旧MAJITコース(Master of Arts in Japanese Interpreting and Translation)は、2022年7月からMaster of Arts in Translation and Interpreting(MATI) として新しいカリキュラムが導入されています。
クイーンズランド大学の通訳翻訳修士課程コース概要
クイーンズランド大学 の
Master of Arts in Translation and Interpreting(MATI) はジュネーブに本部を置く
AIIC (国際会議通訳者連盟)の国際会議通訳トレーニングコースとしても認定されている世界的にも非常に評価の高い通訳翻訳コースで、この分野における最難関のコースとされています。
NAATIガイドラインに沿った100時間の実習があり、社会、ビジネス、貿易、法律、科学技術、政治、国際関係などの幅広い分野で研修を受け、将来プロの通訳翻訳家として働くために必要な知識と実践スキルを習得します。
大学スタッフと日本人留学生のインタビュー動画
VIDEO
MAJITコース(現MATIコースコース)在学生の体験談
2021年にMAJITコースに入学した方の体験談をご紹介します。日本の高校を卒業してクイーンズランド大学へ進学(Bachelor of Artsコース)。現在は同学の修士課程(MAJIT)に進学されています。
Q. 日本の高校卒業後、オーストラリアの大学に進学したきっかけは?
高校生の時から、英語をネイティブレベルまで話せるようになりたいという夢があり、日本の大学に進学して交換留学など長期留学をすることも考えましたが、海外大学に進学する方がより効率よく英語を身につけられると思い、海外大学進学を決めました。留学生が多く、自分の出身校の推薦もあり、オーストラリアの大学に進学することを決めました。
Q. Bachelor of Arts修了後、MAJITへ進学した理由は?
MAJITはオーストラリアにある大学の日本語の通訳・翻訳コースの中でも手厚いサポートと質の高い教育を提供してくださる有名なコースです。オーストラリア国内で唯一NAATIと呼ばれる通訳翻訳の認定団体から最も高いレベル(Conference Interpreter and Advanced Translator level)を育成するコースとしても認可を受けていることもあり、MAJITに進学してみようと考えました。
Q. Aptitude Testの出題内容をおしえてください
【Part1】ライティング
①指定された3つのトピックにのうち1つを選択し、それについて日本語で意見を述べる設問内容
⇒安倍政権、各国のコロナ対策への政府の対応、災害・気候変動について
②与えられた英文を日本語に翻訳する設問内容
⇒オーストラリア原住民、アボリジニについて
【Part2】オーラル
①与えられた文章を逐次通訳(日本語→英語)
⇒全豪テニスオープンとBLM
②与えられた文章を逐次通訳(英語→日本語)
⇒英国のコロナ患者数の変異について
Q. Aptitude Test対策、これから受ける方へのアドバイスをお願いします
時事問題や世界情勢を調べて身につけておくと、試験の際にパニックになることが少ないと思います。特にライティングのPart1では小論文スタイルの問題が出されるので、トピックを理解していないと書くことができません。しかし、全てのニュースを事細かく知っておくことが一番大事ではなく、全体的な流れを掴み、英語と日本語でどのように表現すればいいのかを1番に考え、準備することが大切だと思います。
2022年以降、日本人(日本語を母国語として話す方)は、適性試験(Aptitude Test) は免除されます。ただし、日本人であっても、日本以外の国で学士課程を修了してる場合はAptitude Testが求められる可能性がありますのでご注意ください。
An aptitude test is waived for Native Japanese speakers. However, all other applicants may be required to complete an aptitude test in spoken and written Japanese and English.
Q. MAJIT最初の1学期目で履修した科目とその学習内容をおしえてください
JAPN7110 (Public Speaking)
日本語、英語での弁論術を身につけるコースです。
JAPN7120 (Advanced Textual Skills)
サイト・トランスレーションの前段階としての速読スキルの向上と、テキスト分析のトレーニングとしての要約スキルの向上を目的としています。第二言語のみの学習です。
JAPN7130 (Applied Translation)
具体的な翻訳技術と実践的な翻訳の練習です。第二言語から第一言語に翻訳をします。
LTCS6000 (General Research Methods)
言語使用、学習、教育の分野に特に焦点を当てた、言語・文化研究における学術的な研究方法に関するコースです。
Q. MAJITコース在学生たちのバックグラウンド
MAJITコースでは学士号を取得した後すぐに入学する学生もいれば、社会人を経験した後に入学する学生など様々です。なので年齢も様々です。人によって、社会人を経験した後に入学した方が知識がつくと考える方と、学士号修了後にすぐ入学すれば時間の無駄にならないと考える方もいます。国籍も、オーストラリア、日本以外の方も在籍されています。主な共通点は日本語と英語が話せることになります。
Q. 卒業後のキャリアについて
日本の企業に就職する方や、オーストラリアの企業に就職される方、また他の国に移動してお仕事される方もいます。今はオンラインで仕事ができるようになっているのでフリーランスとしてご活躍される方が多くなってきているのかなと感じます。
私はオーストラリアでの就職を考えています。日本での就職も興味がありますが、今の時点ではオーストラリアでより経験を積みたいと考えています。
出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受験してください
まずは
IELTS(アイエルツ)試験 を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
IELTSやTOEFLのスコアが足りなくても出願は可能です。その場合、Conditional Offer(条件付き合格)発行後に付属のUQ Collegeで開講されている
Bridging English コース に申し込むことができ、パッケージでOffer取得・ビザ申請が可能になります。
2. 出願書類4点をご準備ください
出願には下記4点の書類をご準備ください。
最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォーム を送信してください。当社にて出願手続きをスタートします。
当社について、安心の現地サポート
オーストラリア専門の無料留学エージェント
当社オーストラリア留学センターは、日本に東京オフィス、そしてオーストラリア国内の主要6都市(シドニー、メルボルン、ブリスベン、ゴールドコースト、アデレード、パース)に自社の現地サポートオフィスを構え、全オフィスに日本人スタッフが常勤している
唯一の日本エージェント です。
オーストラリアの主要6都市にスタッフが在住しているメリットを最大限に生かし、「現地にいるからこそわかる、本当の学校情報をそのまま皆様にお伝えする」というシンプルな方針のもと、過剰な広告や留学フェアなどといった宣伝活動を一切行わず、オーストラリアの教育機関から支払われるサポート費のみで運営しております。ですので、よくある日本の留学エージェントと違い、
手続きに対する手数料やサポート料は一切必要ありません 。どこよりも確実な情報をもとに、安心してご留学をお任せいただくことができます。
エージェント選びにおいて、そのエージェントから提供される情報量と質、提案力はもちろん、自分が留学する都市にそのエージェントの自社オフィスがあるのか?日本人スタッフが常勤しているのか?も重要なポイントとなります。留学はスタートしてからが本番です。留学前の準備段階において無駄なお金や時間を費やさないよう利用するエージェントはしっかり見極めて選びましょう。
豪政府認定教育カウンセラー資格
当社のカウンセラーはオーストラリア政府公認の教育カウンセラー資格
PIER(Professional International Education Resources) を保持しており、オーストラリア留学のアドバイス、進学プラン提案をする上で高い専門知識を保有するプロフェッショナルであるQEAC(豪政府認定教育エージェントカウンセラー)として正規登録されております。
また、オーストラリアの各大学も認定する留学エージェントを厳選しており、近年、
PIER資格を持つカウンセラーが所属していること を条件としている大学が増えています。
留学会社選びはもちろん、担当になるカウンセラーが「PIER認定のQEACに登録されているかどうか」もエージェント選びの重要なポイントです。利用するエージェント選びの基準にされると良いでしょう。
留学相談&お問い合わせ
通訳翻訳は、文書や発言を一言一句正確に伝えるのが仕事ですが、それには言語力だけでなく、日頃から世界経済、政治、環境、文化、テクノロジーなど社会全体の動きに広くアンテナを張ること、そして世界情勢や時事問題に対して自分の意見を持ち発言する能力も不可欠です。
通訳翻訳コースに興味のある方は、
お問い合わせフォーム からお気軽にご相談ください。
※備考※
・本記事は2024年2月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2024年度学費をご案内しております。
・日本円は弊社が取得できる最新の送金レート(A$1=97円) で換算しており、実際はお支払い時にご利用の金融機関の為替レートが適用されます。