日本学生支援機構(JASSO)は、海外の大学・大学院進学を目指す方を対象に返済不要の奨学金「海外留学支援制度」を設けています。
奨学金給付額は2022年度募集では月額と授業料でこちらのようになっており、かなりのサポートを受けることができ、実際に弊社お客様にも奨学金を受けてオーストラリアの大学に進学をしている方もいます。
学部学位取得型 |
【月額】59,000円~118,000円
【授業料】年間最大250万円
【期間】原則4年 |
大学院学位取得型 |
【月額】89,000円~148,000円
【授業料】年間最大250万円
【期間】修士:2年 博士:原則3年 |
月額の支給額は留学地域によって異なり、シドニーやメルボルンの場合、学部学位取得型は74,000円、大学院学位取得型は104,000円です。
募集は例年9月頃から始まっており、現在高校3年生は2021年9月1日から募集要項が発表されており、2022年4月~2023年3月の間に海外進学をする日程となります。
現在高校2年生で海外進学を考えている方もまだ時間はありますが、
応募条件のクリアや申込書類の作成等を考えると早め早めに行動をすることがお勧めです。
海外留学支援制度の過去の応募・採用実績等については、「
日本学生支援機構 海外進学者対象の給付型奨学金の実績」をご参照ください。
2022年度募集日程
2021年9月1日に2022年度の募集要項が公開されました。学部学位取得型、大学院学位取得型も同様の日程となっています。
応募書類の公開 |
2021年9月1日 |
事前登録 |
2021年9月6日~10月7日13時 |
応募書類の受付 |
2021年9月6日~10月15日13時 |
書類審査 |
2022年1月上旬 |
面接審査 |
【学部学位取得型】2022年1月22日 or 1月23日
【大学院学位取得型】2022年1月29日 or 1月31日
※書類審査者通過者のみ面接審査を受けます。 |
採用通知 |
2022年3月上旬 |
オーストラリアの大学の出願は、高校3年生の夏休み終わり頃~高校卒業までの間に行うことが目安になります(希望されるコースや進学プランによっても出願時期は変わります)。
オーストラリアの大学から合格または条件付き合格を受けていなくても奨学金に応募をすることができますが、
奨学金応募時に志望大学・コースや留学プランを提出します。
志望されている大学・コースが合格見込みがありそうか、どのような留学プランになりそうか等は、あらかじめ担当の留学カウンセラーとご相談しておくと奨学金の応募もスムーズかと思います。
奨学金応募条件
2022年度の奨学金応募条件はこちらでした。
学部学位取得型 |
・日本国籍を有する者または日本への永住が許可されている者
・TOEFL iBT80点またはIELTS6.0以上の英語力
・高校の成績が3.7以上
・応募締切時において高校を卒業もしくは修了後3年以内、または支援開始時期までに卒業・修了する者
・応募時に日本に居住している者
・家計支持者の2020年所得金額が2,000万円以下
・支援開始前までに必ず入学許可書を取得すること(条件付きは不可) 等々 |
大学院学位取得型 |
・日本国籍を有する者または日本への永住が許可されている者
・2022年4月時点で修士課程:35歳未満、博士課程:40歳未満であること
・TOEFL iBT100点またはIELTS7.0以上の英語力
・大学学部以降の直近の成績がGPA3.0/4.0以上(成績換算方式有)
・支援開始前までに必ず入学許可書を取得すること(条件付きは不可) 等々 |
奨学金の応募について、特に高校生から「成績条件は満たせているけど英語力が間に合わない!」といったご相談を受けることがあります。
高校生でIELTS6.0は高めの水準だと思いますが、
英語力は早めに対策をしていくことができるので、ぜひ頑張ってください
なお、こちら2つは奨学金対象外となっています。
・芸術実技分野
・ディプロマからの編入
大学準備コースであるファウンデーションから進学の場合は対象となります。また、理学療法や教育学で学士・修士一貫となっているコースの場合、学士号の期間のみ対象となります。
2022年度応募書類
奨学金応募者を見ておりますと、応募書類をしっかりと作りこんでいかなければ、なかなか審査に通りません。
学部学位取得型奨学金の応募書類の一部をピックアップしますと、こちらがあります。
❏留学を志す理由(日本語)
❏留学を志す理由(英語)
❏留学計画(日本語)
❏留学計画(英語)
❏卒業直後の進路計画(日本語)
❏卒業直後の進路計画(英語)
❏日本社会への貢献について
❏留学をテーマとした自己PR
※上記「英語で作成」の箇所は留学先の言語での記載です。
それぞれA4判1枚以内で書くのでボリュームはそれほど大きくありませんが、
その中でご自身の想いを全て表現しなければなりません。
もちろん、ただやりたいことを書くだけでは審査は通らず、海外留学支援制度の趣旨に沿っている必要があります。
学部学位取得型奨学金の募集要項の中で、ポイントとなりそうな点をピックアップします。
日本と諸外国(地域)との相互理解と友好親善を増進し、国際的にも指導的立場で活躍できる優秀な人材の育成に努め、グローバル人材の育成に必要な日本人学生等の海外留学を促進するとともに、日本の国際化・国際競争力強化に資することを目的とします。 |
留学期間終了後、将来的に
・大学や研究機関等において、日本の国際競争力の強化や国際社会への知的貢献に資する教育研究を行う意思を有する者 or
・国際機関等の中核的な職員として国際貢献に資する活動を行う意思を有する者 or
・その他機関において、上記に類する活動を行う意思を有する者 |
自身が留学で得た経験や成果を将来にわたって日本社会に還元し、国や社会に貢献する者で、かつ機構が依頼する各種イベントへの参加、書籍の執筆、調査等に協力する者 |
2023年度募集は内容が変わることもあるかもしれませんが、同様な内容になると思いますので早めに準備をして損はないかと思います。
オーストラリアの大学・大学院進学
オーストラリア留学センターは、
オーストラリア28大学の日本公式出願相談・相談窓口として、皆さまのオーストラリアの大学・大学院進学を無料でお手伝いしております。
オーストラリアの大学・大学院進学ご興味のある方は、お気軽に
お問い合わせ下さい。
日本学生支援機構の「海外留学支援制度」の詳細はこちらをご参照ください。
・
学部学位取得型
・
大学院学位取得型
**ご注意点**
・上記情報は2021年9月1日現在のものを参考にしており、奨学金の条件や給付額等は変更されることもありますのでご留意ください。