アデレード大学の航空学部

「将来は航空業界で働きたい」「パイロットや空港の運営に興味がある」—
そんな夢を持つ日本の高校生の皆さんに向けて、オーストラリアの名門大学の一つ、アデレード大学 (Adelaide Univesity) の航空学部 (Bachelor of Aviation) についてご紹介します。
アデレード大学の航空学部
航空業界をリードするプロフェッショナルを育成するために設計されました。このプログラムは、世界トップクラスの飛行訓練学校「フライト・トレーニング・アデレード(FTA)」 と長年にわたり提携しています。その提携先 FTAはキャセイパシフィック航空やSTARLUX(星宇航空)といった大手航空会社とも連携しており、まさに業界の最前線で学ぶ環境が整っています。
この学部では、大きく分けて2つの専門分野(専攻)が用意されています。
(1)パイロット専攻 (Pilot Major)
実際に航空機を操縦するパイロットを目指します。
(2)マネジメント専攻 (Management Major)
航空会社や空港の運営・管理を担う地上職のプロを目指します。
アデレード大学で学ぶメリット
アデレード大学が選ばれる理由は、ご自身の適性を見てからの選択肢と実践的な学習環境にあります。
【 1年次は共通カリキュラム 】
1年生のうちは、パイロット専攻もマネジメント専攻も共通の基礎科目を学びます。航空業界の全体像を掴みながら、自分の適性を見極めることができます。
1年前期を修了時点で、パイロット専攻を希望の方は、目指すライセンス次第で FLIGHTPLAN 1〜2 を選択します。もし仮にこの時点で 飛行訓練なし(ライセンスなし)の FLIGHTPLAN 3 や Management専攻へ変えることもできます。
【 キャンパスの隣が訓練空港 】
科目授業はモーソン・レイクス・キャンパス で行われますが、そのすぐ隣には訓練に使われるパラフィールド空港があります。
学びの場と実践の場が直結している理想的な環境です。
【 最新鋭のシミュレーターを完備 】
キャンパス内には、ボーイング737型機やエアバスA320型機を模した最新のフライトシミュレーターが設置されています。
天候に左右されず、安全に高度な操縦訓練や運用管理を学ぶことができます。
パイロット専攻 (Pilot Major)
パイロット専攻の学生は、3つの
「FLIGHTPLAN(フライトプラン)」から自分の進路を選びます。
FLIGHTPLAN 1
学士号(Bachelor of Aviation) + 大学院ディプロマ(Graduate Diploma)の最も本格的なプランです。
3年間の学士号と並行して、FTAで大学院レベルの飛行訓練(Graduate Diploma)を受けます。事業用操縦士免許 (CPL)、計器飛行証明 (CIR)、多発機免許 (M/E) の全てを取得し、卒業後すぐに航空会社で働けるレベル(Entry level airline-ready)を目指します。
FLIGHTPLAN 2
学士号に加え、FTAで事業用操縦士免許 (CPL) の取得を目指すプランです。チャーター便や観光飛行など、ゼネラル・アビエーション(一般航空)でのキャリアを目指せます。
FLIGHTPLAN 3
学士号の学位取得に集中するプランです。ライセンスの取得を目指さない方向けで飛行訓練は含まれません。理論や研究を主体に学ばれたい学生向けになります。
留学カウンセラーより「パイロット専攻の注意点」
航空学のパイロット専攻で1番の注意点は、学士号(Bachelor of Aviation)の授業料には「
フライトトレーニング費用は含まれない」ということです。
FLIGHTPLAN 1 で Bachelor と 並行して Graduate Diploma(飛行訓練過程)を受講で、事業用操縦士免許 (CPL)、計器飛行証明 (CIR)、多発機免許 (M/E) のすべてを取得を目指す場合は、費用として
A$124,700 ほどが Bachelor の学費以外でかかります。
FLIGHTPLAN 2 で Bachelor受講と平行して CPL だけの取得を目指す場合は、Bachelor の学費以外で
約 A$78,000 が別途かかります。
航空学でパイロットを目指す場合、この学費以外の飛行訓練費の予算建てが最も大事なポイントになります。
パイロット資格について

オーストラリア政府航空安全局(CASA)が資格を発行しています。オーストラリア国籍以外の対象資格は様々ありますが、各資格によって細かい条件が付き、受験に必要な書類や料金などが異なりますので注意してご確認ください。
マネージメント専攻 (Management Major)
こちらは飛行訓練を行わず、航空業界の「ビジネスと運営」を専門的に学びます。
航空会社の経営(フリート計画、路線計画、収益管理)、空港の運営(オペレーション、セキュリティ)、航空貨物、安全管理など、空のインフラを支える多角的な知識を習得することに焦点が置かれていますが、実践面でも シミュレーションソフトを使った空港管理演習や、最終学年では業界の専門家に向けて研究成果を発表するプロジェクトが必修となっており、航空業界での即戦力が身につくようにカリキュラムが組まれています。
留学カウンセラーより「航空学 ‐ マネージメント専攻はこんな人にオススメ!」
将来、空港業務や 航空会社での内勤のキャリアを目指す方向けです。
・航空会社での 路線・運航スケジュール計画、収益管理、安全管理、貨物オペレーションなど
・空港での オペレーション管理、セキュリティ管理、地上支援業務など
上記キャリアを目指す方には、航空学 マネージメント専攻がオススメです!
アデレード大学 航空学のパンフレット
Aviation-Brochure-1
アデレード大学への進学ステップ
Bachelor of Aviation のコースについて・各専攻の特徴をご案内しました。
ご自身に当てはまる専攻が決まったら、コース詳細(入学条件)などを確認しましょう!
コース名 |
Bachelor of Aviation |
専攻 |
・Pilot(パイロット)
・Management (マネジメント)
|
期間 |
3年 |
授業料 |
年間 A$46,700(日本円で約4,670,000円)(2026年度)
2026年度 奨学金あります! |
英語入学条件 |
IELTS Academic OA 6.5(各セクション6.0以上) |
学歴入学条件 |
・IB 25以上、
または
・SAT 1100以上 + 高校の成績
または
・付属カレッジにてFoundationを修了
もしくは
・日本の大学1年修了資格 |
提携カレッジから2年次への編入 |
提携アインズバリーカレッジにてDiploma of Business を修了
Management専攻は、 2年次への編入、Pilot専攻は 1年後期への進学になります。 |
日本の普通高校からの進学

アデレード大学の航空学部へは、提携のアインズバリーカレッジ経由で、大学2年次(または1年次後期)へ編入可能です!
日本の普通高校卒業からの(新)アデレード大学への一般的な 進学方法は下記からご参照ください。パスウェイ利用者も奨学金対象です。
※高校3年生の10月頃から出願を行うことができ、まずは成績と英語力をお知らせ下さい。成績と英語力から、実際にどのような進学プランを立てることができるかをご相談させて頂きます。
出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合はアデレード大学付属属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願に必要な書類4点を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
- SAT試験スコア証明(学士号へ直接入学希望の方)
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式に出願手続きへ進みましょう。
留学相談&お問い合わせ
当社オーストラリア留学センターは 新アデレード大学を含め
全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで
全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2026年10月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2026年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレートA$1=100円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。