急速に身近な存在になってきたロボット。

※ヒューマノイド・ナオ(NAO:ALDEBARAN)
古くは犬型ロボットのAIBO(アイボ:SONY) が世界初の家庭用エンターテインメントロボットとして発売されてから16年。残念ながらAIBOのサポートは打ち切りされておりますが、それから2足歩行ロボット の ASIMO(アシモ:HONDA)、ROBI(ロビ:DeAGOSTINI)、会話型ロボットのPALRO(パルロ: FUJISOFT)に続き、ヒューマノイドNAO(ナオ:ALDEBARAN)、そして今年7月、ついにSoftbank から Pepper(ペッパー)が個人向けにも発売されました。
※ペッパー(Pepper:Softbank)
2足歩行のロボット、人工知能を用いた会話ロボットなど、人々の生活の中に浸透してきたロボットですが、現代の生活の中で最も身近なロボットといえば・・・ お掃除ロボットのRoombaですよね。ご家庭で毎日文句も言わず掃除に励んでいるRoomba が家族の一員のお宅も多いかと思います。
※ルンバ(Roomba:iRobot)
このRoombaを開発・販売した会社iRobot社の共同創業者3人のうち、一人が実はアデレード出身、フリンダース大学卒のロドニーブルックス氏だということは皆さん、ご存知でしょうか。
そのロドニーは「ロボットに仕事を奪われ人は要らなくなると、まことしやかに ささやかれています。でもロボットは私たちの重要な協力者となり、私たちは単純で機械的な作業から解き放たれ、他のことにより時間を割けるようになります。」と語っています。
ロボット工学(Robotics)とは
工学の一分野で、制御工学を中心にセンサー技術・機械機構学などを総合して、ロボットの設計・製作および運転に関する研究を行う学問をロボット工学と言います。
ロボット工学は日本が最も進んだ研究分野と言えますが、二足歩行ロボットや大規模な産業ロボットの分野が多く、その他の分野での活用は海外の研究が盛んな場合もあります。アメリカでは軍事目的のことも多いですが、オーストラリアでは医療や産業用ロボットに注力しています。
フリンダース大学で学ぶロボット工学
フリンダース大学は前述の通り、Roombaの産みの親ロドニーブルックス氏の母校であり、ここ数年ロボット工学にも力を入れています。
※バクスター(上記写真中央の人の後ろ)
ロドニー・ブルックス氏が新たに開発した人型ロボット「バクスター」は、産業用ロボットとして単純作業を行う人型ロボットで、重量が75キロと軽く安価なのが特徴です。さらに作業をロボットに覚えさせるためのプログラミングは不要で、一度人間が一緒に動かしてやれば、その通りの動きを再現してくれます。さらに、そのバクスターの開発ツールは開発元のリシンク・ロボティクス社から提供されており、フリンダース大学もこのバクスターを産業用ロボットの一つとして導入・研究開発しています。
大学名 | Flinders University (フリンダース大学) |
プログラム名 | Bachelor of Engineering – Robotics (Honors) |
キャンパス | SA州 アデレード |
開講日 | 2月、7月 |
期間 | 4年間 |
費用 | 26,600ドル(年間) |
入学条件 | ーIELTS6.0以上(全セクション5.5以上) |
フリンダース大学のBachelor of Engineering – Robotics は20週間の企業インターンシップが含まれています。また学位はEngineering Australia認可のコースになりますし、国内・国外ともに各団体で認められています。
同分野は日本の研究がトップ分野かと思いますが、海外の大学でロボット工学を学んでみたい、ご興味のある方、ぜひ
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