年
2年間・
16科目(96 credit points)を履修するMasterです。
1.5年のMaster of Education (TESOL)との大きな違いは、TESOLの専門科目に加えて、
教育学分野の科目をより多く履修できること。
例えば、教育におけるテクノロジーやデジタル学習環境、教育リーダーシップ、教育マネジメント、成人教育など、英語教授法だけにとどまらず、教育に関わるさまざまなテーマへ学びを広げることができます。
TESOLを専門としながら、自分の関心に合わせて教育学の分野まで学びを広げられるのがExtensionの特徴です。
教員経験を活かして、Masterを最短1年で
すでに教員として経験を積んでいる方にとって注目したいのが、
これまでの学歴・職歴を活かした単位免除です。
Educationを専攻した学士号を修了し、
3年間の教員経験がある方は、24 credit points(1学期分)の単位免除が認められる可能性があります。
通常72 credit points・1.5年間のMasterから24 credit pointsが免除されれば、
1.5年 → 最短1年
でMasterを修了することが可能です。
すでに教員として経験を積んでいて、できるだけ短期間でTESOLの修士号を取得したい方には、特に注目したい進学方法です。
UOW TESOLの入学要項・学費
| Graduate Certificate in TESOL |
|---|
| 期間 | 0.5年(半年) |
| 入学日 | 2月・7月 |
| 入学条件 | 学士号(分野不問)、教員資格、またはそれに準ずる職業経験 |
| 英語条件 | IELTS Academic 6.5以上(各6.0以上) |
| 学費 | A$17,832/0.5年(約200万円) |
| Graduate Diploma in TESOL |
|---|
| 期間 | 1年 |
| 入学日 | 2月・7月 |
| 入学条件 | 3年間の学士号。英語教育に関連する科目を履修していることが望ましい ※教員経験は不要 |
| 英語条件 | IELTS Academic 6.5以上(各6.0以上) |
| 学費 | A$36,624/年間(約410万円)× 1年 |
| Master of Education (TESOL) |
|---|
| 期間 | 1.5年 ※単位免除が認められた場合、最短1年 |
| 入学日 | 2月・7月 |
| 入学条件 | 学士号(分野不問)、平均成績50%相当以上 ※教員経験は不要 |
| 英語条件 | IELTS Academic 6.5以上(各6.0以上) |
| 学費 | A$36,624/年間(約410万円)× 1.5年 |
| Master of Education Extension (TESOL) |
|---|
| 期間 | 2年 |
| 入学日 | 2月・7月 |
| 入学条件 | 学士号(分野不問)、平均成績50%相当以上 ※教員経験は不要 |
| 英語条件 | IELTS Academic 6.5以上(各6.0以上) |
| 学費 | A$36,624/年間(約410万円)× 2年 |
※学費は年度ごとに見直されます。
UOWの奨学金|学費20%OFF、成績優秀者は30%OFFも
UOWでは、日本人留学生が利用できる学費免除の奨学金があります。
2027年に入学する日本国籍の学生は、対象コースの入学条件を満たすと、
学費20%OFFのCountry Scholarshipが適用されます。別途奨学金への申請は必要なく、対象となる場合はオファー発行時に自動的に適用されます。
また、Masterへ進学する方で、これまでの大学等で優秀な成績を修めている場合は、
学費30%OFFのPostgraduate Academic Excellence Scholarshipの対象となる可能性があります。
- 2つの奨学金は併用できません
- 30%OFFの奨学金はMasterのみが対象で、Graduate Certificate、Graduate Diplomaは対象外です
奨学金についてはこちらもご覧ください。
英語力が足りない場合は?英語コースからUOWへ
UOWのTESOLへの直接入学に必要な英語力に届いていない場合は、UOW Collegeの英語コースを経由して進学することもできます。
UOW Collegeの
English for Tertiary Studies(ETS)などをTESOLとパッケージして、
UOW Collegeで英語を学ぶ
↓
規定の成績で英語コースを修了
↓
UOWのTESOLへ進学
というプランを組むことができます。
英語コースとUOWのコースをパッケージした場合、規定の成績で英語コースを修了すれば、進学前にIELTSなどの外部英語試験を改めて受験する必要はありません。
今のIELTSスコアから何週間必要?

IELTS 6.5相当が必要なTESOLへ進学する場合、現在の英語力による英語コース期間の目安は次の通りです。
| 現在のIELTS Academic | 英語コース | 期間 |
|---|
6.5 Reading・Writingともに6.0以上(片方のみ5.5も可) | English for Tertiary Studies | 6週間 |
6.0 Reading・Writing 5.5以上 | English for Tertiary Studies | 12週間 |
5.5 Reading・Writing 5.0以上 | English for Tertiary Studies | 18週間 |
5.0 Reading・Writing 5.0以上 | English for Academic Purposes | 24週間 |
たとえば、IELTS Overall 6.0でReading・Writingがともに5.5の場合、
ETS 12週間 → TESOL
という進学プランが目安になります。
IELTSのOverallだけでなくReading・Writingのスコアによって必要な期間が変わるため、
「IELTS 6.0だから必ず12週間」というわけではありません。最終的な英語コース期間は、出願時の英語スコアなどをもとに査定されます。
UOWのTESOL出願に必要な書類
TESOLへ出願する場合は、主に以下の書類を準備します。
- 大学の卒業証明書(英文)
- 大学の成績証明書(英文)
- IELTSなどの英語力証明
- パスポート
教員経験を活かして1年Masterを目指す場合
教員経験を活かした単位免除の審査をご希望の場合は、通常の出願書類に加えて、
これまでの教員経験を証明する書類も必要となります。
出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
2. 出願に必要な書類を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式にウーロンゴン大学への出願手続きをスタートします。
留学相談&お問い合わせ先
当社オーストラリア留学センターはウーロンゴン大学を含め全豪28大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2026年9月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2027年度学費をご案内しております。
※日本円は弊社が取得できる最新の送金レート(A$1=112円) で換算しており、実際はお支払い時にご利用の金融機関の為替レートが適用されます。

CRICOS Provider No: 00102E