MPA (Master of Professional Acconting: 会計学修士号)もMBA (Master of Business Administration: 経営学修士号)も経営の要となる学問のひとつです。企業のトップクラスで働くことを目指す方や起業を目指す方、また、どちらのコースでもオーストラリアで公認会計士を目指すことができるため、資格取得を目指す方も受講を検討されます。このページでは、それぞれの内容や卒業後のキャリアの違いをご紹介します。
MPA (Master of Professional Accounting: 会計学修士号)
MPAとは?
日本でいう会計学修士号にあたる学位です。会計システムや財務、会計管理、経済、オーストラリアの税法、会計監査など会計に関する知識やスキルを集中的に学びます。
卒業後のキャリア
MPAを卒業後のキャリアは大きく2つに分かれます。
オーストラリアで公認会計士を目指す
オーストラリアの公認会計士団体であるCPAやCA、IPAの認定を受けたMPAコースで指定された科目の単位を取得して卒業すると、同団体の準会員として公認会計士になるためのプログラムを受講することができます。このプログラムの受講と各試験の合格及び実務経験などを経て公認会計士になることができます。
※一部、在学中から同プログラムを受講できるコースもあります。詳細はお問い合わせください。
企業で会計担当者として働く
日本でもオーストラリアでも1つの企業に雇用され会計担当者として働く場合、国家資格などは不要です。会計システムや財務分析の知識を活かし、企業の財務部、経理部、経営企画部などが主な配属先となります。近年では日本でもグローバル化により社内では英語が標準語という会社や、会計部門でも取引先に海外の企業が含まれ支払業務のために英語が必要、または海外子会社の決算書内容確認のために英語が必要という会社が増えており、活躍の場は広がっています。
その他、会計の知識を活かして、コンサルティング会社や企業のマーケティング部門、プロジェクト部門など様々な場所で活躍の機会があります。また、起業するために必要な知識として学ぶ方もいます。
コースの概要
コース名 |
Master of Professional Accounting / Master of Accounting (Professional) など |
期間 |
1.5~2年間 |
学費 |
2024年度 A$56,000 ~ A$113,000(約577万円 ~1,164万円)
*Group of Eightでは高く、比較的新しく設立された大学や地方の大学の方が授業料が安い傾向にあります。なお、授業料が高い大学でも奨学金などにより費用を抑えることができる場合があります。 |
入学条件 |
- Bachelor Degreeまたは同等の資格を取得していること(日本の4年制大学を卒業)
*Bachelor Degreeでの学部により受講できるコースが異なるほか、Bachelor Degreeでの成績など大学によって異なる条件が設定されています。また、職歴を必須としている大学・コースは少ないですが、学士の専攻条件や成績条件を満たせない場合に関連職歴があれば入学条件を満たせる場合があります。詳しくはお問い合わせください。 |
英語 |
Group of EightではIELTS6.5 – 7.0、その他の大学でもIELTS6.0 – 6.5が必要です。英語力が足りない場合は、英語コースからのパスウェイで進学できる大学もあります。
*IELTSのセクション要件、その他英語力試験についてはお問い合わせください。 |
*Group of Eight(Go8)…”最も規模が大きく””最も歴史がある”オーストラリアの大学連盟で、オーストラリアの全大学の中で一貫して最高位(全豪トップ8大学)にランクされており、「研究集約型」なのが特徴です。弊社でお取扱いが可能な大学は
オーストラリア国立大学、
シドニー大学、
メルボルン大学、
クイーンズランド大学、
西オーストラリア大学、
アデレード大学の6校です。
*公認会計士を目指す場合や、独立技術永住権を目指す場合は、オーストラリアの会計士査定団体(
CPA、
ICAA、
IPA)に認可されているコースである必要があります。
*詳しくは『
オーストラリアで会計士を目指す』を御覧ください。
MBA (Master of Business Administration:経営学修士号)
MBAとは?
日本でいう経営学修士号にあたる学位で、企業のリーダー(マネージャー)を育てるためのプログラムです。会計、マーケティング、経済、ビジネスリサーチの手法、統計学の基礎、人事管理、リーダーシップ論、心理学など経営に必要な知識やスキルを幅広く学ぶことができます。なお、公認会計士団体に認定されているコースにて指定の科目の単位を取得することでMPAと同様、オーストラリアで公認会計士になるためのプログラムの受講資格を得たり、Accountantとして独立技術永住権を申請したりできる場合もあります。
近年では、アデレード大学のワインビジネスのようにある分野に特化した専攻、エディスコーワン大学のサイバーセキュリティやシドニー工科大学のITのように専門性を高める科目選びなど、より細かいニーズに合わせたコースが開講されています。
卒業後のキャリア
MBAを取得したからといってある種の仕事が保証されているわけではありませんが、ビジネス系で最高峰の資格とされ、企業のトップクラスで働く多くの方が取得しています。
以前は職歴が出願条件となっていることも多かったMBAですが、最近では職歴を問わないコースを開講している大学も増え、社会人のキャリアアップ(シニアマネージャー職への昇進や転職)のほか、学部での知識にビジネス知識をプラスすることでより自分の目的にあった企業への就職を目指したり、自ら起業したりすることを目標に、大学卒業後に直接進学する方も増えています。
また、オーストラリアの公認会計士団体が認定するコースにて指定の科目の単位の取得する場合は、MPAと同様のステップを経て、オーストラリアで公認会計士として活躍する道もあります。
コースの概要
コース名 |
Master of Business Administration |
期間 |
1~2年間 |
学費 |
2024年度 A$41,100 ~ A$91,421(約423万円 ~942万円)
*Group of Eightでは高く、比較的新しく設立された大学や地方の大学の方が授業料が安い傾向にあります。なお、授業料が高い大学でも奨学金などにより費用を抑えることができる場合があります。 |
入学条件 |
Bachelor Degreeまたは同等の資格を取得していること(日本の4年制大学を卒業)
*そのほか、Bachelor Degreeでの成績、GMAT、職歴など大学によって異なる条件が設定されています。詳しくはお問い合わせください。 |
英語 |
Group of EightではIELTS6.5 – 7.0、その他の大学でもIELTS6.0 – 6.5が必要です。英語力が足りない場合は、英語コースからのパスウェイで進学できる大学もあります。
*IELTSのセクション要件、その他英語力試験についてはお問い合わせください。 |
*Group of Eight(Go8)…”最も規模が大きく””最も歴史がある”オーストラリアの大学連盟で、オーストラリアの全大学の中で一貫して最高位(全豪トップ8大学)にランクされており、「研究集約型」なのが特徴です。弊社でお取扱いが可能な大学は
オーストラリア国立大学、
シドニー大学、
メルボルン大学、
クイーンズランド大学、
西オーストラリア大学、
アデレード大学の6校です。
*公認会計士を目指す場合や、独立技術永住権を目指す場合は、オーストラリアの会計士査定団体(
CPA、
ICAA、
IPA)に認可されているコースである必要があります。
*詳しくは『
オーストラリアでMBA取得』を御覧ください。
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全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで
全て無料で提供しております。
MPAやMBAに興味がある方、ビジネス系修士課程への進学を考えておりどのコースがご自身の目的に合っているのか検討中の方、
お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。
※備考※
・本記事は2024年9月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2024年度学費(コースの総学費)をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=103円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。