ジェームズクック大学でスタディアブロード
日本の大学に在籍しながら、1年間などの期間を休学し、海外の大学で専門分野の授業を履修する制度を、
Study Abroad(スタディアブロード) と呼びます。この制度は、海外の教育環境で学問を深めるだけでなく、異文化に触れ、視野を広げる貴重な機会となります。
ジェームス・クック大学(James Cook University – JCU)は、オーストラリアのクイーンズランド州北部に位置し、亜熱帯地域に属するタウンズビルとケアンズにメインキャンパスを持つ、世界的に高い評価を受けている大学です。JCUでのスタディ・アブロード留学には、他では味わえない独自の魅力があります。
JCU ジェームスクック大学を選ぶ3つの理由
1. トロピカルな環境でのびのびとした留学生活を実現
ジェームズ・クック大学が位置するケアンズやタウンズビルは、年間を通して温暖な熱帯気候に包まれています。日本のように四季による寒暖差が少なく、冬でも半袖で過ごせるほどの快適な気候が続きます。
こうした気候の中で、ビーチでのリラックスタイムや、山でのハイキング、川でのカヤックなど、屋外アクティビティがいつでも楽しめるのが大きな魅力です。週末には、友人とBBQをしたり、自然の中でリフレッシュしたりと、学びだけでなく生活全体が豊かになります。都会の喧騒から少し離れた穏やかな環境は、集中して勉強に取り組みたい方にも最適です。
2. 世界遺産・グレートバリアリーフを舞台に学ぶ
ジェームズ・クック大学は、世界最大級のサンゴ礁「グレートバリアリーフ」に最も近い大学のひとつです。海洋学や環境学、サステナビリティを学ぶ学生にとって、これほど実践的でインスピレーションに満ちた環境は他にありません。
フィールドワークや研究活動も、実際の海を舞台に行うことができ、自然と向き合いながら学ぶ体験は、まさにこの地ならではです。また、ダイビングのライセンスを取得して海の世界を楽しむ学生も多く、学びと趣味が直結するような留学生活を実現できます。きれいな海が好きな方、海の生態系に興味がある方にはこれ以上ない学びのフィールドです。
3. 留学生比率が低く、オージー文化にどっぷり浸かれる
オーストラリアの多くの大学では、全体の20~30%が留学生というケースが一般的ですが、ジェームズ・クック大学はその半分以下、全体の約10%程度が留学生という比較的ローカル色の強い大学です。
そのため、授業や学生生活の中で自然と現地の学生との交流が生まれやすく、英語力の向上やオーストラリア文化への理解がより深まります。「オーストラリアのリアルな大学生活を体験したい」「オージーの友達をたくさん作りたい」という方にとっては、理想的な環境といえるでしょう。国際色は保ちつつも、あくまで現地中心の環境で暮らしたい方にぴったりの大学です。
世界NO.1 の海洋学
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オーストラリアで「海洋学といえばJCU(ジェームズ・クック大学)」と言われるほど、同大学の海洋研究は国内外で高い評価を受けています。
世界自然遺産グレートバリアリーフのすぐ近くという地理的優位性を活かし、実際の海を舞台としたフィールドワークや、現場に根ざした研究が盛んに行われています。特に、タウンズビルから船でアクセスできる「オーフェウス島」に設置されたJCU専用の海洋研究ステーションは、実地調査の拠点として世界的にも珍しい施設であり、海洋科学を学ぶ学生にとっては貴重な体験の場となっています。
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その中でJCUの強みは、その国際的な研究ネットワークと実践的な教育体制にもあります。同大学はオーストラリア政府の環境保全機関(たとえばGreat Barrier Reef Marine Park Authority)や、アメリカ、ヨーロッパ、アジアの海洋研究機関と共同プロジェクトを数多く展開しています。
研究内容は海洋生態系の保護から、気候変動の影響評価、沿岸地域の持続可能な開発など多岐にわたり、グローバルな課題に直結した研究を学生の段階から間近に学ぶことができます。
また、JCUには世界的に著名な海洋学者や生態学者が教授・研究者として在籍しており、彼らから直接指導を受けられることも大きな魅力です。講義だけでなく、現地調査や研究プロジェクトを通じて専門的スキルを身につける機会が豊富に用意されています。
こうした取り組みが評価され、JCUは近年の「CWUR世界大学ランキング」や「Academic Ranking of World Universities(上海ランキング)」において、「海洋学」「環境学」「生態学」「地球科学」「植物・動物科学」の各分野で世界トップ3にランクインしています。特に海洋学では「世界No.1」と称されるほどの実績があり、真剣にこの分野を学びたい学生にとっては、特におすすめの大学です。
2つのキャンパス
タウンズビルキャンパス
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オーストラリア北クイーンズランド州に位置し、熱帯気候と自然の豊かさに恵まれたタウンズビル。
その中心部からほど近いダグラス地区に広がる広大な386ヘクタールの敷地に、JCUタウンズビルキャンパス(正式にはBebegu Yumbaキャンパス)があります。
2025年現在、タウンズビルキャンパスには、オーストラリア国内の学生が1万人程、また海外留学生はおよそ1,300名を含む11,500名を超える学生が学んでいます。
キャンパスの目玉施設は、2024年に完成した約100百万豪ドル規模の4階建てSTEM教育のための建物です。23の実験室、講義ホール、産業連携用ガレージやワークショップなどを備え、3Dプリントや環境センサーなどの研究と実践に焦点を当てた学びの拠点となっています。
さらに、科学分野が集中する施設「
The Science Place 」では、化学・生物・生化学のリサーチと教育が融合されており、学生や教員が協働して先端的な研究と学びを進められます。
学びを支える環境だけでなく、生活面の充実もここならでは。図書館、ジム、スポーツ施設、カフェ、学生クラブなど充実した施設がキャンパス内に整い、また、Townsville University Hospitalとも隣接しており、医学・看護・歯科学科の学生には実習・臨床連携に非常に恵まれた環境です。
このように、JCUタウンズビルキャンパスは、最先端の研究施設や豊富な国際交流、自然と都市が調和するキャンパス環境、そして医療や環境系に強い学びと実践機会を備えた魅力溢れる大学です。特にSTEM系や医療系に興味がある方には、実践的かつ国際色豊かな学びを追求できる理想的な留学先です。
ケアンズキャンパス
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オーストラリア・クイーンズランド州の北部に位置するケアンズは、世界自然遺産であるグレートバリアリーフと熱帯雨林に囲まれた美しい街です。
その中心地からほど近い場所にあるのが、ジェームズ・クック大学(JCU)のケアンズキャンパスです。
スミスフィールド地区にあるメインキャンパス「Nguma-bada」には約3,000人の学生が在籍しており、そのうち約330名が世界各国から集まった留学生です。緑豊かなキャンパスは三方を熱帯雨林に囲まれ、自然環境の中でのびのびと学ぶことができる点が大きな魅力となっています。
キャンパス内には、最新の設備を備えた図書館やサイエンス・ヘルス系のラボ施設、カフェや学生食堂、ジムやスポーツ施設など、学生生活を支える機能がコンパクトにまとまっています。また、2020年に開設された「Ideas Lab」は、エンジニアリングやデータサイエンスなどの分野で地域と連携したイノベーションの拠点として活用されており、学生が起業家精神を育みながら学ぶことができるユニークな空間となっています。
さらに、ケアンズキャンパスには歯学部附属のクリニックや、熱帯植物の標本を18万点以上所蔵する「
Australian Tropical Herbarium 」などもあり、自然科学や環境系分野に強いJCUならではの学習環境が整っています。
一方、市中心部には「Bada-jali」と呼ばれるサテライトキャンパスがあり、ビジネスや法学を学ぶ学生向けの施設として活用されています。模擬法廷やグループ学習室など、実践的な学びを支える設備が揃っており、地元企業や地域コミュニティとの連携イベントも頻繁に行われています。
2025年度は、ケアンズキャンパスにおける新入生の受け入れ数が前年比で増加し、約700名が入学。国際学生数もコロナ禍以前の水準に回復しつつあります。熱帯環境を活かした実地フィールドワーク、少人数制による手厚いサポート、自然と都市の利便性を兼ね備えた立地など、JCUケアンズキャンパスは、他の都市部とはひと味違う留学体験を提供してくれる場所です。自然と共に学びたい方にとって、まさに理想的な学びの環境といえます。
JCU スタディアブロード参加条件
キャンパス ケアンズ、タウンズビル
英語条件 IELTS6.0(各5.5以上)
入学時期 1月12日、3月9日、7月6日、9月7日、11月2日
留学生は、下記資料の各ブロックから学習を開始できます。ただし、各ブロックにより履修可能な科目数が制限されるため、幅広い選択肢を確保するのであれば、トリメスター+ブロックの組み合わせがオススメです。
また、ジェームス・クック大学の学士及び修士課程の殆どは、プログラムがトリメスター制を採用しており(1月、5月、9月入学)、ほとんどのプログラムは1月と9月入学の新入生のみを受け入れます。5月入学は既存の学生の進級用のみですから、
ブロックとしては、1,2,4,5,6の入学が推奨されます。
学費 4科目履修=A$11,200(約1,086,400円)(2026年度)
3科目履修=A$8,400(約814,800円)(2026年度)
JCU スタディアブロードの資料はこちらから
JCU-Australia-Study-Abroad-and-Exchange-Factsheet-2026-FINAL
JCU スタディアブロードのお問い合わせ
オーストラリア留学センターでは、JCU ジェームズクック大学の日本公式相談・出願窓口として、ご相談から学校のお手続き、現地のサポートまで、無料で皆さまの留学のお手伝いをしております。
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