オーストラリアは日常生活のおいて車が必需品の車社会です。また、オーストラリアでは古い車もたくさん走っているため、自動車整備士の活躍の場はとても多いです。
自動車整備士とは?
ご存知の方も多いとは思いますが、その名の通り車の整備をする職業です。自動車の不具合箇所を診断・修理し、定期的なメンテナンスも行います。主な就職先としては自動車整備工場、自動車販売店から損保保険会社、空港会社そしてレーシングチームなどなど様々です。
今回は、実践的な授業が高く評価されている南オーストラリア州立専門学校、TAFE SAの自動車整備士コース(Automotive Program) についてご紹介します。
自動車整備士コースのキャンパスと施設
自動車整備士コースは、TAFE SAのRegencyキャンパスで開講されています。アデレード市の北、車でおよそ40分の場所に位置します。
こちらのキャンパスには、南オーストラリア州にある学校で最大規模を誇る自動車整備施設が備わっています。
本格的な施設を備え、さながら 自動車整備工場 そのままを再現しています。
車の塗装する施設も備えられており、学生もここで塗装技術を学びます。
下記の写真の施設は、アデレードにある整備工場の整備士たちがこの施設を利用するために、TAFE SAのキャンパスに訪れるほど、最新設備となります。この施設の中に車を置き、隣の部屋にあるスクリーンで車の温度やエンジン音に異常がないか確認できるものとなっています。
自動車整備士コースについて
TAFE SAは実践的な授業内容が高く評価されていますが、その中でも 自動車整備士コースはとても人気です。
2020年度7月入学枠も定員に達していますので、現時点からの出願は2021年1月入学からとなるほどです。
TAFE SA の自動車整備士コースでは、実際に利用する本物の施設や機械を使いながらの授業になるので、卒業後は即戦力として活躍することが出来ます。
以前にキャンパス視察に伺ったたいには、整備中の車のボンネットの中身(エンジンルーム)の説明や、この部品を修理するためには、どの道具を使うか?などの説明を行っていました。教科書を読むだけでは実際の現場をイメージしづらいと思いますが、TAFE SAの授業のように実際に車を使った授業だと現場のイメージがしやすくなると思います。
留学生はTAFE SAの自動車整備士コースに入学してから卒業する間に、一般的に下記の3つのコースを順番に修了することになります。
Certificate IIIから始まりDiploma を修了後、卒業というかたちで合計のコース期間は2年間になります。
コース | Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology |
期間 | 1年間 |
開始 | 1月,7月 |
学費 | 15,500 ドル(2020年度) |
入学条件 |
・IELTS Academic overall 5.5(各セクション 5.0)以上または付属英語学校EAPコースを規定の成績で終えること
・日本の高校卒業 |
実習時間 | 各学期に2週間(1学期あたり76時間、コースの152時間)のワークプレースメントがあります。
さらに 整備スキル習得、学んだ知識を実践するためにさらに526時間をTAFE SA内のワークショップで費やします。 |
↓
コース | Certificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis |
期間 | 6ヵ月 |
開始 | 1月,7月 |
学費 | 7,750 ドル(2020年度) |
入学条件 |
・IELTS Academic overall 5.5(各セクション 5.0)以上または付属英語学校EAPコースを規定の成績で終えること
・Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technologyを終えていること |
実習時間 | コース期間中に 4週間(週38時間)のワークプレイスメントがあります。 |
↓
コース | Diploma of Automotive Technology |
期間 | 6ヵ月 |
入学 | 1月,7月 |
学費 | 7,700ドル(2020年度) |
入学条件 |
・IELTS Academic overall 5.5(各セクション 5.0)以上または付属英語学校EAPコースを規定の成績で終えること
・Certificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis< を終えていること |
実習時間 | コース期間中に 4週間(週38時間)のワークプレイスメントがあります。 |
上記コース詳細をご覧頂くと、TAFE SA のすべての自動車整備士コースには実習が組まれていることがわかります。
TAFE SAキャンパス内でのワークショップでの実習の他、実際の現場(HoldenやToyotaなど)で働く職業体験の時間も豊富に含まれています。
また、Diplomaのコースでは、整備の仕事についてだけではなく、自動車整備業界での経営についても学ぶことが出来ます。
実際の留学生たちの声
以前、TAFE SAを訪問した際に、自動車整備士コースに通われている留学生たちの声を聞くことができました。3人の留学生全員が、TAFE SAの本格的な整備施設と実践的な授業のおかげで、現場での職業体験もスムーズにこなすことができたとおっしゃられていたのが印象に残っています。
中央の男子生徒は、以前職業体験で行った先で継続してアルバイトもされているそうです。
TAFE SA自動車整備士コースのおすすめポイント
・本格的な施設と実践的な授業内容
TAFE SAの充実した自動車整備施設と実践的な授業内容によって、学生たちは卒業後即戦力として現場で活躍することが出来ます!アデレードにある整備工場やその他の自動車販売店では、整備士が不足しているとTAFE SAに連絡してくるほど、その授業と学生たちのクオリティーを信頼されています。
・先生の手厚いサポート
自動車整備コースでは整備の仕事内容を学べるだけではなく、同業界でキャリアを積むために大事なポイントも学べます。自動車販売業界で長年活躍されてきた先生もいらっしゃることから、TAFE SAの自動車整備士コースは、現地の自動車販売店や整備工場との繋がりが大変強いのもポイントです。
こちらの写真の車は、アデレードにあるHOLDENの自動車販売店からTAFE SAで学ぶ学生へ寄贈されたものです。
実践的な授業で確実に技術を磨きたい方にぴったりのコースですし、まさに自動車整備士は手に職のコースといえますから、TAFE SAの自動車整備士コースにご興味がある方は、是非
お問い合わせください。