
世界中でテクノロジーの進化が加速する今、その根幹を支える「エンジニア」の需要は高まる一方です。特にオーストラリアでは、国家プロジェクトレベルで技術革新が進んでおり、工学分野の専門家(Professional Engineer)が強く求められています。
プロフェッショナルエンジニアとして認められるには、オーストラリアの大学で工学士以上(優等学位)のBachelor of Engineering(Honours)を修了することで EA(Engineering Australia)の Professional Engineerとして登録権利を得ます。
進学ルートとしては、オーストラリアのトップ大学、特に工学部へ日本の普通高校卒業から進学するには「ファウンデーションコース」という1年間の準備コースを経由するのが一般的で「大学4年間+準備1年=合計5年」の時間と 学費だけで 2,500万〜3,000万がかかるのが常識でした。
グループオブエイト(全豪トップ8大学)の一つ、アデレード大学も一般的なルートでの進学なら同様の費用がかかりますが、もし Foundation(1年)+学士号(4年)の総費用から
1,000万円以上の費用を抑えて」アデレード大学「工学部」を卒業できるルートがあるとしたら、知りたくありませんか?
アデレード大学工学部の魅力と共に、その画期的な進学ルート「
TAFE SA エンジニア編入パッケージ」について徹底的に解説します。
アデレード大学「工学部」

アデレード大学は、オーストラリア国内で常にトップレベルの研究力と教育水準を誇る名門8大学「Group of Eight (Go8)」のメンバーです。
ノーベル賞受賞者も輩出するこのアデレード大学の工学部、正式には「Bachelor of Engineering (Honours)」と呼ばれる4年制の学位となります。
**”Honours”(オナーズ:優等学位)とは?**
これはオーストラリアの大学制度で非常に重要な意味を持ちます。通常の3年制の学士号(Bachelor)と異なり、4年制のHonours学位は、専門分野の高度な知識に加え、最終学年で*研究・設計プロジェクト(Honours Research Project)*を完成させる必要があります。
学生は単なる技術者ではなく、新しい技術を生み出したり、複雑な問題を解決したりできる「研究開発能力」を持ったエンジニアを目指すように設計されており、オーストラリアでプロのエンジニアとして認定される(Engineers Australia認定)ためにも、このHonours学位が標準となっています。
アデレード大学工学部の特徴

2026年度から アデレード大学の工学部では、学生が卒業後すぐに即戦力となれるよう「実践」にこだわったこと、さらに長年にわたり南オーストラリア州でのSTEM 教育を牽引してきたアデレード大学は、非常に合理的なカリキュラム構成になっています。
| 学年 | 学ぶ内容 |
|---|
| 1年次 | 共通基礎 (Common First Year) すべての工学部の学生が、数学、物理、プログラミング、工学デザインの基礎といった共通科目を学びます |
| 2年次 | 専門基礎 各自が選んだ専攻(例:電気、機械、土木、化学など)に分かれ、その分野の核となる専門知識とスキルを学びます。 |
| 3・4年次/td> | 専門応用と実践 より高度な専門科目に加え、以下の実践的な要素が中心となります。
・Work Integrated Learning (必須インターンシップ)
・Honours Research Project (最終研究プロジェクト)
・専門選択科目 (Electives):再生可能エネルギー、ロボティクス、航空宇宙工学、医療生体工学など、自分の興味を深く掘り下げます。 |
最大12週間の必須インターンシップ
アデレード大学の工学部では、Work Integrated Learning の科目にて
最大12週間(約3ヶ月)の就業体験(インターンシップ)が卒業要件として組み込まれています。
大学で学んだ理論やスキルを、実際の企業で試し、プロのエンジニアから直接フィードバックを得るこの経験は、他の何にも代えがたい財産となります。キャリアへの意識を高く持ち、業界との強いつながりを在学中から築くことができます。
最先端の学習環境
学生は、各分野(電気、機械、土木など)に特化した最新鋭の施設を利用できます。例えば、以下のような設備が整っています。
| ■各専門のデザイン・アンド・ビルド スタジオ |
アデレード大学のキャンパス内にはいくつものチームで実際に設計図を引き、試作品(プロトタイプ)を製作する場所(スタジオ)が完備されています。
【1】Innovation Studios (イノベーション・スタジオ)
ここは学生がアイデアを開発し、部品を製造し、プロトタイプを製作するための設備の整ったワークショップです。
【2】Creation Studio (クリエーション・スタジオ)
アイデアの設計、開発、テストを行います。はんだごてや各種ハンドツールが揃っています。
【3】Fabrication Studio (ファブリケーション・スタジオ)
「ものづくり」に特化しており、レーザーカッター、ボール盤、CNC(コンピュータ数値制御)加工機、各種切断・折り曲げ機材が揃っています。
【4】Additive Studio (アディティブ・スタジオ / 3D Prototyping Lab)
3Dプリンティングに特化したラボです。
【5】ECMS Workshop (ECMS ワークショップ)
こちらも学生のための主要なワークショップスペースです。
古い実験室を改装して作られた現代的な「メーカースペース(ものづくり空間)」となっててい、実践的な学習をサポートします。
CNC加工、3Dプリンティング、溶接、ウォータージェットやレーザーカッターなど、部品や組み立て品を製造するための様々なプロセスをサポートしています。
【6】Collaborative Design Facility (共同デザイン施設)
これは学生のプロジェクト専用というよりは、産業界、学術界、政府機関とアデレード大学が協力してイノベーションを加速させるための高度な施設です。学生が実際に最先端の技術に触れる場でもあります。 |
| ■産業用シミュレーター |
大学の工学部において、最も重要な学習機材といえる産業用シミュレーターです。
なぜなら、学生が「安全」に、「低コスト」で、「何度でも」、巨大なプラントや高価な機器の操作・設計・最適化を試すことができるからです。現実世界の大規模機器をわざとエラーを起こして実験することはできませんので、これらの産業用シミュレーターがなければ実践的とは言えません。
アデレード大学の 機械・製造・航空宇宙工学分野 では、フランスのDassault Systèmes社およびCapgemini社と提携し、「Collaborative Design Facility(共同デザイン施設)*上記【6】」をキャンパス内に設置しています。 この施設の中核となるのが「3DEXPERIENCE」プラットフォームです。これは、製品の設計 (CATIA)、高度なシミュレーション (SIMULIA / ABAQUS)、製造プロセスのシミュレーション (DELMIA) などを統合した、まさに「産業用シミュレーター」の最先端パッケージです。
電気工学分野では、RTDS (Real-Time Digital Simulator)が実装されています。
電力網の動作を「リアルタイム」で忠実に再現する、ハードウェアとソフトウェアが一体となった非常に高度なシミュレーターです。 アデレード大学の電力システム研究室では、これを用いて「もし大規模な太陽光発電所を接続したらどうなるか?」「サイバー攻撃で送電線が停止したらどうなるか?」といった複雑なシナリオを、実際の電力網に損害を与えることなく(デジタルツイン上で)検証することができます。 |
| ■最先端コンピューティング・ラボ |
AI、機械学習、データ分析など、最先端のソフトウェアが揃った環境でスキルを磨けます。
アデレード・シティ・キャンパス (工学部) と モーソンレイクス・キャンパス(IT学部)で設置されているソフトウェアなどが異なりますが、工学部の学生はすべての施設にアクセス可能です。 導入されているシステム (ソフトウェア)は、エンジニアリングに必要な産業界標準の専門ソフトウェアがインストールされた高性能ワークステーションが導入されています。
学生は在学中から各専攻に応じてプロと同じツールに触れることができます。
・3D CAD/CAE (設計・シミュレーション):
・3DEXPERIENCE Platform (Dassault Systèmes)
・SolidWorks (3D設計)
・ANSYS (構造・流体・熱シミュレーション)
・Abaqus (高度な有限要素解析)
・Aspen HYSYS (化学プラントシミュレーター)
・MATLAB (数値計算・データ解析の標準)
・LabVIEW (計測・制御)
・ArcGIS (地理情報システム)
特に「最先端」という言葉が最も当てはまる、特定の研究や高度なシミュレーションに特化した施設もあります。
【1】Collaborative Design Facility (共同デザイン施設)
上記の産業用シミュレーターでも触れた、設計・シミュレーション・製造管理を統合した最先端のプラットフォームです。学生はこれを用いて、航空宇宙、自動車、防衛産業などで使われるのと同じツールで製品開発(デジタルツインの構築)を体験できます。
【2】Australian Institute for Machine Learning (AIML)
シティキャンパス隣接のハイテク地区の ロット・フォーティーン (Lot Fourteen) (オーストラリア宇宙省や宇宙工学関連企業がある)にあるオーストラリアを代表するAI・機械学習の研究機関です。工学部の学生(特にメカトロニクスやコンピュータサイエンス専攻)は、ここの研究者と協力してプロジェクトを行うことがあります。膨大な計算能力を持つGPU(画像処理装置)を使い、AIモデルの開発やロボットの視覚認識などの研究を行います。
【3】Adelaide Compute Platform (スーパーコンピュータ)
導入されているシステムは、”Phoenix” (フェニックス) 高性能コンピューティング (HPC) クラスターと呼ばれるもので、大学が保有する「スーパーコンピュータ」です。一般的なコンピュータでは数週間かかるような大規模な計算(例:宇宙全体のシミュレーション、複雑な流体力学、新素材の原子レベルでのシミュレーション)を高速で実行するための施設ですが、工学部の学生は 最終学年の研究(Honours Project)や大学院で使用されます。 |
1,000万円以上節約する「TAFE SA 編入ルート」
さて、ここからが本題です。
通常、日本の普通高校を卒業した学生がアデレード大学のような Group of 8 (トップ8大学)の1年次に入学するには、高校までの教育制度の違いから学力ギャップを埋めるため、ファウンデーションコース(大学準備コース)を1年間履修する必要があります。
アデレード大学も提携カレッジのファウンデーションコースを経由して進学する一般ルートのほか、提携カレッジのディプロマからの編入もコースによっては可能です。
今回のTAFE SA編入ルートと大きな違いは、本題でもある費用が割安だと言うことです。
どれだけ違うか、各進学ルートごとに費用のシミュレーションをしてみます。
ルートA:標準ルート(Foundation経由)
日本の普通高校を卒業し、前提履修科目の数学の履修(成績)が足りない学生は、この標準ルートになります。
| 期間 | 合計 5年間 = 1年間(Foundation)+ 4年間(工学部) |
| 費用シミュレーション(概算) |
* 1年目 (Foundation): 約 A$35,100
* 2〜5年目 (大学工学部): 約 A$54,900 × 4年 = A$219,600
* 5年間の総授業料 (概算): A$254,700(約2,598万円)
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ルートB:提携カレッジ編入ルート(Diploma経由)
日本の普通高校を卒業し、前提履修科目の数学の履修(成績)条件を満たしている学生は、この提携カレッジ編入ルートになります。
| 期間 | 合計 4年間 = 1年間(Diploma)+ 3年間(工学部) |
| 費用シミュレーション(概算) |
* 1年目 (Diploma): 約 A$43,720
* 2〜4年目 (大学工学部): 約 A$54,900 × 3年 = A$164,700
* 4年間の総授業料 (概算): A$208,420(約2,126万円)
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上記は、日本の普通高校を卒業し、アデレード大学への進学する一般的な進学ルートでした。
2026年度、アデレード大学は、南オーストラリア州立の職業訓練専門学校「TAFE SA」と提携し、工学部(Bachelor of Engineering (Honors))編入ルートを用意しています。
ルートC:TAFE SA 編入ルート(おすすめ!)
日本の普通高校を卒業し、前提履修科目(数学)の履修(成績)条件を満たしている学生は、TAFE SAが提供する
2年制の「Associate Degree in Engineering(工学準学士号)」から、アデレード大学 工学部(Bachelor of Engineering Honours)の
「3年次」に編入することが保証されています。
| 期間 | 合計 4年間 = 2年間(TAFE SA)+ 2年間(大学 3・4年次) |
| 費用シミュレーション(概算) |
* 1〜2年目 (TAFE SA): 約 A$20,760 × 2年 = A$41,520
* 3〜4年目 (大学工学部): 約 A$54,900 × 2年 = A$109,800
* 4年間の総授業料 (概算): A$151,320(約1,543万円)
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総費用の比較まとめ
| 比較項目 | ①標準ルート (Foundation) | ② Diploma編入ルート | ③ TAFE SA編入ルート |
| 卒業までの期間 | 5年間 | 4年間 | 4年間 |
| 卒業までの総授業料 | 約 A$254,700 | A$208,420 | 約 A$151,320 |
| 総授業料(日本円) | 約2,598万円 | 約2,126万円 | 約1,543万円 |
結果は一目瞭然です。
TAFE SAからの編入ルートは、ファウンデーションルートと比較して「卒業までの期間が1年短く、総授業料も
1,000万円以上節約できます。Diploma 経由の編入ルートと比べても授業料で
500万以上の差額となりますので、TAFE SAからの進学を利用しない手はありません。
TAFEルートの隠れたメリット

費用と期間だけでなく、TAFE SAで学ぶ2年間は、大学の1・2年次よりもさらに実践的(ハンズオン)な設計・製造スキルや技術を学びます。
理論中心の大学とは異なるアプローチで基礎を固めるため、大学3年次からの高度な専門学習や研究プロジェクトにもスムーズに対応できる「
実践力」が身につきます。
TAFEルートで行ける工学部の専攻
学費面で大きなメリットのある TAFE SA経由でのアデレード大学の工学部への進学ですが、注意点があります。
それでは、すべての工学部の専攻に進学できるというわけではありません。
TAFE SA の Associate Degree から進学できる Bachelor of Engineering の専攻(Major)は以下の3つです。
Bachelor of Engineering (Electrical) (Honors)
Bachelor of Engineering (Mechanical) (Honours)
Bachelor of Engineering (Civil) (Honours)
Bachelor of Engineering (Chemical) (Honours)と Bachelor of Engineering (Environmental) (Honors)へは、TAFE SA の Associate Degree から進学はできません。
工学部は、こんな学生に最適!
このコースは、以下のような興味や強みを持つ学生にぴったりです。
■数学・物理が好き!論理的に考えるのが得意!
Electrical エンジニアリングは物理法則と数学に基づいています。複雑な課題を「なぜ?」と問い、論理的に分析し、数式を使って解決策を導き出すことに喜びを感じる人に向いています。
■モノの仕組みを深堀りし、手を動かすのが好きな人
Mechanical エンジニアリングは「この機械はなぜ動くのか?」「もっと効率的にするには?」と考えるのが好きな人に向いています。TAFE SA 進学ルートでは特に、実際にモノ作りプロジェクトが多いため、実践的な「モノづくり」にワクワクする人に最適です。
■社会課題をテクノロジーで解決したい人
Civil エンジニアリングは 「安全なインフラを作りたい」「クリーンエネルギーを普及させたい」「安全な水資源の管理」など、社会が直面する大きな課題を解決するための最も強力なツールです。強い目的意識を持つ人は大きく成長できます。
卒業後のキャリアパス
TAFE SA の Associate Degree in Engineering(2年)は、Engineering Australia(EA)にて Dublin Accord(ダブリン協定)をもとに Engineering Associate(準エンジニア)の認可を受けています。つまり TAFE SA 終了後、アデレード大学の Bachelor of Engineering(Honors)を受講しながら、準エンジニアとして働く機会を得るチャンスがあります。
なお、アデレード大学の Bachelor of Engineering (Honors) は、ワシントン協定 (Washington Accord)に基づき Professional Engineer(専門エンジニア) としてEA認可を目指します。
TAFE SA 進学ルートから アデレード大学の工学部へ進学・卒業生は、その
高いスキルと実践経験が武器になります。
卒業生の「主な専攻とキャリア例」は以下になります。
■Electrical(電気・電子)
電力システムの設計、通信エンジニア、半導体開発、AI・ロボティクス制御
■Mechanical(機械)
自動車・航空宇宙エンジニア、防衛産業、製造プラント設計、医療機器開発
■Civil(土木)
土木、建築、公共インフラ、水インフラ管理、

留学カウンセラーより「EAの認可・各協定って何?」
オーストラリアのエンジニアリングチームは、一般的に以下の3つのレベルで構成されています。
【1】Professional Engineer (専門エンジニア)
役割: プロジェクト全体の設計、計画、複雑な問題解決、管理、研究開発を担当。
学歴: 4年制大学の工学士(優等学位)(例: アデレード大学の Bachelor of Engineering (Honours))。
【2】Engineering Technologist (工学技術者)
役割: 既存の技術を応用・最適化し、詳細な設計やシステムの運用管理を担当。
学歴: 主に3年制大学の工学技術学士(Bachelor of Engineering Technologyなど)。
【3】Engineering Associate (エンジニアリング・アソシエイト)
役割: Professional Engineer や Technologist の監督下で、より実践的・技術的な業務を担当。設計図の作成、CAD操作、テスト、システムの運用・保守、現場管理など、エンジニアと現場の技術者(職人)との橋渡し役を担います。
学歴: **2年制の準学士号(Associate Degree)**または高度ディプロマ(Advanced Diploma)。(例: TAFE SA の Associate Degree in Engineering)
それぞれ、国際エンジニアリングアライアンス(IEA – International Engineering Alliance)には、上記3つの職務レベルに対応する、以下の3つの主要な「
学歴協定」があります。
■ワシントン協定 (Washington Accord)
対象レベル: Professional Engineer
対象学歴: 「4年制」大学の工学士号(Honours学位など)
■シドニー協定 (Sydney Accord)
対象レベル: Engineering Technologist
対象学歴: 「3年制」大学の工学技術学士号
■ダブリン協定 (Dublin Accord)
対象レベル: Engineering Associate (または Engineering Technician)
対象学歴: 2年制の準学士号(Associate Degree)やアドバンスディプロマ
これらの協定は、国際エンジニアリングアライアンスによって運営されていて、協定国であれば同じ学位と資格レベルが認められるものになります。
| ワシントン協定 (Washington Accord):対象 Professional Engineer (4年制大学の工学士号) |
以下の25の国・地域が完全加盟(Full Signatories)しています。
アメリカ (USA)、イギリス (United Kingdom)、アイルランド、オーストラリア、カナダ、韓国、コスタリカ、シンガポール、スリランカ、中国、
台湾 (Chinese Taipei)、トルコ、日本、ニュージーランド、パキスタン、バングラデシュ、フィリピン、ペルー、香港 (Hong Kong China)、インド、インドネシア、マレーシア、メキシコ、南アフリカ、ロシア |
| ダブリン協定 (Dublin Accord):対象 Engineering Associate (2年制の準学士号など) |
以下の8の国・地域が完全加盟(Full Signatories)しています。
アメリカ (USA)、アイルランド、オーストラリア、カナダ、韓国、マレーシア、南アフリカ、ニュージーランド |
日本の普通高校からの進学
費用計算のところでもご案内していますが、アデレード大学の工学部へは、
・ファウンデーション経由(最短 5年)
・ディプロマ経由の編入(最短 4年)
・TAFE SA の Associate Degree 経由(最短 4年)
の3つがあり、最も費用を抑えて進学できるのが、TAFE SA 経由です。「TAFE SA 編入ルート」はアデレード大学卒業まで、より短期間で、かつ圧倒的に低いコストで進学可能な「隠れた近道」です。
ファウンデーションルートより1年早く卒業できるということは、1年(または半年)早くキャリアをスタートさせることができるという点も単なる費用の節約以上の、人生における大きなアドバンテージになると思います。
アデレード大学でのエンジニアリング留学に興味を持たれた方、ご自身の成績でこのルートが利用可能か知りたい方は、ぜひ私たちオーストラリア留学センターまでお気軽にご相談ください。あなたの未来の設計図を、一緒に描いていくお手伝いをさせてください。
※高校3年生の10月頃から出願を行うことができ、まずは成績と英語力をお知らせ下さい。成績と英語力から、実際にどのような進学プランを立てることができるかをご相談させて頂きます。
出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合はTAFE SA付属属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願に必要な書類4点を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 高校の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 高校の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式に出願手続きへ進みましょう。
留学相談&お問い合わせ
当社オーストラリア留学センターは TAFE SAおよびアデレード大学を含め
全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで
全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2026年11月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2026年度学費をご案内しております。