Veterinary Technology と聞くと、どのようなことを思い浮かべますか? 聴き慣れない言葉ですが、オーストラリアを含む英語圏では、「獣医療技術者」と呼ばれており、獣医と動物看護師の中間を担う役割です。
獣医療分野ではまだまだ新しい職種と言えますが、獣医療の専門家としても、今後、活躍が期待される職種でもあり、すでにカナダ、ニュージーランド などの英語圏では認知度が高まっており、ここオーストラリアでも認知度の高まりとともに新しくコースが開講されています。
獣医療技術者が注目されるポイント
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獣医療技術者の注目される点は、現代の「動物福祉」において重要な役割を担っていることです。
例えば、動物病院での 麻酔や鎮痛剤の使用など、高度な実践的な獣医学的ケアを提供するだけでなく、最先端の新しい獣医学的技術の適用を提案・運営する技術者のことを言います。
最先端技術の例としては、動物向けの データ駆動型アプリ、ウェアラブルデバイス、遠隔医療など、テクノロジーの進化と 高度な新しいツールの流れを クリニックの臨床環境で可能なことを提案・実施する役割を持ちます。
アデレード大学で獣医療技術学を学ぶ
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動物の健康と福祉に最大限の利益をもたらすことができる獣医技術者のコースを開講している
アデレード大学の Bachelor of Veterinary Technology をご案内します。
オーストラリアの大学の中で、留学生が
獣医療技術 (Bachelor of Veterinary Technology) を学べる大学は、2大学しかありません。
そのうちの一つである 南オーストラリア州の
アデレード大学は、
獣医学、獣医療の分野で 世界トップ50にランクされており、他にも、動物行動学、動物科学、野生生物保護生物学、など 動物および獣医学コースの充実度、評価の高い大学の一つです。
Bachelor of Veterinary Technology
アデレード大学の 獣医療技術者 コースで学ぶ上で、得られる代表的なメリットの一部を下記にご案内します。
- 猫、犬などのペット、馬、農場の動物、野生動物に至るまで、全ての動物の世話について高度な実践的スキル
- 最新鋭の獣医療テクノロジーを理解・操作する能力
- 麻酔薬・鎮痛薬の使用に関する研修・経験
- 広範囲におよび実地臨床経験
- キャンパス内の3,700万ドルで設立された世界標準の獣医保健センターへ日常的にアクセス可能
アデレード大学の 獣医療技術者 コースは、動物の健康管理に用いられる高度な技術、急性期の患者のケアを含む高度な獣医学的ケア、あらゆる種類の動物をケアする実践的な技術、動物の病気を総合的に理解する能力を養成するために構成されています。
コース期間は3年間となり、実習に割かれる時間が多くあり、2年目後期半ばまでに 150時間の実習が必要となり、3年次には前期にて260時間の実習、後期は下記にて選択した専門分野の260時間の実習が組まれていますので、実践的な学習内容を言えるでしょう。
*3年次には下記の専門を選択して特化して学びます。
・小動物 ・麻酔 ・画像処理 ・馬 ・農場 ・診療管理
こんな人にオススメ
動物関連分野・獣医療分野にて、獣医療技術者としてのキャリアをお考えの方
現在、動物看護師として勤務していてキャリアアップを目指す方
獣医療技術者コース で履修する科目
学士号 1年次 |
- Animal Handling and Husbandry I (動物の取り扱いと牧畜1)
- Foundations of Science for Veterinary Technologists I (獣医療技術者のための基礎科学 I)
- Anatomy for Veterinary Technologists I (獣医療技術者のための解剖学 I)
- Principles of Veterinary Nursing (獣医看護学の原理)
- Principles of Animal Behaviour, Welfare & Ethics (動物行動・福祉・倫理の原則)
- Introduction to Mechanisms of Health I (健康のメカニズム入門 I)
- Physiology for Veterinary Technologists I (獣医療技術者のための生理学 I)
- Evidence-based Veterinary Technology I(エビデンスに基づいた獣医療技術 I)
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学士号 2年次 |
- Animal Microbiology & Invertebrates II (動物微生物学・無脊椎動物学II)
- Advanced Animal Management II (高度な動物管理II)
- Pathology for Veterinary Technologists II(獣医療技術者のための病理学II)
- Clinical Studies A (臨床研究A)
- Pharmacology, Pharmacy and Therapeutics II (薬理学・薬学・治療学II)
- Epidemiology, Biosecurity and Food Security II(疫学・バイオセキュリティ・安全な食糧 II)
- Introduction to Workplace Skills II (職場スキル入門II)
- Clinical Studies B (臨床研究B)
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学士号 3年次 |
- Clinical Skills in Veterinary Technology III (獣医療技術者の臨床スキルIII) *実習 2科目相当
- Advanced Clinical Studies III (高度な臨床研究III)
- Transition to the Veterinary Technology Profession III (獣医療技術専門職への移行 III)
- Elective(選択授業) 2教科
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コース名 | Bachelor of Veterinary Technology (学士号) |
期間 | 3年間 |
入学 | 2月のみ |
学費 | 年間 38,500ドル(2021年度) |
英語 |
・IELTS Academic overall 6.5(各セクション 6.0)以上
または
・アデレード大学付属英語学校のPEPコースを規定レベルで卒業すること |
出願条件 |
・アデレード大学カレッジの Foundation コースを終えること。アデレード大学カレッジからの詳しい進学方法は下記ご参考ください。
参考:アデレード大学への進学方法
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奨学金情報 | 奨学金は下記のページをご参考ください。
[2021〜2025年]アデレード大学から奨学金のお知らせ
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アデレード大学の「 Veterinary Technology (獣医療技術者)」への進学
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将来、動物の健康と福祉に最大限の利益をもたらすことができる獣医技術者のキャリアをお考えの方、ぜひ
アデレード大学で世界標準の知識とスキルを身につけてください。
弊社では、アデレード大学およびアデレード大学付属英語学校の日本公式出願・相談窓口として、皆さまのアデレード大学進学を無料でお手伝いしております。アデレード大学への進学方法や留学プランの立て方、ご準備の仕方は、お一人おひとりの状況により変わってきます。アデレード大学・大学院への進学をご検討中の方は、お気軽に
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