私たちが毎日歩く道、利用する駅や公園、住んでいる街。その全ては「都市計画」に基づいてデザインされています。
「自分の住む街が、もっとこうだったら良いのに…」
「駅前がもっと歩きやすかったら、通学が楽しいだろうな」
「もっと自然を感じられる公園が近くにあったら、毎日が豊かになるのに」
ふとした瞬間に、そんなことを考えた経験はありませんか?その視点こそ、未来の社会をより住みやすくする「都市デザイン」や「都市計画」の第一歩です。
地図を眺め、街の構造を想像するのが好き。シムシティのようなゲームで、理想の都市を創り上げることに時間を忘れて没頭する。
あなたのそのユニークな興味や才能は、未来の街をつくる、とても大切な力になります。
なぜ今、「都市計画」が面白い?なぜ「オーストラリア」なのか?

今、私たちは歴史的な転換点にいます。気候変動への対策を迫る
SDGs、テクノロジーが都市機能そのものを変革する
スマートシティ構想、そして
パンデミックが問い直した、人と人との距離感や働き方の多様性。これらの地球規模の課題はすべて、最終的に「我々はどのような都市(まち)に住みたいのか?」という問いに集約されています。
もはや都市計画は、単に道路を引き、建物を配置する土木建築の一分野ではない。環境学、社会学、経済学、そしてテクノロジーを横断しながら、人々の幸福な暮らしという壮大なビジョンを描き、実現する総合芸術であり、未来そのものをデザインする仕事なのです。
環境問題や、より快適で安全な暮らしへの関心が高まる今、未来の街を創造する都市計画の専門家は、世界中から求められています。
中でも
オーストラリアは、多様な文化を持つ人々が共に暮らす「多文化共生社会」の先進国。広大な国土の中で、都市と自然が美しく調和した街づくりは、世界のお手本とされています。
特に、温暖な気候で知られるクイーンズランド州の州都ブリスベンは、今まさに2032年のオリンピック・パラリンピック開催に向けて、街全体が生まれ変わろうとしている、世界で最もエキサイティングな場所の一つです。そんな活気あふれる街で、未来を創る学問を学んでみませんか?
QUTだけの特別な学び!「都市・地域計画」の圧倒的なリアル

ブリスベンの中心部にキャンパスを構える
クイーンズランド工科大学(QUT)。「QUT – the university of the real world」をモットーに、実践的な教育で評価の高い大学です。特に建築や都市開発などの
「建築・建築環境」分野ではQS世界大学ランキング(2024年)でトップ100にランクインするほどの実力校。まさに、都市計画を学ぶには最高の環境と言えるでしょう。
Bachelor of Built Environment (Honours) (Urban and Regional Planning)コースでは、持続可能で、人々が豊かに暮らせる街をデザインし、管理するための専門知識と技術を4年間かけて学びます。それは、机の上だけの学びではありません。QUTには未来の都市を創る「リアル」な経験があります。
教科書は、未来のオリンピック開催都市そのもの!
QUTの学びはとにかく実践的。中でも今最もエキサイティングなのが
2032年に開催されるブリスベン・オリンピック/パラリンピックです。この歴史的なメガイベントは、QUTの学生にとって、生きた巨大な教科書となります。学生は、観客席から大会を眺めるのではありません。再開発される選手村のエリアデザイン、観客をスムーズに輸送する新たな交通網の整備、大会後も市民に愛されるレガシー施設の利活用計画…
その企画立案のプロセスに、学生がプレイヤーとして参加するのです。
政府やデベロッパー、地域のコミュニティと議論を重ね、自分たちのアイデアをぶつける。教室で学んだ理論が、目の前で刻々と形を変えていく都市の上で試される。この臨場感こそ、QUTが単なる「大学」ではなく、未来を創造する「ラボ」であることの証と言えるでしょう。
自分が考えた未来の街の姿が、現実になるかもしれないなんて、ワクワクしませんか?
成長都市ブリスベンという「立地」
QUTは、アジア太平洋地域で最もダイナミックに成長する都市の一つ、ブリスベンにあります。ここは欧米のメガシティと比べて生活の質が高く、治安も良好。そして、多文化社会が成熟しており、多様な価値観を肌で学べます。未来のリーダーに必要なグローバルセンスを磨くのに、これ以上の環境はありません。
キャリアに直結する「認証」と「実務」が卒業後の自信に!
QUTのコースは、オーストラリア計画協会(PIA)に公式認定されています。これは、卒業生が国際的に認められたプロフェッショナルであることを意味します。
さらにQUTの教授陣は、大学の研究者であると同時に、都市計画の第一線で活躍するプロフェッショナルでもあります。業界との強い繋がりを活かしたインターンシップの機会も豊富で、このコースでは、
30日間(225時間)の実務経験がカリキュラムに組み込まれています。
実際にプランニング会社や行政機関で社員と同じようにプロジェクトに貢献し働くことができるなど、キャンパスでの学びを現場ですぐに実践できるこの制度は、教室では得られない大きな学びと自信を与えてくれます。就職活動においても強力なアピールポイントとなるでしょう。
留学カウンセラーより「日本ではない、QUTだけの特権」
今まさに2032年のオリンピック開催に向けて、刻一刻と街全体が生まれ変わっていく姿を肌で感じながら、その企画立案のプロセスに現場で参加できる経験は、日本の大学では決して得られない価値です。「どの大学を出たか」ではなく、「大学で何を学び、経験し、何ができるのか」が問われる今、QUTは最も戦略的な選択肢の一つとなります。
コースの核心に迫る!未来の社会を構想する、クリエイティブな学問

Bachelor of Built Environment (Honours) (Urban and Regional Planning)コースでは具体的に何を学び、どのような未来に繋がっているのでしょうか。
このコースは、単なる建築や土木の知識を学ぶだけではありません。「人々がどうすれば幸せに暮らせるか」という視点から、社会、経済、文化、環境といった多様な要素を組み合わせて、魅力的で持続可能な空間を創造するための学問です。
4年間で学ぶ「まちづくり」の概要
・土地や資源の最適な利用方法
・新しい街や交通システムの計画
・環境に配慮した都市デザイン
・地域コミュニティとの合意形成の方法 など
具体的にどんな授業を受けるのか。4つの科目を例に挙げて深堀りしていきましょう。
1. 都市と空間のデザイン (Urban Place and Space)
人々が「ここが好き!」と思えるような魅力的な場所を創り出すアートの授業です。公園のベンチ、駅前の広場、賑やかな商店街など、人々が集い、笑顔が生まれる空間をどうデザインするかを学びます。あなたのアイデアで、街がもっと楽しく、もっと美しい場所に変わっていく。そんな感動を味わえる、創造性あふれる科目です!
2. 持続可能な未来 (Sustainable Futures)
どうすれば未来の世代も安心して暮らせる街を創れるのでしょうか?この授業では、環境にやさしく、エネルギー効率が良く、災害にも強い「サステナブルな街」の作り方を学びます。太陽光パネルの最適な配置から、緑豊かな公園の作り方まで、地球の未来と人々の暮らしを両立させるための知識と情熱を育む授業です。
3. 都市分析 (Urban Analysis)
都市プランナーは、街の「お医者さん」のような存在。この授業では、最新のデジタルツールや地図データ(GIS)を駆使して、街が抱える問題を科学的に分析するスキルを磨きます。「交通渋滞はなぜ起こる?」「新しい学校はどこに建てるべき?」といった課題に、データという強力な武器で立ち向かいます。
4. 土地利用計画 (Land Use Planning)
「この土地には何がふさわしい?」を考える、都市計画の核となる授業です。住宅地、商業地、工業地、そして自然公園。それぞれの土地の個性を最大限に活かすためのルール作りや、住民との合意形成(話し合い)の方法を学びます。異なる意見を調整し、みんなが納得する最高のプランを創り上げる。あなたの計画が、街の未来の青写真に!
卒業後の未来:社会貢献と自己実現を両立する多様なキャリア

普段生活している街、通学路、遊ぶ公園、それらすべてが、誰かによって計画され、創られています。このコースで目指すキャリアはその「「まちづくりのプロフェッショナル」です!
都市プランナー/都市デザイナー
自治体やデベロッパーで、新しい街のマスタープランを作成したり、歴史的な街並みの保存・再生計画などを手掛けます。
環境コンサルタント
大規模開発が環境に与える影響を評価し、持続可能な解決策を企業や政府に提案します。
交通プランナー
人やモノの流れを分析し、快適で効率的な公共交通システムや道路網を計画します。
政策立案者(ポリシーアドバイザー)
国や地方自治体で、より良い社会を実現するための住宅政策、環境政策、景観に関する条例などの立案に関わります。
国際開発コンサルタント
国際協力機関などで、開発途上国の都市問題解決に貢献するという道も開かれています。
どんな仕事? まさに「未来を創造する」仕事!

都市・地域プランナーは、単に建物を建てたり、道を作ったりするだけではありません。
人々の笑顔をデザインする!
「ここに公園があれば、子どもたちがもっと笑うかな?」「こんなお店が集まる通りなら、街がもっと楽しくなるはず!」といったように、人々の幸せな暮らしを想像し、それを形にするのが仕事です。市長さんや地域の人々、たくさんの専門家とチームを組んで、最高の街を創り上げていきます。
地球の未来も考える!
環境を守りながら、みんながずっと快適に暮らせる「サステナブルな街」を考えるのも大切な役目。自然と人が共存できる、未来への責任を果たす、スケールの大きな仕事です。
巨大プロジェクトに挑戦!
時には、新しい街をゼロから創ったり、大きな港や空港、未来の交通システムを計画したりと、地図に新しい歴史を刻むようなダイナミックなプロジェクトを動かすこともあります。あなたのアイデアが、国の未来を変えるかもしれません!
留学カウンセラーより「どんな人が向いている?」
この学位プログラムは、以下のようなキャリアや志向を持つ学生に向いています:
・社会のこと、環境問題が気になる
・アートやデザインが好き
・空想したり、新しいアイデアを出すのが得意
・クリエイティブなことがしたい!
1つでも当てはまればあなたには最高の素質が!この分野では、建築やデザインはもちろん、経済や法律、環境問題まで、幅広い知識が力になります。まさに文系・理系の枠を超え、あなたの「好き」「得意」が最強の武器となるステージです!
クイーンズランド工科大学 入学要項(2026年度)
コース名 |
Bachelor of Built Environment (Honours) (Urban and Regional Planning)(QUT公式HP) |
期間 |
4年 |
授業料 |
年間A$43,300(日本円で約4,243,400円)(2026年度) |
英語入学条件 |
IELTS Academic 6.5以上(各セクション6.0以上)
または
TOEFL iBT 79以上(L16, R16, W21, S18以上) |
学歴入学条件 |
・ファンデーションコース修了(※)またはDiplomaコース修了(※)
または
・IB 28以上
または
・SAT 980以上 + 高校の成績 |
(※)日本の普通高校から進学する場合
日本の普通高校卒業の場合、まずはQUT Collegeの
ファウンデーションコース(大学準備コース)またはDiploma of Engineeringコースを受講してから、大学本科へ入学となります。詳しくは
こちらをご参考ください。
※Diplomaコースからの単位以降はありません
※高校3年生の10月頃から出願することができます。まずは高校の成績と英語スコアをお知らせ下さい。学力と英語力に沿った進学プランをご提案します。
QUTから奨学金がでています
QUTでは現在、海外からの留学生を対象に
奨学金がでています。詳しくは
お問い合わせください。
君の「あったらいいな」が、未来の街を創る力になる

高校生の皆さん、あなたの「好き」や「得意」が、未来の誰かの暮らしを豊かにし、社会をより良くする力になるかもしれません。
QUTでの学びは、単なる知識の習得ではありません。成長を続ける都市ブリスベンをキャンパスに、世界中から集まる仲間と切磋琢磨し、本物のプロジェクトに挑戦し、人間として大きく成長するための時間です。それは、人生を豊かにする最高の冒険となるでしょう。
ご相談&お問い合わせ
自分の描いた夢の街が、何十年、何百年先も人々の暮らしを支え、笑顔で溢れる場所になるかもしれない。自分のアイデアで、未来の社会を、世界を、より良い場所に変えていく。そんな壮大でやりがいに満ちた夢を現実にする学びが、QUTにあります。
当社オーストラリア留学センターは、
全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで
全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2025年7月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2026年度学費をご案内しております