現代のデジタル社会においてエンタテインメントの形態は日々進化を遂げています。Netflix, Spotify, YouTube, 更には近年プレステまでも今や国境を超えたデジタルプラットフォームとして世界中にエンタテインメントを届け、私たちの「おうち時間」クオリティーを向上してくれています。
もちろんオンラインだけでなく、球場へ野球観戦に行くことも、町のお祭りに参加することも、ライブ会場へ足を運んで音楽を楽しむことも、今も尚、肌で体感できる私たちにとって不可欠な娯楽(エンタテインメント)であることに変わりません。
しかし、近年のテクノロジーの発展によって新たに生まれるエンタテインメントと、衰退していくエンタテインメントが存在します。衰退が予想される代表として例えばテレビ(視聴率の低下)、音楽(CD売上の低下)、ラジオ(聴取率の低下)、出版物(紙媒体の売上低下)、映画館(映画そのものではなくて「映画館」の集客低下)・・・などが挙げられます。これらのエンタテインメントに関しては「オンライン配信」のみが、唯一生き残る手段と言えるでしょう。
5Gで映画や音楽のダウンロードが超高速化する現代において、今後需要の高まるエンタテインメントとは?
あらゆる業種・職種においてその勤務体系が「在宅」ベースに変わりつつある今、家で過ごす時間をより充実させるエンタテインメントとは?それを届ける適切なプラットフォームとは?
これを学ぶのが、大学の
エンタテインメントコースです。
クイーンズランド工科大学(QUT)はCreative Industry(クリエイティブ産業)の学問分野においてオーストラリアを牽引する大学の1つです。同学では
Bachelor of Creative Industriesコース(Entertainment専攻)でエンタテインメントを学びます。
エンタテインメント専攻の学習内容

Problem Solving(問題解決能力), Critical Thinking(自分で考えて判断する思考力)Iinnovation(イノベーション)は雇用者が求めるスキルトップ3に挙げられており、これは業種職種問わず業務を遂行する上で必須の能力です。
Bachelor of Creative Industriesコースで履修する科目はこれら3つのスキルを網羅しており、1年目にクリエイティブ産業の基礎知識、クリエイティブ産業の未来、クリエイティブ事業、クリエイティブ産業での起業・・・などの基礎科目を学びます。
そしてエンタテインメント科目の履修は大学2年次からスタートし、この専攻では、プロデューサーとしてエンターテインメントの組織やプロジェクトを創り、管理するキャリアを目指します。テレビ、ポピュラー音楽、主要なエンターテイメントのイベント、ゲーム、ラジオ、エンターテイメントマーケティング、スポーツメディア、テーマパーク、映画産業など、エンターテイメント業界で働くのに不可欠なビジネス、法律、クリエイティブスキルを学習します。
履修する科目の一覧
同コースは【Creative Industirs学部共通必修(8科目)】【エンタテインメント専攻(8科目)】【副専攻/マイナー/選択(8科目)】で構成されています。
大学1年次 |
- Creative Futures
- Introduction to Media and Entertainment Industries
- Creative Industries Introductory Unit
- 副専攻/マイナー/選択科目
- Creative Enterprise Studio 1
- Global Media and Entertainment Industries
- Introduction to Law
- 副専攻/マイナー/選択科目
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大学2年次 |
- Managing Media and Entertainment
- Understanding Audiences
- 副専攻/マイナー/選択科目
- 副専攻/マイナー/選択科目
- Australian Media
- Entertainment Cultures
- Creative Enterprise Studio 2
- 副専攻/マイナー/選択科目
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大学3年次 |
- Entertainment Strategy
- Entertainment Law
- Work Integrated Learning 1 または Creative Enterprise and Entrepreneurship
- 副専攻/マイナー/選択科目
- Creative Enterprise Studio 3
- 副専攻/マイナー/選択科目
- 副専攻/マイナー/選択科目
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卒業後のキャリア
将来、エンタテインメント業での起業やプロデューサー、タレントのマネージャーなど、エンタテインメント業界でのキャリアを目指す方にお勧めです
専攻と組み合わせて学べる「副専攻とマイナー科目」
QUTでは、エンタテインメント専攻と並行して「副専攻またはマイナー科目」として
他分野の学習も可能です。例えばファッションコミュニケーション、インタラクティブ&ビジュアルデザイン、メディア&コミュニケーションn・・・など同じCreative Industriesコースに属する他の専攻も並行して取ることができます。
更に、学部の垣根を超えてAdvertising(広告), Game design(ゲームデザイン), Entrepreneurship(起業), Marketing(マーケティング),Public relations(広報)・・・専攻とは全く異なる他学部の科目をMinor(副専攻)やElective(自由選択科目)として選ぶことも可能です。
このように、QUTでは
所属している学部や専攻に加え、ビジネスやデザインなど自分の興味のある分野や、将来のキャリアに役立つ分野を組み合わせて勉強できるのが大きな魅力です。
クイーンズランド工科大学の入学要項

日本の高校を卒業してから留学する場合、まずは付属カレッジ
QUT International Collegeで
ファウンデーションコースまたは
ディプロマコース受講してから、大学本科へ進学します。
大学 | Queensland University of Technology(QUT) |
コース | Bachelor of Creative Industries (Entertainment専攻) |
入学 | 2月、7月 |
期間 | 3年 |
学費 | 年間A$34,700(約3,227,100円)(2024年度) |
入学条件 | 日本の普通高校卒業の場合
《高校の成績5段階中3.0以上の場合》付属カレッジのFoundationコースを規定の成績で修了すること(大学1年次入学へ)
《高校の成績5段階中3.25以上の場合》付属カレッジのDiploma of Creative Industriesコースを規定の成績で修了すること(大学2年次編入へ)
《高校の成績5段階中4.0以上の場合》付属カレッジでの受講免除で直接大学に入学できます(IELTS 6.5以上/各6.0以上)
IBDP取得の場合
IBスコア基準:28
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奨学金 | クイーンズランド工科大学の奨学金ページをご覧ください |
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重要なのは高校の成績!
オーストラリアの大学を目指す場合、出願時点で重要なのは英語力よりも
高校の成績です!英語力は高校を卒業してからでも上げることが出来ますが、高校の成績は変えることが出来ません。
ファウンデーションコースなら高校のアカデミック科目すべて
3.0以上、Diplomaコースなら
3.25以上が入学条件です。これを目指して高校の授業もしっかり頑張りましょう。
出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
2. 出願に必要な書類を準備しましょう
出願には下記の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったら下記を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
《高校卒業前に出願する場合》
- 高1〜高3一学期までの成績表(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア
- パスポートコピー
高校の卒業証明書(日英1部ずつ)と高校の最終成績表(日英1部ずつ)は、高校卒業後に追加提出します。
《高校卒業後に出願する場合》
- 高校の成績表(英語版と日本語版1部ずつ)
- 高校の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア
- パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。出願手続きに進みます。
留学相談&お問い合わせ

弊社オーストラリア留学センターは クイーンズランド工科大学を含む
全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで
全て無料で提供しております。
日本に住んでいる方はもちろん、現在海外に留学中で帰国後のオーストラリア大学進学をお考えの方も、お気軽にメールまたはオンラインでご相談ください。
他国の大学と悩んでいる方は、
オーストラリアの大学を選ぶ理由も是非ご参考ください。
※備考※
・本記事は2023年8月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2024年度学費をご案内しております。
・日本円は弊社が取得できる最新の送金レート(A$1=93円) で換算しており、実際はお支払い時にご利用の金融機関の為替レートが適用されます。