オーストラリアの学生ビザ申請条件の1つに、Genuine Temporary Entrant(GTE)と呼ばれる審査があります。
このGTEは、「ビザ申請者が、あくまで一時的な滞在を前提に、オーストラリア国内で教育を受けるのか?」という点を審査するもので、不正な学生ビザ申請者(将来的に不法滞在したり、就学が目的でない留学生)を排除するために、2016年7月から導入されています。
そして、このGTE審査ですが、2018年2月より
さらに厳しい審査基準が設けられ、今後は学生ビザ申請の内容はもちろん、GTEの証明にも注意が必要となります。
GTEで証明する内容
GTE審査は、レターで提出します。審査基準は以下の点が重視されるため、各人の状況にあった説明を行う必要があります。
- 日本ではなく、オーストラリアで学ぶ理由
- オーストラリアを留学地として選んだ理由
- この学校とコースを選んだ理由
- オーストラリアでの生活プラン
- 日本とのつながり・関係性
- このコースと、あなたの学歴や職歴の関連性
- このコースと、あなたの将来プランとの関連性
- 学歴や職歴に期間が空いている場合、空いている期間の説明
GTEは全て英文で
GTEのレターは、移民局が確認するということもあり、書類は全て
英文であることが条件です。
GTEはご自身で作成することが必要となりますが、まだ英語力が不足しているために、英文で作成できない方もいらっしゃるかと思います。その場合は、ご自身が記入した日本語の文章に加え、翻訳業者に依頼した、正規の英文翻訳それぞれを提出することも認められています。
現時点では、日本から学生ビザ申請する方より、オーストラリア国内でビザ申請する方も審査基準は変わりませんが、2017年後半から学生ビザ審査にかかる時間が長期化している傾向もあり、これから学生ビザ申請で渡豪をご予定されている方は、時間に余裕を持って準備を進めてください。