夢に直結!オーストラリアで「結果を出す」ための語学学校の選び方

「オーストラリア 語学学校」と検索するとたくさんの語学学校が出てきます。英語の基礎はどこでも同様に学ぶことができますが、それぞれの学校の
特徴は違います。
パンフレットや学校のホームページを見れば、入学金、授業料、日本人の割合、特徴などが書かれていますが、それだけではわからないこともたくさんあります。例えば、日本人割合が高い学校だと英語力は伸びないのでしょうか。実は日本人割合が多い学校でも厳しい母国語禁止ルール(EOP:English Only Policy)を採用している学校では、日本人同士でも英語で話す環境にあり、またその制度を希望する学生が多いため、しっかりと英語力を伸ばすことができます。また、同じ学校でもレベルによって日本人の割合が大きく変わることもあります。一方、日本人割合が少ないと書かれている語学学校でも、時期によっては大学単位のスタディーツアーなどのために一時的に日本人割合が増えることもあります。
オーストラリア留学センターは、7つの都市(シドニー、メルボルン、アデレード、ブリスベン、ゴールドコースト、パース、東京)に自社オフィスがあり、すべての拠点で直接サポートを提供しています。各オフィスのスタッフは、日頃から各学校スタッフと話したり、学校訪問したりしながら最新の状況把握に努めており、その情報をもとに留学カウンセリングを行っていますので、お気軽にお問合せください。認定カウンセラーと一緒にプランを考えましょう。
では、みなさんが自分らしい留学を実現するために知っておきたいことを見ていきましょう。
留学を通して実現したい目標は何ですか?
留学の目標は人それぞれです。
「就職活動で活かせる英語力を身に付けたい」
「英語環境で働いてみたい」
「海外旅行で現地の人との会話が楽しめるくらいの英語力を身に付けたい」
「世界中にたくさん友達を作りたい」
例えば、
- 「就職活動で活かせる英語力」を目標とするなら、ケンブリッジ英語検定対策コース(FCE・CAE)に定評のある語学学校を選ぶ
- 「英語環境で働いてみたい」人は、バリスタコースを開講している語学学校で、カフェで働くスキルを一緒に身に付ける
- 「たくさん友達を作りたい」人は、放課後のアクティビティが充実していて参加率も高い語学学校を選ぶ
- 「とにかく英語で話す機会がほしい」人は、厳しい母国語禁止ルールがある語学学校や、語学学校以外の生活圏に日本人が少ない都市を選ぶ
など、目標によって語学学校の選び方も変わってきます。
また、休学留学で「認定留学」を目指す場合は、在学中の日本の大学の条件にあった語学学校を選ぶ必要があります。
語学学校のクラス分け
入学後一番最初に入るクラスは、プレスメントテスト(Placement Test) によって決められます。入学日(もしくは入学日の前週)などに、読み、聞き、書き、話しの総合テストが行われ、テスト結果によって入学生のレベルに応じたクラスを案内してくれます。このクラス分けテストは入学後も定期的に行われ、良い成績を残せば一つ上のクラスに上がることができます。
一般的な語学学校のクラス分けとそのレベル
多くの留学生が目指すUpper-intermediateレベル
日本人留学生の場合、初中級(Pre-intermediate)★★~中級(Intermediate)★★★でスタートする人が多いです。
中上級(Upper-intermediate)★★★★レベル以上になると、世界がぐっと広がります!英語力を生かして、ビジネス英語コース、TESOLコース、ケンブリッジ英検準備コース、アカデミック英語コースなど、英語学校で開催されている別のコースを受講できたり、自分に興味のある英語の分野を勉強できるようになるので、英語の勉強がさらに楽しくなってきます。
さらに、「英語で専門知識を学ぶ」ビジネスカレッジ(専門学校)に入学する人もいます。学校にもよりますが、学生の殆どがオーストラリア人という環境で勉強することもできます。
Upper-Intermediateレベルを修了する頃には、英語環境のアルバイトも探しやすくなります。オーストラリアの学生ビザでは、週20時間のアルバイトが可能ですので、オーストラリア人経営のカフェやレストラン、ファーストフードのお店でアルバイトを始める人もいます。
留学期間
オーストラリアの語学学校の多くは、「初級」「初中級」といった英語クラスのレベルを一つ上げるのにかかる期間の目安を、約10週間(2ヶ月半)としており、進学希望者向けのアカデミック英語コースも、1つのまとまり(Term/学期)を10週で区切っている場合がほとんどです。
例えば、ケンブリッジ英語検定FCE合格を目指す場合、まずは中上級(Upper-intermediate)レベルに上がらなくてはなりません。そこからケンブリッジ英語検定対策コースに進むため、初中級(Pre-intermediate)でスタートする場合は40~48週、中級(Intermediate)でスタートする場合は30週ほど必要です。
ワーキングホリデーの場合は、語学学校へ通える期間は最長17週間です。1つでも上のレベルに上がることでアルバイトも探しやすくなるため、10~17週間の通学をおすすめします。
ただし、英語力が伸びるスピードは人それぞれです。大切なのは、「留学すれば、英語が話せるようになる」ではなく
「留学中しっかり勉強すれば、英語が話せるようになる」という事実を認識し、コツコツ積み重ねることです。「しっかり勉強しているのになかなか伸びない」という人は、語学学校のカウンセリングスタッフや担任の先生に相談してみてください。たくさんの学生を見てきているので、あなたに合った勉強のコツやその状況を変えるためのきっかけを得られるかもしれません。
※記事『
英語力が伸びる留学期間とは』も参考にしてください。
コースの種類
英語コースにはいくつかの種類があり、留学の目的や留学中の英語力の伸び方などによって選ぶことができます。多くの場合、中級(Intermediate)までは基本スキルを上げる一般英語コース、中上級(Upper-intermediate)以上になると様々な選択ができるようになります。ここでは4つのコースについてご紹介します。
一般英語コース(General English)
読む・書く・聞く・話すの4つのスキルを中心に、総合的/基本的な英語力を身に付けるコースです。初級から上級まで様々なレベルのクラスが開講されており、自分に合ったレベルのクラスで学ぶ事ができるのが特徴です。
アカデミック英語コース / 進学英語コース(EAP)
TAFE、専門学校、大学、大学院への進学のために必要な英語力を身に付けるコースです。例えばノートのとり方、レポートの作成方法、ディスカッションや討論の進め方などを学ぶことができます。規定の成績で修了すると、追加の英語力証明を提出せずにTAFE、専門学校、大学、大学院へ進学できる「ダイレクトエントリーコース」を開講している語学学校もあります。
試験対策英語コース (ケンブリッジ英語検定 / IELTS / TOEIC)
オーストラリアでの進学に必要なIELTSやケンブリッジ英語検定などテスト対策に焦点を絞って授業が行われます。一定期間(10~12週間)を1単位とし、同じクラスメイトで取り組むクローズドクラス (Closed Class) や、学びたい時に学びたい期間だけ学べるフレキシブルコース (Flexible Course)があります。
最近では、英語力証明として就職活動に活かしたいと休学留学でケンブリッジ英語検定対策コースを受講する人も多いです。
バリスタ英語コース / ホスピタリティ英語コース
ワーキングホリデー、留学中のアルバイト先として人気なのがカフェやレストランなどのホスピタリティー業種。特にメルボルンを中心に華やかなカフェ文化が根付いていることもあり、カフェで働いてみたいという人も多いです。そのために必要なスキルを学べるのが、バリスタ英語コースやホスピタリティ英語コースです。
語学学校の種類
私立の語学学校
私立の語学学校は、TAFEや大学の語学学校に比べて自由度が高く、それぞれに特徴のあるカリキュラムを実施しています。一般英語コース、進学英語コース、試験対策英語コース、バリスタ英語コースなど様々なコースが開講されているほか、母国語禁止ルールを徹底していたり、アクティビティに力を入れていたり、英語力を伸ばすための様々な工夫が取り入れられています。
留学生のニーズが反映されるのも特徴で、会話中心に重点をおく学校も多くあります。
TAFE付属の語学学校
TAFEに付属する語学学校です。本科進学に必要な英語力まであと一歩という場合は、「ダイレクトエントリーコース」などを規定の成績で修了することで、追加の英語力証明を提出せずに進学できるコースもあります。その場合は英語コースと本科コースをパッケージとして学生ビザ申請することができます。学生ビザ条件の厳格化によりパッケージできる英語力に満たない場合は、まずは一般英語コースや英語力試験対策コースなどで英語力を上げることもできます。
大学付属の語学学校
大学に付属する語学学校で、進学英語コースが主に開講されています。本科進学に必要な英語力まであと一歩という場合は、「ダイレクトエントリーコース」などを規定の成績で修了することで、追加の英語力証明を提出せずに進学できるコースもあります。その場合は英語コースと本科コースをパッケージとして学生ビザ申請することができます。学生ビザ条件の厳格化によりパッケージできる英語力に満たない場合は、まずは一般英語コースや英語力試験対策コースなどで英語力を上げることもできます。
入学日は5週間ごとに設けられていることが多く、大学進学希望者以外でも入学できます。認定留学の場合は、大学付属の語学学校を指定されていることも多いです。私立の語学学校に比べ、費用は高い傾向にありますが、大学生と同じキャンバスや施設を利用できることができます。
語学学校の特徴
母国語禁止ルール(EOP:English Only Policy)
校内で英語以外の言語を禁止する制度です。厳しさは語学学校によって異なり、母国語を話した人にはその場で退席を求める「一日停学」制度がある語学学校もあります。”真剣に英語力を伸ばしたいと考える留学生”が多く集まるので、モチベーションの高いクラスメイトと一緒に授業を受けることができます。
読む・書く・聞く・話すの技能別クラス分け
総合的な英語レベルの他、「読む(リーディング)、書く(ライティング)、聞く(リスニング)、話す(スピーキング)」の4技能の英語レベルも、各科目を自分に合ったレベルで学ぶことができる語学学校もあります。日本人の場合、「読み書きは得意だけど、話すのが特に苦手」という人も多く、その場合はリーディングやライティングは中級(Intermediate)レベルで、スピーキングは初中級(Pre-intermediate)レベルのクラスで学べる制度です。
アクティビティ
放課後や休日に有料または無料で参加できる講座やイベントを実施している語学学校も多いです。会話クラブや街の探索、アルバイト探しサポート、スポーツ、テーマパークへの遠足、スポーツ観戦など内容も様々。英語力レベルに関係なく参加できるので、たくさんの友だちをつくるチャンスでもあります。また、授業以外で実際に英語を使う実践の場にもなっているので、ぜひ積極的に参加してください。
留学都市を選ぶ
オーストラリアと一言で言っても、国土は日本の22倍もあり、気候も物価も地域によって異なります。ですから、充実した留学生活を実現するためには、自分の目標や生活スタイル、気候、予算にあった場所を選ぶことが大切です。ただし、希望のすべてが叶う都市を見つけるのは難しいかもしれません。希望条件のなかで優先順位や絶対に譲れないことなどを決めておくといいでしょう。
各都市の特徴については『
オーストラリアの留学都市(2025年3月3日更新)』を参考にしてください。
キャンペーンや長期割引を利用する
語学学校の中には、長期留学生を対象にキャンペーン制度を実施している時期もあります。このキャンペーン制度にも様々な種類がありますが。例えば10週間申し込むと無料で2週間のレッスンがついてくるものや、入学金がサービスされるなどの内容です。大学付属の語学学校などでは、学費の〇%が割り引かれる奨学金が設定されていることもあります。自分と条件や留学期間とタイミングが合うようでしたら、留学費用を節約するためにもキャンペーンや奨学金を利用しましょう。
学校を見学する
語学学校は、必ず日本で申し込まなければならないと言うことではありません。ワーキングホリデーやETAS・観光ビザの場合は、オーストラリア到着後に学校見学をすることもできますし、私立の語学学校であれば、体験入学などに参加できる場合もあります。
ただし、語学学校により手配されるホームスティや学生寮のみのお申込みはできませんので、ご注意ください。また、学生ビザの場合は、ビザの申請に入学許可証(CoE)が必要になります。どうしても事前に見学したい場合は、ETAS/観光ビザなどで学校見学などを行い、日本に帰ってから最終決定をすることは可能です。
※2025年7月現在、オーストラリアにETAS・観光ビザで滞在中に学生ビザを申請することはできません。
オーストラリア留学センターで正規契約している語学学校の一覧は
こちらをご覧ください。
※この記事の情報は2025年7月現在のものです。