クイーンズランド工科大学で学ぶ、ビジネスx商品開発デザイン

クイーンズランド州ブリスベンでは、現地オーストラリア人の学生に選ばれる大学No.1のクイーンズランド工科大学(QUT)。その理由は、実践的且つ起業家育成を意識したプログラムであり、業界企業との強いコネクションが周知されている為です。

今回はそんなQUTで「ビジネス x 商品開発デザイン」を学ぶ魅力をご紹介します。ビジネスだけではなく、+アルファを身につけ、変化していく世界の人材ニーズに柔軟に対応していきましょう。

QUTビジネススクールは世界トップクラス

・トリプルクラウンの称号を持つ
QUTビジネススクールは、オーストラリアで初めてトリプルクラウンと呼ばれる称号、3つのビジネス団体から国際認定を受けたビジネススクールです。認定を受ける上で評価される対象は、研究成果、教授法、コース内容、施設、サービス、企業との繋がりやパートナーシップ、などです。

世界にはおよそ12000校のビジネススクールがありますが、そのうち3つのビジネス団体から認定(Accredition)を受けているのは61校のみで、QUTビジネススクールは世界のトップ1%に属します。現在オーストラリアでは、QUTとMonashの2大学のみです。

<トリプルクラウンのビジネススクールに通う学生のメリット>
・ビジネス分野は、世界基準で認められている質の高い教育を受けられる
・認定基準を達した教授陣のみが採用されている
・学術面だけではなく、授業外の課外活動において、ビジネス学部のサービスやサポートはワールドクラス
・世界中どこで働くにも、学位が認識される
・ビジネスプロフェッショナルが集まるグローバルコミュニティの一員になれる
・学位を越えて、ジョブスキルを身につける機会がある

学生満足度と就職率を高く誇る

2019年QILT Student Experience Survey(学生の通学経験の調査)によると、QUTのビジネススクールは他の大学に比べて、学生満足度を高く誇ることが分かります。

QUTのビジネス学部は、ブリスベンにて卒業生の満足度第1位。80%以上のビジネス学部卒業生は、QUTでの就学に満足しており、90%以上の卒業生が、卒業から4ヶ月以内に雇用されています。

<学士号>
全体の満足度、教育の質の良さ、教授の評価、スキル向上や学習リソースの豊富さにおいて、QUTビジネススクールは、Group of 8であるメルボルン大学やモナッシュ大学をおさえて、オーストラリアで第4位。QUTビジネススクール全体の就職率の高さは、第6位です。

<修士号>
学習リソースの豊富さは、オーストラリア第1位。教授の評価、スキル向上は第2位、全体の満足度は第3位です。

クイーンズランド州にて、MBA教育はNo.1

QUTビジネススクールは過去3年間に及び、マサチューセッツ工科大学(MIT) Global Entrepreneurship Bootcampを採用し、学生に提供していました。

QUTは、マサチューセッツ工科大学(MIT)ビジネススクールと新たに、5年のパートナーシップを結び、2020年よりQUTとMIT間でスタッフと学生の交換留学がスタートします。

これにより、QUTにてMBAを就学する学生は、MITでのプログラムやMIT Global Entrepreneurial Networksへのアクセスが可能になり、QUTの起業家プログラム強化にも繋がります。

QUTビジネススクールのコース一覧

Bachelor of Business
専攻:Accountancy(会計), Advertising(広告), Economics(経済), Finance, Financial Planning, Human Resource Management(人事), International Business, Management, Marketing, Public Relations(広報)

Bachelor of Business – International
上記の専攻を選択し、3年の内1年は、海外の大学へ交換留学が必須となります。

Bachelor of Property Economics(不動産経済学)

Master of Business

専攻:Accounting(会計), Professional Accounting, Strategic Advertising(広告), Applied Finance(ファイナンス応用), Human Resource Management(人事), Integrated Marketing Communication(IMC/統合マーケティングコミュニケーション), International Business, Management, Marketing, Philanthropy and Nonprofit Studies(慈善/非営利研究), Public Relations(広報)

MBA

その他リサーチ学位あり
(Graduate Diploma, Masters of Philosophy, PhD)

「実践的」と言われる理由

・3年次の必須科目:“Real World Ready – Business Capstone”
ビジネス学部内の違う専攻を取る学生とペアになって、コーチの指導の下、大学在学中に学んだ知識とスキルを活かし、実際の企業クライアントを対象とし、プロジェクトを進めていきます。
コース詳細はこちら

・インターンシップ
QUTでは、インターンシップは必須科目としてはございませんが、どのコースに在学してる学生にもチャンスがあり、志望すれば、大学側は企業に繋げてくれるコネクションをたくさん持っています。2019年、QUTビジネス学部の学生は、4000以上のインターンシップや企業活動に参加しました。

・QUTOPIA
自分たちで考えて作った商品やサービス(例:手作りのハーブティなど)を、実際に市場で販売します。学生以外の一般客も招かれ、実際に売買が行われ、学生たちは売上高などをモニターします。

・大学からの支援
実践的な経験を学生たちに積んでもらう為、QUTは投資資金を50万ドル(日本円約4000千万円)まで用意しています。

・QUT Foundry
キャンパス内に設けられた”スタートアップ・スペース”では、起業家や企業メンターのサポートの下、ワークショップや投資が行われています。スタートアップに必要な知識やスキルを見つける為のアクティビティが頻繁に開催されています。
Australian Centre for Entrepreneurship Researchを設けており、起業についての研究を続け、最新情報を取り入れています。

実際にQUTに在学中の学生(Accounting/会計学専攻)ジョシュ・フリッツが、2019年5月にアプリを立ち上げ、起業し、成功した例があります。アプリは”PatchPets”と言う、なんとペットのマッチングアプリ!スタートアップしてから、わずか6週間、オーストラリア、日本、US、イギリスにて4500人のユーザーを獲得しました。

彼はQUTでの就学を”ビジネスをスタートし、運営していく上で、資金の貯蓄を上手くやるコツや成功するビジネスモデルはどう作るのか理解を深めることができました”と話しています。

このように、QUTでは在学生ができるだけ多くの活動に打ち込むことを応援しており、実践的且つ”起業家を育てる”ことに重点を置いています。

”起業家を育てる”大切さ

World Economic Forum 2019によると、これから小学校に入学する子供の65%は、まだこの世に存在していない全く新しい職業タイプに就くことが予想されています。現在、一番急成長している労働形態は、フリーランスなどの個人ビジネス。今後はさらに、正社員の雇用形態に比べ、短期の契約社員やフリーランスが増え、同時に一つ以上の役職に就くようになると言われています。

+アルファでCreativityを鍛えよう

The 4C’s of 21st Century Learning(21世紀学習の4C)と呼ばれるものは以下の通りです。
Communication
Collaboration
Creativity
Critical Thinking

QUTでは、Double Major(専攻を二つとること)、もしくは副専攻で他の学部の専攻が取れます。ビジネス学部の学生の多くは、Creative practice, Communication and Design学部から、選択します。

様々な組み合わせが可能ですが、今回はそのうちの”Industrial Design”という、商品開発デザインのコースを紹介します。

商品開発デザインのコース

実用性と洗礼されたデザインのバランスを取るには、スキルが必要です。問題発見の着眼点を鍛え、製造者と上手く協力し、商品を作り上げるデザイン力、CAIDなどのテクノロジースキルを身につけます。

最終学年プロジェクトは、以下の企業と協力して制作します。
例)BMW, Bombardier, Techtronic Industries, Marvel Studios, Doctors Without Borders, Dyson, Bugatti, Nokia, Amazon, G-Star Raw, Brisbane Airport Corporation, Australian Centre for Robotic Vision and Australian Institute for Rail Innovation.

Industrial Design最終学年プロジェクトの様子

学生たちが一人一人それぞれ、現代社会の問題を一つ取り上げ、それを解決する為の商品をデザインするプロジェクトです。

・パーキンソン病の患者の症状やアクティビティをモニターし、データを取るTシャツ“parkiCARE”

・獣医や動物看護師を怪我から守るウェア“VET SAFE”

・消防士が灼熱の暑さのなかでも活動できるよう体温調整をするセンサー“FREEZE GUARD”

・地方や農村の病院でストレスや不安を抱える小児患者を楽しませる遊具“KIDS ON WHEELS”

・競走馬などの馬がストレス無く、移動できる車“Libero”

それぞれ、問題の目の付け所が面白く、とても興味深いですよね。
模型はリアルに再現されていて、ポートフォリオを読むと実際に製造されるまでの過程が書かれており、現実的なプロジェクトでした。

QUTビジネススクールへの進学方法

日本の留学生向け→Diploma経由進学方法はこちらをご参考ください。
Diploma経由進学者向けの奨学金情報はこちら

IB生向け→ビジネス/デザイン共に入学に必要なスコアは28です。
IBスコア28以上お持ちの方は、Triple Crown Scholarshipへ申請することが可能です。
・高校の成績最優秀者対象
・はじめ2学期間の受給は保証される
・出願と同時に査定されるので、別途申請必要なし
・受給数は制限なし、一人でも多くの、条件を満たした学生が受給できるような仕組み
・最大$35000受給、Elite Leadership Programの機会あり
・25%授業料受給、Bachelor/Master問わず、条件を満たせば、全就学期間授与される
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I008)
2022年現在ブリスベンで生活中。オーストラリア滞在歴は17年ほどで。主に長期留学、専門学校留学、大学留学などの質問を担当させていただいており、留学中のサポートはもちろん、生徒さんのキャリアを考慮し進学プランをお伝えしています。また、社内一のコーヒー好きなため、カフェ情報もお伝えしています。出来るだけ多くの方に有意義な情報が提供できる&ムードメーカー的な立ち位置に滑り込めるよう、日々奮闘中です。 このカウンセラーに質問する

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