英語力検定試験について
日本の中学や高校生活の間、一度は
「英検」という言葉を耳にしたことがあるでしょう。英検は日本で最も一般的な英語検定試験で、5級~1級までの表示で英語能力を判断します。
オーストラリアへ留学、進学する際、自分の英語力を検定試験の結果によって提示することが多々あります。しかし英検はまだ英語圏では認知されておらず、英検の結果では英語力の判断をしてもらえません。
そのため、英語圏で通用する検定試験の結果を提示する必要があります。それが
IELTSや
TOEICというものです。専門学校や大学を受験する際に必須となる試験で、検定試験の結果は帰国後の就職にも活かせる資格ですから、留学の機会に是非受けてみましょう。
IELTS(アイエルツ)
IELTS(International English Language Testing System)は、英語を母国語としない16歳以上の人向けの英語能力判断試験です。2017年現在、世界140の国と地域、10,000以上の教育機関、国際機関、企業などに認定されています。IELTSは、イギリスやカナダ、オーストラリアの大学や専門学校などの高等教育機関へ入学するための英語力判断基準として幅広く利用されています。また、オーストラリア移住のためのビザ申請に必要な英語力を証明するのにも最適です。
TOEIC(トーイック)
TOEICは、Test of English for International Communicationの略称で、英語を母国語としない人々を対象にした、国際コミュニケーション英語能力テストのこと。現在、世界約60ヶ国で実施されています。 専門的な知識や語彙を問うような問題は含まれていないので、日常的な英語のコミュニケーション能力が公平に測れるのです。
Cambridge Examination(ケンブリッジ英語力検定試験)
Cambridge Examination(Test of English as a Foreign Language)試験を統括しているケンブリッジ大学の所在地、イギリスだけでなく、オーストラリア、カナダなど多くの国の大学をはじめ、様々な教育機関や企業に認められている国際レベルの英語検定試験です。
日本での知名度はまだ比較的低いですが、実は、世界約150ヶ国以上で実施されている最も有名な英語試験なのです。就職の可能性を広げたい人、大学等の高等教育機関への留学などを考えている方にとって、自分の英語レベルを証明するのに最適の試験です。
TOEFL
TOEFLテストとは、Test of English as a Foreign Languageの略で、英語を母国語としない人々の英語能力を測る試験です。 IELTS同様、TAFEや大学、大学院入学時の英語力証明として利用され、歴史や文学、自然科学、社会科学など学術的な内容の問題も出題されます。
TOEFLのテストは、マークシートを使用する(PBT)と、受験者が受験地にあるコンピューターを各自1台使用して解答する試験(CBT)の2種類があります。現在ではCBTが主流となりました。