オーストラリアの教育制度を知ろう

日本とオーストラリア 教育制度の違い


オーストラリアの高校生は、前期中等教育(Year10=高校1年生)を修了すると、就職か進学かを選択します。

大学や専門学校(CollegeやTAFE)へ進学を希望するオーストラリアの学生は、そのまま後期中等教育(Year11=高校2年生、Year12=高校3年生)に進み、大学やTAFEなどで専攻する専門分野の基礎を勉強し、Year12 の後半に実施される州の統一試験の成績と後期中等教育の成績などによって、志望大学の入学合否が決定されます。

この日本との教育制度の違いから、オーストラリアの大学によっては、入学基準に「日本の大学1年時を修了していること」が条件であったり、希望の専攻に入学するために、規定の科目を大学入学前に履修しておく必要があったりします。
日本の高校卒業後にオーストラリアの大学へ進学を希望する人は、事前にまず大学付属カレッジのファンデーションスコース(大学準備コース)またはディプロマコース(大学1年次に相当する専門課程)に入って、大学の入学条件である必修科目や選択科目を履修する必要があるのが一般的です。

オーストラリアの大学進学

3つの進路パターン

学費(年間)

学費は大学や学部によって大きく異なります。

Group of Eightでは高く、比較的新しく設立された大学や地方の大学は授業料が安い傾向にあります。なお、授業料が高い大学でも奨学金などにより費用を抑えることができる場合があります。

また、最新の研究設備や高度な授業を必要とする理系学部は文系学部よりも高くなります。

ファンデーションコースについては、英語力や高校の成績により期間を短縮できる学校もあり、その場合は学費も抑えることができます。

※Group of Eight(Go8)…”最も規模が大きく””最も歴史がある”オーストラリアの大学連盟で、オーストラリアの全大学の中で一貫して最高位(全豪トップ8大学)にランクされており、「研究集約型」なのが特徴です。弊社でお取扱いが可能な大学はオーストラリア国立大学シドニー大学メルボルン大学クイーンズランド大学西オーストラリア大学アデレード大学の6校です。
①ディプロマ経由 ②ファンデーション経由 ③直接入学
ディプロマ A$25,000 – A$43,000

(約238万円 – 約409万円)
ファンデーション A$27,000 – A$53,000

(約257万円 – 約504万円)
大学1年 A$25,000 – A$58,000

(約238万円 – 約551万円)
A$25,000 – A$58,000

(約238万円 – 約551万円)
大学2年 A$25,000 – A$58,000

(約238万円 – 約551万円)
A$25,000 – A$58,000

(約238万円 – 約551万円)
A$25,000 – A$58,000

(約238万円 – 約551万円)
大学3年 A$25,000 – A$58,000

(約238万円 – 約551万円)
A$25,000 – A$58,000

(約238万円 – 約551万円)
A$25,000 – A$58,000

(約238万円 – 約551万円)
※医学部・獣医学部は年間A$80,000 (約760万円 )程度かかる大学もあります。
※ディプロマコース経由の場合、大学2年次相当へ編入が一般的ですが、1年次後期相当へ編入となる場合があります。


英語力が基準に満たない場合は、語学学校【英語コース】で進学に必要な英語力をつけることもできます。語学学校の学費は1週間あたりA$300 – 450 (約28,500円 – 約42,750円)程度です。

オーストラリアの学期(大学・TAFE)

多く大学・TAFEは2学期制です。日本の場合はオーストラリアと高校の卒業時期が異なっているため、ビザの準備等含めSemester 2から開始する方が多いです。Semester 1からのみ入学可能なコースもあり、その場合には翌年のSemester 1に入学することになります。
Semester 1 1月~2月開始
Semester 2 6月~7月開始
一部の大学では3学期制を取っています。

休学留学の場合、3学期制を利用して1年間で「英語コース+学部聴講2学期」というプランや、”休学”せずに「学部聴講1学期」というプランを組む方もいます。
Trimester 1 1月~2月開始
Trimester 2 5~7月開始
Trimester 3 9~11月開始
2学期制の大学やTAFEでも、各学期は2つのタームに分かれており、それぞれのタームで入学可能な場合もあります。
Term 1 1月~2月
Term 2 4月
Term 3 7月
Term 4 9月
学校やコースによって異なる場合もあります。留学の目的や学びたいコース、希望の留学都市、留学可能な時期・期間、現在の英語力などを担当カウンセラーへ伝えてください。ビザ申請などの準備期間も含め、みなさんそれぞれのベストな入学タイミングを提案します。

オーストラリアの各教育レベルと学位

教育に関する権限は、各州政府が管理していることもあり、若干異なりますが、全体的としては、就学前教育(Preschool)、義務教育である初等教育(Primary)及び中等教育(Secondary),そして義務教育以降(高等教育(Seniour Secondary),大学・専門学校(Tertiary)等)の段階に分かれます。

ちなみに下記はクイーンズランド州の場合。5歳~16歳(Prep~Year9または10)までが義務教育となっており、将来大学やTAFEへ進学する生徒はそのまま後期中等教育(Year11~Year12)に進みます。
教育機関 レベル・学位
小学校 Prep(幼稚園年長)
Year 1 (小学1年)
Year 2 (小学2年)
Year 3 (小学3年)
Year 4 (小学4年)
Year 5 (小学5年)
Year 6 (小学6年)
中学(セカンダリー) Year 7 (中学1年)
Year 8 (中学2年)
Year 9 (中学3年)
Year 10 (高校1年)
高校(シニアセカンダリー) Year 11 (高校2年)
Year 12 (高校3年)
TAFE、専門学校 Certificate Ⅰ
Certificate Ⅱ
Certificate Ⅲ
Certificate Ⅳ
Diploma (日本の大学1年次相当)
Advanced Diploma (日本の大学1年次相当)
Associate Degree (日本の大学1~2年次相当)
大学 Bachelor (学士号)
Hounors
大学院 Graduate Certificate
Postgraduate Diploma
Graduate Diploma
Master (修士号)
Doctor (博士号)

※本記事は2025年5月現在の情報に基づいており、入学基準、進学基準、学費、ビザ情報などは変更されることもございますのでご留意ください。
※日本円は弊社が取得できる最新の送金レート(A$1=95円) で換算しています。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号H318)
【育休中/2025年6月ごろ復帰予定です】13歳でのメルボルン短期留学をきっかけに「英語」と「海外」に目覚め、その後カナダ(語学留学)とアメリカ(大学留学)にも留学。卒業後、ワーキングホリデーでオーストラリアへ再渡豪し、オーストラリア留学センターでワーペリ。帰国と同時にオーストラリア留学センター日本窓口が開設され現職へ。留学生を現地オーストラリアで「迎え入れる立場」と日本から「送り出す立場」、両側での勤務経験を通して、双方の視点からアドバイスすることを心がけています。 このカウンセラーに質問する

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら

サイトのご利用について

当サイト記載の情報の正確性には万全を期しておりますが、当社はそれらの情報内容に関し、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、情報は予告なしに変更となる場合がございますので、随時ご確認ください。

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら