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クイーンズランド大学院修士課程体験談

ブリスベン支店の関川です。
クイーンズランド大学大学院に現在通っている内木紀子さんの体験記をお送りします。
内木さんは2013年7月にクイーンズランド大学に入学し、”Master of Communication” で “Public Relations & Professional Communication” を専攻されています。
今回は、実際の大学院の授業や課題についてお聞きしました。

みなさん、初めまして内木紀子です。
昨年の7月に大学院に通い始めて1年が経過しました。
大学院の勉強は想像以上に忙しく、肉体的にも精神的にもハードです。
海外の大学院への進学を日本で考えている方は、期待と不安が膨らむ大学院生活について、詳しい実態を知りたいという方も多いのではないでしょうか。労力と資金をつぎ込んで臨む留学なので、大学の知名度やステイタスだけでなく、毎日の学生生活が出来る限り自分の思い描くものに近いかが大変気になると思います。
ハードと言われる所以はどこにあるのか、少しでも詳しく、リアルな情報をお届けできればと思います。

Aerial Shot of the UQ St Lucia Campus 1

大学院での授業

私の修士課程はコースワークという履修形態で、卒業するには必要な単位数を計算してコースを選択します。私の専攻の場合、座学で学ぶコースがほとんどです。
授業の構成は、大教室での授業もあれば、少人数で行うチュートリアルなどの形式もあります。
大教室といっても、日本の大学で学ぶ授業よりもクラスの規模は小さいため、クラスで発言することや、クラスメートと議論する機会は数多くあります。

授業の受講数

クイーンズランド大学は2学期制をとっており、私の修士課程は1年半で終了するコースです。
修士号を取得するには合計で24ユニットを修了する必要があります。
選択するコースによりユニット数は異なりますが、大抵の場合1コースは2ユニットです。
2ユニットのコースで計算すると、1年半で合計12コースを選択することになります。
1学期で4コースを選択し、3学期間で12コース、すなわち、1年半の修士課程になります。
日本の大学学部生時代と比較すると、履修する科目の数は少ないのですが、1コースにおける課題の数がその何倍もあり、修士号を取得するまでの課程は精神的にも肉体的にも厳しい道のりです。

大学院の課題

課題の形式は、専攻やコースの内容により違いがあります。
私の修士課程に組み込まれているコースのほとんどは、”School of Journalism and Communication”と”School of Business” の2つの学部に属しているものでした。2つの学部の8つのコースでこれまでに経験した課題は、個人またはグループで行うプレゼンテーション、ビデオ制作、エッセイ、ケーススタディなどです。

エッセイ

課題のタイプは様々ですが、特に一般的なエッセイについて詳しく書いていきたいと思います。
私の経験では、1つのコースで平均して3つのエッセイ提出がありました。これを、4つのコースで計算すると一学期中に提出する課題は12あることになります。 1学期はおおよそ12週で組まれていますので、単純に言うと1つのエッセイにかけられる時間は1週間しかありません。
コース専攻内容や教授、コースの期間により異なりますが、比較的3、4週目までは、課題提出までまだ余裕がある時期です。しかし、学期のちょうど半ばにあたる”Mid-term break”の前後に課題の第一の波がきます。
なぜなら、最初の課題提出日をそのあたりに設定している場合が多いのです。例えば、4つのコースの課題が重なり、1週間の間に合わせて1万字以上のエッセイを提出するケースもあります。コース数が少なくても課題の量が多く、対する準備時間が短いことが想像できると思います。

エッセイの長さ

あくまでも私の経験になりますが、1つのコースで3つのエッセイ、1つのエッセイあたり1500字から3000字程度、合計して5000字程度を要求されました。
実際、先学期の4つのコースで書き上げたエッセイの合計文字数はおよそ2万字でした。
1つのエッセイを完成するまでに必要な時間ですが、私の場合は、参考文献のリサーチを始める日から数えて、最低でも1週間は必要でした。もちろん、エッセイを仕上げるのに必要な時間は人によって異なると思いますが、オーストラリア人の友人でも、良い成績を取得するには2週間かけると話しています。

エッセイに必要なリサーチ

エッセイ作成で特に時間が必要なのは、リサーチです。リサーチはエッセイのトピックを探すところから始まります。課題の設定されたテーマの中から何がその分野のホットなトピックなのかを調べます。
クイーンズランド大学の図書館のウエブのデータベースは本当に優れていて、大学内にある文献だけでなく外部の機関や提携大学内にあるリソースまで検索し利用することができます。
しかし、闇雲に検索すると膨大な文献がヒットするので、キーワードを絞るテクニックを身につけることも大学院生には必要です。このテクニックは入学時のオリエンテーションで学ぶことができます。良く引用される研究者の文献をいくつか読んでいくと、その分野でホットなトピックとそうでないものが見分けられるようになります。過去の研究者が多い分野でトピックを選択すると、エッセイを書く上での参考文献の数には困りません。
逆に少ない分野で選択した場合は、自分のエッセイに引用できる文献探しに苦心するという状況が発生します。受講したコースでは、必要最低限の参考文献として、10以上のアカデミックな論文や本を含めるという指示がありました。このエッセイのトピックを見つけるまでの下調べと、トピックを決めて関係する参考文献を探し、読み込む時間を考慮すると、リサーチが一夜漬けで終わるのもではないことが想像できると思います。

大学院の成績

クイーンズランド大学の成績の評価は7段階評価で、4以上をとらないと”fail”と判定され単位をもらえません。”fail”を1つでもとることは留学生にとって多大な影響をあたえます。
なぜなら、次の学期に落としたコースの穴埋めに4つ以上コースを入れることは、課題の量が増える上、語学力ハンデを考えると無謀に近いのです。現実的な選択肢として、もう一学期、滞在期間を延ばすことが考えられますが、これは学費だけでなく滞在費も必要なり、余分な出費がかかります。
さらに、緊張を強いられるのは、基本的には1つの課題だけでなく全ての課題で4以上の評価を取ることが必要なことです。極端な言い方をすると、1つのコースの1つのエッセイで7を取っても、もう1つ課題で3を取ったら、そのコースの単位を落とす可能性が高いということです。

最後に

大学院生活のハードな面を中心に書いてきました。修士課程の1年半は長いという印象を受けるかもしれませんが、こなす課題の量に対する時間を考慮すると、学生生活は非常に忙しく、瞬く間に過ぎていくのです。
勉強は確かに大変ですが、ここでは書ききれない楽しく刺激的な出来事も数多くおこります。心を通わせられる友人との出会いはその1つです。率直に意見を言いあえる仲間ができると、気づいていない自分の良さや、弱点までお互いに分かりあえるようになり、その関係が自分の内面の成長につながります。

これから大学院留学を考える方がリアルな学生生活を少しでも感じでいただけたら嬉しいです。
ハードだからこそ、大変だからこそ、得るものは大きいのです。
志高くもち、アカデミックな環境で自分を成長させたいと考えるなら、大学院進学はベストな選択肢だと思います。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I094)
16歳の時、初めて北海道を出てたどり着いたのがアメリカの田舎町。そこで1年間の留学生活を送ったことから人生が変わり、この素晴らしい海外生活をより多くの方に知ってもらいたい!と思い、日本で留学カウンセラーの経験を経てオーストラリアへ来ました。日々変わっていく最新の学校・現地情報から、最適な留学プランをご提案します。 このカウンセラーに質問する

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