大学1年目はクイーンズランド大学のメインキャンパスであるSt.Luciaにてベースとなる基礎知識を学びます。(化学、人体学、細胞や有機体、薬学への導入など・・・)
またクイーンズランド大学の薬学部や1年時からPractical Placements(実習)が含まれているため、1年時にから薬局などの訪問などを通して、これから自分がどのようなことをしていくのかビジョンを明確にしていきます。
St.Luciaキャンパスは東京ドーム約24個分あり、同大学の多くの授業がこちらの施設で開講されています。
大学のサークルやアクティビティなどの盛んなので、薬学部に限らず他の学部生も含め、多くの大学生と出会って交流が出来ます。
大学2年生になると、PACE:ペース(Australia Centre of Excellence)という薬学部専用の施設での本格的な授業が始まります。
薬が人体の身体にどのような影響を及ぼすか、効果的な摂取方法、薬の組み合わせ&混ぜ合わせなど薬学への知識を深めていくと共に、薬学を一般社会にどう進めていくかという、薬学と社会の関わりについても学んでいきます。
また長期ではありませんが、実際に薬局での勤務実習も始まります。
PACEは2009年に100億ドルかけて設立された、School of Pharmacy専用の施設です。
クイーンズランド大学は薬の研究や新薬開発に非常に力を入れている大学であり、この施設は総合病院とも提携して最新かつユニークな研究場所を提供しています。
PACEWoolloongabbaというエリアに位置し、メインキャンパスのSt.Luciaまでは徒歩で20分ほどです。2〜3年生はSt.LuciaキャンパスとPACEの両方で授業を受けることになりますが、学期が進んでいき専門性が高くなるにつれ、PACEで過ごす時間が増えていきます。
大学4年生は、今までに習ってきたことを実践で使っていきます。薬学部の教授によると4年時は”They all live here (PACE)”という位、PACEで過ごす時間が多くなるようです。
本格的な長期勤務実習に加え、学内でも薬剤師として働くシチュエーションを想定したロールプレイを行います。また薬学の研究の道へ進みたい人は、4年時でリサーチプロジェクトに参加をして、その後PhDなどへの道を切り開くことも出来ます。
PACE内にあるロールプレイング用の薬局カウンター。部屋にはカメラがついていて録画も可能です。
オーストラリアで薬剤師として登録するためには、大学卒業後に1年間のインターンシップを行う必要があります。このインターンを経て薬剤師として活躍する方もいますし、製薬会社など薬学に特化した会社へ就職する道もあります。また、研究の道を選んで大学へ戻る人も居ます。
どの道へ進むとしても、決して簡単ではない4年間で培った経験を生かし、国際的に活躍する人材へと成長させてくれるプログラムです。
【大学本科コース概要】
コース | Bachelor of Pharmacy(Honours) |
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期間 | 4年間 |
費用 | 1年間37,500ドル(約337.5万円) x4年 = 150,000ドル(約1350万円) |
英語 | IELTS7(各セクション6.0以上) |
条件 | オーストラリアの高校12年生終了同等資格、数学Bと化学を専攻していたこと |
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