この数年でバイオ医薬品(またはバイオ製剤)と言う単語を耳にする機会も増えてきました。
最近では COVID19-新型コロナウイルスに起因して、「◯◯国の”
バイオ医薬品”メーカーが早期のワクチン開発を目指している・・・」など毎日のようにニュースが流れていますので、特に見聞きすることも多いかと思います。 本ページでは、バイオ医薬品工学 について専門的に学べるアデレード大学をご案内します。
バイオ医薬品って?
バイオ医薬品とは、「遺伝子組換え技術」や「細胞培養技術」などバイオテクノロジーを用いて製造した「タンパク質を有効成分とする医薬品」です。バイオ医薬品は生物学的製剤や、医療機関において「遺伝子組換え医薬品」 などと呼ばれることもあります。
バイオ医薬品は、「薬効が高く副作用も少ない」「適用できる病気の利用範囲も広い」という利点があるものの、大量生産が出来ないため、製造が難しく価格も高い、という課題があります。これまで治療薬のなかった病気や、従来の医薬品(低分子医薬品)では満足度の高い治療を行うことの出来なかった病気への効果が期待されています。
オーストラリアとバイオ医薬産業
世界売上高トップ20品目 の医薬品のうち 11品目が「バイオ医薬品」と言われており、バイオ医薬品の売上高は 2016年に、2000億米ドルを超え、2022年には 3200億ドル(34兆円)を超えると予測されている、とてつもない規模の産業です。その中で、オーストラリアのバイオ医薬産業イノベーションは世界で5位と位置付けされています。海外企業と戦略的提携を結ぶ事例が多く、今後も様々な企業間、また産学官における提携が進むと予想されています。
アデレード大学でバイオ医薬品工学を学ぶ
世界の健康を改善する上で重要な役割を果たすバイオ医薬品。
オーストラリアの大学の中で、
バイオ医薬品工学(Biopharmaceutical Engineering) を学べる大学は、南オーストラリア州のアデレード大学となり、修士号(コースワーク)で選択することができます。
Master of Biopharmaceutical Engineering
アデレード大学の バイオ医薬品工学コースは、
- 世界のバイオ医薬品市場の需要と規制要件に関する包括的な認識
- 高度な処理技術、応用データ管理、人工知能システムの利用を含む、最先端バイオ医薬品工学の知識、製造、処理の実践能力
- バイオ医薬品の原理と技術の適切な使用を考察し状況に応じて判断およびアドバイスする能力
- 業界の社会的・環境的影響に対する深い理解
- 高度な問題解決能力とコミュニケーション能力
が身に付くように本コースを提供しており、バイオ医薬品を効果的かつ効率的に
「設計・製造できるエンジニア」を目指すように組まれています。
コース期間は2年間となり、1年次は バイオ医薬品製造の技術、管理、プロセスエンジニアリングの側面について包括的な理解を得ます。
2年次には Resarch(研究)、Industry (産業)、または Professional Systems (プロフェッショナルシステム)から 3つの専門を選択します。 どの専門を選択したとしても、世界トップクラスの研究活動を行うアカデミースタッフやバイオ医薬品業界の専門家から継続的な指導とメンターシップを受けることができます。
こんな人にオススメ
バイオ医薬品関連分野で エンジニア 就職を目指す方に非常にオススメです。
バイオ医薬品工学 で履修する科目
修士号 1年次 |
- Quality by Design and Process Analytical Technology (設計とプロセス分析技術による品質)
- Downstream Bioprocessing (下流/中心から末端へのバイオプロセス)
- Good Manufacturing Practice, Validation and Regulation (適切な製造実践、検証、規制)
- Upstream Bioprocess & Bioform (上流/末端から中心へのバイオプロセスとバイオフォーム)
- Batch and Continuous Biomanufacturing (バッチ処理と継続的なバイオ製造)
- Advanced Technologies in Biopharmaceutical Processing (高度なテクノロジーによるバイオ医薬品処理)
- 選択科目 2科目
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修士号 2年次 |
- 3つの専攻 (Research、Industry、Professional Systems) のいずれかから選択。前期後期あわせて 18 Unit(6教科相当)に値する、それぞれの専攻で研究やプロジェクトに参加します
- 選択科目 2科目
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選択科目 |
- Process Simulation and Modeling (プロセスのシミュレーションとモデリング)
- Principles of Biopharmaceutical Engineering (バイオ医薬品工学の原則)
- Advanced Engineering of Miomaterials (マイクロマテリアルの高度なエンジニアリング)
- Project Manageent Fundamentals (プロジェクト管理の基礎)
- Business Management Systems (経営管理システム)
- Research Methods and Statistics (調査方法と統計)
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コース名 | Master of Biopharmaceutical Engineering(修士号) |
期間 | 2年間 |
入学 | 2月,7月 |
学費 | 年間 43,000ドル(2021年度) |
英語 |
・IELTS Academic overall 6.5(各セクション 6.0)以上
または
・アデレード大学付属英語学校のPEPコースを規定レベルで卒業すること(英語+修士号のパッケージ可) |
出願条件 |
・理工学系の学士号を修了していること
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アデレード大学の「バイオ医薬品工学」への進学
将来、バイオ医薬品分野にてエンジニアとして関わるキャリアをお考えの方、ぜひアデレード大学で世界標準の知識とスキルを身につけてください。
弊社では、アデレード大学およびアデレード大学付属英語学校の日本公式出願・相談窓口として、皆さまのアデレード大学進学を無料でお手伝いしております。アデレード大学への進学方法や留学プランの立て方、ご準備の仕方は、お一人おひとりの状況により変わってきます。アデレード大学・大学院への進学をご検討中の方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I009)
オーストラリア歴は24年目になりました。QLD州、NSW州、SA州の主要都市で仕事と生活していましたので、都市の違いから皆さまの目的に沿ったベストなアドバイスを心がけています。
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