【オーストラリア留学】渡航準備の第一歩:パスポート取得・更新ガイド

オーストラリア留学を決定された際、最も優先して準備を進めるべき手続きがパスポート(旅券)の取得および有効期限の確認です。


パスポートは海外において日本国籍を証明する唯一の公的身分証明書であり、ビザ(査証)やETA(電子入国許可)を申請する際にも必ず必要となります。留学の計画に支障が出ないよう、以下の内容をご確認いただき、余裕を持って速やかに手続きを開始してください。


1. パスポートの必要性と重要性

  • 出入国手続きの必須書類 パスポートを所持していない場合、日本からの出国およびオーストラリアへの入国は不可能です。
  • 各種ビザ申請への紐付け オーストラリアの学生ビザやワーキングホリデービザ、観光用のETAなどはすべてパスポート情報と連動して発給されます。
  • 現地での公的身分証明 オーストラリア滞在中は、銀行口座の開設や携帯電話の契約だけでなく、年齢制限のある店舗(パブなどの酒席)への入店や、年齢確認を伴う物品購入の際にもパスポートの提示を求められます。
すでにパスポートをお持ちの方へ(残存有効期限の確認)
現在お持ちのパスポートの有効期限をご確認ください。残存期間が1年未満の場合に切替(更新)手続きが可能です。なお、「留学期間中に有効期限が切れてしまうが、現時点での残存期間が1年以上ある」といった特段の事情がある場合は、例外的に更新が認められるケースがあります。事前に各都道府県のパスポート申請窓口へご相談ください。

2. 日本国内での申請・切替手続き

現在は「オンライン申請」が標準の手続きとなっています。窓口へ赴く回数を最小限に抑えられるため、オンラインでの申請を推奨いたします。

A. オンライン申請(推奨)
すべての都道府県において、「マイナポータル」アプリ経由でのオンライン申請が可能です。
 
  • 主なメリット: 戸籍謄本の提出が不要(システム連携による)、窓口への来庁が「受取時の1回のみ」で完結する、申請費用が窓口申請より安価に設定されている。
  • 必要書類等:
  • 必要書類 注意点
    マイナンバーカード 署名用電子証明書用パスワードの6~16桁が必要です。
    マイナポータルアプリ
    スマートフォン マイナポータルアプリ対応
    旅券(パスポート) 有効旅券(切替の場合)
    ※オンライン申請では、戸籍電子証明書がシステム連携されるため、戸籍謄本(全部以降証明書)の提出は不要です。

    • 未成年者(高校生など)が申請する場合の注意点:
      • 15歳未満: 法定代理人(親権者など)による代理提出が必要です。
      • 15歳・16歳・17歳: 本人による申請が可能ですが、法定代理人の「同意書」の提出が義務付けられています。
      • パスポートに関する最新の情報は、外務省の国内からオンライン申請するのページに掲載されていますから、参考にしてください。
     
    パスポートの申請から受領までに、2週間程度かかります。余裕をもって申請・取得しましょう。審査が終了すると交付予定日がマイナポータルに通知されます。受け取りの際は、申請状況が表示できるスマートフォンと手数料(未納付の場合)を準備して、必ず本人が出向いてください。

    B. 紙の申請書による窓口申請

    マイナンバーカードをお持ちでない場合などは、従来通り紙の申請書を用いた窓口申請も可能です。ただし、オンライン申請が標準となるため、紙の申請書による窓口申請・切替を希望される方は、各都道府県のパスポート申請窓口までお問い合わせください。


    • 必要書類:
    • 必要書類 注意点
      一般旅券発給申請書 申請用紙は、ダウンロードもしくはパスポートセンターや市区町村役場に置いてあるものを利用できます。未成年者の申請には、合わせて親権者か後見人の同意が必要です。
      本籍の記載がある住民票 申請日前6ヶ月以内に作成されたもの(住民基本台帳ネットワークシステムの運用を開始した都道府県の申請窓口で申請をされる方は、原則必要ありません)。
      戸籍謄本(全部事項証明書) 切替の場合で記載事項に変更がない場合は不要です。6か月以内。原則、本籍地の市区町村の役所で発行されますが、2024年3月1日以降は本人であれば最寄りの市区町村役場の窓口で取得可能です。
      顔写真 申請日前6ヶ月以内に撮影された、縦4.5cm×横3.5cmの縁なしで、無背景(薄い色)の写真。
      本人確認書類 運転免許証、マイナンバーカードなど
      旅券(パスポート) 有効期限切れの旅券(あれば)または有効旅券(切替の場合)
    パスポートに関する最新の情報は、外務省のパスポートの申請から受領まで (初めてパスポートを申請するとき等の例)のページに掲載されていますから、参考にしてください。
    上記の書類を全て揃えて、住民登録をしている都道府県のパスポート申請窓口で申請します。パスポートの申請から受領までに、2週間程度かかります。余裕をもって申請・取得しましょう。受け取りの際は、申請の時に渡された受理票と手数料(未納付の場合)を準備して、必ず本人が出向いてください。
     
    ⚠️ 【重要】2026年7月の料金改定に伴うご注意
    2026年7月1日の申請料改定に伴い、施行日前後の駆け込み申請による窓口の混雑、および審査・交付の一時的な遅れ(通常2週間のところ、1か月程度を要する見込み)が予想されています。該当する時期に渡航を計画されている方は、例年以上に余裕を持って早期に申請手続きを済まされるようお願いいたします。

    3. パスポート発給手数料

    18歳以上の方は「10年旅券」のみの発給となります。オンライン申請の方が400円低価格に設定されています。
    パスポートの種類 オンライン申請(クレジットカード等) 窓口申請(収入印紙・都道府県証紙)
    10年旅券(18歳以上) 8,900円 9,300円
    5年旅券(18歳未満) 4,400円 4,800円
    ※18歳以上の方を対象とした「5年旅券」は廃止されました。
    ※オンライン申請の場合、クレジットカードによるオンライン納付が可能です(一部未対応の都道府県を除く)。窓口払いの場合は、原則現金での支払いは不可となり、必要額の収入印紙および都道府県領収証紙を受領証に貼付して支払います。収入印紙および都道府県領収証紙の購入には現金が必要です。
    ※過去のパスポート申請状況により異なる場合があります。詳しくはこちらをご確認ください。
    ※オーストラリア国内で申請する場合はオーストラリアドルでの支払いとなります。2026年度(2026年7月1日~)の手数料および支払方法についてはこちらをご確認ください。

    4. オーストラリア滞在中に有効期限を迎える場合

    万が一、オーストラリア滞在中にパスポートの有効期限が切れる場合は、現地(シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、ケアンズ等)にある日本の大使館、総領事館、または領事事務所にて切替申請を行う必要があります。総領事館などがない都市でも領事出張サービスを利用できる場合があります。日程・可能な手続き等は各総領事館等のウェブサイトにてご確認ください。
     
    • オンライン申請の活用: 「オンライン在留届(ORRネット)」に登録している場合は、海外からでも専用アプリを通じてスマートフォンから申請が可能です。
    • 必要書類:
    • 必要書類 注意点
      オンライン在留届への登録 オンライン在留届(ORRネット)
      パスポート申請(海外在留邦人用)アプリ
      スマートフォン カメラ付き、NFC対応
      戸籍謄本(全部事項証明書)または戸籍電子証明書提供用識別符号 切替の場合で記載事項に変更がない場合は不要です。

      戸籍電子証明書提供用識別符号は、マイナポータル(無料)もしくは市町村窓口(有料)で取得でき、オンライン申請画面上で入力しオンライン提出します。この場合は、戸籍謄本の原本は不要です。

      戸籍謄本の場合は原本を提出します。有効期限は6か月以内。原則、本籍地の市区町村の役所で発行されますが、2024年3月1日以降は本人であれば最寄りの市区町村役場の窓口で取得可能です。
      旅券(パスポート) 有効旅券
      ※発給審査等により追加的に関係書類等の提出をお願いされることがあります。
       
    • 受取時の注意: 発給されたパスポートの受け取りには、必ず本人が大使館・総領事館等の窓口に出向く必要があります。
    • 海外での申請から受領までには、約2週間〜1か月程度の期間を要します。
    • 引き続き、紙の申請書による切替も可能です。ただし、オンライン申請が標準となるため、紙の申請書による窓口申請・切替を希望される方は、各在外公館(大使館、総領事館又は領事事務所)までお問い合わせください。

    5. パスポートの管理・保管について

    近年のパスポートには、個人情報や顔写真データを電磁的に記録した「ICチップ」が内蔵されています。 強い衝撃を加えること、高温多湿な場所や磁気の強い場所(スマートフォンのスピーカー周辺など)に長時間保管することは、ICチップの読み取りエラーの原因となります。渡航中および現地滞在中の管理には十分にご注意ください。

    また、一部でも損傷したり、汚れの程度によっては飛行機に乗せでもらえない、入国できないなどトラブルになる可能性もありますので、出国前の保管にも十分注意してください。万が一、損傷や汚れがある場合は、都道府県のパスポートセンター、在外公館へ速やかにご相談下さい。
     
    ※この情報は2026年7月1日現在のものです。外務省・在オーストラリア大使館からの更新情報を合わせてご確認ください。
    ※オーストラリア留学センターではパスポートの申請・更新のお手伝いやビザについてのご相談は受け付けておりません。パスポートについてご不明の点は各都道府県のパスポート申請窓口・日本国大使館・総領事館または領事事務所、ビザについては移民弁護士へご相談ください。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号S629)
豪州会計キャリア歴13年。 ゴールドコーストのサザンクロス大学大学院 会計学修士課程(Master of Professional Accounting)卒業。 日本の大学(経済学部)卒業後、金融業界で9年間働き、ワーホリでオーストラリアへ。 「海外で英語“で”専門知識を修め、結果を出す」その壁の高さも、挫折と不安、乗り越えた先の喜びも、全て経験しました。その道のりは、今でも私の一番の財産です。 ”Where there is a will, there is a way”。 あなたの「やってみたい!」という気持ちとその挑戦を、全力でサポートします。

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