英語力だけでは足りない!オーストラリア留学でEAP/ブリッジングコースが必要な理由

「英語力はあるから大丈夫!」と独学で英語の条件をクリアし、オーストラリアの大学・大学院へ直接進学する人も増えています。でも、ちょっと待って! それだけで本当に大丈夫ですか?

大学で求められるエッセイ作成やプレゼンテーションのスキルは、独学だけでは身につかない「アカデミックなスキル」です。

実際にEAP(English for Academic Purposes)やBridging Course(ブリッジングコース)を受講せずに苦労した先輩、受講して成功した先輩たちのリアルな声から、あなたが成功するために、このコースがなぜ必要なのかを徹底解説します!

失敗から学ぶ!「自信があったのに通用しない…」先輩のリアルな声

ある先輩は、英語に自信を持って大学院へ進学したものの、入学後に大きな壁にぶつかりました。

英語がわからない?!:訛りや専門用語の壁

ワーホリ経験もあり、英語力に自信があった先輩。しかし、大学院では様々な国のクラスメイトに囲まれ、各国特有のアクセント(訛り)に「英語が聞き取れない」「コミュニケーションが難しい」という問題に再直面。さらに、専門用語や学術的な言い回しにも慣れておらず、講義内容の理解にも苦労しました。

「優等生」のプライド崩壊:日本の学習法が通用しない

日本でトップクラスの成績だった先輩は、丸暗記がほとんどないオーストラリアの学習環境で戸惑います。レポートの構成も日本のものとは全く違い、これまで培った「要領の良さ」が通用しませんでした。結果、得意科目でまさかの低評価。自信を打ち砕かれてしまいます。

レポートの形式で大失敗:形式のルールを知らないと大幅減点

アカデミックサポート(大学の学習支援)を利用せず、自己流でレポートを提出した先輩。その結果、内容ではなく「リファレンス(引用)の記載が不正確」という「形式」の問題で大幅に減点! 日本と英語圏でのレポートの組み立て方の違いに、後から気づき大ショックを受けました。

成功の鍵!EAP/ブリッジングコースで手に入れる3つの強力な武器

これらの失敗談からわかるのは、「英語力」と「アカデミック・スキル」は別物だということ。EAP/ブリッジングコースは、この「アカデミック・スキル」を身につけるための最強の準備期間です。

武器1. 大学で必須の「アカデミック・スキル」を徹底的に学べる

成功した先輩が語るように、このコースでは徹底的にアカデミックなWriting(引用方法含む)やプレゼンテーションの方法を学べます。
  • レポート/エッセイの書き方: 構成、論理展開、そして厳格なリファレンス(引用)ルールを習得し、形式での減点を防ぎます。
  • プレゼンテーション・ディスカッション: 留学生の多い環境で、異なるアクセントの英語に慣れながら、大学レベルでの発表・議論スキルを磨きます。

武器2. 「留学生活のカルチャーショック」を最小限に抑えられる

成功した先輩は、「海外で生活するという新たな環境に慣れる為にも」と早めに渡豪しコースを受講。その結果、「本来であれば大学院に飛び込んだ際に感じたであろう『カルチャーショック』を著しく軽減してくれました」と語っています。
  • 生活のペースを確立: 初めての海外生活や一人暮らしに慣れ、大学での勉強に集中するための生活基盤を整える準備期間になります。
  • 現地の学習方法に慣れる: 本科に入る前に、オーストラリアのグループワーク課題の進め方など、現地の学習スタイルに慣れることができます。
  • 文化の違いに慣れる:様々な国からの留学生が在籍しているオーストラリアの大学・大学院では、文化的な背景の違いによる考え方の相違が、グループワークの妨げになることも多々あります。そうしたカルチャーショックを事前に経験しておくと、本科に進学した際の戸惑いを軽減することができます。

武器3. 将来のための「いい成績」と「高い費用対効果」

いい成績(GPA)は、科目としてのインターンシップといった機会を得るために必要ですし、入学後に奨学金を維持するためにも必要な場合があります。ですから、やりたいことができる、学費の心配をせずに安心して学業に励むためにも重要です。また、オーストラリアは日本以上に学歴社会です。いい成績(GPA)は就職活動で大きなアピールポイントになるなど、あなたの可能性を広げてくれます。
  • 高い費用対効果: EAP/ブリッジングコースの受講料よりも、単位を落として再履修する場合の追加費用(科目ごとの学費)や、学生ビザ延長の費用(約A$2,000)の方が高くなるリスクがあります。最初にお金をかけてでも、しっかり準備して一発で単位を取り、いい成績を取る方が、最終的に費用対効果は高くなります。
  • メンタルの安定: 「最初の躓き」を防ぎ、自信を持って学習に臨むことで、メンタル不調による中退などの最悪のケースを回避できます。

あなたへ送るメッセージ:「自分を過信しないこと」と「サポートの活用」

「自分にはまだ足りないところがあるかもしれない」と考えてみることが重要です。
  • サポートは最大限活用せよ! アカデミックサポートの利用は恥ずかしいことではありません。むしろ、様々な気づきを与え、あなたをより高みへ連れて行ってくれる手段です。サポートスタッフと人間関係を築くことで、思わぬ情報や助けを得られることもあります。
  • 準備期間を有効活用せよ! 学力や英語力に自信があっても、現地の学習方法や生活に慣れるためにブリッジングコースを受講することを強くお勧めします。

最後に:この記事を書いた私自身の後悔

ちなみに、先に紹介した「失敗した先輩」のひとりは、IELTS6.5を取得し、大学院へ直接入学したこの記事を書いている私自身です。

なんとか単位を落とすこと(落単)は回避しましたが、最初の学期の成績は散々なものでした。

幸いにも、1年目でほとんどの苦労を経験したことで、レポートの構成やリファレンスの書き方、アカデミックサポートの使い方など、学習方法を大幅に修正することができ、最終的には悪くない成績で卒業できました。しかし、「EAP/ブリッジングコースを受講しておけばよかった」という後悔は今も残っており、当時の私のような後悔をしてほしくないと、声を大にして伝えたいです。

せっかく時間とお金をかけて留学するのですから、EAP/ブリッジングコースを最大限に活用し、最高の成績と有意義な留学生活を手に入れましょう!
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号S629)
日本の大学で経済学を学び、金融業界で働いた後、2012年にオーストラリアへ渡りました。ワーキングホリデーで大自然の中での仕事を経験し、「やりたいことは全部やる」をモットーに過ごした1年間は、私の人生観を大きく変えました。 その後、IELTS6.5を取得し、**サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)**を卒業。現在は、会計業務に携わっています。

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