IELTS6.0を超える勉強法

オーストラリアの大学・大学院進学やスタディアブロード(学部留学・学部聴講)には、一般的に英語力証明としてIELTS(アイエルツ)が利用されています(TOEFLもご利用頂けます)。

大学進学の基準:IELTS5.5~6.0
大学院進学の基準:IELTS6.5
スタディアブロード:IELTS6.0~6.5

※進学方法やご希望大学・コースによって、必要英語力が変わります。
IELTSもTOEFLも、アカデミックな英語力が問われますが、日本の英語教育では「アカデミック英語」として学ぶことは少ないので、IELTSの得点アップに苦戦される方も多いのではないでしょうか。

今回、自力でIELTS6.5を取得した川口知子(かわぐち・ともこ)さんに、どうやって英語力をアップさせたのか、その方法を聞きました。

知子さんは現在エディス・コーワン大学のMBA Internationalで学んでおり、日本の大学在学中にも交換留学生としてマードック大学に在籍していました。

自力で勉強? or 語学学校で学ぶ?

知子さんは高校までは英語は得意科目ではなく、受験英語の遺産でなんとか取った点数はIELTS4.5相当でした。ここから約5か月間、知子さんは交換留学へ行くために集中して英語の勉強に取り組みます。

IELTSで得点を目指す時、自力で勉強と語学学校で勉強する方法がありますが、どちらがいい・悪いということはありません。私自身は、メルボルン大学大学院進学のためにホーソン・メルボルンで勉強をしてIELTS6.5を取得しましたが、語学学校へ通われたほうがIELTS勉強のコツを効率よく学ぶことができます。

語学学校に行くと、もちろんその分学費がかかります。

私(坂本岳志)は、最初は参考書を使って自力で勉強をしていましたが、当時の英語力は知子さんと同じくIELTS4.5相当、特にライティングとスピーキングがぼろぼろでした。ホーソンで進学英語とIELTSコースで学び、初めてアカデミック英語を体系的に学び、得点アップにつなげることができました。

IELTS6.0を超える勉強方法

自力でIELTS6.5を取った知子さんの勉強方法は、「地道に継続」がキーワードです。

■高校の文法参考書を最初から最後までやりきる。
高校英語の文法がしっかりと身についていなかったので、高校の文法参考書を1冊しっかりとやり切りました。日本の高校英語は実はかなり高度な内容といえ、海外の大学に入ってからも十分に通用する英語を学ぶことができます。
■自宅では日本語を排除。
一人暮らしをしていたので、帰宅した後は独り言を英語で言い、またテレビは「プラダを着た悪魔」をバックミュージックのように、英語音声でひたすら繰り返し流しておき、極力自宅では日本語を排除していました。
■暗記用ペーパーを何度も見直す。
使えそうな表現や単語を抜き出してペーパーに書いておき、常に持ち歩き、時間がある時はそのペーパーを眺めていました。
■同じ参考書と過去問題を何度もやる。
知子さんが実際にIELTSの勉強で使った参考書は1冊のみ。また、大学の図書館でIELTSの過去問をコピーして、それをひたすら繰り返しやり続け、研究し、使えそうな表現や単語を抜き出しメモして覚えていきました。
■IELTSで得点した人のブログから研究する。
私が進学をした10年前はIELTSの情報は多くありませんでしたが、今はブログ等でIELTSの解法のコツの情報も多くあります。知子さんは、実際に得点した人のブログを読んで、解法のコツを研究していました。
ご覧頂くと、何も特別な方法を実践しているわけではなく、地道なことを地道に繰り返して結果を出しています。知子さんに当時の勉強時間を聞くと、大学の授業やバイトもあったので、座って勉強をしていたのは1日4時間くらいだったそうです。

私は語学学校で学んでいたので昼間は授業はありますが、放課後学校の図書室に毎日こもり、同じ問題に取り組み、知らない単語や表現を抜き出しメモし、地道に英語の勉強を続けていました。

この地道なことを継続するのは、なかなか難しいのではないでしょうか。

モチベーションの維持

地道に勉強を続けていくには体力を使います。
そこで重要になることは、モチベーションの維持です。

知子さんは、交換留学に実際に行った友達をつくるようにして、実際に留学の話を聞くことで、「私も行く!」とモチベーションをあげていました。

また、知子さんが交換留学へ行こうと英語の勉強に本格的に取り組み始めたのは、ちょうど就職活動がはじまる直前。同学年の友達はみんな就職活動へシフトする中、これに失敗したら後がない、という追い詰められた状況であったことも、勉強継続の大きな要因だったそうです。

私もホーソンで勉強をしていた時は、日本人・外国人を問わず、真剣に勉強をする友達と一緒にいるようにしました。放課後図書室に残り、時にはお互い励ましたり、弱音を吐いたり、金曜夜には飲みに行ったりしていました。

モチベーションの上げ方は人それぞれですが、自分が勉強を継続できる環境を整えるということはとても大切だと思います。

進学の英語力

オーストラリアの大学・大学院へ進学を目指す場合、IELTSで得点をする以外に、大学付属や提携語学学校の指定コースをパスすることで、英語力条件を満たすことができます。

お勧めとしては、ある程度日本で英語力をアップさせてから語学学校で学び、進学を目指すことです。

IELTSで基準得点を満たす=授業についていける、とは限りません。例えば、IELTSのライティング量は250文字ほどですが、大学に入ると1000文字や2000文字のエッセイを書くことになります。クラスでのディスカッションやプレゼンテーション、そして、特に皆さんがびっくりするのはリーディングの量です。

知子さんもIELTS6.5を取得して、交換留学生としてマードック大学で学びましたが、最初は英語力や日本との授業スタイルの違いもあり、大分苦労をしたそうです。

IELTS6.0以上の得点を目指している方は、「地道に継続をしていく」ことを意識して英語の勉強に取り組んでみてください!

進学を目指して語学学校の通学をお考えの方は、お持ちのIELTSのスコアによって就学期間が変わります。オーストラリアで大学・大学院進学、スタディアブロードをお考えの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。

大学・大学院での勉強については、こちらもご参照ください。
オーストラリアの大学院でびっくり
英語力基準の満たし方
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H297)
現在はメルボルンからオーストラリア全土の留学相談をしております。色々な情報をインターネットで探せますが、やはり実際はどうなのか、何が本当なのか不安はつきまとうもの。まずはお気軽にご相談ください。考え過ぎて立ち止まるなら、一度動いてみませんか? このカウンセラーに質問する

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