オーストラリアの大学で医学を学びたい場合、学士号の医学コース、もしくはドクターコースの2種類があります。

学士号の医学部は
Bachelor of Medicine and Bachelor of Surgeryコース(通称MBBS)、ドクターコースは
Doctor of Medicineコース(通称MD)となります。
大学によりどのコースを開講しているかが異なりますが、最近はフリンダース大学が最初に導入した「学士号(3年)+Doctor of Medicine(4年)」医学コースを開講している大学の方が多いでしょう。
Bachelor of Medicine and Bachelor of Surgeryについて
開講している大学例 | カーティン大学
ジェームス・クック大学
アデレード大学 |
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期間 | 5〜6年(大学により異なる) |
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入学に必要なIELTS | 7.0(各バンド7.0) |
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学歴・英語試験以外のテスト |
ISAT、UCAT(大学により異なる) |
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Doctor of Medicineについて
開講している大学例 | 西オーストラリア大学
クイーンズランド大学
グリフィス大学
メルボルン大学
ディーキン大学
ウーロンゴン大学
マッコーリー大学
フリンダース大学
西シドニー大学 |
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期間 | 7〜8年(学士号からMD卒業まで)、4〜5年(MD直接入学) |
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入学に必要なIELTS | 7.0(各バンド7.0) |
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学歴・英語試験以外のテスト | GAMSAT、MCATだが西シドニー大学はISAT |
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オーストラリアの大学医学部の特徴
◎年齢制限が無い大学も
大学出願に際し年齢制限を設けていない大学もある一方、「出願時に18歳であること」「高校卒業以上の資格コースで学んでいないこと」などの条件がある大学もあります。出願時に確認しましょう。
◎IB校出身でも英語力証明を求められることがある
IB校出身でも、IELTSやTOEFLなどのスコアが必要な場合があります。受けておくと良いでしょう。
◎Doctor of Medicine出願のための学士号分野は?
Doctor of Medicine出願に必要な学士号の分野には、「cell biologyやsystems physiologyを学んだこと」という条件がある大学もあれば、「学士号の分野は問わない」とする大学もあります。
意外ですが、医療系とは全く関係のない、Bachelor of Artsなど、他学部卒業者も、Doctor of Medicine査定対象とする大学もあります。
◎入学の判断は学歴・英語力のみではない
大学により出願書類は異なりますので、詳しくはお問い合わせ下さい。以下の出願書類の他、Supporting documents(自分で用意する出願に有利になりそうな追加書類)を提出することもできますが、提出書類の数に制限がある大学もあります。
・過去の成績
・英語力
・面接
・
ISAT、UCAT、GAMSAT、MCATなどのスコア
・志願書
・その他、CASPerテストなど
上記の項目を総合的に審査され、入学許可のオファーが発行されます。また、成績の高い順からオファーが発行されますので、例えば「IB36」が入学基準とされている大学でも実際は37以上ないとオファーが出ない、ということも。
なるべく高い成績を取っておくことはとても大切なことです。
大学により、出願に必要なテストや書類が異なります。詳しくはお問い合わせ下さい。
コマースやITコースなどは入学日間近まで出願を受け付けていますが、多くの大学の医学部ではRound1、Round2など出願期限が設けられています。必ずしも、第一Roundまでに出願しなくてはいけないというわけではなく、第一Round以降に出願しても良いのですが、定員があるコースのため早めの出願をおすすめします。
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※備考※
・本記事は2022年3月現在の情報に基づいており、詳細は変更されることもございますのでご留意ください。