高専からオーストラリアの大学へ進学するには?入学資格・編入・学歴の扱いを解説

クイーンズランド大学のキャンパスを行き交う学生日本の高等専門学校(高専)からオーストラリアの大学・TAFEへ進学する方法を、当社が実際にお手伝いした出願と、大学から届いた査定結果をもとに解説します。高専の学歴がどう評価されるのか、必要な書類は何か、そして高専の方だけが陥りやすい落とし穴について整理しました。


高専の5年間は、オーストラリアでは何年分として扱われるのか。この質問に、一律の答えはありません。

当社には毎年、高専に在学中の方、また高専を卒業された方から、オーストラリア進学のご相談をいただいております。

函館、苫小牧、一関、福島、東京都立産業技術、サレジオ、国際、明石、奈良、和歌山、大阪、近畿大学、新居浜、久留米、木更津、沖縄。これまで、全国のさまざまな高専の方のお手続きをお手伝いさせていただきました。そして、ほとんどの方が冒頭と同じご質問をされます。

答えは一律ではありませんが、答えが決まる仕組みははっきりしています。この記事では、その仕組みと、高専の方が陥りやすい落とし穴についてお伝えします。

まず、当社が最初に確認する3点

ジェームズクック大学の工学部で授業を受ける学生たち一般的な高校からの進学であれば、「高校卒業+成績」で入学条件をある程度機械的に判断することができます。

ただ、高専の場合はそうはいきません。当社が最初に確認させていただくのは、次の3点です。1つ目は、現在何年生か、または卒業されているかです。本科3年修了・4年在学・5年卒業・専攻科修了で、扱いが変わります。

2つ目は、どの分野の学科かです。工学系・商船系・国際系などで、後述する単位認定の可能性が変わります。

3つ目は、希望される進学先です。大学(Bachelor/学士号)か、TAFE(Technical and Further Education/州立の職業教育機関)か、大学院かで、確認すべき条件がまったく異なります。

この3点が決まらないと、そもそもどの査定を受けるべきかが決まりません。逆に言えば、この3点さえ整理できていれば、ご相談は一気に具体的になります。

高専の学歴は、オーストラリアでどう扱われるのか

「日本の大学に3年次編入できる」は、そのままは通用しません

ジェームズクック大学の工学部の実験室で装置に取り組む学生高専を5年間で修了されると、日本の大学の3年次へ編入することができます。これは高専の大きな強みだと思います。

ただ、この編入資格は、あくまで「日本の大学」に対して有効なものです。オーストラリアの大学では、日本の教育制度に基づいて自動的に学年が決まるのではなく、成績や取得した科目を含めて評価が行われます。場合によっては「日本の高校を卒業した場合と同じ」と判断されることもあります。

ですから、何年次に入学できるかは、高専での成績等を元に各大学が判断する形となる点は、ご留意ください。

高専の方の出願は、「制度上こうなるはず」ではなく、「この大学のこのコースが、あなたの成績表をどう読むか」という個別査定になります。

職業教育系(vocational stream)に分類されることがあります

当社の事例で、高専の学歴がオーストラリア側で職業教育系(vocational stream)に分類されたケースがあります。

これは高専の評価が低いという意味ではありません。ただ、この分類が、後ほどご説明する大学進学準備コースで「すでに高校レベルを超えている」と判断され、不合格につながったことがあります。

高専の学歴は、大学進学を前提とした学歴として扱われるとは限らず、職業教育系の学歴として読まれることがある。この点は、進学ルートを考えるうえで重要になってきます。

何年まで学ぶと、どう扱われるのか

ここが、高専の方から最も多くいただくご質問です。

先にお伝えしておくと、高専には「高校卒業」という区切りがありません。5年間が一続きの課程になっているためです。このことが、オーストラリアへの出願では効いてきます。以下に、段階ごとの扱いを整理します。

高専での段階 オーストラリアの大学・TAFEでの扱い
1〜2年在学日本の高校1〜2年生に相当する期間です。オーストラリアの高校最終学年(Year 12)修了相当とは認められませんので、大学・TAFEへの出願は時期尚早となります
3年修了年数の上では日本の高校3年間に相当しますが、卒業資格が出るわけではありません。Year 12相当として認められるかは、成績証明書をもとに大学側が個別に判断します
4年在学・中退「4年生ならこの条件」という一律の基準はありません。通常の高校卒業とは異なる扱いになりますので、履修内容と成績をもとに個別査定を受けることになります
5年(本科卒業)日本では準学士の称号が与えられますが、オーストラリアでは学士号(Bachelor Degree)とはみなされません。一方で「日本の高校を卒業した場合と同じ」と判断されることもあれば、進学準備コースには学歴が高すぎると判断されることもあります
専攻科修了当社では出願事例がないため、扱いを断定できません。個別に大学へ確認する必要があります。日本での資格については後ほど別の章でご説明します

表を見て「はっきりしないな」と思われたと思います。その感覚が正しいです。

高専の学歴は、オーストラリア側の分類にきれいに収まりません。ですから、どの段階であっても最終的には個別査定になります。

ネット上で見かける他の方の事例を、ご自身に当てはめないでください。とくに4年次中退と専攻科修了については、当社にも確定した基準がありません。成績証明書を提出して個別査定を受けるまで、扱いは決まりません。

ただ、実務上のポイントは2つに絞れます。

ポイント1:卒業まで行くと、選択肢が一気に増えます

本科5年を卒業されると、直接入学・ディプロマ経由・協定校ルートのすべてが検討対象になります。当社の事例で条件付き合格や単位免除が出ているのは、いずれも卒業(見込み)の方です。

途中で出るか、卒業まで行くかで迷われている場合、留学のためだけであれば卒業まで行かれることをおすすめします。

ポイント2:途中で出る場合、高卒認定が補強材料になります

高専を途中でやめる場合、日本での高校卒業資格が手元にない状態になります。そこで当社では、高卒認定(高等学校卒業程度認定試験)を併用して出願したケースがあります。高専の成績証明書と在籍証明書に加えて、高卒認定の科目合格証明書と成績証明書を提出する形です。

これは一般の高校生の出願では発生しない組み合わせですので、大学側に説明が必要になります。

なお、在学中に海外で履修された科目がある場合、その成績も査定材料になります。実際に、高専在学中にニュージーランドの高等職業教育機関(Polytechnic)で1年間、理工系科目を履修された方について、その履修内容も含めて大学側に確認したケースがあります。

こうした履修歴は、Year 12相当かどうかの判断で有利に働く可能性があります。

高専の方が最もハマりやすい落とし穴:大学進学準備コース

西オーストラリア大学のキャンパスに集まる学生オーストラリアの大学には、高校卒業後に大学の入学基準に届かない留学生のための大学進学準備コース(Foundation/ファウンデーション)があります。日本の高校生の進学ルートとしては、非常に一般的なものです。

ただ、高専の方の場合、このコースは「安全策」になりません。当社では、まったく正反対の理由で不合格となった2つのケースを経験しております。

ケース①:学歴が高すぎて不合格

高専卒業見込みの方が、メルボルン大学への進学ルートとしてトリニティカレッジへ出願されたところ、結果は不合格でした。

理由は、この方の高専の学歴が職業教育系に分類され、資格が既に高校レベルを超えているため、進学準備コースの受講には Overqualification(学歴が高すぎる)と判断された、というものでした。

ケース②:成績が届かず不合格

高専在学中の方が、UQ College(クイーンズランド大学の進学準備課程)へ出願されたところ、こちらも不合格でした。

理由は、高専の成績では UQ College が定める入学基準を満たしていることを証明できなかった、というものでした。具体的な入学基準は上記の UQ College のページに記載しておりますので、そちらをご確認ください。この2つは矛盾しているように見えるかもしれませんが、そうではありません。

高専の成績表は、大学側にとって「高校の評定」としても「大学の成績」としても読みづらいものになっている、ということだと思います。

ですから、高専の方の場合、進学準備コースは「出してみないと分からない選択肢のひとつ」であって、保険にはならない。この点は、必ず押さえておいていただきたいです。

高専の方にとって、大学進学準備コースは安全策ではありません。当社では「学歴が高すぎる」と「成績が届かない」という正反対の理由で、2件の不合格を経験しております。ただし、1つの教育機関に出願できるコースは1つですので、同じ大学で学士号とディプロマを同時に出すことはできません。ルートを分けて、複数の大学へ出願してください。

高専から大学へ進む4つのルート

先に、出願の大前提をお伝えします。1つの教育機関から受け取れるオファーは、1つだけです。同じ大学の中で第1希望・第2希望を伝えることはできますが、第1希望の査定が通った場合、結果は第1希望のものしか返ってきません。

そして、大学本体と大学附属カレッジは別の教育機関です。たとえばグリフィス大学へ出願される場合、学士号への直接出願と、グリフィスカレッジのディプロマを同時に出すことはできません。どちらか一方を選んでいただくことになります。

ですから、複数のルートを試したい場合は、大学ごとにルートを分けて出願することになります。この点を踏まえて、以下の4つをお読みください。

ルート1:Bachelor(学士号)へ直接入学

クイーンズランド工科大学のオープンデーで相談を受ける学生高専の学歴と成績が認められれば、学士号のコースへ直接入学が可能です。工学系の方であれば、専攻分野との相性も良いルートとなります。

当社では、工業高専に在学中の方に、カーティン大学の Bachelor of Engineering (Honours) への直接入学の可能性をご案内した事例があります。

また、高専卒業見込みの方がシドニー大学 Bachelor of Arts の条件付き合格(Conditional Offer/仮合格)を取得された事例、グリフィス大学の条件付き合格を取得された事例もあります。

直接入学の場合、条件付き合格はあくまで仮合格ですので、高専のご卒業と最終成績が条件を満たすことが、正式合格への切り替えの前提となります。

つまり、5年生で大幅に成績を落とされると、合格が取り消される可能性があります。英語力の証明は後付けで提出できる大学が多くなっていますが、成績はそうはいきません。

ルート2:大学附属カレッジの1年課程を経由して2年次編入

学士号へ直接入れない場合、または英語力が届かない場合の、現実的なルートとなります。

大学附属カレッジの1年課程(Diploma/ディプロマ)を修了し、学士号の2年次へ編入する形です。

当社の事例では、カーティン大学附属の Curtin College を経由して、Bachelor of Engineering (Honours) の2年次へ編入するプランで進めております。

また、クイーンズランド工科大学(QUT)では、ディプロマ1年+学士号2年というプランで出願しております。ここで一点、見落としやすい注意点があります。

ディプロマの開始時期によって、大学の修了年数が変わります。

QUTの事例では、学士号の開始が2月入学の場合は大学を2年間(4学期)で修了、7月入学の場合は2.5年(5学期)で修了、というご案内をしております。

入学月の選択が、そのまま学費と滞在期間の差になりますので、この点は必ず確認してください。

ルート3:大学進学準備コース経由

前述のとおり、高専の方にとっては読みにくいルートとなります。このルートを選ばれる場合は、他の大学で別のルートの出願も並行して進められることをおすすめします。

ルート4:高専の協定校ルート

高専によっては、現地の大学と提携または協定を結んでおり、その大学であれば編入の条件があらかじめ決まっている、という場合もあります。

これは最も確実で、かつ最も見落とされやすいルートだと思います。出願先を探し始める前に、まず在籍されている高専の進学担当の方に、海外大学との提携・協定校の有無と、過去の海外大学への進学例を確認いただくのは、とても良いと思います。

当社の経験では、協定があれば2年、そうでない場合は2.5年〜3年ほどの就学が求められることが多いですね。

この差がどれくらい大きいかは、実際の制度を見ていただくのが早いと思います。次の章で具体例をご紹介します。

高専によっては、オーストラリアへの編入制度がすでにあります

オープンデーで賑わうクイーンズランド工科大学のキャンパスここは、高専の方にしか関係がない話ですので、少し細かくお伝えします。

日本の高専の中には、オーストラリアの大学と提携し、編入の条件をあらかじめ決めている学校があります。代表的なのが、明石工業高等専門学校の海外大学編入学制度です。国立高専として初めて制度化されたもので、提携先はブリスベンにあるクイーンズランド工科大学(QUT)です。

ご自身の高専に海外大学との協定があるかを、まず確認してください。協定があれば、この記事に書いた不確実性の多くが消えます。編入の条件があらかじめ決まっているためです。

項目 明石高専からQUTへの編入学制度
提携先クイーンズランド工科大学(QUT/ブリスベン)
対象学科機械工学科、電気情報工学科、都市システム工学科の卒業生
取得学位Bachelor of Engineering (Honours)(工学の優等学士号)
就学期間本科5年卒業後、最短1〜2年
英語力IELTS 6.5 または TOEFL iBT 90以上
成績優秀な成績(大学側が総合的に判断)

出典:明石工業高等専門学校「将来海外で学びたい」(海外大学編入学制度)

この条件の意味は、一般ルートと並べると分かります。

協定がない場合、当社の経験では2.5年〜3年ほどの就学が求められることが多くなっています。制度があると、これが最短1〜2年になります。学費で言えば、1年から1年半分の差です。

一方で、条件も相応に高くなっています。IELTS 6.5は、当社がご案内している一般的な工学系の直接入学基準(IELTS 6.0)より上です。対象学科も3つに限定されています。

つまり、制度があるからといって自動的に楽になるわけではなく、「短く済ませる代わりに、入口の条件が高い」というトレードオフだとお考えください。

それでも、この記事でお伝えしてきた「大学がどう査定するか分からない」という不確実性が、制度のある高専では最初から消えています。これは非常に大きな違いです。

ただし、この制度の対象は本科の学生です。当社にご相談いただいた明石高専の専攻科在学の方からは、「専攻科に在学中なので、この制度は使えない」とのご連絡をいただいております。専攻科へ進まれる予定の方は、対象になるかどうかをご自身の高専へ直接ご確認ください。

在学中に海外で学ぶ高専もあります

国際高等専門学校では、3年生の1年間、全員がニュージーランド・ダニーデン市にある国立オタゴポリテクニクへ留学します。選択ではなく必修です。現地では英語科目に加えて、数理工学・工業力学・プログラミングといった専門科目や、エンジニアリングデザインのプロジェクトに取り組みます。同校とオタゴポリテクニクは2002年から協力協定を結んでいます。

出典:国際高等専門学校「[3年生]ニュージーランドへ留学」

これは、オーストラリアの大学への出願では有利に働く可能性があります。日本国内の成績表だけでなく、英語圏の教育機関での履修歴と成績が査定材料に加わるためです。

当社でも、国際高専に在籍されている方について、オタゴポリテクニクでの履修内容と成績も含めて大学側に確認をしたケースがあります。ただし、この場合も英文の書類が必要です。留学先の成績証明書に加えて、高専側の成績評価基準(Grading Scale)の英語版が求められます。

制度がない高専の場合

ここまで読んで「自分の高専にはそんな制度はない」と思われた方もいらっしゃると思います。制度がなくても、出願はできます。この記事の事例表に並んでいる方々の多くは、協定のない高専からの出願です。シドニー大学の条件付き合格も、グリフィス大学の単位免除も、制度によるものではありません。

ただ、出願先を探し始める前に、一度だけ在籍校の進学担当の方に確認してみてください。海外大学との提携の有無と、過去の海外大学への進学例。この2つを聞くだけです。

制度が見つかれば、進路がその時点でほぼ決まります。見つからなくても、失うのは10分だけです。

なお、各高専の制度内容は変更されることがあります。上記の条件についても、出願をお考えの際は必ず在籍校および大学の最新情報(明石高専 海外大学編入学制度のページなど)をご確認ください。

単位認定について、正直にお伝えします

西オーストラリア大学の工学部で実験機器に取り組む学生高専で履修された科目が進学先の科目と関連していれば、大学によっては単位認定(Credit Transfer)が認められ、学士号の修了期間を短縮できる可能性があります。

工学系の高専の方にとっては、最も魅力的に見える部分だと思います。そこで、当社の実例を2つ、両方お伝えします。

実際に1年分の単位免除が認められたケース

工業高専で化学を学ばれていた方が、グリフィス大学の Bachelor of Environmental Science へ出願されました。

結果、条件付き合格とあわせて、80単位、1年分の単位免除が認められました。高専で学ばれた理系科目が、環境科学分野の1年次相当として評価された形です。

単位認定が認められると就学期間が1年短くなりますので、学費・生活費・滞在期間のすべてに影響します。高専の方にとって、これは非常に大きなメリットとなります。

単位免除が認められれば、その分だけ学費・生活費・滞在期間が減ります。当社では80単位(1年分)が認められた実例があります。

ただ、出した科目がすべて通るわけではありません

もう1件、実際の数字をお伝えします。工業高専を卒業された方が、ジェームズクック大学の工学系コースへ進学された際、高専で履修された12科目のシラバスを提出されました。

単位免除が認められたのは、このうち3科目です。当時の学費で1科目あたり約38万円でしたので、およそ114万円の節約にはなりました。ただ、残る9科目は認められていません。

ちなみに、この方の場合はシラバスの一部を高専が英文で発行してくれましたが、残りはNAATI認定翻訳者へ依頼しています。この「12分の3」あたりが、当社の感覚では実態に近い比率です。

一方で、費用倒れになる可能性も同じくらいあります

ただし当社は、期待だけを持っていただかないよう、この点を必ず正直にお伝えしております。単位認定の査定を受けるには、成績証明書とは別に、履修された全科目の英語版シラバス(各科目の内容・時間数・評価方法を記した資料)が必要になります。

そして、シラバスの英語版は、卒業された学校から公式に英語版を発行してもらうか、正規の翻訳家へ依頼して翻訳版を入手するかの、いずれかに限られます。

ご本人または非正規の翻訳家による英訳は無効です。

オーストラリアの正規翻訳は、NAATI(National Accreditation Authority for Translators and Interpreters/オーストラリアの翻訳・通訳資格認定機関)の認定翻訳者に依頼する必要があります。ここで問題になるのが費用です。

過去の履修科目のすべてのシラバスを英訳してもらう場合、かなりの翻訳費用が必要になります。そして、必ず大学側で単位が認められるとは言えず、むしろ、全く認められない可能性もあります。

つまり、単位認定査定のためにシラバスの翻訳代金を払って出願したのに、費用対効果がなかった、ということが、かなりの確率であるということを、あらかじめご承知ください。

ですので当社では、単位認定にチャレンジされるかどうかを、出願を進める前に決めていただくようお願いしております。「とりあえず出しておく」には、費用が高すぎるためです。

単位認定の査定には、全履修科目の英語版シラバスが必要です。ご本人や非正規の翻訳者による英訳は無効で、NAATI認定翻訳者への依頼が必要になります。翻訳費用を支払っても単位が全く認められない可能性があります。出願前に、挑戦するかどうかを決めてください。

なお、単位認定を希望されず、1年次から進学される場合は、シラバスは必要ありません。

高専からTAFEへ進学する場合

TAFE Queensland Ashmoreキャンパスの実習場で大型車両の整備実習を行う学生大学ではなくTAFEや職業教育課程(VET/Vocational Education and Training)をご検討される高専の方もいらっしゃいます。ここでの論点は、大学とは少し異なります。

「成績評価の平均値(GPA/Grade Point Average)が低い=TAFEに入学できない」というわけではありません。

TAFEの場合はコースによって異なりますが、成績だけで機械的に判断されるわけではありません。確認されるのは、日本での学歴がオーストラリアの高校最終学年(Year 12)の修了相当として認められるかどうかです。

TAFEの多くのコースは、この Year 12 修了相当を出願条件としています。当社では、Year 11修了の段階では南オーストラリア州のTAFEのディプロマコース(Year 12修了者が出願条件)へは進学できない、とご案内した事例があります。

高専の方の場合、この「Year 12相当として認められるか」が最初の関門となります。特に、高専を4年次で中退される場合にどのような扱いになるのかについては、通常の高校卒業とは異なりますので、実際の成績証明書等を確認した上で判断するのが確実です。

また、英語力の最低条件に加えて、コースによっては前提科目・実技要件などが設定されている場合があります。

いつ出願するのか|1年生・2年生の方も含めて

もう一つ多くいただくのが、この「時期」についてのご質問です。

先に、実際にあった動き方をひとつご紹介します。工業高専にご在学の方から、4年生の終わりにご相談をいただきました。そしてその方は、卒業の1年前にあたる7月に、1年生から4年生までの成績証明書で出願されています。

結果は、翌年1月に大学から条件付き合格。学費が減額される奨学金も、あわせて適用となりました。ご本人が理由として挙げられていたのは、「早めに進学先を決定したい」ということでした。この動き方の利点は、5年生の1年間を、英語のスコア作りと出発準備に使えることです。

2年生・3年生のうちに出願したい場合

ここが、実際にはご相談の多いところです。記事の前半でご説明したとおり、1〜2年の在学中は、オーストラリアの高校最終学年(Year 12)修了相当とは認められません。3年修了の時点でも卒業資格が出るわけではありませんので、Year 12相当と認められるかは大学の個別判断となります。

ですので、この段階では「出願する」よりも、大学に見せられる成績と書類をそろえるほうが確実です。学年ごとに、この時期にできることを整理します。

学年 この時期にできること
1〜2年生出願には早い段階です。英語(IELTS)のスコア作りを始める、在籍校に海外大学との協定があるか確認する、進学したい分野を絞る、そして成績を上げる。成績は後から変えられませんので、ここが一番効きます
3年生上記に加えて、成績証明書の英語版と、成績評価基準(Grading Scale)の英語版を学校が発行できるかを確認しておきます。この2点は高専の方に特有の書類ですので、早い段階で分かっていると動きやすくなります
4年生1〜4年の成績で、大学に査定を依頼できる段階です。併願先を決め、出願を始められます
5年生卒業証明書の発行を待って最終査定へ進みます。発行は3月中旬になることが多く、この日付が入学時期を左右します

なお、高専を途中で出られる前提で早く動きたい場合は、前述のとおり高卒認定を併用する方法があります。この場合も、大学側への説明が必要になりますので、ご相談いただければと思います。

実際の時間の流れ

進学された方の体験談を2つ、ご紹介します。卒業してすぐ大学の1年次に入る形だけではない、ということが分かっていただけると思います。

高専からジェームズクック大学の化学工学へ進学された小堺さんの体験談

高専卒業
 ↓
2022年2月 ジェームズクック大学 入学(Chemical Engineering)
 ↓
2025年12月 卒業

高専からシドニー工科大学へ進学されたTakumaさんの体験談

2023年3月 高専卒業
 ↓
2023年7月 UTSカレッジ 進学準備英語コース(20週間)
 ↓
2024年2月 UTSカレッジ Diploma of IT(1年間)
 ↓
2025年2月 シドニー工科大学 Bachelor of IT 2年次へ編入

Takumaさんは、進学にあたって日本の通常のルートより年齢的に2年の遅れが出る点も、ご家族と話し合ったうえで決められています。この点も含めて、体験談をお読みいただければと思います。

出願に必要な書類

当社が高専の方の出願で、実際にご案内している書類です。

書類 備考
高専の卒業証明書(または卒業見込証明書)日本語版・英語版を各1部。在学中の方は在籍証明書
高専の成績証明書日本語版・英語版を各1部。1年次から現在(または卒業)まですべて
パスポートコピー顔写真のページ
英語力の証明(IELTS、TOEFL等)後日提出も可能な大学が多くなっています
成績評価基準(Grading System/Grading Scale)英語版。高専独自の評価基準がある場合に必要
履修全科目のシラバス英語版(学校発行またはNAATI認定翻訳)。単位認定を希望される場合のみ
中学校の卒業証明書日本語版・英語版。大学から追加で求められる場合があります
高専からの在籍証明レター(Enrollment Confirmation Letter)英語。大学から追加で求められる場合があります
高卒認定の科目合格証明書・成績証明書日本語版・英語版。高卒認定を併用される場合
他国への留学経験の証明在籍期間中に他国の学校に在籍された場合

高専の方に特有の注意点を、6つお伝えします。

①「開封無効」の封筒は、開封していただいて問題ありません

高専から発行される証明書が「開封無効」の厳封になっている場合があります。当社経由の場合、スキャンしたデータ書類での出願が認められておりますので、開封いただいてスキャンし、メール添付でお送りいただければ問題ありません。郵送していただく必要はありません。

② スキャンの品質が合否に影響します

各出願書類において、雑なスキャンで不鮮明なものは、すべて使用不可になります。出願先の大学で判別できるように、鮮明かつきれいにスキャンされた書類をご用意ください。

③ 成績評価基準の英語版を、早めに依頼してください

高専は評価基準が学校ごとに異なりますので、大学側に「この成績が何を意味するのか」を説明する資料が必要になる場合があります。そして、日本語の資料のままでは、大学側へ正式に確認を依頼することができません。

これは一般の高校生の出願では発生しない、高専の方に特有の必要書類です。学校へのご依頼にも時間がかかりますので、早めに動かれることをおすすめします。

④ 卒業証明書と最終成績証明書は、両方そろえて早めに提出してください

条件付き合格からの最終査定は、卒業証明書が提出されてから始まります。成績証明書だけ先に出しても、審査は進みません。高専からの証明書発行が3月中旬になるケースが多いのですが、可能であれば前倒しでご依頼いただくほうがベターです。書類の発行日が、そのまま入学時期を左右します。

⑤ 在学中に他国への留学経験がある場合は、その証明もご用意ください

1学期間、他国の高校に在籍されていた等の場合も、それらの証明が必要になります。

⑥ 中学校の卒業証明書を求められることがあります

意外に思われるかもしれませんが、これは実際に起きています。

当社の事例では、シドニー大学への出願中に「Completion of Secondary Study(中等教育の修了証明)」の提出を求められ、ご卒業された中学校から英文の卒業証明書を発行してもらうことになりました。

理由は、高専の書類だけでは中等教育をどこで修了したのかが大学側で確認できないためです。日本の高校生の出願であれば高校の卒業証明書で完結しますが、高専の場合は、中等教育をどこで終えたのかが書類から読み取れません。

中学校の証明書は発行に時間がかかることがありますので、求められてから動くと出願が止まります。可能であれば、出願の早い段階でご準備いただくことをおすすめします。

同様に、高専からの在籍証明レター(Enrollment Confirmation Letter)を追加で求められたケースもあります。

当社が、大学に対して行っていること

オーストラリア留学センター東京オフィスで業務にあたるスタッフこれは、あまり表に出ない部分だと思いますので、あえて書かせていただきます。

高専の方の出願では、書類を提出して終わりではありません。当社では出願と並行して、大学に対して「高専とはどのような教育機関なのか」「高卒認定とはどのような資格なのか」を説明するという作業を行っております。

実際に、UQ College と大学の学部を組み合わせた出願(Package出願)を行った際には、必要書類の提出とあわせて、高専および高卒認定資格について当社から説明を行い、出願者がオーストラリア国内で就学中である旨もお伝えしました。

高専は日本独自の教育システムですので、海外の大学の入学審査担当者にとっては、そもそも馴染みのない学歴です。

成績表を送っただけでは、正しく読んでもらえないことがあります。高専の方の出願で結果が分かれる要因のひとつは、ここだと思います。

実際の出願・査定事例

当社が実際にお手伝いした、高専出身の方の出願結果です。

個人が特定されないよう、お名前・学校名・年度は伏せております。また、結果は個々の成績・履修内容・出願年度によるものですので、同じ結果をお約束するものではありません。

事例 出願先 結果
A様(工業系高専 5年・卒業見込から卒業)シドニー大学 Bachelor of Arts条件付き合格。あわせて Sydney International Student Award(学費20%減額の奨学金)も適用
A様(同じ方)シドニー大学 Bachelor of Commerce条件付き合格。ただしIELTS 7.0(各セクション6.0)が条件として残る
A様(同じ方)メルボルン大学 Bachelor of Commerce不合格。高専の学位では合格基準を満たさず
A様(同じ方)トリニティカレッジ(メルボルン大学の進学準備課程)不合格。職業教育系に分類され、Overqualification と判断
B様(工業系高専・化学専攻)グリフィス大学 Bachelor of Environmental Science条件付き合格。あわせて80単位(1年分)の単位免除が認定
C様(産業技術系高専卒+米国コミュニティカレッジ在籍)クイーンズランド工科大学(QUT)ディプロマ1年+学士号2年で出願。米国大学の成績証明が入手できず、そちらは就学歴として査定できず
D様(工業系高専 在学中)カーティン大学/Curtin College成績査定の結果、ディプロマの Stage 1 または Stage 2 で合格可能との回答
E様(高専在学+高卒認定)UQ College 進学準備コース(クイーンズランド大学とのPackage出願)不合格。進学準備コースの入学基準に達せず
F様(工業系高専 本科卒・社会人1年目)大学院(MBA)を希望本科卒は学士号の扱いとならず、直接進学は難しいとご案内

この表から読み取っていただきたいのは、次の3点です。

1つ目は、同じ方が、大学によって全く違う結果になるということです。

A様は世界トップクラスの大学から条件付き合格と奨学金を得た一方、別の名門大学では不合格でした。併願は必須だとお考えください。

2つ目は、不合格の理由が「学力不足」だけではないということです。

進学準備コースでは、「学歴が高すぎる」という理由での不合格が起こります。

3つ目は、単位認定は出してみないと分からないということです。

B様は1年分の単位免除を勝ち取られました。一方で、提出した科目の大半が認められないケースもあります。だからこそ、翻訳費用をかける前に判断する必要があります。

奨学金について

高専の方からも、奨学金についてのご質問はよくいただきます。

ただ、奨学金は大学ごとに制度が異なり、条件も毎年変わりますので、この記事では個別の内容までは扱いません。大学別の一覧を別ページにまとめておりますので、そちらをご確認ください。

オーストラリアの大学・大学院 奨学金一覧(大学別)
成績に関係なく支給される給付型奨学金

一点だけお伝えしておきますと、奨学金には、出願すると自動的に判定されるものと、出願とは別に書類の提出が条件になるものがあります。前述の事例表でシドニー大学から奨学金が適用された方の場合も、志望理由を記したStatementの提出が条件となっておりました。

ちなみに、当社の感覚もお伝えしておきます。成績優秀者向けの奨学金の対象になるのはGPAで3.9〜3.95あたりからで、金額も全額ではなく25%〜50%前後のことがほとんどです。これは高専に限った話ではありません。

また、生活費についての奨学金は、博士課程でなければまず支給されないとお考えください。

なお、入学時期を延期されると、いったん奨学金の対象から外されることがあります。当社では、コロナで渡航できず入学を1年延期された高専卒業の方について、大学と交渉して月700ドルの奨学金を卒業まで継続適用してもらった例があります。

専攻科まで進まれた場合の扱い

本科5年のあとに、専攻科へ進まれる方もいらっしゃいます。この場合、日本国内での立ち位置が変わります。

国立高等専門学校機構によりますと、専攻科は2年間の課程で、修了して学位授与機構の定めた条件を満たした方は、同機構に申請して学士の学位を得ることができるとされています。そして学士を取得すれば、大学の学部卒業生と同等の扱いとなり、大学院への進学が可能になる、とされています。

つまり、本科卒業の段階と専攻科修了の段階とでは、日本での資格がそもそも異なります。ただ、ここから先は正直にお伝えします。

当社には、専攻科修了での出願・査定の事例がありません。

ご相談自体は、工業系高専の専攻科にご在学の方から複数いただいております。ただ、オーストラリアの大学が学位授与機構の学士を実際にどう読むのかについては、当社として査定結果を確認できておりません。ですので、ここでの断定は避けさせていただきます。一方で、はっきりしていることもあります。

オーストラリアの大学院の入学条件は、多くの場合「その分野の学士号を、一定の成績で修了していること」です。当社がご案内した例では、シドニー大学の工学系の修士課程は、エンジニアリング系の学士号を65%以上の成績で修了していることが条件となっておりました(ご案内当時の例です。最新の条件は必ずご確認ください)。

ですので専攻科の方の場合は、学位授与機構での学士取得(見込みを含む)を書類でどう示すかが起点になります。当社では、専攻科の方からご相談をいただいた場合、修了予定の学位レベル・成績・修了予定年月を最初に確認させていただいたうえで、志望される大学へ個別に照会する形をとっております。

なお、本科卒業のみの場合の大学院進学については、次の章でご説明します。

高専卒業後に大学院・MBAを目指す場合

西オーストラリア大学でグループワークに取り組む学生高専本科を卒業された社会人の方から、「MBA(Master of Business Administration/経営学修士)に直接進学できるか」というご相談をいただくことがあります。

まず、日本の高専本科を卒業した資格は、一般的に学士号(Bachelor Degree)とはみなされません。そのため、高専本科卒業後、そのままオーストラリアの大学院、特にMBAへ直接進学することは難しくなります。ただし、MBAについては一部例外もあります。

大学によっては、学士号を持っていなくても、長期間の実務経験やマネジメント経験を評価し、Graduate Certificate in Business Administration(経営学の大学院準備課程)などからスタートしたうえで、MBAへ進学できるルートを設けています。

例えばクイーンズランド大学、クイーンズランド工科大学、グリフィス大学、カーティン大学などにも、学士号を持たない社会人向けのMBA進学ルートがあります。

ただし、これらは単に「社会人経験がある」というだけで利用できるものではなく、大学によって3〜9年以上の職歴および、管理職・マネジメント経験などを求められることがあります。

そのため、若い段階でオーストラリアへ留学されたい場合は、高専卒業後にまずオーストラリアの学士号を取得し、実務経験を積んでからMBAへ進む、という順番のほうが、進学できる大学の選択肢は広くなります。

また、例えば土木・工学分野の高専を出られた方であれば、Civil Engineering(土木工学)などの学士号へ進学し、その後、実務経験を積んでMBAへ進む方法も考えられます。

このルートであれば、「土木・工学の専門知識+ビジネス・マネジメント」という組み合わせになりますので、将来的にプロジェクトマネジメントや、建設会社・エンジニアリング企業での管理職を目指す場合にも相性の良い進路だと思います。

一方、技術職よりも経営・ビジネス分野へ大きく方向転換されたいのであれば、Bachelor of Business や Bachelor of Commerce などからスタートする方法もあります。

よくあるご質問

高専に在学中の方、高専を卒業された方、そして保護者の方からいただくご質問をまとめました。

中退した場合の扱い、成績に自信がない場合の選択肢、英語のスコアをいつまでに作るか、そして出願を始める時期——実際に多いのはこの4つです。

Q. 高専を中退してオーストラリアの大学に行くのは不利になりますか?
A. 不利になるとは限りませんが、中退される時点の学年によって扱いが変わります。特に4年次で中退される場合は、通常の高校卒業とは異なる扱いになりますので、成績証明書を確認したうえで、大学に個別査定を依頼するのが確実です。

Q. 同じ大学の複数のコースに出願できますか?
A. オーストラリアの大学の出願システムですと、希望のコースが複数ある場合、第1希望、第2希望として出願はできます。ただし、第1希望のコースからオファーが出た場合、第2希望のコースの査定は行われません。なお当社の事例では、時期をずらして同じ大学の2つのコースからオファーが発行されたケースもあります。その場合、コースごとに英語条件が異なる点にご注意ください。

Q. 高専の成績があまり良くないのですが、可能性はありますか?
A. あります。ただし、ルートが変わります。学士号への直接入学が難しければ、大学附属カレッジのディプロマ経由という現実的なルートがあります。「大学に行けるかどうか」ではなく、「どのルートなら行けるか」でお考えください。

Q. 英語のスコアは、いつまでに必要ですか?
A. 出願の時点では、英語力証明は必須ではない大学が多くなっています。高専の成績証明書と卒業(見込)証明書の英語版があれば学歴査定を受けることができ、仮のオファーが出ましたら規定のスコアを後から提出する形で問題ありません。ただし、実務上のデッドラインははっきりしています。学生ビザの審査期間を考えると、入学日から数えて5ヶ月前には英語条件をクリアしておくとスムーズです。また、単位認定を希望される場合は、まず英語力条件がクリアできていることが望ましいです。

Q. 英語のスコアが入学日までに間に合わない場合は、どうなりますか?
A. 実務的な選択肢は2つとなります。入学日を変更する(例:2月入学から7月入学へ)か、大学附属の英語コースを経由して進学するかです。ただし、開始月が変わると修了までの学期数が変わる場合がありますので、この点はセットで検討してください。なお、大学附属の語学学校に通い、その成績を利用して英語試験のスコアなしで入学できる大学もあります。

Q. 「進学準備英語」とは何ですか?
A. EAP(English for Academic Purposes/大学の授業についていくための英語コース)と呼ばれるものです。一般的な英会話コースとは異なり、レポートの書き方や講義の聞き取りを中心に学びます。

Q. 高専に在学したまま、大学の学部聴講(Study Abroad)はできますか?
A. 高専に在学中の方について、大学側に確認したことがあります。回答は大学によって異なり、「出願してみないと分からない」となることが多いのが実情です。この場合の出願書類は、在学中の成績証明書と在学証明書(英語・日本語 各1部)が基本となります。

Q. 出願はいつから始めればいいですか?
A. オーストラリアの大学では、一律の最終出願日を待たず、コースが定員に達した段階で受付が終了する場合があります。高専の方の場合は個別査定が入る分、通常より時間がかかるとお考えください。

カウンセラー 林 真生から一言

高専の5年間は、日本の高校3年間より確実に専門的です。それは事実だと思います。

ただ、その価値をオーストラリアの大学に伝えるのは、高専という看板ではなく、提出書類と、そこに添える説明です。この記事で書類の話に多くの行数を割いたのは、高専の方の出願結果を実際に分けているのが、ここだからです。そしてもう一点。高専の方は、必ず複数校に併願してください。

同じ成績表が、ある大学では条件付き合格と奨学金になり、別の大学では不合格になり、進学準備コースでは「学歴が高すぎる」と言われる。これは実際に起きたことです。1校の結果で、ご自身の可能性を判断しないでください。

在学中の方は、まずご自身の高専に海外大学との協定があるかを確認されるところから始めてみてください。協定があれば、この記事に書いた不確実性の多くが消えます。是非、参考にしていただければ幸いです。

高専からのオーストラリア進学は、一般的な高校からの進学とは確認すべき項目が異なります。オーストラリア留学センターでは、ご相談からお手続き、現地のサポートまで無料となっておりますので、お気軽にご利用ください。

現時点でご用意いただけますと具体的なお話ができる書類は、高専の成績証明書(現在まで)、高専の成績評価基準(Grading Scale)が分かるもの、英語力の証明(お持ちの場合)、パスポートコピーの4点です。

オーストラリア留学センターへのご相談はこちら
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I008)
留学カウンセラー歴22年。ブリスベン現地オフィスで、オーストラリア留学・進学の相談を担当しています。2002年にワーキングホリデーで渡豪し、現在は豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I008)として、高校生の大学進学、大学生の休学・認定留学、社会人のキャリアチェンジまで幅広くサポートしています。 これまで1500名以上の学生を見てきて強く感じているのは、留学は「入学できるか」だけで決めるものではないということです。英語力、成績、費用、ビザ、現地生活、そして卒業後の進路まで含めて、その人にとって本当に続けられる選択かどうかを見極めることを大切にしています。希望だけで話を進めるのではなく、必要な場合は厳しいこともお伝えしながら、現実的で納得できる留学プランを一緒に考えています。 ブリスベンで留学している学生、これからブリスベンでの進学を目指す方に向けて、制度の説明だけではなく、現地で日々留学生をサポートしているからこそ伝えられる判断材料をお届けしています。「相談してよかった」と思っていただけるよう、一人ひとりの状況に合わせて丁寧に向き合っています。 このカウンセラーに質問する

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら

サイトのご利用について

当サイト記載の情報の正確性には万全を期しておりますが、当社はそれらの情報内容に関し、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、情報は予告なしに変更となる場合がございますので、随時ご確認ください。

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら