西オーストラリア大学キャンパスにはCareers & Employabilityセンターがあり、学生に対する就職サポートをしています。西オーストラリア大学の学生ならキャリアセンターを利用しないのはもったいない!と思うぐらいのサービスが無料で受けられます。
その充実の内容をご紹介しましょう。
西オーストラリア大学のCareers & Employabilityセンターの概要
・センターのカウンター、ZOOMでのキャリアアドバイス
・雇用チャンスを増大させるためのワークショップ開催、履歴書のサポート、Linkedin、仕事、インターンシップ
・キャリアハブのオンラインジョブポータル
・大学卒業してその業界で働いている人のメンターリンクプログラム(46%の利用者は留学生)
・Careers & Employability Award(30%の利用者は留学生)
・企業参加のイベント
この中でも西オーストラリア大学スタッフがぜひ利用して欲しいとおすすめのCareers & Employability Award Program(無料)を徹底分析しました。
Careers & Employability Award Program

Careers & Employability Award Programは4つのコンポーネントから構成され、就職活動の準備がスムーズにできるサポートプログラムとなっています。大学の授業がお休みのホリデー期間中など、いつでもスタート可能!
コンポーネント1: EMPLOY101 Modules
自分を知ることからスタートし、就職活動を有利にすすめられるツールを作成する三つのモジュールをオンラインでこなします。
・モジュール1 – Self Awareness (約1時間)
自分がどんな人材か理解する。
・モジュール2 – Labour Market (約1時間)
雇用主が期待していること、ボランティアやワークエクスペリエンス、プロフェッショナルな業界の集まりに参加するメリットについて理解する。
・モジュール3 – Your Toolkit (約3時間)
履歴書、カバーレター、オンラインプロファイルを作成。
コンポーネント2: Career Development Activities
・Pre-Placement Program Modules(約1時間半)
職場で求められる人材についての理解を深めるオンラインモジュール。
・Employer events (1〜2イベント)
オンラインあるいはキャンパスで開催されるキャリアフェアやネットワークイベント、インフォメーションセッションに参加が可能。例えば、会計・ファイナンスを勉強していたら、その業界のキャリアフェアに参加します。
・Employability events (1〜2イベント)
雇用主が求めていることを理解し、より採用に近くための応募方法、面接の準備など。
コンポーネント3: Experiential Activities
・パート1:職歴
オーストラリアでは職歴は大切な要素。アピールできる履歴書作成のためにも100時間のアルバイトを見つける。
・パート2:ボランティア
25時間のボランティアをこなす。
・パート3:プラス、2つのアクティビティをこなす。
西オーストラリア大学では、20のキャリアサポートアクティビティを開催しています。
例)Career Mentor Link、UniMentor、Fairway Ambassador、McCusker Centre for Citizenship internship (not-for-credit)、University Hall Ambassador、Disability Awareness Training、Challenges Facing the World
コンポーネント4: Reflection
これまで自分がこのプログラムで行ってきたアクティビティを分析し、自分が設定したゴールにどう活かしていくか、このプログラムのファイナルステージです。500ワードの文書かビデオプレゼンテーションでまとめます。
IT’S NOT WHAT YOU DO, IT’S WHAT YOU LEARN FROM IT!
この4つのコンポーネントのサポートが全て無料で受けられます。
履歴書は量ではなく質
キャリアセンターでは、作成した同じ履歴書を、応募する企業全部に送ることは全く意味がないとアドバイスをしています。
募集広告のキーワードを読み、リサーチをし、どんな人材を欲しているのか、自分がベストマッチだとわかる項目を簡潔にまとめることが必要です。西オーストラリア大学にはそのキーワードに沿った履歴書かどうかチェックするサポートがあります。
オーストラリアの雇用主はAll-around studentを探している
それでは、どんな人材が求められているのか?
一つの分野しか知らないというよりは、多分野のスキルを持っていたり、様々な経験があったりと、勉強以外にボランティアやインターンシップ、クラブに所属している経験のある学生が好まれます。
それは何を意味しているのかというと、職場で他の人とうまく働けるか、コミュニケーションがとれるか、フレキシブルな対応ができるか、問題解決能力があるかということ。
つまり、
勉強以外の社会性を重要視しています。
実は求人の30%しか募集広告がされていない事実
実際に求人広告に掲載されるのは、実際の求人のわずか30%。
全部の仕事が求人広告サイトに載っているわけではありません。それ以外はネットワーキング、口コミ、知人からの紹介などで採用されています。
そのため、大学で勉強をスタートしたら、ネットワーキングやその機会を構築し、隠された雇用の機会を見つけ出すことが大切とキャリアセンターではアドバイスしています。
キャリアハブで、ボランティア、ホリデー中の仕事、カジュアルジョブを見つけたり、無料でプロフェッショナルなネットワークのリストを見てアプローチしたり、学生番号があれば、利用が可能なサポートです。
自分が実際に仕事をしたい分野以外の職歴でも、どこの国の職場体験でも履歴書に役立つ可能性があります。
2030年に必要とされるスキルとは?
Emotional Intelligence(感情面に理解がある)
Judgement & Decision Making(判断力)
Creativity/Innovation(創造性/革新性)
Cognitive Flexibility(柔軟性のある思考力)
Complex problem Solving(問題解決力)
Critical Thinking(批評的思考)
People Management(人材管理)
Coordinating with Others(他者との調整能力)
(The World Economic Forum’s Reportより)
こんな人材になるようにまずは自己分析からスタートし、キャリアゴールまで、どんな道筋を行けばいいのか。様々なアドバイスとツールがある西オーストラリア大学。
西オーストラリア大学の学生ならどなたでも利用できるサポートです。
いかに採用される人材になるか、企業が求めているのはどんな人材なのか、自分を見つめなおし、キャリアを考えられるプログラム。ぜひ活用してください。
●このプログラムでは西オーストラリア大学が就職、ボランティアやアルバイト、インターンシップの手配を保証するものではありません。
●上記情報は2020年7月3日時点での情報となり、予告なく変更の可能性があります。ご了承ください。