【体験談】教員経験ゼロからの挑戦!実践的な学びが魅力のウーロンゴン大学TESOL留学

Mayumiさん | ウーロンゴン | University of Wollongong | Education and Training | 2年3か月
ウーロンゴン大学のMaster of Education (TESOL)へ進学をされたMayumiさん。
同コースは教員経験を持っている方も多いため、最初は不安があったとのことですが教員経験がない方はその視点をもって授業に臨むことができたとのこと。
英語コースはコロナ禍でオンラインからの参加でしたが、無事大学院卒業となり、ご留学生活を振り返っていただだきました。

Mayumiさんの留学プラン
・日本の大学卒業  

・2022年2月-2022年8月 UOWカレッジ English for Tertiary Studies(18週間)  

・2020年8月-2023年12月 ウーロンゴン大学Mater of Education -TESOL(2年間)

コースを無事修了して率直なお気持ちをお聞かせください


コースを終えてほっとしていると共に、達成感にあふれています。というのも、オーストラリアでの生活全体はとても充実していて楽しかったのですが、正直に言って、大学での勉強や課題は本当に、本当に大変でした。特に1学期目は、課題や予習の要領をつかむのに苦労し、非常にしんどかったのを覚えています。2学期目以降は徐々に慣れてきて、1学期目よりはうまく生活できていたと思いますが、それでも課題提出前や学期末にはいつも大変な思いをしていたので、いますべての単位を無事取り終えることができて、やっと終わったな、、課題に苦しめられることももうないな、、というのが正直な気持ちです。

オーストラリア、ウーロンゴン大学へ進学を決めた動機

なぜ大学院に進学を決めたというと、留学をあきらめきれなかったというのが大きな理由です。元々は、日本の大学在学中に1年ほどの交換留学をしたかったのですが、新型コロナウイルスの影響で留学自体ができなくなり、そのまま日本の大学を卒業しました。教員志望でしたが、留学に行く予定にしていたので、採用試験を受けていなかった私は、卒業後の進路が未定のまま大学4年生の夏休みを過ごしました。その期間に進路について考えていた時に、どうしても留学したい、海外に住みたいという気持ちがあったのでその方法を探していたところ、自分の勉強したいこと(簡単に言えば自分の専攻)にあう英語教授法コース(TESOL)を見つけました。それがウーロンゴン大学のMasterコースで開講があり、自分の今後の進路にもきっと役立つと確信し、進学を決めました。

実は日本の大学在学中に短期の語学留学で5週間アデレードに行った経験がありました。そこでの経験がとてもいい思い出で、大きな決め手になったように感じます。夏に行ったのですが、カラッとした天気で過ごしやすく、また、オーストラリアの人々はすごく穏やかで優しい人が多く、いいなと思ったのを覚えています。さらに、治安の良さは他の英語圏と比べて良いというのはよく聞きますが、それもアデレードにステイしてみて実感していました。このような理由から、もう一度オーストラリアに行きたい、長期で住んでみたいと思い、オーストラリアに決めました。

ウーロンゴンカレッジの英語コースについて教えてください。

English for Tertiary Studies (ETS) は、簡単に言うと大学進学準備のためのAcademic Englishを学ぶコースです。大学での課題や勉強に直結する内容を効率よく学べます。授業は平日(月曜~金曜)の午後に4時間ほどあり、水曜日には午前中にも2時間の授業があります。クラスは習熟度別に分けられており、私は週2回のSpeaking & Listeningと週3回のReading & Writingのクラスに参加しました。課題は学期ごとにエッセイやプレゼンテーションなどの大きなものに加え、授業中に行われる小テスト(クイズ)が頻繁にありました。

Reading & Writingの授業

エッセイやレポートの書き方を1から教えてくれます。良いエッセイに含まれるべき要素や含めるべきでない要素についてディスカッションをします。良いエッセイの構造を学んだ後は、自分の課題のアイディアを考えてくる宿題が出されました。授業の中心はライティングですが、エッセイを書くためのリーディングの方法、例えば論文やジャーナルの構造を学び、必要な情報を早く見つける方法も教えてくれます。

初めから長い文章を書かせることはなく、小さな段階をクリアしながら学期の終わりまでに一つのエッセイが完成します。各段階ごとに締め切りがあり、フィードバック(良い点や改善点のコメント)ももらえますし、点数も付きますが、成績への影響はそれほど大きくなかったと記憶しています。特に進学後に役立ったのはReferenceの仕方です。Reading & Writingの授業では、Academic Failについて厳しく指導され、Plagiarism(盗作・盗用)を避けるための参考文献の書き方や引用の方法を学びました。進学後の課題ではテーマを決めたり、論文を読むのに時間がかかるため、Referenceに慣れていたことが大きな助けとなりました。

Speaking & Listeningの授業

プレゼンテーションで使える表現などを学びました。リスニングは基本的に練習問題とその解説、そこで出てくるアカデミックな英単語を覚えてクイズ形式の小テストを行います。学期の最後には大きな評価を占めるプレゼンテーションがあります。それに向けて構成を考えたり、アイディアをペアやグループで練ったり取り組みました。先生方は優しい方ばかりで、わからないことがあればメールで質問するとすぐに返信が来ますし、フィードバックも良い点をたくさん褒めてくれるので、スピーキングに苦手意識がある私でも前向きに取り組むことができました。

TESOLコースで興味深かった科目について教えてください

EDGT934 English Pronunciation, Prosody and Pedagogy

発音の授業です。この科目では英語が母語ではない学習者の協力を得てモノローグを録音し、問題点やその原因を一つ一つ分析しました。それらを踏まえてどのような改善策や指導方法を用いることが出来るかを考察しました。授業では分析する観点や方法を学び、論文を参考にしながら実際に自分がとったレコードを使って分析をするという課題もあります。

印象深かったことは、発音指導の意義は、ネイティブのような発音を目指すことではなく、国際社会で理解される英語の発音を学習者に習得させることにあるという点です。
この科目では、ただ分析するだけでなくこれからの国際社会、特にネイティブスピーカーと第2言語話者の会話だけではなく、第2言語話者同士の会話において理解される発音を学習者が習得するには何が重要かを考察しました。

課題の最終部分は、発音を分析した後に、問題のある発音を修正するための方法、テクニックを見つけ、それをどのように指導するかを提案をしました。学習者のレベルに合ったものを選ぶこと大変でしたが、今までになかった新しいテクニックを学ぶことが出来、かなり実践的な内容だったため、教員になった時にすぐに活かせると感じました。

EDGT935 Teaching English in International Context

国際的な設定で英語を教える際に、どのようなことに考慮すればよいのかを学びました。課題では、自分が住んだことのある国と母国以外の国を一つ選びケーススタディを行い、得た情報を基に教材を自分のコンテクストに合うように作り変えるというものでした。興味深かった点は、英語を教える際に配慮する観点を得られたことです。ケーススタディでは、その国の英語の地位や役割、文化、教育政策を調査し、その国について理解を深めました。
この科目を履修するまでは、教える国について理解することがティーチングに関係するということは考えもしませんでしたが、英語の地位と役割、教育的政策を知ることは学習者のニーズを理解することに繋がり、文化的背景を理解することは英語の授業で学習者がより効果的に学べることに役立つとわかりました。これらの知識は、ケーススタディを行った国でだけでなく、自分が日本に帰国後、英語を教えるときや教材を作る際にも活かせると思ました。この授業を受けてとてもよかったと感じました。

EDGS951 Autism and Learning

これは特別支援教育コースの科目で、TESOLとは違うコースですが選択科目として履修しました。私の専門は小学校教育なのですが、小学校の教員になった時に英語教育だけなく特別支援教育についての知識もきっと役に立つだろうと思いこの科目を選択しました。印象に残っていることは、今教育界でも話題のニューロダイバーシティについて学んだことです。この言葉は何となく聞いたことがありましたが、それについて詳しく学んだり、教育と関連づけて考えたことがなかったので、自分にとって新しい知識と考えを得ることが出来ました。難しかった点はやはり別科の授業ですので、全く知らない専門用語が常に出てきます。特に、その専門用語の日本語の意味を調べてもわからない単語が多く、心が折れそうになりました。しかし、特別支援教育の観点から将来教員として子どもと接するうえで役立つことをたくさん学べたので、とても貴重な機会だったと思います。TESOL以外の科目でも興味があるものがあれば、履修可能かを確認してみて挑戦するのもおすすめです。

一日のスケジュールについて教えてください


大学院の日々のスケジュールは、授業がある日とない日で異なりました。授業がある日は、朝10時半ごろから始まる授業を受けた後、図書館で課題に取り組んでいました。通常、週に3日から4日は大学に通い、授業は2時間続くことが多かったです。例えば、2つの授業がある日は、午前10時半から12時半までのクラスを受けて、1時間の昼休みを挟んで午後1時半から3時半まで授業を受け、その後図書館で勉強して帰宅は夜7時から8時ごろでした。課題の締切が近づくと、図書館に遅くまで残って勉強することが多かったです。図書館のグランドフロアには、電子レンジやお湯が使えるラウンジがあり、お昼ご飯や夕飯を持参して最終バスの時間、ギリギリ(夜10時ごろ)まで勉強していました。授業がない日は、アルバイトのシフトを入れるか、ほかのことに時間を費やしたりしました。

授業や課題へどのように取り組みましたか

課題の取り組み方は人によってそれぞれですが、私の経験から一つアドバイスをするとすれば、早くから取り掛かることです。私はどんなに早くから始めてもいつもぎりぎりになってしまっていましたが、特に学期末は複数の課題提出が重なり、不安やストレスを感じるほど追い込まれていました。ですので、本当に早くから始めることをおすすめします。

具体的な取り組み方としては
・提出日の2週間ほど前から手を付け始める
・課題の内容(何を求められていて何に答えないといけないか)を理解する
・エッセイの構成を考える、トピックや書きたいことに関係する論文やジャーナルを読んでおく
・提出の1週間前までには書きたいアイディアとそのエビデンス(参考にする研究やジャーナル)を大体まとめておく
・残りの一週間で文章にして書き上げる
というスケジュールが私としては理想かなと思います。

私も大学院に行くまでは想像ができなかったのですが、エッセイを書く過程で一番時間がかかるのは、何を書くかのアイディアを考え、それをサポートするエビデンスを論文から集めることです。特に、いいアイディアを思いついてもそれを自分のエッセイで述べるためには、それがアカデミックな文献から証拠として裏付けられている必要があります。私はその証拠を論文から見つけてくるという作業に特に多くの時間を費やしていました。
アイディアをアカデミックな文章にしたり文献をパラフレーズしたりする部分は、英語力にもよりますが慣れてくると苦労しません。そしてこの必要な文献というのは、日ごろの勉強と関係していて、各教科にweekly reading といってその週のテーマに関するリーディングが与えられています。私は主にそこからエビデンスを引っ張ってくるようにしていました。無数にある論文の中から自分の考えに合うエビデンスを探すより楽ですし、そのリーディングの論文や研究というのは、その教科の先生が授業で伝えたいことであり、先生が重要だから読みなさいと提示してくれているものなので、証拠として使うには間違いないと思います。
日ごろの勉強としてアドバイスできることは、このリーディングをこまめに読んでおくこと、特に、この論文は課題にどういう風に使えるか(使えないか)を意識して読んでおくと、課題の時のエビデンス集めが楽になります。私は正直に言って、この日ごろのリーディングをさぼっていて課題前になって焦って読み始めたりしていたので、いつもぎりぎりになってしまったなと反省しています。ですので、このweekly reading を、ちょくちょく読んで大事なポイントや課題で使えそうなところをマークしておく程度のことをやっておくことをおすすめします。

実習について教えてください

私は最終学期にウーロンゴンからバスで15分ほどにある公立の小学校で実習をしました。

実習先探しについて

実習をする学校は自分で探す必要があるので少し大変かもしれませんが、担当の教授がイラワラ地区(ウーロンゴン周辺の地域)でEALD(English for Additional Language / Dialect)のクラスがある学校を知っていて、希望する校種を伝えると実習生を受け入れてくれる学校を教えてくれます。
そこから自分でメールをしてアポをとり指導教員になってくれる先生を見つけて実習校が決まるという流れです。

実は私の場合は少し違っていて、実習とは別の科目で小学校のEALDのクラスを見学する機会がありました。1回の授業観察だけでも想像以上に実践的なことを学べてこれは将来に必ず役立つと実感し、それまで実習に参加する気はなかったのですが、その学校の先生に直接メールをして実習校が決まりました。
同時期にほかの実習生がいる場合は受け入れてもらえず、実習のための学校探しに苦戦している学生もちらほらいたようなので、実習に興味がある場合は担当の教授に連絡して早めに相談して行動することをおすすめします。

実習を通して学んだこと

内容は、授業観察10時間、ティーチング20時間と課題(エッセイ)の3つでした。
実習の目的は、これまで学んできた理論と実践をつなげることであり、観察した授業や実際に自分が行った授業でTESOLのどの理論を用いたのか、どのメソッド、テクニックに当てはまっているか、改善点も含めて考察しディスカッションをします。

実習に参加するまでは、授業や課題を書くために論文を読み、こんな理論があるのか、こんな方法やテクニックが使えるのかという知識だけが構築されている状態でした。知識として知っていることとそれを使えることは全く別物であるということを実習を通し考えることができ、はじめて知識が自分のものとして活用できるようになったという感じがしました。
TESOLコースが始まったばかりのころは自分が英語で英語を教えるということに全く自信がなく、実習をしている姿など想像もできなかったのですが、異国の地で教育現場に参加するというとても貴重な経験ができました。何よりも自分が子どもの前に立って英語で教えることが出来たという自信に繋がり、勇気を出して実習の科目を履修してよかったなと思います。実習終了後も担当の先生にお願いしてボランティアとして継続して学校に行かせてもらい、毎回たくさんの学びがありとてもいい経験を積むことができました。
論文を読んだりエッセイを書いたり、ティーチング方法を勉強することは日本にいても、世界中どこにいてもできることだと思います。しかし住み慣れない土地で、自分で実習校を探し、現地の学校で教えることはここでしかできない貴重な経験です。一生の財産になるなと感じたので、ぜひ興味のある方は実習にチャレンジしてみてください。

ウーロンゴンでの生活はいかがでしたか

<アルバイト先のワークメイトと>
ウーロンゴンはとても住みやすく、勉強にも集中できるいい環境でした。生活に必要なものは街の中心のショッピングセンターでほとんど揃えられますし、アジア食材店も街にいくつかあるのでよくそこで日本の調味料やお菓子を買っていました。市内を循環するフリーバスもあり、平日はほぼ10分間隔で朝7時頃から夜10時過ぎまで運行されてるので、街に出かけたり大学への通学にも交通費がかからずとても助かりました。
治安もよいですが、やはり大通りを通って帰る、明るい道を選ぶ、人通りが少ないところでは周りを少し意識して歩く、カバンで席取りをしない、貴重品の管理に気をつけるなど、日本でも意識するようなことを意識して生活していれば安全に過ごせると思います。


ウーロンゴンのお気に入りスポットはやはりビーチです。私が住んでいるところから少し歩けばきれいなビーチがたくさんあり、時間があるたびに散歩しに行ったり、ビーチでゆっくりしたり、友達と泳ぎに行ったりしていました。砂も海水もとてもきれいでお気に入りでした。また、ウーロンゴンは東側なので海からのぼる朝日を見に、早起きをしてビーチまで散歩することも私のお気に入りです。
さらにビーチ周辺のカフェもおしゃれで、朝早くから営業しているところも多いので、朝ごはんを食べに行くのもおすすめです。

アルバイトも数箇所の飲食店で働きましました。はじめは慣れないことも多く、お客さんの英語が聞き取れないこともありましたし、特に電話をとるのが苦手でした。でも、お客さんが本当に皆さん優しく、英語が完璧ではない私にも丁寧に話してくれたり笑顔でthank you の言葉をいただけたことや、常連のお客さんが私を覚えてくれいることもあって、それが何より嬉しかったです。
誰も知らない土地に留学生としてきた私が、ウーロンゴンという街の一員になれた気がしました。
実生活での生きた英語という点ではあるバイトの経験が一番スピーキングとリスニングの向上につながったと思うので、もし勉強に余裕が出てきたらあるバイトにチャレンジするのをおすすめしたいと思います。

<バレーボールの試合で銀メダルを獲得した時の写真(2022年)>
私は今まで部活でバレーボールをしてきたので、オーストラリアでも大学外のバレーボールチームに入ってプレーしました。シーズン中は毎週末にシドニーのオリンピックパークで試合があり、忙しくも充実した休日を過ごしていました。2年間を通して出場させていただいたのですが、1年目は自分たちの属しているディビジョンで2位になることができました。正直、勉強以外でこんなに何かに一生懸命になれたことが嬉しかったですし、大学や勉強以外の部分も充実させることで、切り替えて課題も頑張ろうと思えたことが良かったです。私は生活が勉強や課題ばかりになってしまわないように、スポーツや趣味で気分転換したりあえて予定やバイトを入れることで、空いている時間に集中して課題や勉強をしました。勉強で忙しい時には、なんで今日バイトなんだろう!!とか、今週の試合行ってる時間ないな!!などと思ったりしながらも、今思い返せばだれにも負けないぐらい自分がやりたいことには挑戦でき、学業以外の部分も充実していたなと思います。

留学で何を一番に置くかは人それぞれですが、やりたいことがあれば勉強や課題が忙しいと言ってあきらめずにぜひ挑戦してみてください。

将来のキャリアプランを教えてください

日本に帰国し、小学校の教員になる予定です。今は大学院で学んだことが理論としてたくさん頭に入っているだけのいわゆる頭でっかちな状態なので、教員として働いてとにかく実践をして今の知識を自分のティーチングの技術にできるようにしていきたいです。

大学院進学、TESOL留学を考えている方へアドバイスをお願いします

大学院の勉強は理論ばかりで難しそうや、実践を学べないと思っている方もいるかもしれません。しかしウーロンゴン大学のTESOLのコースでは、理論や学術的な研究だけでなく、それらを実践に結び付けてどうクラスに応用できるかということまで考える科目がほとんどです。教員をしていらっしゃる方や将来英語を教える仕事に就くという方は、特に実践に活かしやすいと思うので、理論しか学べないという心配はないかなと思います。
また、このコースは教員経験がある方に比べて、私のように大学卒業後すぐに進学するという方は少なめです。私も初めは不安に思っていましたが、教授の方々も教授経験がある学生だけではないことを知っているので、授業中のディスカッションでは「経験がない人はない人なりの意見、将来先生になった時、と仮定してアイディアを出してね」と促してくださったので安心して授業に取り組めました。なので、教員経験がないからと言って授業やディスカッションについて心配する必要はありません。さらに、ウーロンゴン大学のTESOLは大学の教育学部を修了していなくても入学することができ、門戸が広いことで知られています。私の友人にも数名、大学では教育関係以外を専攻し、TESOLコースを受講している方がいましたが、特に問題なく授業や課題をこなせていたので、英語教育に興味がある方なら本当に誰でも学ぶことが出来ると思います。

そのほかアドバイスをするならば、やはり英語力は非常に大切です。私は大学院入学のためのIELTSスコアが不足してたのでETSを経由して進学しましたが、それでも大学院での勉強に苦労しました。
どんな英語のスキル一つをとっても、高いに越したことはありません。単語にしても、知っていれば知っているだけ授業の理解度は上がりますし、リーディングスキルも高ければ高いほど課題が楽になります。リスニングやスピーキングも得意であればそれだけ、勉強だけでなくオーストラリアに来てからの生活で困ることも少ないです。私は本当にぎりぎりの英語力でETSで約半年ほど勉強しましたがそれでも、論文を一つ読むにも、数行のエビデンスをパラフレーズするのにもとても時間がかかったのを覚えています。英語だけの勉強は日本にいてもどこでもできるので、オーストラリアに来る前にテストのスコアを上げられるだけ上げておくことを本当におすすめします。

最後に、私はコロナ明けですぐにオーストラリアにきて、出国する前はたくさんの不安があったり、大学院での勉強も正直本当に大変でしたが、それ以上に得られた成果が多くこのコースを卒業出来てよかったと心から感じています。
今迷っている皆さんもぜひ一歩踏み出してみてほしいと思います!!

そしてこの体験談が少しでも皆さんの役に立てば幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号G175)
シドニー滞在歴15年を経て、現在東京オフィスで留学コンサルタントとして 皆さんのオーストラリア留学実現へ向けてサポートしています! 現地での滞在・進学経験を踏まえて、皆さんのご留学へむけての不安を解消して安心して出発の日を迎えられるよう、アドバイスしています。 まずはお気軽にご相談下さい! このカウンセラーに質問する

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