アデレード大学 は 南オーストラリア州アデレード市にキャンパスを構える 1874年創立の歴史ある総合大学です。オーストラリアのトップ8大学で形成される Group of Eight(グループオブエイト)の1つとなり、2021年度のQS世界大学ランキングでは、オーストラリア国内第8位(世界106位)にランクインしています。(日本の大学では東北大学が世界79位、名古屋大学が世界110位です)
アデレード大学は、獣医学 の分野で 世界トップ 50 にランクされています。一般的に 獣医学のある大学では、総じて 動物関連の学問の評価が高くなりますが、アデレード大学もその一つで
獣医療技術学、動物行動学、動物学、海洋生物・野生動物保護学など、獣医学以外にも 動物学コースの充実度、評価の高い大学になります。
本ページでは、従来の 野生動物保護生物学 が 2023年度より 海洋生物・野生動物保護学として新しいコースになりましたのでご案内します。
オーストラリア特有の固有種も含め、色とりどりの海の生き物の観察や保護、野鳥のために森林を再生したりと、自然保護、海洋生物と野生動物の保護に興味のある方はぜひご参考ください。
アデレード大学で Bachelor of Marine and Wildlife Conservation を学ぶ理由
アデレード大学は環境分野では、QS World University Rankingにて 世界 Top 75 にランキングしています。また、環境分野での就職率は南オーストラリア州で1番(Good University Guide)となっており地元アデレードではとても評価が高いです。
アデレード大学の Bachelor of Marine and Wildlife Conservation は「海洋生物と野生動物」の幅広い分野から、ご自身の選択により、海洋生物、野生動物、またはその両方を専門的に学びます。またコース中には インターンシップの選択 や 海洋および淡水における
フィールドワーク が含まれるので、より
実践的な内容が特徴です。
Marine and Wildlife Conservation – 海洋生物と野生動物保護学を学ぶ上で、得られる代表的なメリットの一部を下記にご案内します。
1年次と2年次は、生物学、生態学、進化生物学、実用的な統計学、植物学、動物学、および動物や植物の分類実験、また、海洋生物、野生動物の管理、遺伝学、地理情報システム、他のサイエンスコース分野からの選択科目も可能です。2〜3年次には インターンシップ(有給・無休)参加への機会があり、
本格的なフィールドワーク、実験室でのデータを体系的に収集、分析、報告、環境モニタリング、生物多様性評価、景観修復のための実験デザインなど、学生の希望に応じて教科の組み合わせができます。
履修科目単位の内訳は、
・Marine and Wildlife Conservation の 必修 16科目(48単位)
・Marine and Wildlife Conservation または Science分野 から 選択 8科目(24単位)
の組合せとなりそれぞれの履修教科が Level 1~3(学年)で分けられます。
1科目3単位として、卒業までに3年間で72単位(24科目)を履修することになります。
Marine and Wildlife Conservation の履修科目(サンプル)
Marine and Wildlife Conservation の 必修科目(48単位) |
1年次 下記 7科目を必修
- Indigenous People, Country & Protocols (動物の取り扱いと牧畜1)
- Biology I: Molecules, Genes and Cells (生物学Ⅰ:分子・遺伝子・細胞)
- Biology I: Organisms (生物学I:生物)
- Ecological Issues I (生態系の問題)
- Statistical Practice I (Life Sciences) (統計学実習I(生命科学))
- Building a Habitable Planet I(居住可能な惑星(地球)の創造)
- Science or Fiction (Marine and Wildlife) I (海洋と野生における科学とフィクション)
2年次 下記 4科目を必修
- Botany II (植物学II)
- Ecology II (エコロジーII)
- Plant Identification (Wildlife Conservation Biology) II (植物の同定(野生動物保護生物学)II)
- Animal Identification (Wildlife Conservation) II(植動物の識別(野生生物保護)II)
2年次に下記2科目から1つを選択(必修)
- Zoology II (動物学II)
- Zoology II (Marine Biology) (動物学II − 海洋生物)
3年次に下記 2 科目を必修
- Marine Ecology III
- Concepts in Ecology III(生態学の概念 III)
3年次に下記2科目から1つを選択(必修)
- Research Methods in Wildlife Conservation III(野生生物保護における研究方法 III)
- Research Methods in Marine Biology III(海洋生物における研究方法 III)
3年次に下記2科目から1つを選択(必修)
- Conservation Biology III(保全生物学 III)
- Marine Biology III (海洋生物学 III)
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Marine and Wildlife Conservation の 選択 8科目(24単位) を下記から選択 |
1年次に1科目を選択
- Bachelor of Science 分野または他分野から希望の科目
2年次に下記から3科目を選択
- International Experience II (海外で第3者機関を通じての修学 II)
- Science Internship II (インターンシップ II)
- Bachelor of Science 分野または他分野から希望の科目を1〜3つ
3年次に下記から4科目を選択
- Science Internship III (インターンシップ II)
- Bioinformatics III (バイオインフォマティクス III)
- Freshwater Ecology III(淡水生態学 III)
- Marine Biology III (海洋生物学 III)
- Evolution of Australian Biota(オーストラリア生物群の進化)
- Conservation Biology III(保全生物学 III)
- GIS for Environmental Management III(環境管理のための地理情報システム III)
- Earth Observation III(地球観測III)
- GIS for Agriculture & Natural Resource III(農業と自然資源のためのGIS III)
- Bachelor of Science 分野から希望の科目
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卒業後のキャリア例
Marine Biologist(海洋生物学者), Aquaculture(水産業者), Catchment Management(集水域管理者), Conservation Officer(自然保護官), Conservation Scientist(自然保護学者), Environmental Management/Environmental Manager(環境管理者), Environmental Scientist(環境科学者)
アデレード大学への進学
日本の高校を卒業してからアデレード大学の Bachelor of Marine and Wildlife Conservation へ進学を目指す場合、進学ステップはアデレード大学カレッジのファウンデーションコースからの開始となります。
University of Adelaide College (アデレード大学付属カレッジ) 経由での進学
コース | Foundation Standard Course |
学費 | 年間 A$32,300ドル(約306万円)(2023年) |
期間 | 1年間 |
英語 |
・IELTS 5.5 (各セクション 5.0以上)
または
・TOEFL iBT 50 (Speaking & Writing 15 以上)
または
・アデレード大学カレッジの進学準備コースを規定レベルで卒業すること |
出願条件 |
・高校2年生修了以上で 評定平均3.0以上(5段階) |
高校2年生修了以上で、評定平均が3.0以上であること(5段階)
英語力:IELTS 5.5 (各セクション 5.0以上) or TOEFL iBT 50 (Speaking & Writing 15 以上)
が最低でも必須条件になります。
(より詳細はこちら「
アデレード大学への進学方法」もご参考ください)
なお、
International Baccalaureate (IB) 26 以上のスコアをお持ちの学生は学士号へダイレクト進学できます。
The University of Adelaide (アデレード大学)
コース | Bachelor of Marine and Wildlife Conservation |
学費 | 年間 A$45,500(約432万円)(2023年) |
期間 | 3年間 |
英語 |
・IELTS6.5以上(各6.0以上)
または
・TOEFL ibt 79以上(L13, R13, W21, S18)
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条件 |
・International Baccalaureate (IB) 26 以上
または
・SAT試験にて1120点以上
または
・アデレード大学付属カレッジのFoundation コースを規定の成績(74スコア以上)で修了
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奨学金情報 | アデレード大学では 2021年〜2025年入学の学生へ奨学金を用意しています。詳細はこちらからご参考ください。
[2021〜2025年]アデレード大学から奨学金のお知らせ
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アデレード大学への出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受験してください
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合は大学付属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願書類4点をご準備ください
出願には下記4点の書類をご準備ください。
- 高校の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 高校の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
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3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。当社にて出願手続きをスタートします。
当社について、安心の現地サポート
オーストラリア専門の無料留学エージェント
当社オーストラリア留学センターは、日本に東京オフィス、そしてオーストラリア国内の主要6都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、アデレード、パース)に自社の現地サポートオフィスを構え、全オフィスに日本人スタッフが常勤している
唯一の日本エージェントです。
オーストラリアの主要6都市にスタッフが在住しているメリットを最大限に生かし、「現地にいるからこそわかる、本当の学校情報をそのまま皆様にお伝えする」というシンプルな方針のもと、過剰な広告や留学フェアなどといった宣伝活動を一切行わず、オーストラリアの教育機関から支払われるサポート費のみで運営しております。ですので、よくある日本の留学エージェントと違い、
手続きに対する手数料やサポート料は一切必要ありません。どこよりも確実な情報をもとに、安心してご留学をお任せいただくことができます。
エージェント選びにおいて、そのエージェントから提供される情報量と質、提案力はもちろん、自分が留学する都市にそのエージェントの自社オフィスがあるのか?日本人スタッフが常勤しているのか?も重要なポイントとなります。留学はスタートしてからが本番です。留学前の準備段階において無駄なお金や時間を費やさないよう利用するエージェントはしっかり見極めて選びましょう。
豪政府認定教育カウンセラー資格
当社のカウンセラーはオーストラリア政府公認の教育カウンセラー資格
PIER(Professional International Education Resources)を保持しており、オーストラリア留学のアドバイス、進学プラン提案をする上で高い専門知識を保有するプロフェッショナルであるQEAC(豪政府認定教育エージェントカウンセラー)として正規登録されております。
また、オーストラリアの各大学も認定する留学エージェントを厳選しており、近年、
PIER資格を持つカウンセラーが所属していることを条件としている大学が増えています。
留学会社選びはもちろん、担当になるカウンセラーが「PIER認定のQEACに登録されているかどうか」もエージェント選びの重要なポイントです。利用するエージェント選びの基準にされると良いでしょう。
留学相談&お問い合わせ
当社オーストラリア留学センターはアデレード大学を含め
全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで
全て無料で提供しております。
学力、英語力、希望内容、ご予算など詳しくお伺いしたうえで、おひとりおひとりに合う大学をご提案しております。
※備考※
・本記事は2022年8月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2023年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=95円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。