アデレード大学で学ぶ土木工学(Civil Engineering)


  • 土木工学 = Civil Engineering(市民のための工学)?
  • 土木工学−Civil Engineering に向いている人
  • アデレード大学で学ぶ土木工学
  • 卒業後のキャリア
  • アデレード大学 Civil Engineering へオススメの進学方法
  • 出願に向けての準備
  • 留学相談&お問い合わせ
  • 土木工学 = Civil Engineering(市民のための工学)?

    土木工学と聞いて、日本の皆さんは何を想像されますでしょうか?
    おそらく大半の方は「工事現場」や「土木作業員」などを思い浮かべられるかと思います。それは間違ってはいないのですが、日本で土木工学と呼ばれる学問は、英語では「Civil Engineering(市民のための工学)」という名称です。

    土木工学と聞くとピンとこない(むしろイメージが悪い?)ですが、Civil Engineering(市民のための工学)と聞くと興味が湧いてきませんか?
    取り扱う範囲には「道路」「鉄道」「港湾」「空港」「橋梁」「トンネル」といった交通網から「ダム」「堤防」などの河川関係・上下水道・浄水施設といった「水回り」「発電施設」「通信施設」「廃棄物処理場」など多岐にわたります。まさに市民の社会基盤・インフラ設備、社会活動に必要な環境や施設など「人々の生活と密接に結びついた学問」「よりよい街つくり(よりよい生活)のための学問」と言ってもいいかもしれません。

    街づくりは生活の快適さに加え、安全や環境保護の観点、さらに「自然環境(災害含む)に強い」や「地球規模で進む環境汚染や調和」への対応などが求められるのも Civil Engineering(市民のための工学)です。

    土木工学−Civil Engineering に向いている人

    仕事を通じて、社会とのつながりを感じたい人、人々の生活に直接的に貢献したい人、外で何かをしたい人(オフィス内で働くより)などに向いています。例えば、自分の地元のために働きたい、社会インフラが整っていない地域の住民のためにがんばりたい、など社会貢献を感じることが出来る仕事です。

    また。多くの人と接する仕事でもありますから、コミュニケーション能力にすぐれた人には特にオススメ出来ます。
    例えば、何かしらの施設を作るには地域住民や政府(役所)の担当などの理解を得る必要がありますし、施行するとなるとその道の職人さん、海外の大きなプロジェクトであれば語学力も必要ですし、プロジェクトを引っ張るリーダーシップ、それぞれの意見をまとめる協調性、などが求められます。

    アデレード大学で学ぶ土木工学 Civil Engineering

    アデレード大学の Bachelor of Engineering (Honours)(Civil) の特徴は「構造工学デザインに強く焦点を当てた」コースです。

    ・Engineering Australia(オーストラリアエンジニアリング協会)認定
    ・土木工学分野で世界35位(ARWU 2022) にランクイン
    ・6つの工学分野で世界トップ50内 ランクイン(QS World Uni Ranking 2021)
    有給インターンシップの機会(デロイトアカデミー)で即戦力に
    ・構造設計と力学を深く学びます
    ・将来の設計の基礎となる新しい技術の習得
    ・8週間の実習/実際のプロジェクトに参加する機会
    ・一線で活躍するプロによる 実践的なコース(デザイン主体)

    工学の基礎はもとより、主専攻(Major)の選択肢は、Civil Engineering 分野では最多の専攻を提供しています。
    特にアデレード大学の強みの一つ「構造工学」の他、人気の「環境工学」、そして注目の「再生可能エネルギー」「スマートテクノロジー」などの専攻もあります。
    下記にご紹介します。

    ・Structural engineering (構造工学 )
    アデレード大学の最も得意とする構造工学専攻では、オーストラリアの工学系学位の中で「最も多くの構造工学および力学設計のコースを提供」しています。伝統的な技術と材料(鉄鋼、木材、コンクリート、アルミニウム、ガラス、および石工)と、現代的な技術および材料(複合材料およびポリマーなど)の両方について学びます。
    構造エンジニアは、橋、建物、トンネル、道路、空港、港湾、給水構造物、ダム、パイプライン、下水処理施設、排水、汚染防止装置、および沿岸/港湾施設など、非常に幅広い構造物の計画、設計および建設に携わりますので様々なキャリアにつくことが出来ます。
    ・Construction management(コンストラクションマネージメント)
    建設管理専攻です。労働力とプラントのスケジュールを最適化する方法、近代的で持続可能な建設プロセスと実践に関する高度な知識を学びます。将来のキャリアとしては、公共事業、輸送、環境サービス、不動産開発、インフラストラクチャーなど、幅広い分野の企業、コンサルタントなどが考えられます。
    ・Environmental engineering(環境工学)
    環境工学専攻では、工学と環境、社会、経済との繋がりから、より持続可能で環境に優しいインフラを作る方法を学びます。
    人口が増加し、人類が天然資源をより多く必要とする中、都市用水、統合河川管理、環境保護分野など、産業界のニーズに基づいた環境プロジェクト、海岸浸食の管理、エネルギーに関する政策の立案、リサイクルスキームの設計など、環境を含めた多様なキャリアが考えられます。

    ・Renewable energy (再生可能エネルギー)
    再生可能エネルギー専攻では、電力システムと再生可能エネルギー技術をカバーするコースで、現在、そして将来のエネルギーインフラで働くために必要なスキルと知識を身につけます。風力タービンの開発からバイオ燃料のプロセスエンジニアリング、エネルギーシステムの最適化まで、今後、土木工学分野の中でも注目される再生エネルギー専攻は将来において、様々なキャリアの可能性があります。
    ・Smart technologies (スマートテクノロジー )
    現在と未来において 土木工学とスマートテクノロジーの融合は「スマートシティ」を実現するための主要技術として必須のものとなっています。本専攻では、物理的な電子デバイスや仮想センサーの信号解析、アルゴリズム、人工知能システムなどを扱います。多くの国家、行政がスマートシティ構想を掲げる中、注目すべき専攻になります。
    ・Geotechnical engineering (地質工学)
    地質工学エンジニアは、基礎工事、ダム、堤防、擁壁、トンネル、および道路を設計の中で、地滑り、地震、および汚染土地の修復などを含んだ学問です。サンプリング、観察結果の記録、データの解釈、基礎設計や建設に関するアドバイスなどの業務内容から、行政府、建設会社、およびエンジニアリング・コンサルティング会社などでのキャリアが考えられます。
    ・Defence systems (防衛システム)
    防衛システム専攻では、人間工学、およびシステム工学に関するコースを履修し、南オーストラリア州の防衛組織での実務経験を積むことができます。オーストラリアの防衛産業の分野では、大規模で非常に複雑なプロジェクトがあり、特に熟練したエンジニア、コンピュータ科学者、および数学者が必要とされています。防衛分野における高度な技術的スキルと知識を身につけることで、航空機から電気システム、通信技術に至るまで、幅広いキャリアが考えられます。
    ・Water systems engineering (水システム工学)
    水システム工学は主に水の動き(水の動・静の物理的原理)にフォーカスを当てた専攻になります。特に水システムエンジニアは、上下水道処理施設、貯水池、ダム、パイプネットワーク、開水路、雨水排水の設計、運用、最適化に携わっていますので、まさに水はどう流れるのか?を学び、また自然災害の洪水の原因となっている要因などについて学びます。将来のキャリアは 水システムの処理および供給、水質、および廃水リサイクルに関連する企業や、経済的・環境的な観点から水システムも民間部門と公共部門の両方で活躍することも期待出来ます。

    卒業後のキャリア


    過去の卒業生では、大規模な構造プロジェクトや石油掘削装置など、世界中のさまざまなプロジェクトに携わっている方が多くいます。
    オーストラリアでは、鉱山会社、水道当局、地方自治体なども同コースの卒業生が就職されています。特にオーストラリアは土木技術者が不足しているという事からも オーストラリア国内での就職率も高い業界です。
    日本に帰国をした学生では 鉄道会社やコンサルティング会社などに就職し、都市開発やインフラ整備などの大きな事業に携わるほか、技術職として官公庁などに活躍されている方もいます。

    アデレード大学 Civil Engineering へオススメの進学方法


    アデレード大学の Bachelor of Engineering (Honours)(Civil) へ進学する場合、アデレード大学カレッジ または アインズバリーカレッジ からの進学が一般的です。

    こちらもぜひご参考ください
    アデレード大学への進学方法

    通常のコースであれば、カレッジ経由での進学が最も安心で効率的ですが、本ページでは TAFE SA の Associate Degree からの進学をご紹介します。

    Group of 8(全豪8大学)の大学の工学部で TAFEの Associate Degreeから進学(しかもパッケージ出来ます!)出来る大学はアデレード大学とTAFE SAのみと言っても過言ではありません。
    最大のメリットとしては、Dual Award(TAFE SA Associate Degree 、アデレード大学 Bachelor of Engineering、両方とも Engineering Australia 認可コース)であること、そしてTAFE SA経由の方が授業料が割安であることの2つです。

    TAFE SA 経由での進学

    コース名Associate Degree in Civil and Structural Engineering (Design Drafting)
    期間2 年間
    入学1月、7月
    学費年間 18,655ドル(2023年度)
    英語 IELTS Academic overall 6.0(各セクション 5.5)以上
    出願条件 高校を卒業(数学の履修必須) または Diploma of Engineering – Technical(1年)を修了済み
    注意点(1) 出願条件を満たせない場合は、Diploma of Engineering – Technical(1年)からの開始となります。
    注意点(2) アデレード大学とパッケージする場合、Bachelor of Engineering(Civil)にて希望の専攻(Construction management、Defence systems、Environmental engineering、Geotechnical engineering 、Renewable energy 、Smart technologies 、Structural engineering 、Water systems engineering)に準じて 履修すべき科目が変わります。

    上記 TAFE SA Associate Degree in Civil and Structural Engineering (Design Drafting) と下記アデレード大学の Bachelor of Engineering (Honours)(Civil) とパッケージ(1度の出願でTAFE SAとアデレード大学からオファーをもらうこと)が出来ます。Associate Degree の履修単位が全て大学2年間分に 認定されるので、Bachelor of Engineering を2年で修了することが出来ます。

    コース名Bachelor of Engineering (Honours)(Civil)
    期間2 年間(3年次へ編入)
    入学2月、7月
    学費年間 48,500ドル(2023年度)
    編入条件TAFE SA Associate Degree in Civil and Structural Engineering (Design Drafting)を規定の成績で修了すること

    アデレード大学への出願に向けての準備


    1. まずは英語試験を受験してください
    まずはIELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
    日本英語検定協会
    http://www.eiken.or.jp/ielts/
    JSAF
    http://www.jsaf-ieltsjapan.com/?p=431
    IDP Education
    https://ieltsjp.com/
    IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合は大学付属語学学校とセットでのお申込みとなります。
    2. 出願書類4点をご準備ください
    出願には下記4点の書類をご準備ください。
    • 高校の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
    • 高校の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
    • IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
    • パスポートコピー
    3. 出願手続きスタート
    最後に、オンライン申込みフォームを送信してください。当社にて出願手続きをスタートします。

    当社について、安心の現地サポート


    オーストラリア専門の無料留学エージェント
    当社オーストラリア留学センターは、日本に東京オフィス、そしてオーストラリア国内の主要6都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、アデレード、パース)に自社の現地サポートオフィスを構え、全オフィスに日本人スタッフが常勤している唯一の日本エージェントです。

    オーストラリアの主要6都市にスタッフが在住しているメリットを最大限に生かし、「現地にいるからこそわかる、本当の学校情報をそのまま皆様にお伝えする」というシンプルな方針のもと、過剰な広告や留学フェアなどといった宣伝活動を一切行わず、オーストラリアの教育機関から支払われるサポート費のみで運営しております。ですので、よくある日本の留学エージェントと違い、手続きに対する手数料やサポート料は一切必要ありません。どこよりも確実な情報をもとに、安心してご留学をお任せいただくことができます。

    エージェント選びにおいて、そのエージェントから提供される情報量と質、提案力はもちろん、自分が留学する都市にそのエージェントの自社オフィスがあるのか?日本人スタッフが常勤しているのか?も重要なポイントとなります。留学はスタートしてからが本番です。留学前の準備段階において無駄なお金や時間を費やさないよう利用するエージェントはしっかり見極めて選びましょう。
    日豪全7オフィスの所在地は「当社について」、各カウンセラーとその所属オフィスは「スタッフ紹介」、当社のポリシーについては「皆様へのお約束」をご覧ください。
    豪政府認定教育カウンセラー資格

    当社のカウンセラーはオーストラリア政府公認の教育カウンセラー資格PIER(Professional International Education Resources)を保持しており、オーストラリア留学のアドバイス、進学プラン提案をする上で高い専門知識を保有するプロフェッショナルであるQEAC(豪政府認定教育エージェントカウンセラー)として正規登録されております。

    また、オーストラリアの各大学も認定する留学エージェントを厳選しており、近年、PIER資格を持つカウンセラーが所属していることを条件としている大学が増えています。

    留学会社選びはもちろん、担当になるカウンセラーが「PIER認定のQEACに登録されているかどうか」もエージェント選びの重要なポイントです。利用するエージェント選びの基準にされると良いでしょう。
    当社のPIER認定のQEAC登録カウンセラーは「PIER資格保持者紹介」をご覧ください。

    留学相談&お問い合わせ


    当社オーストラリア留学センターはアデレード大学を含め全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
    学力、英語力、希望内容、ご予算など詳しくお伺いしたうえで、おひとりおひとりに合う大学をご提案しております。
    オーストラリアの大学進学は、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください
    ※備考※
    ・本記事は2023年2月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
    ・学費は毎年改定されます。本記事では2023年度学費をご案内しております。


    豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
    (QEAC登録番号I009)
    オーストラリア歴は24年目になりました。QLD州、NSW州、SA州の主要都市で仕事と生活していましたので、都市の違いから皆さまの目的に沿ったベストなアドバイスを心がけています。 このカウンセラーに質問する

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