西オーストラリア大学(The University of Western Australia)(略称UWA)のクローリーキャンパスに建設されたIndian Ocean Marine Research Centre。
2016年に完成したこのリサーチセンターは、資源の持続可能な利用、地球の気候の変化、海洋生物多様性の保護、海岸線の管理の研究と発展のため、西オーストラリア州のパース、スワンリバー沿いにある西オーストラリア大学に建てられ、そのプロジェクトにはAustralian Institute of Marine Science (AIMS)、オーストラリアのサイエンス研究機関CSIRO、オーストラリアの水産庁もコラボレートしています。
このように、海洋学において革新的なリサーチの一端を担っているこのIndian Ocean Marine Research Centre。なぜ西オーストラリア大学に建設されたのかと疑問に思われる方もいるでしょう。
西オーストラリアで海洋学を学ぶ意義
西オーストラリア近海に生息する海洋生物の80%は世界の他の地域には生息しない、生物学的に非常に興味深いエリアとなっています。そして、ここ西オーストラリア大学の学士課程ではMarine Science(海洋学)、修士課程ではMarine Biology(海洋生物学)、Marinen and Coastal Management(海岸沿岸マネジメント)を学ぶコースが開講されており、QS大学ランキング「Earth and Marine Sciences部門」でも世界で上位にランクしています。
インド洋沿いに延々と続く海岸線を持つパースの特徴を遺憾なく発揮した研究と言えるでしょう。