オーストラリアで学ぶOrthoptics(視能訓練士/視覚訓練士)

Orthoptics(視能訓練士/視覚訓練士)とは


医療系分野において、看護師、理学療法士、作業療法士、言語療法士といった職業がありますが、視力や色覚の検査や、両眼視機能の障がい回復を目指して矯正訓練を行い、正常な視能へ導くのが視能訓練士です。

主な仕事は、視力・視野・色覚・眼球運動などを検査する「眼科検査」と、弱視や斜視の患者さんの機能をきちんと使えるように訓練を行う「視能矯正訓練」があります。
最近では視能訓練士はその役割が広がり、白内障、緑内障、糖尿病性眼疾患、加齢黄斑変性症、全身性または神経学的視力障害、低視力などの眼疾患の患者の治療にも携わり、資格を持った人材が求められている職業の一つとなっています。

オーストラリア政府によると、視能訓練士の数は、2014年から2018年の間に大幅に増加し、少なくとも2023年までは引き続き増加すると見られています。



オーストラリアでOrthoptics(視能訓練士/視覚訓練士)

視能訓練士のコースはオーストラリア国内では2大学のみシドニー工科大学(UTS)の修士課程(2年間)、そしてラ・トローブ大学の学士課程(4年間)にて開講しています。
両コースともAustralia Orthoptics Board(視能訓練士士協会) の認可コースとなり、コース卒業後は、Australia Orthoptics Boardへ視能訓練士として登録申請することができます。

視能訓練士は、病院をはじめリハビリテーションセンターや視覚障害者支援センターで勤務をします。

Orthoptics(視能訓練士/視覚訓練士)履修科目例

シドニー工科大学Master of Orthopticsの履修科目をご案内します。

大学院1年次
  1. Eye and Visual Systems 目と視覚システム
  2. Binocular Vision and Ocular Motility 1 両眼視力と眼球運動1
  3. Ocular Pathology 1 眼科病理1
  4. Introduction to Professional Practice 臨床実習の導入
  5. Clinical Management of Refractive Error 屈折異常の臨床管理
  6. Binocular Vision and Ocular Motility 2 両眼視力と眼球運動2
  7. Ocular Pathology 2 眼科病理2
  8. Professional Practice 1 臨床実習1
大学院2年次
  1. Research Project 1 リサーチプロジェクト1
  2. Neurological Ocular Disorders 神経眼障害
  3. Therapy, Management and Rehabilitation 治療、管理、リハビリ
  4. Professional Practice 2 臨床実習2
  5. Research Project 2 リサーチプロジェクト2
  6. Advanced Professional Practice 上級臨床実習
  7. Professional Practice 3 臨床実習3

Orthoptics(視能訓練士/視覚訓練士)コース一覧


University of Technology Sydney(シドニー工科大学)
Master of Orthoptics

[入学] 3月
[期間] 2年間
[学費] 年間 40,320ドル(2020年)
[都市]シドニー
[英語] IELTS Academic Overall 6.5(ライティングセクション6.0)またはUTSインサーチ進学準備コースAE5を規定の成績で修了
[条件]大学学士号保持、インタビューあり。


La Trobe University(ラ・トローブ大学)
Bachelor of Orthoptics (Honours)

[入学] 3月
[期間] 4年間
[学費] 年間 42,800ドル(2021年)
[都市]メルボルン
[英語] IELTS Academic Overall 6.5(各セクション6.0)またはラトローブカレッジ英語コースを規定の成績で修了
[条件]高校卒業資格。評定平均4.0以上(5段階評価)

出願に向けての準備


1. まずは英語試験を受けましょう
まずはIELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/ielts/
JSAF
http://www.jsaf-ieltsjapan.com/?p=431
IDP Education
https://ieltsjp.com/
2. 出願に必要な書類を準備しましょう
出願には下記書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。

  • 最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • 最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
  • パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式に出願手続きをスタートします。

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※備考※
・本記事は2020年8月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2020年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=80円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。

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シドニー滞在歴15年を経て、現在東京オフィスで留学コンサルタントとして 皆さんのオーストラリア留学実現へ向けてサポートしています! 現地での滞在・進学経験を踏まえて、皆さんのご留学へむけての不安を解消して安心して出発の日を迎えられるよう、アドバイスしています。 まずはお気軽にご相談下さい! このカウンセラーに質問する

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