教育機関別に解説!オーストラリア留学の条件と進学方法

留学の目的は人によって様々。その目的によって進学を検討する教育機関も変わります。まずは留学中にやってみたいことや最終的な目標を書き出し、どのような留学が自分にあっているか考えてみましょう。▶
『目的別で選ぶ!あなたに合ったオーストラリア留学とは?』
どのような留学が自分にあっているかわかったら、次は出願条件と進学方法を確認してみましょう。
語学留学

現時点の英語力を問わずチャレンジできます。日本人留学生の場合、初中級(Pre-intermediate)~中級(Intermediate)でスタートする人が多いですが、私立の語学学校であればほとんどの場合、自分に合ったレベルのクラスでスタートすることができるでしょう。それよりも英語力が低い初級(Elementary)や逆に英語力がかなり高い上級(Advanced)の方は、レベルにあったクラスが開講されている語学学校が限られてきますので、担当カウンセラーに相談してみましょう。
入学後一番最初に入るクラスレベルは、入学日(もしくは入学日の前週)などに行われるプレスメントテスト(Placement Test:読み、聞き、書き、話しの総合テスト)によって決められます。
ただし、大学やTAFE/専門学校付属の語学学校は、本科への進学を主な目的としてます。そのため、一定のレベル以上での開講となり、出願に際し、IELTSなどの英語力証明が求められる場合があります。
TAFE / 専門学校留学

学歴条件と英語力条件を満たせば出願できることがほとんどです。一部芸術系のコースなどではポートフォリオの提出を求められる場合があります。
学歴条件
オーストラリアのYear 10 / Year 11相当(日本の高校1・2年生)を修了している場合はCertificate III、オーストラリアのYear 12(日本の高校3年生)を修了している場合はCertificate IVやDiplomaへの進学が可能ですが、日本の高校を卒業している場合でも、Certificate IIIからの受講を求められるコースもあります。
英語力条件
一部のコースを除き、IELTS 6.0相当以上で進学できます。英語力が基準に満たない場合は、語学学校(英語コース)で進学に必要な英語力をつけることもできます。原則として、IELTS5.0相当以上の場合は、英語コースと本科コースを同時に出願できます。IELTS5.0相当未満の場合は、まずは英語コースを受講し必要な英語力をつけてから出願します。
大学留学

一般的には、学歴・学力条件と英語力条件を満たせば出願できます。一部のコースではポートフォリオの提出が求められる場合があります。
学歴・学力条件
日本の普通高校を卒業して進学する場合
オーストラリアの教育制度では、日本の大学1年生で学ぶ”教養課程”がYear 12 (高校3年生相当)に含まれます。この違いから、日本の普通高校を卒業した場合、ファウンデーションコース(大学進学準備コース)やDiplomaコースを経由して進学・編入するのが一般的です。必要な高校の成績は、大学・コースによって異なります。
近年では、高校で優秀な成績を修めること、SATや共通テストの成績と合わせての査定などで直接入学する道もあります。
国際バカロレア(IB)資格を取得して進学する場合
直接入学が可能です。必要なIBスコアなどは大学・コースによって異なります。
日本の大学1年生を修了している場合
直接入学が可能です。それまでの大学の成績で査定され、必要なGPAスコアなどは大学・コースによって異なります。
英語力条件
IELTS6.0~7.0相当以上で、大学・コースにより異なります。ファウンデーションコースやDiplomaコース経由の場合は、IELTS5.5相当以上で出願可能です。一方、看護学部や教育学部などへ進学する場合はより高い英語力が求められます。
英語力が基準に満たない場合は、語学学校(英語コース)で進学に必要な英語力をつけることもできます。原則として、IELTS5.0相当以上の場合は、英語コースと本科コースを同時に出願できます。IELTS5.0相当未満の場合は、まずは英語コースを受講し必要な英語力をつけてから出願します。また、より高い英語力が求められるコースでは、英語コースやDiplomaコースにて英語力条件を満たすことができず、IELTSなどの英語力証明が必須の場合があります。
大学院留学
一般的には、学歴・学力条件と英語力条件を満たせば出願できます。一部のコースではポートフォリオの提出が求められたり、職歴条件も満たす必要があったりします。
※職歴などによっては大学を卒業していなくても出願できる場合があります。
学歴・学力条件
原則として、卒業した大学の成績で査定されます。また、コースによっては卒業した大学の学部が関連学部であるかどうかが出願条件となっている場合もあります。必要なGPAスコアなどは大学・コースによって異なります。GPAスコアが足りない場合、Pre-Master’s ProgramやGraduate Certificate/Graduate Diploma経由で進学できる大学・コースもあります.
英語力条件
IELTS6.0~7.0相当以上で、大学・コースにより異なります。看護学部や教育学部などへ進学する場合はより高い英語力が求められます。原則として、IELTS5.0相当以上の場合は、英語コースと本科コースを同時に出願できます。IELTS5.0相当未満の場合は、まずは英語コースを受講し必要な英語力をつけてから出願します。また、より高い英語力が求められるコースでは、英語コースにて英語力条件を満たすことができず、IELTSなどの英語力証明が必須の場合があります。
休学留学

休学留学と一口に言っても、現在の英語力や目的、留学可能な期間などによりいくつかのプランから選択することができます。休学留学を活かした語学留学・TAFE留学については上記をご覧ください。ここではスタディーアブロード(学部聴講)についてご紹介します。
一般的に日本の大学に1年以上在籍し、学力条件と英語力条件を満すことが参加条件となります。英語力条件が満たせない場合は、語学留学+スタディーアブロード(学部聴講)というプランを組むことも可能です。
学力条件
それまでの大学の成績で査定され、必要なGPAスコアなどは大学によって異なります。
英語力条件
IELTS6.0~6.5相当以上で、大学により異なります。語学留学+スタディーアブロード(学部聴講)の場合は、IELTS5.0相当以上が求められます。