人間・動物・植物・微生物などの生命体を対象に、自然界での活動や、マクロな地球の生態系からミクロな細胞の世界まで、生命現象を研究する生物学。遺伝子レベル、細胞レベル、内部器官の機能や構造、生物の行動や生態など、顕微鏡の中のミクロの世界から野生の動植物の生息地域の現地調査までもが研究対象となります。
細胞・分子の視点で生物を研究する細胞・分子生物学では、実験装置のなかで生命現象を再現したり、遺伝子操作によって生体分子を改変し、長期的に変化を観察するなど、さまざまな実験によって生命現象の本質に迫ります。細胞生物学の研究成果は、がんをはじめとするさまざまな病気の原因解明に期待が高まっています。そして、糖質や脂質を含む生体分子の機能はまだ未知のものが多く、新たな研究成果とその医学・薬学・農学への応用が期待され、細胞・分子生物学これから注目の分野と言われています。
ウーロンゴン大学で学ぶ細胞・分子生物学
シドニーから電車で1時間30分ほどの場所にキャンパスを構える
ウーロンゴン大学。コースには実験だけではなくフィールドトリップも含まれており、ウーロンゴンという海・山に囲まれた優れた地の利を活かして、地元の海洋、淡水、および陸地の環境を通して学ぶことができるのが特徴です。
また、ウーロンゴン大学が8,000万豪ドルを投資した
分子生命科学センターMolecular Horizonsには、世界でも数が少なくオーストラリアで2つしかないという「極低温電子」顕微鏡を有しており、日々世界最高の細胞・分子研究が行われています。
同大学では細胞・分子生物学における世界トップクラスの専門家・研究者が教鞭をとっており、理論だけでなくオーストラリア最先端のリサーチセンターを通して実践的に生命が分子レベルでどのように機能するかを学び、理解を深めることができます。
ウーロンゴン大学細胞・分子生物学履修科目
大学1年次 |
- Evolution, Biodiversity and Environment(進化、生物多様性、環境)
- Introductory Geospatial Analysis(地理空間分析入門)
- Foundation Chemistry: Properties of Matter(基礎化学:物質の性質)
- 下記選択科目から1科目
- General Mathematics 1A(一般数学1A)
- Human Structure and Function(人間の構造と機能)
- Introduction to Anatomy and Physiology I(解剖学と生理学の紹介I)
- Molecules, Cells and Organisms(分子、細胞および生物)
- Earth’s Interconnected Spheres(地球の相互接続された球)
- Foundation Chemistry: Reactions and Structures(基礎化学:反応と構造)
- 選択科目、またはIntroduction to Anatomy and Physiology II(解剖学と生理学の紹介II)
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大学2年次 |
- Principles of Biochemistry(生化学の原則)
- 選択科目、または下記から3科目
- Biodiversity of Marine and Freshwater Organisms(海洋生物と淡水生物の生物多様性)
- Chemistry and/or Cell and Molecular Biology Research Internship(化学および/または細胞および分子生物学の研究インターンシップ)
- Evolution and Behaviour(進化と行動)
- Organic Chemistry II(有機化学II)
- Inorganic Chemistry II(無機化学II)
- Control Mechanisms Physiology(制御メカニズム生理学)
- Genetics, Biotechnology and Society(遺伝学、バイオテクノロジーおよび社会)
- Career Ready Learning & Practice(キャリアレディラーニング&プラクティス)
- Introduction to Biomedical Physics(生物医科学入門)
- Introduction to Anatomy and Physiology II(解剖学と生理学の紹介II)
- The Biochemistry of Energy and Metabolism(エネルギーと代謝の生化学)
- Introductory Genetics(入門遺伝学)
- Analytical and Environmental Chemistry(分析および環境化学)
- Statistics For the Natural Sciences(自然科学のための統計)
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大学3年次 |
- Techniques in Biotechnology and Medical Research(バイオテクノロジーと医学研究の技術)
- Cell and Molecular Biology(細胞および分子生物学)
- 選択科目、または下記から2科目
- Ecophysiology(生態生理学)
- Pharmacology(薬理学)
- Fundamentals of Neuroscience(神経科学の基礎)
- Bioethics(生命倫理)
- Immunity and Infection(免疫と感染)
- Bioinformatics:Genome, Genes and Biomolecules(バイオインフォマティクス:ゲノム、遺伝子、生体分子)
- 選択科目、または下記から1科目
- Organic Synthesis III(有機合成III)
- Advanced Chemistry and Molecular Bioscience Project(高度な化学および分子生物科学プロジェクト)
- Cardiorespiratory Studies(心臓呼吸器研究)
- Biomedical Research:Skills and Techniques(生物医学研究:スキルとテクニック)
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ウーロンゴン大学細胞・分子生物学コース入学要項
コース名 | Bachelor of Science (Cell and Molecular Biology) |
期間 | 3年間 |
入学 | 2月 |
学費 | 年間 31,728ドル(約253万円)※2021年度 |
英語 |
・IELTS Academic overall 6.0(各セクション6.0)以上
または
・ウーロンゴン大学進学英語コース(ETS)を規定レベルで卒業すること |
出願条件 |
下記のいずれか
・日本の大学1年次を修了(数学や科学で優秀な成績)
・ウーロンゴンカレッジディプロマコースを規定の成績で修了
ウーロンゴンカレッジからの詳しい進学方法はこちらをご参考ください。 |
日本の高校を卒業後、ディプロマコースを経由して大学2年次編入

日本の高校で評定平均3.0以上/5段階評価(主要科目重視)をお持ちの場合、
ウーロンゴンカレッジで開講されているDiploma of Scienceへ進学することができます。
このディプロマコースを規定の成績で修了すると、48クレジットポイント(1年相当)が免除となり、Bachelor of Scienceの2年次へ編入、
Diploma of Science(1年)+ Bachelor(残り2年)=3年間で卒業を目指すことができます。
コース名 | Diploma of Science |
期間 | 1年(3学期) |
入学 | 10月 |
学費 | 33,480ドル(約267万円)※2021年度 |
英語 |
IELTS5.5(リーディング、ライティング5.0以上)
または
・ウーロンゴンカレッジの進学準備英語コースを規定レベルで卒業すること |
出願条件 |
・高校卒業資格、評定平均3.0以上/5段階評価
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出願に向けての準備
1. まずは英語試験を受けましょう
まずは
IELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
2. 出願に必要な書類を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。
- 最終学歴の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- 最終学歴の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
- パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、
オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式にウーロンゴン大学への出願手続きをスタートします。
留学相談&お問い合わせ先
当社オーストラリア留学センターはウーロンゴン大学を含め全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
※備考※
・本記事は2021年9月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2021年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=80円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。

CRICOS Provider No: 00102E