テクノロジーの発展によって、以前よりも活用できるデータの量が増えたことにより、「データに基づいた」施策が打ちやすくなってきました。
ビジネスにおいて、ビッグデータは分析して活用することではじめてその効果を発揮し、コストの削減、新製品の開発やリリース計画の立案、スマートな意思決定といった目標を達成しやすくなり、データの活用自体が経営戦略にも役立てられています。
データのスペシャリストとして、大量のデータを収集し、分析、ビジネスなどに活用、つまりデータ分析を用いたビジネスコンサルティングの役割を担うのが「データサイエンティスト」。
そして、「データエンジニア」はデータサイエンティストが仕事をするにあたって必要なデータを提供する側となります。
データサイエンティストが必要とするデータの整理・提供・管理がデーターエンジニアの主な役割、データを蓄積する基盤の設計・構築・運用に関するプロフェッショナルです。
そのため、データサイエンティストの仕事はデータエンジニアがいないと成り立たちません。
Linkedinによる、2020年 Emerging Jobs Report(いまどのような職種の求人が伸びているのか)では、オーストラリアの労働市場においてデータサイエンティストが7位、そしてデーターエンジニアが8位にランクイン、アメリカではデータエンジニアは前年比33%の伸びと、世界的に需要が高まっていることが示されています。
データサイエンティストのコースは大学院の修士課程で学ぶことになりますが、その補佐的役割を担う専門職であるデーターエンジニアリングのコースは学士課程で開講されており、
シドニー工科大学(UTS)Bachelor of Engineering (Honours) Diploma in Professional Engineering Practice(Data Engineering Major)で学ぶことができます。
シドニー工科大学のデータエンジニアリングコース
シドニー工科大学(UTS)は「工科大学」というその名のとおり、ITやエンジニア系に強みを持つ大学です。
2019 Academic Ranking of World Universities(ARWU)の、
Computer Science & Engineering部門で
オーストラリア国内第1位、世界29位となっています。
Bachelor of Engineering (Honours) Diploma in Professional Engineering Practice(Data Engineering major)では微分積分・線形代数・確率統計などの数学知識、安全で信頼性の高いデータプラットフォームの構築と管理に必要なプログラミング、ネットワークといった専門的なエンジニアリングスキルについて学びます。また副専攻として、サイバーセキュリティ、ネットワーク、リアルタイムシステム(IoT)、データ分析、画像処理から選択することができデータエンジニアとしての理解を深めます。
コース期間中に1年のインターンシップが含まれる!
卒業後、即戦力として実戦で使えるスキルの習得を目指すシドニー工科大学(UTS)では、Bachelor of Engineering (Honours) Diploma in Professional Engineering Practiceの5年コースにおいて、2年次の後期(セカンドセメスター)と4年次の後期(セカンドセメスター)のトータル1年間は、フルタイムのインターンシップが含まれており、コースで学んだ専門知識を実践でどのように活かしていくか学びの場となります。
またインターンシップは大学で学んだことを応用するだけでなく、チームワーク、コミュニケーション、時間管理、適応性、問題解決など職場で必要不可欠なソフトスキルを磨くチャンスでもあります。
現場での即戦力+ソフトスキルにを身につけることにより、大学卒業後の高い就職率にも繋がっていると言えるでしょう。
シドニー工科大学(UTS)は1000以上の企業との提携を結んでいます。
エンジニアリングのコースは通常4年間のコースが一般的ですが、シドニー工科大学(UTS)では、Diploma in Professional Engineering Practice(1年のインターンシップ)を含めた5年間のコースを開講しています。
ローカルの学生はこの1年のインターンシップは必修科目となり実務経験を積んで5年をかけて卒業を目指します。
海外留学生向けには、5年のコースとBachelor of Engineering (Honours)ーData Engineering専攻の4年コースの2つの選択肢がありますが、4年コースではインターンシップは12週間のみ、となります。
STUDIOサブジェクト
コース期間中に36クレジット(6科目)のSTUDIOサブジェクト(Fundamentals Studio A,B、Applications Studio A,B、Professional Studio A,B)があります。このサブジェクトでは他の学生、アカデミックスタッフ、そしてメンターとともにチームププロジェクトを行い、タスクに取り組むことでコミュニケーション、チームワーク、複雑な問題解決を学び、専門的スキルを駆使しながらプロダクトを作り上げていきます。
これも実践を重視するシドニー工科大(UTS)ならではのカリキュラムです。
シドニー工科大学データエンジニアリングコースで履修する科目
大学1年次 |
- Mathematical Modelling 1
- Introduction to Data Engineering
- Fundamentals of C Programming
- Network Fundamentals または Introduction to Data Analytics
- Mathematical Modelling 2
- Fundamentals Studio A
- Engineering Communication
- Network Fundamentals または Introduction to Data Analytics
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大学2年次 |
- Engineering Practice Preparation 1
- Physical Modelling
- Sensing, Actuation and Control
- Information and Signals
- Fundamentals Studio B
- Engineering Professional Experience 1
- Work Integrated Learning 1
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大学3年次 |
- Design and Innovation Fundamentals
- Data Engineering Design
- Applications Studio A
- Engineering Practice Reflection 1
- Technical subject choice (Data Engineering)
- Engineering Economics and Finance
- Data Systems
- Applications Studio B
- Technical subject choice (Data Engineering)
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大学4年次 |
- Engineering Project Management
- Interrogating Technology: Sustainability, Environment and Social Change
- Professional Studio A
- Engineering Practice Preparation 2
- Technical subject choice (Data Engineering)
- Engineering Professional Experience 2
- Work Integrated Learning 2
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大学5年次 |
- Entrepreneurship and Commercialisation
- Engineering Research Preparation
- Engineering Practice Reflection 2
- Select 12 credit points of options:
- Engineering Capstone
- Select 12 credit points of options:
- Professional Studio B
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将来のキャリアオプション
- Data Engineer
- Data Architect
- Visualisation Analyst
- Developer,Big Data Platform
- Data Services Engineer
- Data Network Engineer
- Software and Systems Multimedia and Pattern Recognition
シドニー工科大学(UTS)データエンジニアリング入学要項
コース名 | Bachelor of Engineering (Honours) Diploma in Professional Engineering Practice
– Data Engineering Major |
期間 | 5年間(1年間のインターンシップ含む) |
入学 | 2月、7月 |
学費 | 年間 52,410ドル(約514万円)※2025年度 |
コース名 | Bachelor of Engineering (Honours) – Data Engineering Major |
期間 | 4年間 |
入学 | 2月、7月 |
学費 | 年間 52,410ドル(約514万円)※2025年度 |
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英語 |
・IELTS Academic overall 6.5(ライティングセクション 6.0)以上
または
・UTSカレッジの進学準備英語コースAE5を規定レベルで卒業すること |
出願条件 |
・日本の大学1年次修了または日本の高校卒業資格+センター試験結果(7科目)
・UTSカレッジ ディプロマコースを規定の成績を収めることで、48単位の免除
UTSカレッジからの詳しい進学方法は下記ご参考ください。
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日本の高校を卒業、データエンジニアリングコースへ進学する場合
日本の高校で評定平均2.8以上/5段階評価(主要科目重視)をお持ちの場合、UTSカレッジで開講されているDiploma of Engineeringを規定の成績で修了すると、48クレジットポイント(1年相当)が免除となり、大学の2年次へ進学を目指すことことが出来ます。
コース名 | Diploma of Engineering |
期間 | 8ヵ月(2学期)、1年(3学期)、1.5年(4学期) |
入学 | 3月、6月、10月 |
学費 | 2学期、3学期コース: 35,000ドル(約343万円)※2024年度
4学期コース:44,000ドル(約431万円)※2024年度 |
英語 |
・2学期、3学期コース:IELTS 6.0 (ライティング6.0)、4学期コース:IELTS5.5(全セクション5.0以上)
または
・UTSカレッジの進学準備英語コースを規定レベルで卒業すること |
出願条件 |
・高校卒業資格、評定平均2.8以上/5段階評価(主要科目重視)
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出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
2. 出願に必要な書類を準備しましょう
出願には下記5点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの5点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式にシドニー工科大学(UTS)への出願手続きをスタートします。
留学相談&お問い合わせ先
当社オーストラリア留学センターはシドニー工科大学を含め全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2024年7月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。
・日本円は弊社が取得できる最新の送金レート(A$1=98円) で換算しており、実際はお支払い時にご利用の金融機関の為替レートが適用されます。
CRICOS Provider No: 00099F