クイーンズランド大学のファウンデーションコース(UQ College)


現在、UQ Collegeの入学希望者(2024年度入学)が多く、クイーンズランド大学側の査定に遅れが出ております。出願後、オファーが発行されるまで2〜8週間ほどかかるケースが多いため同校へ出願ご希望の方は、時間に余裕を持ってご連絡ください。
目次

UQ Collegeのファウンデーションコース


ブリスベンにあるオーストラリアトップ大学の一つ、クイーンズランド大学(通称UQ)。ノーベル賞受賞者も輩出する格式高い名門大学であり、世界中から優秀な学生が集っています。

通常、日本の高校を卒業後にクイーンズランド大学進学を目指す場合、基礎課程に相当する科目が不足しているため、クイーンズランド大学に直接入学することができません。この基礎課程の分野を補うためのコースが、ファウンデーションコースとなります。

その為、日本の高校卒業後にクイーンズランド大学に入学する際、多くの場合はファウンデーションコースの受講が必須となります。

ただ、IB Diploma取得者や、US High School Diploma +SAT 取得、日本の普通高校卒業でも成績が優秀な方(目安として92%以上の成績-GPAで4.6以上/5段階評価)はファウンデーションコースが免除されますので、出願者の成績等によっては直接入学が認められる場合もあります。



ファウンデーションコースの種類と入学要項(2024年)

UQ Collegeでは、英語コースの他、Extended Program、Standard Program、Accelerated Programと入学基準がそれぞれ違う3種類のファウンデーションコースを開講しています。

Extended Program(11ヶ月)

期間11ヶ月
入学月・2024年1月2日〜2024年11月8日_
・2024年8月26日〜2025年7月5日
授業時間20-25時間/週
英語基準
  • IELTS Academic 5.0(各科目5.0以上)
  • 
TOEFL ibt 56(Speaking 15、Listening 12、Reading 12、Writing 17以上)
  • Pearson PTE 42点以上(各サブスコアは42点以上)
  • Cambridge CAEまたはCPE 154点以上(各サブスコアは154点以上)
  • UQ CollegeのGE Level2コースを修了すること
成績基準日本の普通高校で2年時相当を終了しており、各学年及び終了時に55%以上の成績修めていること(5段階評価中2.75以上の成績)
学費授業料:$41,080
入学金:A$230
Student Services Fees:A$1,100
教材費:A$1,580
総額:A$43,990(日本円で約4,442,990円)

※支払いは2回に分けられ、お申込み時に23,450ドル。また1学期終了後(2学期開始前)に、残額の20,540ドルのお支払いが必要となります。

Standard Program(8ヶ月)

期間8ヶ月
入学月・2024年2月12日〜2024年11月8日
・2024年10月7日〜2025年7月5日
授業時間25時間/週
英語基準
  • IELTS Academic 5.5(各科目5.0以上)
  • TOEFL ibt 70(Speaking 15、Listening 12、Reading 12、Writing 17以上)
  • Pearson PTE 49点以上(各サブスコアは42点以上)
  • Cambridge CAEまたはCPE 162点以上(各サブスコアは154点以上)
  • UQ CollegeのEAP Level3コースにて、Grade4以上の成績を修めること
成績基準日本の普通高校で2年時相当を終了しており、各学年及び終了時に60%以上の成績(5段階評価中3以上の成績)を修めていること。
または、日本の普通高校を卒業しており、各学年及び終了時に55%以上の成績(5段階評価中2.75以上の成績)を修めていること。
学費授業料:A$32,900
入学金:A$230
Student Services Fees:A$850
教材費:A$1,580
総額:A$35,560(日本円で約3,591,560円)
※支払いは2回に分けられ、お申込み時に19,110ドル。また1学期終了後(2学期開始前)に、残額の16,450ドルのお支払いが必要となります。

Accelerated Program(5ヶ月)

期間5ヶ月
入学月 ・2024年2月12日〜2024年7月19日
・2024年9月2日〜2024年2月14日
授業時間20-25時間/週
英語基準
  • IELTS Academic 6.0(Writing6.0以上/その他5.5以上)

  • TOEFL ibt 78(スピーキング 、リスニング、リーディングは各17点以上、またライティングは21点以上)
  • Pearson PTE 60点以上(各サブスコアは36点以上)
  • Cambridge CAEまたはCPE 169点以上(ライティングは169点以上、その他のサブスコアは162点以上)
  • UQ CollegeのEAP Level4コースにて、Grade4以上の成績及び、ライティングスコアでC以上の成績を修めること
成績基準 日本の普通高校を卒業しており、各学年及び終了時に60%以上の成績(5段階評価中3以上の成績)を修めていること。
学費授業料:A$22,600
入学金:A$230
Student Services Fees:A$530
教材費:A$1,580
総額:A$24,940(日本円で約2,518,940円)

※支払いは2回に分けられ、お申込み時に13,640ドル。また1学期終了後(2学期開始前)に、残額の11,300ドルのお支払いが必要となります。
※その他、海外留学生保険(OSHC)として1ヶ月あたり約50ドルの費用がかかります。
※Biologyの科目を取得している場合、Biology Field tripとして200ドルの追加費用が必要です。
※獣医学部進学希望者は、Foundationコース入学時点でIELTS 7.0以上(各7.0以上)の英語力証明が必要です
IELTSスコアが足りない場合
3種類のファウンデーションコースのうち、入学条件(IELTSスコア)の一番低いのがExtended Foundation コースとなり、IELTS Academic 5.0(各科目5.0以上)で入ることが出来ます。しかしスコアが足りない場合は、同じくUQ Collegeで開講されている英語コース(Integrated English)を受講し規定の成績を修めることでIELTS免除でExtended Foundation へ進学することが出来るようになります

ファウンデーションの履修科目と授業内容

「ファウンデーションコース」の役割は、クイーンズランド大学の授業に参加できるレベルの学力をつけることです。そのために、英語、数学、化学など、クイーンズランド大学で学ぶ学士課程の分野に応じて、必要な科目を英語で学びます。

また、オーストラリアの大学には一般教養科目が無く1年次から専攻科目を履修します。その為、「レポートやエッセイの構成」「プレゼンテーションの仕方」「アカデミック英語(単語・表現・文法)」などは、このファウンデーションコース内で学び終える必要があり、下記の中から専攻に応じた5科目を履修します

必修科目(下記から2科目選択)
Academic English(進学英語)
General Mathematics(一般数学)
Mathematical Methods(数学的手法)
選択科目(下記から3科目選択)
Accounting(会計)
Behavioral Science(行動科学)
Business Management(経営学)
Biology(生物)
Chemistry(化学)
Design(デザイン)
Economics(経済)
Health and Nutrition(健康・栄養)
Information Technology(情報技術)
Physics(物理)
Research(学術調査、リサーチ)
Humanities and Social Science(社会学)

Academic English(進学英語)

Academic English(進学英語)では、読み書き、聞き取り、会話力など、大学で授業を受けるために必要な、アカデミックな言語スキルを身につけることに重点を置いています。

各スキルの流暢さと正確さを向上させるだけでなく、課題作成、参照、批判的思考、口頭でのプレゼンテーション、データベースや図書館施設の利用などのリサーチスキルなど、アカデミックなスキルの中核となるものを学びます。

また、エッセイの書き方、参考文献(Citation)の引用の方法、パラフレージングという参考文献の文章を自分の言葉で言い換える方法なども、英語を使って大学レベルの勉強をするための基礎を学びます。

ファウンデーションコース卒業生に聞いたAcademic Englishの勉強ポイント!

-私がファウンデーションコースに入学する前、前準備として高校の先生と一緒にIELTSのライティングを練習していました。色々なトピックをやることで自分の取る予定の科目についての知識をつけることや英語を使うコトに慣れることができると思います。

-Academic Englishの課題は、英語を使うコトに慣れていない人にとってかなり時間を取られるので、提出期限の最低1週間前には初めるのをオススメします!ベストは2週間前には始めるコトです!

General Mathematics(数学)

日常生活での数学の応用に必要な知識、スキル、テクニックを学びます。このコースでは、基本的な計算、幾何学と測定、金融数学、確率と統計を扱います。

Mathematical Methods(数学的手法)

微積分や統計学の基本的な数学的考え方の理解と、数学的問題を解決するために必要な操作スキルを身につけます。これらのは、現実の状況に関連した問題を解決するために技術的なツールを使って応用されます。代数、計算、数列・級数、対数関数、幾何学、三角法、微分・積分、ベクトル・行列、統計・確率、集合論、数学の応用などを学びます。

数学関連の科目は、日本の高校のカリキュラムのように、数ⅠA、数ⅡB、数ⅢCとカテゴリーが決まっていて順番に進むのではなく、それぞれの数学の範囲がミックスされた問題を使って授業が進められます。また、成績評価だけでなくレポート提出や、プレゼン、出席点なども評価されます。

ファウンデーションコース卒業生に聞いたMathematicsの勉強ポイント!
-数学は結果的に数3レベルまで勉強しました。私の時は、後期のテスト範囲が微分積分だったんですけど、私も含めみんなほんとに苦戦してました。

ここまで難関な範囲が出ると思ってなかったです!私は日本の高校で数3の勉強はしていなかったので詳しい範囲を伝えるのは難しいのですが、他の数3まで勉強した日本人の友達が言うには、ファウンデーションコースの数学の範囲は 数 A ⇨ll B ⇨lll と順番に授業が進むのではなく、結構ごちゃ混ぜだったらしいです。前期からいきなり数3の範囲バーンって出たときには驚きました(笑)

-私は数ll Bまで日本高校で取ってたし、数学はわりと得意だったのでそんなに苦労しなかったけど、数学苦手な子とかlAまでしかやってなかった日本人の友達はだいぶ苦戦してました”

「数学苦手!」「高校でIAまでしか勉強してないです…」という方もいると思いますが、
  • 数1A,2Bは学習しておく
  • 日本の高校の数学は想像しない方がいい
  • レポートは死ぬ気で頑張る
という点を抑えておくと良いと思います。

ファウンデーションコース卒業生直伝、数学を乗り切るコツ!

ーYoutube活用勉強法
高校の時、数学が嫌いだった子も例題や解き方のコツなどもYoutubeを利用して見れば勉強についていくことも可能です!私は数学が死ぬほどというより、もはや死んでいるレベルで苦手だったのでYoutube大先生には大変お世話になりなんとか合格点をもらうことができました。日本語の数学解説の動画も勉強になりますが、英語での解説動画の方が数学用語は英語でなんて言うのかも勉強できますし英語で行われる授業にすんなり馴染めるようになると思います。(二次方程式は英語でQuaradic formulaというのも動画の中で知りました。)

特にKhan AcademyというYoutubeチャンネルは数学の勉強におすすめです!日本語と英語の字幕どちらともつけることできるので、基礎から数学を勉強したい時には強い味方になりました。

ー先生にはどんどん質問にいく
数学が得意な人も苦手な人も同様に、分からない問題があれば質問は絶対いくべきです!
解き方が分からなくて悩むより、先生と一緒に問題をといて後から解き方を理解していたりしていました。

ーテスト形式ではない課題でも成績を稼ぐ
ファウンデーションコースではテストだけではなく、Project,Seminarと行ったレポートやプレゼンテーション形式の課題も評価の対象です。

たくさん勉強して準備をしてもテストで合格点ギリギリしか取れなかったとか、テストの点数だけだと希望の学部の入学基準に届かなさそうなど不安出てきたりしますが、大事なのはレポートやプレゼンテーション形式の課題で妥協しないという点です。

先生に相談しながら内容を精査してクオリティーの高いレポートやプレゼンテーションをすれば結果はいいGPAの評価としてついてきます。

Accounting(会計)

Accountingの科目では、会計方程式と会計プロセス、期末報告書の作成、現金会計、信用会計、在庫と資産の管理、企業会計などの会計概念及び、会計の基礎を学びます。

ファウンデーションコース受講生に聞いたAccountingの勉強ポイント!
ーAccountingはエクセルを使う課題で数字をバランスさせるのが大変でした。0.1でも違うと全て見直してどこが間違っているのか確認しなければいけないのでかなり時間を費やしました。

ーAccounting 毎回配られる問題は、エクセルを使う課題と関係しているのでしっかりやり方を覚える必要があります。なので、わからないところはすぐ先生に聞いた方がいいです。また、パソコンの授業は先生がプロジェクターを使って授業をするので出来るだけ前の席で授業を受けた方がいいです。

Business Management(経営学)

Business Managementの科目では、企業を運営する上で必要な経営コンセプトと、ビジネスオペレーションをカバーした内容が含まれます。また、ビジネスの原則、プランニング(戦略および運営)、マーケティング、、組織行動、財務および人的資源管理の理解が含まれます。

また、経営理論やビジネス現場でのリーダーシップの理論について学びますが、ここで学んだことがクイーンズランド大学の学士課程に進んだとき、特にビジネス専攻の人にとって『これみた事ある!」と思う要素がたくさんある教科です。。

その他、国内およびグローバルビジネスを含むビジネスケースを元に、ビジネス理論を議論します。また、クラスで学んだ理論を応用して、自分のビジネスを計画したり、プロジェクトチームでビジネスを開発したりします。
ファウンデーションコース卒業生に聞いたBusiness Managementを勉強ポイント!
ーBusiness Managementはグループワークが他の教科よりも多かった気がします。課題でいい結果を残すためにも、同じクラスの人と打ち解けることがコツなのかなと感じます。時間をかければかけるほど課題への理解力が深まっていくので、一人で取り組むのもいいと思いますが、できれば複数人で集まって勉強したり課題に取り組むとインプット、アウトプットの両方ができるのでいいのではないかなと思います。

ーBusiness managementでは、Case Studyという授業で習ったビジネスの理論と実際の企業の経営事例を照らし合わせてエッセイを書く課題や、VBE projectという”VBE(Virtual Business Enterprise)”と呼ばれるバーチャル学習コンテンツを使ってクラスメイトとグループを組み、お店を経営する擬似体験を元にマーケティングプランと業績実績のレポートを作成しプレゼンテーションする課題とFinal examという大きく分けて3つの課題が成績評価の対象になります。

その中で、Case Studyの課題がとても大変でした。この科目は日本でも勉強したことがなく本当に初めてで、何も知らなかったから余計に大変だと感じました。レポートなどを書くときは色々先生に自分が書いたもの見せてどういうふうに直した方がいいか聞くとレポートのクオリティーをあげるためのアドバイスをくれます。

ーBusiness Managementは課題の成績評価の割合がかなり高いからちゃんと課題をやること。前もって課題のドラフト(下書き)を書いて先生に見てもらうのもあり!

-BMは二学期のグループワークが大変でした。周りは全員中国人でなかなかコミュニケーションがうまくとれない時がありました。グループは慎重に選んだほうがいいです。また1学期にテストがない分2学期のテスト範囲が広いので授業で配られる問題を貯めておくと大変です。

Behavioural science(行動心理学、行動科学)

Behavioural scienceでは、社会学の基本的な理論と認知心理学の基礎的な知識と人間や動物の行動を化学的に分析するという科目を学ぶことができます。大学で心理学を専攻したい人は、この科目でのBehavioural scienceにはとても助けになります。

また心理学についてのエッセイや課題を書く時に必ず必要になるAPA (American Psychological Association) styleと呼ばれる文献引用の仕方もこの科目で学べます。

ファウンデーションコース卒業生に聞いたBehavioural scienceの勉強ポイント
ーBehavioural Scienceはより実践的な課題が与えられます。例えば心地よい対人関係Personal space)の物理的距離についての実験では、実際に教室で2人の生徒を被験者として不快に感じる距離をクラスの人数分測定をして平均値を割り出して、その結果を元にレポートを書いたりしました。その際も、同じクラスの生徒、先生と話し合い、レポートを完成させたので課題で良い結果を出すにはお互いのコミュニケーションが一番の鍵になってくるのではないかなと感じます。

ー大学で心理学を専攻、または関連する授業を取る予定の方は、ここでしっかりAPAのやり方を学んでいた方が良いと思います。そして、Behavioural Scienceの教科書はAPA styleのやり方が詳しく書かれているので大事にとっておくことをお勧めします。私は大学3年間、課題提出でReference listという文献引用のリストを作る時に大変お世話になりました。笑

Biology(生物)

このコースでは、生物学における科学的な概念や、知識を身につけ、生物学実験室での実験を経験します。例えば、実際にクイーンズランド大学の生物実験室に行き、カエルの解剖を行いその解剖実験についてレポートを作成するということもあります。

また、生命に関する、起源、発達、多様性、機能、進化などを学ぶため、創造的な科学的思考はもちろん、実際の状況で応用できるレベルの技術と知識を身につけることができます。

特に、体の構造や食物連鎖、またホルモンの分泌など図に書いて授業が行われることが多く、試験では実際に図を描いて説明する問題がでることもある他、オーストラリアに関連した生物トピックの中から選び、Essayを書きそしてその内容を元にプレゼンテーションをするなど、実践的な授業が行われます。
ファウンデーションコース卒業生に聞いたBiologyの勉強ポイント!
ー高校で、ある程度物理や生物を学んだことがある方は、YouTubeなどで配信されている英語での物理生物の解説動画を見ることをお勧めします。たとえ英語はわからなくても、日本語で習っていれば図や写真などでなんの分野のことかわかるので、ファウンデーションコースへのいい準備になると思います。

ーBiologyはひたすらcrash courseというyoutubeビデオを見て、自分の言葉でまとめることを意識しました!

ー生物のテストでは実際に図を描いて説明しなさいという問題が必ず一問は出題されていましたため、その対策として、問題に出そうな図などは、必ず自分で描くようにしていました。ボイスレコーダーで録音していた友人から音源をもらい、わからないところは何度も聞き直していました。

ーBiologyはパワーポイントを印刷して、そこにメモを書いて、それをもとに自分なりに絵などを使ってノートを書いていました!

Chemistry(化学)

Chemistryでは物質の構造と機能を理解するための実験的および理論など、日本の高校で習う内容を全体的にカバーした授業が行われます。

物理化学、無機化学、有機化学の基本的な原理や、物質の分類と記述、測定に適用される数学的概念、原子の理論と構造、化学式など、物質の概念を学びます。

また、命名法、反応における質量とエネルギーの関係、水性媒体中の反応、気体、熱化学、量子論、元素の周期関係などについても学びます。

まさに化学の基礎から順を追って教えていく流れでになっておりBiology(生物)と同じようにクイーンズランド大学の大学キャンパス内での実験室で行う授業もあります。
ファウンデーションコース卒業生に聞いたChemistryの勉強ポイント!
ーChemistryは逆にどんどん先生に問題をもらいに行っていました!大変だったことは授業自体は割とひたすら講義っていう感じだったから眠くならないようにすることです笑!

ーChemistryはひたすら演習問題を解く!
Chemistryは一つ一つの単元をしっかり理解して、お友達に教えることで自分でも復習になっていたかな。基本的に予習はしないで復習に重点をおいていたかな!

ー化学は暗記とかテストが大変だった。高校の時やってたけど英語だとぜんぜん違ったりする。
化学: 演習問題を解くこと。

Design(デザイン)

2022年から新しく選択可能になった科目です。デザイン科目では、建築環境、工学、ビジネスの各分野に適用されるデザインの基本的なプロセスと方法を学びます。

また、デザイナーの思考スタイル、デザイナーとしての仕事、デザインによって解決する問題、またそれらにおける利害関係者の関与、デザインソリューション、デザイナーとして必要な科目を学びます。

Economics(経済学)

オーストラリアの経済を軸に経済学の基本的な理論やその知識をもとにオーストラリアと他の国の経済関係の仕組みを学びます。

たとえば、経済における意思決定者(消費者、企業、政府機関など)が、限られた資源の中でどのような選択をするかなどを、レポート、プレゼンテーション、テストと言う形で発表しますが、経済情報の分析に基づいて経済的意思決定を行う能力を養いますので、ビジネス関連のコースに参加される方は、是非取得してほしい科目です。

ファウンデーションコース卒業生に聞いたEconomicsの勉強ポイント!
ーEconomics関連の解説動画はYoutubeにたくさんあるので、経済の授業で出てくるわかりにくいコンセプトだったり用語はビデオをみて理解していた。

ー高校で経済をやっていたら教科書を持ってきてもいいかもしれないです!

ーレポート作成の時、自分で資料を探しきれなくて書き進められない時は友達にどんな資料を参考にして書いているか聞くと無駄な時間を過ごさずにスムーズにかき進められます。

Health and Nutrition(健康・栄養)

Health and Nutritionでは、健康、フィットネス、ウェルビーイング(安心できる健康状態)に対する食事と運動の影響を紹介します。体内での栄養素の働きや、運動に対する体の反応を理解するための知識とスキルを身につけ、応用していきます。健康的な体重を維持するために食事と運動をどのように利用するか、また運動のパフォーマンスを高めるために栄養をどのように利用するかも学びます。

Information Technoloigy(情報技術)

Information Technoloigyの科目では、情報通信技術の活用と、仕事や学習環境にて必要なITの知識及びスキルを身につけます。

また、コンピュータのハードウェア、ソフトウェアそれぞれを学ぶ為、基本的に全ての授業でパソコンを使います。テストもパソコンを使う形式です。1学期はウェブサイトを作るうえでの基礎内容、画像の編集、エクセルのデータをデータベースに打ち込む作業、2学期は主にプログラミングを学びます。オリジナルのショッピングサイトを作る課題が1年通してあります。
ファウンデーションコース卒業生に聞いたInformation Technology(IT)の勉強ポイント!
ーITは本当に初心者で何もわからないところからスタートしましたが、ノートに書いて覚えるよりも、実際にいろいろ試してみて知識をつけた方が効率がいいと感じました。

ソースコードを1つとっても、読むより実際に書いて動くかを確認するほうが、知識として身に着けやすいです。

-板書があまり無かったので、先生が言ったことをすぐに吸収し作業に進めることが大変。
分からなかったり、作業に詰まってしまったらすぐに手を挙げて助けてもらうことが大事。

-ITに関しては事前知識が必要な訳ではないが、パソコンに苦手意識を持つ方はそれを無くすように、基本的な使い方は予習しておくと良いです。日々の生活でスマホに慣れ過ぎていて、一切パソコンを使ってないとなると大変だと思います。

-講義はほぼなく、基本的には演習スタイルになる。一度やったことを再度タスクとして渡されても出来るように、忘れそうな部分はメモとして残しておく。授業で渡されるタスクが全部できれば、テストができるかどうか心配する必要は無い。

-自分の時は、ITでは学期末のテストで自分の書いたノートやプリントした紙をノートに貼ってテスト会場に持っていけます。今後はわかりませんが、先生がホワイトボードに書いたことは全てノートに書いて置くほうが良いと思います。

Physics(物理)

Physicsでは、物理学の主要な概念と、現代社会における物理学の応用について学び、特に測定、ベクトル、運動学、力学、熱学、波、電磁気、原子物理の基礎を学びます。

基本的には、日本の高校物理(日本の大学受験センターレベル)の範囲がカバーされていますが、日本の高校では、計算問題が多い印象があります。ファウンデーションコースでは、物理ではその分野のコンセプトをしっかり理解しているかというところが重要なポイントになってきます。

授業を行い問題復習を行う典型的な授業形式になりますが、それとは別にチームでの研究発表や実験授業があり、それぞれうぃ課題としたレポートの提出もあります。Physicsは他の科目よりも、講義をまとめて行う傾向があるので、学習量のボリュームが多く大変ですが、授業を聞く意識を強く持ち、早い段階で苦手意識を撮ることができれば、意外と勉強がしやすい分野でもあります。

ファウンデーションコース卒業生に聞いたPhysicsの勉強ポイント!
ー普段使わないような難しい英単語がとにかく多いので、ひたすら定義と共に覚えることに苦労した。専門用語同士の繋がりを意識して丸覚えしないことが大事。

ー現象の説明をさせる問題も多くテストに出題されていました。もちろん計算問題も出題されましたが、日本の高校とは違い、計算の公式を確認できる”公式シート”の持ち込みが可能だったため、公式をお暗記する必要がなく、また、計算も電卓を用いて行うため、高校の時に比べ計算ミスは少なくなった印象があります。

学術調査、リサーチ(Research)

Research(学術調査、リサーチ)は、自分で研究目的の設定、計画、そして実行を通してオーストラリアの大学で勉強する際に必要となるクリティカルシンキングや英語の論文の読み方、論文の書き方を学びます。ファウンデーション前半の1学期目では、いくつか与えられたトピックの中から選んで、リサーチを行うが、二学期には興味のある分野について研究目的の設定から学術調査の実行まで全て自分で行います。

※クリティカルシンキング:客観的にデータや証拠を使って意見の根拠を提示して相手に伝えるための思考法

ファウンデーションコース卒業生に聞いた、Researchの勉強ポイント
ー他の教科よりも時間を多くとって勉強しないと終わりませんでした。自分で一から調べるトピックを決め、それに沿った論文や研究などを探すので、とても時間がかかりました。勉強する上で気をつけた方がいいポイントはとにかく計画を早めにし、提出日よりも早く終わらして何度もなんども自分の書いたレポートを読み返すことです。

ーResearchに関しては自分で研究を計画してきちんと期限までに進めるという部分に関しては責任感も伴いました。論文の読む数などについても言ってみればキリがないので、特にGPA7を目指していたわたしにとってはかなり時間をかけました笑。でも、自分の興味のあるトピックを選ベば、調べることも苦にならなかったし、他の科目の勉強の合間としてレポートを書くのに必要な論文を読むことで気分転換していたりしました。なので、Researchは楽しんだもん勝ちです!

ー Researchは先生との面談の時間(Consultation Time)を有効に使うことがポイントだと思います。質問などはあらかじめまとめておくとよい!

Humanities and Social Sciences(社会学)

このコースでは、人文科学と社会科学の基本的な概念を紹介します。「世界戦略と展望」「創造的芸術と歴史」などのトピックを検討し、創造的な思考、研究及び評価方法、論点の置き方、問題の解決方法等の学習スキルを身に着けます。また、このコースは、人文社会科学部(HASS)の学士課程進学を希望する学生に推奨されており、下記に記載するHummanities Students向けの必須科目となります。

履修科目の組み合わせと、選び方の注意点

ファウンデーションプログラムを受講する学生は、上記の各科目から2つの必修科目と、3つの選択科目を学びますが、上記の科目は何でも選んでよいということではなく、大学専攻に応じて履修科目が変わります。

これらは大きく分けて、「BEL Stream」、「Science Stream」、「EAIT Stream」、「HaBS Stream」、「HASS Stream」の5つに分類されます。

BEL Stream
Faculty of Business, Economics and Law関連の学士課程進学を目指す場合
必修(2科目)
Academic English(進学英語)と、
General Mathematics(数学)または、Mathematical Methods(数学的手法)
選択(3科目)
Accounting
Economics
Business Management
Research
のいずれかから3科目
Science Stream
Faculty of Scienceに該当する学士課程進学を目指す場合
必修(2科目)
Academic English(進学英語)と、
General Mathematics(数学)または、Mathematical Methods(数学的手法)
選択(3科目)
Biology
Chemistry
Physics
Research
のいずれかから3科目
EAIT Stream
Faculty of Engineering, Architecture, and ITに関連する学士課程進学を目指す場合
必修(2科目)
Academic English(進学英語)と、
General Mathematics(数学)または、Mathematical Methods(数学的手法)
選択(3科目)
Chemistry
Design
Information Technology
Physics
のいずれかから3科目
HaBS Stream
Faculty of Health and Behavioural Science (HaBS)に関連する学士課程進学を目指す場合
必修(2科目)
Academic English(進学英語)と、
General Mathematics(数学)
選択(3科目)
Behavioural Science(行動科学)
Biology
Chemistry
Humanities and Social Sciences
Health
Research(リサーチ)
のいずれかから3科目

HASS Stream
Faculty of Humanities and Social Sciencesに関連する学士課程進学を目指す場合
必修(1科目)
Academic English(進学英語)
選択(4科目)
Business Management
Behavioural Science(行動科学)
General Mathematics(数学)
Humanities and Social Sciences
Research(リサーチ)

上記に該当しない場合は、General Streamとして、すべての選択科目の何れから3つを選ぶことも可能です。
General Stream
必修(2科目)
Academic English(進学英語)と、
General Mathematics(数学)または、Mathematical Methods(数学的手法)
選択(3科目)
その他、選択科目より3科目

BEL Stream、Science Stream、EAIT Stream、HABS Stream経由で進学する、一部の学位プログラムにおいては、「Mathematical Methods」や「Chemistry」が必修条件として設定されていますので、自身が進学を希望する本科コースに適した科目を選択ください。

また、HASS Stream(人文・社会科学部)のみ、1つの必須科目と4つの選択科目となりますが、学士課程に進学を希望する場合は、選択科目の一つに、Humanities and Social Sciencesを選択することが推奨されています。
これらの科目は、ファウンデーションコースが開始する前に行われる、オリエンテーションの際に選択し、コース開始2週間後迄は、選択科目の変更も可能です。

それでは上記を踏まえ、履修科目の選択における注意点はこちら。

Extended Programの場合は、英語と数学が必須
Foundation Extended Programの学生は、Standard Programに入る前に、Academic EnglishとMathsの追加コースを学びます。

教育学を選ぶ場合は、数学は必須
Faculty of Humanities and Social Sciences(人文・社会科学部)の学士課程に進学する場合、通常は数学は必須ではありません。

ただし、Bachelor of Education(Primary)、Bachelor of Education(Secondary)、Bachelorof Education(Secondary)のDual degree Programのいずれかに進学をを希望する学生は、選択科目として数学を選択する必要があります。

数学を選択する上での注意点
先述したとおり、General Mathematics(数学)は、取っても取らなくても、多くの場合HASSに属するコースには進学できますし、HASS内の他のコースに変更も可能です。

ただし、仮にHASS 以外の学部(例えばビジネス学部やサイエンス学部など)への変更を希望する場合、Mathを履修しない場合、General Mathematics(数学)を選択していないと、変更が認められない場合があります。

つまり、将来的に、HASS以外の学部に変更する可能性がある場合には、事前にGeneral Mathematics(数学)を選択しておくほうが、将来的にコース変更の融通が効くのでお勧めです。

数学が選択できない場合も
「融通が聞くなら数学をとろう。」と思うかたも多いと思いますが、ここでもまた注意点。数学を選択するためには、高2または高3で数学を勉強していることが条件となります。

つまり高1だけ数学を勉強し、高2高3で数学を勉強していなかった場合、Founationコースで数学を取ることが出来ませんし、先述したような”融通のきく選択方法”を選ぶこともできませんから、ご注意ください。

理系科目選択時の注意点
Biology Chemistry,Physicsなどの、理系科目を選択する際の注意点ですが、生物、化学、物理は、オーストラリアの高校生が通常2年で完了する範囲を約10ヶ月で学ぶため、授業自体がすごく早いです。いきなり理系の科目を初めての分野として英語で習うのは大変なので、理系の人は、日本の大学受験のセンターレベルの範囲を習得しておくとスムーズに勉強が進められます。

これは特に理科を2科目以上取る人への注意点なのですが、物理、生物、化学の課題はほぼ同じぐらいの日程で締め切りがあります。私は同じ期間で2つのレポートを仕上げなくてはならず、すごく大変だった記憶があります。私の友人では、同じ日にレポートを提出して、さらにプレゼンテーションまで行った人もいました。このハードスケジュールは大学でも起こりうることなのですが、始める前から覚悟しておいた方が良いかもしれません。

繰り返しになりますが、とにかく、理系の科目は進むのが早いので、授業中に携帯を触ったりすると、すぐ置いていかれるし、居眠りなんてしていたら、全然わからなくなります。そのため、集中力を維持するために、携帯をカバンの奥底にしまって授業中は触らないというのは、一つの方法です。

さらに、パソコンで授業のメモをとる生徒もいる中で、ネットの誘惑を遮断するため、パワーポイントのスライドをプリントアウトして一言一句聞き逃さない方法を考える。また、先生の許可を得た上で、ボイスレコーダーに授業を録音したりして工夫しているクラスメイトもいます。
   
-Biology,Chemistryでは、テスト前に必ずチェックリストを配布されることもあり、そこの範囲から出題されることが多かったのでそれを中心にテスト対策をしていました。また、授業中に時間をかけて詳しく説明されていた部分はテストに出る可能性が高いので、スライドに印をつけておいて、テスト前には重点的に復習しました。

ー日本の高校で学ぶ時に基礎を大切にしてしっかりと頭に入れておくといいと思います。そしたら、あとは、新しい専門用語などを覚えるだけで勉強がスムーズに進むと思います。でも逆に言えば、ファウンデーションコースで学ぶ時に日本で学んだことは基礎知識として頭に入れておきつつも、あんまりそれにこだわりすぎないで、また新たに一から学んでいるつもりで学んだ方が良いと思います!そうすることで日本語で学んで英語に翻訳するのではなく、英語で一から学ぶ癖がつきます。

ー高校で、ある程度物理や生物を学んだことがある方は、YouTubeなどで配信されている英語での物理、生物の解説動画を見ることをお勧めします。たとえ英語はわからなくても、日本語で習っていれば図や写真などでなんの分野のことかわかるので、授業を受ける上でもいい準備になると思います。

各プログラム毎のタイムテーブル

2024年現在、UQ CollegeのFoundationコースに参加中の生徒さんから連絡いただいた、タイムテーブルです。
Extended Program-HASS Stream(前半)

Extended Program-HASS Stream(後半)

Standard program-BEL Stream
Standard program-Science Stream
Accelerated ProgramBEL Stream
Standardは、BEL StreamとScience Streamの2つのタイムテーブルを掲載しています。

まず、Extended Programはコース開始後はAcademic English及びGeneral Mathsを集中的に学び、その後はStandard Programと同じ授業が行われます。

また、基本的にExtendedは週20-25時間、StandartとAccelaratedは週25時間の授業数が組まれますが、上記のように、Standard ProgramとAccelarated Programであっても、週によっては週22-23時間の授業のように、若干の修正が行われることはあります。

加えて、Accelaratedは全体で5ヶ月のコース期間に対して、Standardは8ヶ月と、約3ヶ月の違いがありますが、1コマ(授業)あたりの授業内容はさほど違いはありません。ですが、Accelaratedの場合は、自分でカバーしなければいけない内容(宿題や課題)等が多くなります。そのため、英語力基準や参加するための成績基準は、Standardよりも高く設けられています。

加えて、上記のタイムテーブルにもあるように、授業のとり方によっては、特定の曜日が丸々空く(授業が一切無い)こともあります。ただ、そのような日であっても、予習複数の時間にあてることにはなりますし、タイムテーブルはオリエンテーション等を経て自身で選択することになるので、空き状況や選択した科目によって、タイムテーブルは変動するとお考えください。

ちなみに紫は先生との面接の時間になります(定期的に、勉強の進捗状況などの面接が行われます)。

ファウンデーションコースからクイーンズランド大学への進学例


ファウンデーションコースの学生に人気のクイーンズランド大学本科コース(学部)は次のとおりです。近年は特に理系のコース(Health ScienceやPhysiotherapy)への人気が高まっています。

下記、人気コースへの進学例をご紹介します。
例1)Bachelor of Economics(経済学部)に進学希望の場合
【進学条件:Math at 5, two other subjects at 5】
必須の数学で5以上の成績と、他の科目で5以上の成績が2つあれば進学可能。
特に指定の科目はありませんが、EconomicsやBusiness Managementを選択しておくと、大学に入る前に予備知識を持つことが出来るのでお勧め。
例2)Bachelor of International Hotel & Tourism Management(ホテル観光学部)に進学希望の場合
【進学条件:Math at 4, two other subjects at 5】
必須の数学で4以上の成績と、他の科目で5以上の成績が2つあれば進学可能。ホスピタリティのコースですがUQではビジネス学部が管轄しているため、ホテルや観光の専門分野におけるビジネスについても学びます、そのため、EconomicsやBusiness Managementを選択しておくと役に立つでしょう。
例3)Bachelor of Health Scienceに進学希望の場合
【進学条件:GPA5.0(Including Science subject, Chemistry for Nutrition Major)】
数学と英語の他に生物、物理、化学いずれかの科目を受講し、GPAが5.0以上であれば進学可能。このコースでは専攻を選ぶことが出来ますが、栄養学を学びたい場合は化学が必修となります。Bachelorを経て研究の道に進みたいと考えている方は、Researchの科目を取っておく事をお勧めします。

成績は7段階評価

ファウンデーションコースも含めオーストラリアの教育機関において成績GPAは1(低)~7(高)までの7段階で評価されます。
【7】85-100% (High Distinction)
【6】75-84% (Distinction)
【5】65-74% (Credit)
【4】50-64% (Pass/Competent)
【3】47-49% (Low Pass)
【2】25-46% (Fail)
【1】1-24% (Low Fail)
成績はGPA4以上が合格ラインとなりますが、日本人学生は勤勉で平均6.0という優秀な成績を修めてクイーンズランド大学へ進学する方も珍しくありませんし、限りなく7に近いスコアを撮る方もいます。

英語力が入学基準に達していない場合

ファウンデーションコースの種類と入学要項にも記載していますがExtended Program、Standard Program、Accelerated Programと、いずれのファウンデーションコースの英語力基準が設けられており、入学には英語力の証明を提出する必要があります。

この証明方法としては、クイーンズランド大学が認める英語検定試験(IELTSやTOEFL等)の結果を提出する他、UQ Collegeが開講する英語コースを組み合わせた、パッケージプログラムとして申し込むこともできます。

現在のUQ Collegeでは、Integrated English(IE) Prep(Level 0相当)〜Level5までの、6レベルの英語コースを開講しており、パッケージオファーを受けるためにはLevel1以上のコースに参加する必要があります。つまり、IELTSであれば4.0を取得していなければパッケージオファーを受けることが出来ませんので注意してください。
英語コースの種類
コース名入学基準コース終了後に参加可能なプログラム
IE Level1IELTS4.0(各サブスコアは4.0以上)10〜20週受講後にExtended programへ
IE Level2IELTS4.5(各サブスコアは4.5以上)10週間受講後にExtended Programへ
IE Level3IELTS5.0(各サブスコアは5.0以上)10週間受講後にStandard Programへ
IE Level4IELTS5.5(各サブスコアは5.5以上)10週間受講後にAccelerated Programへ
※英語コース参加の際は、必ず英語力検定試験の証明が必要です(UQ College独自のレベルチェックテスト等ははありません)
※英語コースとパッケージプログラムとして出願する場合、英語コース期間は最長45週までの就学期間までが認められます。

英語コース授業料(2024年)
コース期間授業料教材費&学生サービス費

合計

5週間2,400ドル125ドル2,525ドル
10週間4,800ドル250ドル5,050ドル
15週間7,200ドル375ドル7,575ドル
20週間9,600ドル500ドル10,100ドル
25週間12,000ドル625ドル12,625ドル
30週間14,400ドル750ドル15,150ドル
35週間16,800ドル875ドル17,675ドル
40週間19,200ドル1000ドル20,200ドル
45週間21,600ドル1,125ドル22,725ドル
IELTS高得点が必要なコース
ファウンデーションコース修了後、クイーンズランド大学の歯学、獣医学、理学療法、作業療法、看護、助産師、言語療法コースへ進学希望の場合は、UQ College入学の段階で通常よりも高いIELTSスコア(6.0〜7.0)が必要となりますのでご注意ください。

ファウンデーションコースの体験談


入学までが難しい日本の大学に対し、オーストラリアの大学は入学してからが勝負です。オーストラリア人も留学生もみんな平等で、授業や課題についていくことが出来なければ容赦なく成績が下がり、単位が落とされます。

また、日本では就職時に大学の成績が関係することは少ないですが、オーストラリアでは成績優秀者ほどインターンシップや仕事紹介の機会が与えられます。

特にクイーンズランド大学はオーストラリアでも常にトップ5以内をキープし、世界的にも有名な学部をいくつも持つ名門大学。これは単なるネームバリューだけではなく、優秀で意欲の高い学生を厳選して集めて、厳しく質の高い授業を提供しているという部分にあります。

この厳しい環境の中で留学生が良い成績をおさめて勝ち残っていくためには、土台作りが大切。現に本科コース入学前にしっかりと準備をしたファウンデーションコース卒業生は、クイーンズランド大学入学後に他の学生よりも優秀な成績を修め奨学金を授与されて卒業し、世界を舞台に活躍している方も多くいます。

入学することだけが目的ではなく、クイーンズランド大学で勝ち残っていくために必要なのが、このファウンデーションコースです。今までにファウンデーションコースを受講し、クイーンズランド大学へ進学した方の体験談もご覧ください。

【体験談】高橋直人さん
文系から理系へ転身〜スポーツ科学〜

Expressコース(短期コース)はハード!
宮腰佑希さんの体験談にもある通り、ExpressコースはIELTS7.0を持っていてもついていくのが大変な難易度の高いコースなのでご注意ください。留学経験の少ない方にはスタンダードコースがオススメです。

UQ College – ファウンデーションコースの出願書類


出願書類・高校の成績表(英文)
・IELTSまたはTOEFLスコア表(基準スコアに達していなくても出願OK)
・パスポートコピー
出願時期4~6ヶ月前までに出願
出願方法お申込みフォームを送信後、担当カウンセラーに出願書類をご提出ください
査定結果出願後、およそ2~4週間ほどで査定結果を通知します

ファウンデーションコース卒業生が教える、知っておくべき9つのポイント!

クイーンズランド大学を始め、オーストラリアの他の大学に進学するうえでも、意識すると役立つ9つのポイントをお伝えします。

1.全ての先生は、生徒が積極的に質問してくれたら全力で協力したいと思っていることを知ること!

よく見る光景ですが、先生に質問にいくのを面倒くさがったり、恥ずかしがる生徒が多くいることも事実。ですが、こんな勿体ことはありません!多くの先生はフレンドリーでオープンな方が多く、積極的な生徒にはとことん付き合って質問に答えてくれます。

2.質問タイムを有効にフル活用する

-Consultation time

Consultation time(生徒が先生に質問に行ける時間)は各科目の先生が最初の自己紹介の時に自分のオフィスが空いている時間を教えてくれます。その時間全てがConsolation timeです。そこでわからないところやもっと課題や練習問題の深い内容も聞くことができます。

ここでポイントなのが、質問にいく時には、何が疑問点なのかリストアップしたメモ持っていけば、「あれ、何聞こうと思ってたんだっけ?」という事態を防げます!

そして、Criteria Sheetも一緒に持っていって先生に質問すると課題のクオリティーが上がって良い成績をゲットする近道になります。全教科の各課題にはCriteria Sheetと呼ばれる採点基準が書かれた物がオンラインで生徒に公開されます。これは先生が課題を採点する際に絶対使う物なので、このCriteria Sheetを読み込んでどのポイントを課題を進める上で加えなくてはいけないのかを先生質問して課題を進めるのがおすすめです!

3.Swotback week

IESでは、Swot Backと呼ばれるテストの1週間前は全ての授業が休みになります。言ってみれば「お前、勉強しろよ!週間」です笑。

今後、UQ Collegeでも同じ仕組みが導入されるかは未定ですが、もしあるのでしたらSwot Back weekに行われるConsolation timeは絶対に使って欲しいサポートです。授業のスピードが速い関係で、一回の説明で理解できない場合があります。その場合に使って欲しいのがこのサービスです。

本来の授業がある時間に先生方が集まっていて、その教室に行って質問をするとテスト前にわからないところを一掃してくれます。多数の生徒が参加している場合もありますが、その場合でも、自分では気づかなった重要なポイントなどを質問している場合があるので、テスト前の重要な時間だと言えます。

4.英語関連補習授業に行きまくる!

Academic Englishの補習授業は本来はまだまだ英語力に不安が残る生徒がうける補習授業だですが、私はレポートの文法チェックやもっといい文章の表現を教えてもらうために利用し

ました!そのおかげで課題の点数があげられたし、日本語では詳しくうまく表現できるのに、英語だとなかなかわかりやすい言い回しが思いつかないときに打ってつけ!
自分の限られたボキャブラリーでは表現しきれない文章を作るヒントをこのクラスでは吸収できました。

ファウンデーションコースではIELTSの講座も開講されています!というのも、医療系の学部ではクイーンズランド大学に進学する際、ファウンデーションコース入学の際に取得したよりも、大学進学の際により高いIELTSのスコアが要求される場合があります。IELTSの勉強での不安な部分について先生に相談すれば対策をしてくれます。

5.どんな課題も手を抜かない!
テスト形式では無いエッセイ、レポートやプレゼンテーションなどの成績を決める大事な課題です。

ファウンデーションコースに限らずUQやオーストラリアの大学は各教科で科される全ての課題の点数の合計で最終的なGPAが出ます。なので、テストは緊張して結果が出せるか不安という人は絶対エッセイ、レポートやプレゼンテーションで点数を稼ぎましょう!同じ教科やってる友達を作って課題について話したりアドバイスもらうのも課題の進みを捗らせるポイントです!

前もってエッセイ、レポートやプレゼンのパワーポイントのスライドなどのドラフト(下書き)を書いて先生にチェックしてもらってどの要点を押されば課題の内容をよくできるかヒントをくれるのでおすすめです!

6.授業は休まずに

ファウンデーションコース期間は、毎日授業が詰まっているので大変かと思いますが、休まずいくことが第一です。体調が悪い時は休んで体調を整えることが大事ですが、教科によっては出席も成績の一部だったりするので毎回きちんといくことをおすすめします。

また、先生と仲良くなっておくのもオススメです。毎回授業前か後に先生に話しかけるようにすることで授業について質問しやすい環境を自分で作れますし、自身のスピーキング力向上にも繋がります。

7.独自の勉強法スタイルを確立する

ファウンデーションコースでの勉強は、従来の高校の勉強のように先生が黒板に書いたことの板書をノートにとるスタイルの授業はほとんどないです。そんな中で、ファウンデーションコースを乗り切るためのスタディハックはこの通り!

-パワーポイントのスライドはコピーしてから授業にいく

-授業中にメモを書く余裕がなかったら、先生の書いたホワイトボードやパワーポイントスライドをスマホで撮影する

-ボイスレコーダーを使って授業を録音してわからないところは何度も聞き直す。

-わからないことがあったら先生に積極的に質問する

などなど日本で慣れてしまった受け身の授業スタイルから、どうやればより自分がわかりやすくスムーズに勉強に取り組めるか考えておくことをおすすめします!

ファウンデーションコースではレクチャーと呼ばれる講義形式の授業とセットで必ずチュートリアルと呼ばれる少人数クラスがあります。ですが、オーストラリアの学習環境は積極性が命ですなぜなら、チュートリアルの授業をちゃんとしてくれる先生としてくれない先生がはっきり分かれるので、授業をしくれないタイプ先生にあったってしまったらあらかじめやることを自分で決めるのが賢い選択です。

8.息抜きも忘れない!

確かに勉強は大事です、しかし!せっかくブリスベンに来てるからには楽しまないと損です!
適度に息抜きをすることも勉強のモチベーションを保つコツですよ!

休み時間は友達と話したり、休みの日の1日はどこかに出かけに行ったり、ランニングなどの運動したりカフェでゆっくりなどがよく聞く息抜き方法ですが、

勉強も息抜きも同時にやってしまおうという欲張りな方法もありますよ!それは、ドラマや映画見ながらでもいいから課題は早めにスタート。意外とこの方法は好きな物(ドラマ、映画、動画)で大変な課題、勉強の組み合わせでストレスが半減されるので意外とおすすめです!

勉強してる時の脳に必要な糖分をナッツ、チョコ、フルーツなどのスタディースナックでリフレッシュするのも効果的です。食べ過ぎは気をつけないといけませんが、空腹感に邪魔もされないですし、精神的にも勉強するのが楽になります。

9. 横の繋がりを大切にする

これは、ファウンデーションコースだけでなくオーストラリアの大学で勉強していく上で一番大切なことかもしれません。

なぜなら、一緒に勉強を頑張る友達がいるだけでどうやったら課題でいい点数が取れるか、テストはどこを重点的に勉強すればいいか,課題の提出の前に抜けている部分はないか一緒に確認することができるなどの勉強に関する情報の入り方が横の繋がりがあるとないとでは差がかなり出てきます。

一人で頑張ることもすごいことですが、ここは友達を頼ってみることをおすすめします。

また衝撃の事実ですが、クイーンズランド大学のファウンデーションコースに参加する生徒の90%もしくはそれ以上が中国からの留学生です。少なくとも、オーストラリア人(現地の高校生)がファウンデーションコースに参加することはありませんので、国籍比率に驚かないようにしてください。

また、中国人のパワーには目をみはるものがあります。グループワークなどを進めていても、会話が英語より中国語が多くてチャイニーズパワーに押し切られそうになることが、何回かやってきます笑

ですが、真面目に勉強しにきてる子達もたくさんいるのでそういう友達を見つけて仲良くなってグループワークの課題をこなしていくのがファウンデーションコースでの勉強をうまくいかせるコツです!

UQ Collegeのよくある質問

Q. UQ Collegeへの出願費かかりますか?
A. いいえ。オーストラリア留学センターでは、UQ Collegeの出願は無料で行なっておりますので、出願費及び手数料等はかかりません。
Q. まだ、クイーンズランド大学で学びたいコースが決められません。とりあえず、UQ Collegeのファウンデーションコースのみ出願可能でしょうか。
A. いいえ。できません。UQ College出願の際は、クイーンズランド大学に進学予定のコースもあわせて選択する必要があり。大学側もUQ College+クイーンズランド大学として入学査定を行います。
Q. UQ College開始後に、当初予定していた進学予定の本科コースを変更することは可能ですか?(例>Bachelor of Business ManagementからBachelor of Arts等)
A. はい。可能です。ただ、ファウンデーションコースでは、各進学予定の本科コースの入学条件に応じた科目を選択します。そのため、進学希望の本科コースを変更する際は、まずUQ Collegeのスタッフに、現在選択中の科目のままで問題がないかを確認ください。
Q. UQ Collegeに入学さえすれば、成績に関わらず、どの本科コースへも必ず入学できますか
A. いいえ。各本科コースの入学条件が設けられており、UQ Collegeにて規定の成績(GPA)を修めていることが進学要件となります。また、一部のQuota programに指定されているコース(歯学、獣医学、理学療法、作業療法、言語療法コース等)は、UQ Collegeで規定の成績を修めた方の中から、更に選考され、上位の成績保持者のみ進学が可能となります。
Q. UQ Collegeのファウンデーションコースの単位を落としてしまった場合、その時点で退学且つ、クイーンズランド大学への進学ができなくなるのでしょうか?
A. いいえ。落としてしまった単位を再履修することも可能ですし、その上で規定の成績をクリアしているようであれば、クイーンズランド大学への本科コースへ進学が認められます。ですが。落としてしまった単位分の費用は、再度お支払い頂く必要があります。
Q. UQ Collegeとクイーンズランド大学のパッケージオファーを受け取る場合、その時点で、UQ Collegeとクイーンズランド大学の学費を納入する必要がありますか?
A. いいえ。UQ Collegeとクイーンズランド大学のパッケージオファーの場合、まず最初にお支払い頂くのは、UQ Collegeの初期費用のみとなります。クイーンズランド大学の学費は、UQ Collegeを卒業し、クイーンズランド大学の入学条件をすべてクリアした後に、請求書が発行されますので、その際にお支払いいただきます。
Q. UQ College開始時に自分で科目を選択したものの、思っていた内容とは違うため、変更したい科目があります。一度選択した科目も変更は可能でしょうか?
A. はい。可能です。例えばFoundation Program開始時点で”Behavioural Science”を選択したものの、2週間後には”Business Management”に変更された方もいます。規定の日程内であれば変更することはできますので、Academic advisorsと相談した上で変更手続きを進めてください。
Q. UQ Collegeへの出願はいつでも可能でしょうか?
A. 可能です。ただ、UQ Collegeの規則として、コース開始日から遡り一年以内でなければ、システム上出願ができません。

つまり、2025年2月1日開始のコースの場合、2024年2月1日以降に出願する必要がありますので、それまでに必要書類等の準備をすすめていただき、コース開始日から遡り一年を過ぎた段階で出願が正式に行われます。
Q. UQ Collegeでは、どのような宿泊方法がありますか?
A. ホームステイや、学生寮が利用可能です。くわしくはこちらのページをご確認ください。

安心のブリスベン現地サポートオフィス

オーストラリア留学センターのブリスベン現地サポートオフィスでは、現地在住歴の長い経験豊富な日本人スタッフが、皆さんの現地での生活をサポートしています。勉強面から日常のちょっとした疑問までお気軽に日本語でご相談頂けるので、現地でも安心して留学生活をお過ごし頂けます。
住所Level 18, 324 Queen Street Brisbane 4000
電話07-3221-9999(オーストラリアから)
050-8882-5959 (日本から)
スタッフ林真生、小林芽衣

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オーストラリア留学センターは、クイーンズランド大学の公認出願窓口として、クイーンズランド大学への留学を目指す日本人学生のご相談から出願手続き、そして現地での生活サポートまですべて無料でお手伝いしております。クイーンズランド大学への進学にご興味のある方は、まずはお問い合わせフォームからご相談ください。

※備考※
・本記事は2024年2月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2024年度学費をご案内しております。
・日本円は弊社が取得できる最新の送金レート(A$1=101円) で換算しており、実際はお支払い時にご利用の金融機関の為替レートが適用されます。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I008)
2024年現在ブリスベンで生活中。オーストラリア滞在歴は17年ほどで。主に長期留学、専門学校留学、大学留学などの質問を担当させていただいており、留学中のサポートはもちろん、生徒さんのキャリアを考慮し進学プランをお伝えしています。また、社内一のコーヒー好きなため、カフェ情報もお伝えしています。出来るだけ多くの方に有意義な情報が提供できる&ムードメーカー的な立ち位置に滑り込めるよう、日々奮闘中です。 このカウンセラーに質問する

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