【新型コロナウイルス関連情報】オーストラリアの状況について

条件付き入学について-(Conditional Offer)


条件付き入学とは


オーストラリアの教育機関(TAFE、大学等)に入学する際は、希望するコースの入学条件をクリアしているかどうかという点で、入学査定が行われ、すべての条件を満たしている必要があります。この条件とは、主に「最終学歴の成績」や「英語力」などですが、この点はコースによって実に様々です。

ですが、出願時には、まだ入学条件をクリア出来ていないということも多々あります。例えば、現在高校生の方がオーストラリアの大学進学を希望した場合、多くの大学では「高校を卒業している事」という条件が含まれますが、高校を卒業するのを待ってからでは、出願手続きが間に合わない場合があります。

その為、事前に用意できる分の情報を元に入学査定を依頼し、「コース開始前に必要な条件を満たすことができれば、入学を認める」という許可をえることが、いわゆる「条件付き入学」と呼ばれるものです。

日本で言う「合格内定」にあたりますが、この条件付き入学の許可を得ることは、大学やTAFEの入学枠を仮確保しつつ、求められている条件をクリアする事に集中出来る点が大きなメリットといえるでしょう。

条件は、Conditional Offerに記載


この入学に必要な”条件”は、、主に査定後に教育機関から発行される、Contidional Offer Letterに記載されます。

ちなみに、条件がつかないない状態(全ての条件をすでに満たしている場合)は、Unconditional Letterや、Full offerと呼ばれ、学費の納入等も可能な状況になります。

条件付き入学に付与される、主な条件


条件付き入学の場合の条件は、出願者によって様々です。その中で、主に条件とされる内容は下記になりますので、是非参考にしてください。

英語力基準をクリアする

This Conditional offer is subject to you meeting the required level of English - overall IELTS 5.5 with NO BAND lower than 5.0 or equivalent to meet the English language entry requirement.


条件付き入学が認められる中で、最も多い条件と言えますが、進学を希望する教育機関(TAFEや大学)が指定する期限までに、IELTS、TOEFLなど検定英語試験による英語力証明「英語力基準をクリアする」という条件です。

上記はこのコースに参加するためには「IELTS5.5(各サブスコアは5.0以上)に相当する英語力」とした条件が求められています。また、この英語力証明については、学校が独自に行なうテストをパスすることで、英語力の証明と見なす場合もあります(グリフィス大学等で実施しています)。

規定のコースを終えている

Special Conditions:
Upon successful completion of the IES English Pathway Program (EPP) you will enter the IES Foundation Year Extended Program - commencing 04 January 2021.


また、提携する英語学校のダイレクトエントリーコースやファウンデーションプログラムを受講するということを条件に、入学が認められる場合もあります。

上記は、クイーンズランド大学のファウンデーションコースを運営している、IES Collegeの入学条件ですが、ファウンデーションコース(Extend Program)に参加するための条件として、事前にIESのEnglish Pathway Program(英語コース)で規定の成績を修めることが求められています。

Special Conditions:
Successful completion of English for Academic Purposes (EAP 1 Standard or Extended) with 50% or higher


上記は、クイーンズランド工科大学(QUT)のDiplomaコース進学条件ですが、進学英語コース1(EAP1)を50%以上の成績で修了することが条件という意味です

ただ、このような事前に英語コースに参加するという条件は、基本的には「規定の英語力を身につけている」という意味でもあります。そのため、上記のような条件が求められていても、事前にIELTSやTOEFL等の英語力検定試験を受け、規定の英語力基準に達することで、条件を満たすこともできます。

成績(GPAやWAM)基準をクリアする

Special Conditions:
You must complete your current semester (2020) and the next semester (2021) of your current Bachelor's program at University and achieve an overall average of 75% or above.


Special Conditions:
You must successfully complete Kotogakko 3 with grade average of 2.8. Please forward certified true copies of your academic
transcript and graduation certificate.


現在、何らかの教育機関に在籍しており、卒業後にオーストラリアの大学進学等を検討している場合、現在在籍されている教育機関での成績(GPAやWAM)が一定上のスコアをクリアしていることが条件となります。

上記はそれぞれ成績条件となりますが、上段は「現在在籍している大学にて、2020年後期の成績及び、2021年前記の成績で75%以上の成績を修めていること」が条件となります。下段も同じく成績条件となりますが「高等学校卒業時(高校3年修了時)の成績で、GPAが2.8以上」になります。

この成績条件を求められた場合は、対象期間の成績が届き次第、追加書類として進学希望の大学に提出します。

個別の成績基準をクリアする

成績基準については、上記のようにGPAやWAMとして「コース全体の成績」が見られますが、個別の科目に対しても基準が設けられている場合があります。

Special Conditions:
Meet the course prerequisites for Mathematics.


例えば、上記の条件は「数学の条件を満たすこと」となります。この個別の科目に関する入学基準は、入学を希望する大学によっても様々な為一概にはお伝えできませんが、現在高校に在籍しており、"これから”科目を選択できる場合は、事前にこのような情報がわかるのは非常に有利と言えます。

ただ、上記のような条件をつけられたものの、数学には自信があり「すでに規定の科目や成績は十分入学基準はクリアしている」と考える方もいらっしゃいます。もちろん、すでに数学関連の科目は終えており、今から数学が取れないという方もいらっしゃるかもしれません。

その場合、現在の学習で数学科目の前提条件を満たしていることを証明する必要があります。例えばメルボルン大学などであれば、統計学、微積分、代数学を最低でもカバーした数学関連科目のシラバスを提出し、シラバスの詳細には、カバーされているトピック/テーマ、評価方法、リーディングリスト(あれば)が記載されている必要があります。

また、シラバスについては、オーストラリアの教育機関に提出する際、最初の1ページ目は必ず、教育機関のレターヘッドを使用し、且つ英文で提出する必要があります。仮にシラバスが英語で提供されていない場合は、公式の英訳も提出する必要があります。

個別の成績基準をクリアする(その2)

Special Conditions:
Meet the course prerequisite for one of Chemistry or Biology with Unilearn Chemistry or Unilearn Biology


先述した数学の場合とは違い、もともと指定された科目自体を選択していない且つ、すでに学校を卒業しており、今から指定された科目が取れないという方もいるかと思います。その場合、オーストラリアではUnilearnと呼ばれるコースがあり、これは特定の科目”だけ”を学ぶことができるコースです。

例えば上記の場合は、ChemistryまたはBiologyで規定の成績を収めていることが入学条件となりますが、高校等で一切それらの科目をとっていない場合、Unilearnを受講することで、ChemistryまたはBiologyの”個別成績”を得ることができます。

また、このUnilearnは主にオンラインコースとして行われるため、日本に滞在しながら受講することが可能です。ただ、Unilearnの注意点としては、「対象のコースを終了すれば入学が認められる
」わけでは無い点です。

主にUnilearnは、18〜26週間ほどでコースが終了するカリキュラムがくまれていますが、このスケジュールは各受講生が決めることができます。ですが、最低220時間は教科書を利用した学習があり、その他、宿題、読書時間、チュートリアルヘルプ、進捗テスト、課題/アクティビティなどがありますから、多くの学生はコースを修了するために540時間程かかるとされています。

その上で、コース期間の進捗テストで規定の成績を修め、最終的に60%以上の成績でコースを修了した場合にのみ、”最終テスト”を受けることができます。この最終テストの成績を元に、大学は成績査定を行いますので、言い換えれば、Unileranのコース期間中で60%以下の成績だった場合、最終テストが受けられない→成績として認められないことになります。

さらに、各科目に応じた成績条件(Mathematicsであれば60%以上、Biologyであれば75%以上等)を、大学が設けているため、Unilearnでコースを修了し、単に規定の成績でコースを修了しただけでは、条件を満たしたと言えません。当社のお客様でも、Unilearnを受講された方は決して多くはありませんが、詳しくはお問い合わせください。

アドバイス的な案内も

Special Conditions:
Please note that as your grades for mathematics were comparatively low, it may be necessary to engage a private tutor at your additional expense, should you find the mathematics component of the Foundation Year difficult to successfully complete. We will advise you of the need for this as the course progresses.


また、「条件付き入学」とは若干違いますが、Conditionの項目の中にはアドバイス的な案内が記載されていることもあります。

上記の生徒さんは、最終学歴の数学のスコアが若干低いため、コース参加後に授業について生きにくくなった場合、状況によっては家庭教師(Tutor)を利用することも、視野に入れておくべきという案内です。

家庭教師をつけなければ入学できないと言う条件ではありませんが、「必要によっては家庭教師を依頼することを理解している」という条件といえます。

条件は様々。だからこそ正確な結果が必要

上記は、条件付きの際に求められる、比較的一般的な内容を記載させていただきましたが、実際条件については様々です。

パフォーマンス系のコースであれば、事前にオーディションに合格することが条件とされることもありますし、一部の修士課程では、規定の職業での職歴が条件となることもあります。

また、当社でも今までに多くのお客様の出願査定を無料でお手伝いさせていただいており、多くの成績証明書にも目を通してきました。ですが、最終的に合否判定を行うのは、希望する教育機関が決定するものになり、出願査定を受けなければ、正確な結果をお伝えすることが出来ません。

というよりも、査定を受ければ正確な結果(合否判定を含め)を知ることができます。

条件付き入学オファーを受け取るデメリット

答えから書いてしまうと、留学生にとってはデメリットと呼べるものは一切ありません。

まず、条件付きオファー(Conditional offer)ですから、条件をクリアしない限り大学は入学を認めることができません。その為、Conditional Offerの段階では授業料などの支払い義務は一切発生しないに関わらず、入学するための”条件”や、”学費”を正確に知ることができます。


特に留学費用を知ることは、留学プランを建てる上でも重要な点になりますから、オーストラリアの入学を検討中の段階で、まずは出願査定を受けていただくことをオススメいたします。

豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I008)
2020年現在ブリスベンで生活中。オーストラリア滞在歴は17年ほどで。主に長期留学、専門学校留学、大学留学などの質問を担当させていただいており、留学中のサポートはもちろん、生徒さんのキャリアを考慮し進学プランをお伝えしています。また、社内一のコーヒー好きなため、カフェ情報もお伝えしています。出来るだけ多くの方に有意義な情報が提供できる&ムードメーカー的な立ち位置に滑り込めるよう、日々奮闘中です。 このカウンセラーに質問する

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