グリフィス大学でスポーツマネジメントを学ぶ



目次

体育の授業や部活動など、日本人にとって「スポーツ」は小さい頃からとても身近なもの。スポーツ推薦で大学に進学する学生など自分自身がプレーヤー(選手)だった方はもちろん、好きなスポーツチームを応援する熱狂的ファンとしても、「将来はスポーツに関わる仕事がしたい」と思われる方は多いのではないでしょうか。

さらに昨今のヘルシー志向に伴い、体力作りや健康管理のために日常的にエクササイズしたりジムに通う社会人も増え、様々な形で「趣味」ではなく「職業」としてスポーツに携わる方も増えてきました。

このように、将来スポーツに携わる仕事に就くには、大学でどのような勉強が出来るのでしょうか。

スポーツマネジメント学とは?


選手のパフォーマンスを最大に引き出すには、まず良いプレー環境を整えることが不可欠です。その環境づくりには、心理的(スポーツ心理学/メンタルトレーニング)、身体的(スポーツ科学/フィジカルトレーニング)、そして経営学的(スポーツマネジメント)それぞれの分野でのサポートが重要になってきます。

「マネジメント」とは、例えば充実したトレーニング施設を用意すること、無理のないスケジュールで大会や試合を催行すること、イベントの集客数を増やして競技の認知度を上げること、スポンサーの獲得によりチームおよび選手の資金源を確保することなど多岐に渡ります。これらを総合的に管理して、ビジネスの観点から選手をサポートするのがスポーツマネジメントの大きな役割です。

将来のキャリア〜こんな職業を目指す方にお勧め〜

「スポーツを仕事にする」というとプロスポーツ選手やトレーナーしか選択肢がないように思えますが、スポーツに関わる仕事は幅広いのです。大学でスポーツマネジメントを勉強する場合、将来の具体的な職業としては次のようなものが挙げられます。
スポーツチームの運営や広報
チーム全体/個人選手の宣伝活動など

スポーツイベントの運営
オリンピックやW杯など世界的なイベントから、Jリーグや日本プロ野球など国内のイベントなど

スポーツメーカーへの就職
アスリート向けの専門グッズを作る会社、大手スポーツブランドなど
スポーツの競技者はもちろんのこと、マネージャーなどサポート側の経験がある方、またプレーはしないが純粋なスポーツファンにもお勧めです!

グリフィス大学で学ぶスポーツマネジメント学(学士課程)


グリフィス大学のビジネス学部には13ある専攻の中に「スポーツ・マネジメント」専攻があり、通常のビジネスを学ぶ科目以外に、スポーツ業界に特化したビジネス科目を学びます。
コースで履修する科目のサンプル
  • Sport Management Principles
  • Organising and Staging Major Sport Events
  • Contemporary Issues in Sport Business
  • Sport Information
  • Sport Marketing
  • Sport Development Systems
またグリフィス大学のゴールドコーストキャンパスは、市街地サーファーズパラダイスからトラム(路面電車)で20分という便利な場所に位置しながら、広大で緑豊かなリラックスした環境で、図書館やカフェなどの施設も充実しています。学内には数多くのスポーツクラブが存在しており、ビジネス学部生としてスポーツマネジメントを学びながら、引き続きプレイヤーとして活躍することもできます。

進路、学費、入学条件(高卒生対象)

高校卒業後、まずはグリフィス大学付属カレッジに入ってディプロマコースを受講することで、その単位を移行して大学に編入することが出来ます。大学を1年目から始めるよりも学費が安く、且つ、入学基準のハードルが緩やかになるので、留学生にとって進学し易い方法です!
ディプロマコース(8ヶ月〜1年)
コースDiploma of Commerce
期間2学期(8ヶ月)〜3学期(1年)
入学年3回(2月/6月/10月)
学費28,500ドル(約214万円)(2020年度)
条件【英語】IELTS5.5以上(各5.0以上)または付属英語学校英語コース
【成績】高校の成績が5段階評価中、2.8以上
 ↓
ディプロマコース修了後、グリフィス大学2年次に編入
 ↓
大学本科コース(2年間)
コースBachelor of Business(Sports Management専攻)
期間2年間(4学期)
学費28,500ドル×2年間=57,000ドル(約428万円)(2020年度)
卒業まで合計3年、学費はおよそ642万円となります

大学院で学ぶスポーツマネジメント学(修士課程)


グリフィス大学院の「スポーツマネジメント」は2年間のコースで、Master of Business(ビジネス修士課程)コースに属する専攻の1つとなっています。同コースでは密に関連したスポーツ、観光、イベントの3分野を網羅した授業内容となっており、これら3分野を”サービス産業”として位置づけ包括的に幅広くマネジメントを学ぶことが出来るのも、同学の強みであり特徴となっています。

授業の中で課される論文やプレゼンテーションでは、自分の興味のある分野を選んでリサーチをし、理解を深めることができます。教授陣は各分野での豊富な経験を有し、実務的なアドバイスをもらうことができます。
コースで履修する科目のサンプル
  • Introduction to Tourism, Sport and Hotel Management
  • Foundations of Tourism and Hospitality
  • Leadership in Tourism, Sport and Hotel Management
  • Digital Innovation for Tourism, Sport and Hotel Management
  • Understanding Research in Tourism, Sport and Hotel Management
  • Sport and Event Consumer Experiences
  • Managing Sport Venues and Facilities
  • Event Coordination and Logistics
  • Managing Volunteers for Sport and Events
  • Sport and Social Media
  • Managing Financial Resources in Sport and Hotel Management
  • Strategy and Risk Management in Tourism, Sport and Hotel Management

学費、入学条件

コース Master of Business
期間 2年間(4学期)
学費 年間31,500ドル×2年=計63,000ドル(約473万円)(2020年度)
英語 IELTS6.5(各セクション6.0以上)
学歴 学士号を取得していること(60%以上の成績)

忰田康征さんの体験談/スポーツ庁(文部科学省)

グリフィス大学院でスポーツマネジメント修士課程を卒業された忰田康征(Yasuyuki Kaseda)さんの体験談もご覧ください。

ゴールドコーストで学ぶ意義


ゴールドコーストは、2018年4月開催の国際スポーツ大会「コモンウェルスゲーム」を機に、都市を国内随一の”Sport Destination”として発展させるべく尽力してきました。スポーツや観光ビジネスを通じての街の成長は、今後ラグビーW杯やオリンピックを控えている日本が目指すところでもあるので、この場所で学ぶことは大きな利点になると思います。

また、ゴールドコーストにはGold Coast Titans(ナショナルラグビーリーグ)、Gold Coast Suns(オーストラリアンフットボール)などのプロのスポーツチームが拠点を構えており、観戦だけでなくボランティアやインターンシップなどを通して運営側に関わることができるチャンスがあるのも、卒業後にスポーツ業界で働きたいと思っている方にとっては良い機会になると思います。特にオーストラリアは、日本と比べてスポーツイベントにおけるエンターテイメント性が高く、競技というコアな部分以外での集客方法はとても参考になります。

そして何と言っても、自然や気候に恵まれたクイーンズランド州で学ぶことは、留学生活をより豊かなものにしてくれます。この土地で暮らす人々のアクティブでシンプルなライフスタイルに触れ、たくさんの人と出会い、日本にいた時とは違う価値観を発見することができるでしょう。

出願に向けての準備


1. まずは英語試験を受けましょう
まずはIELTS(アイエルツ)試験を受験しましょう。日本では下記3つの機関がIELTS試験を開催しています。
日本英語検定協会
http://www.eiken.or.jp/ielts/
JSAF
http://www.jsaf-ieltsjapan.com/?p=431
IDP Education
https://ieltsjp.com/
IELTSスコアは足りなくても出願可能です。その場合はQUT付属語学学校とセットでのお申込みとなります。
2. 出願に必要な書類4点を準備しましょう
出願には下記4点の書類が必要となります。IELTSの受験が終わったらこちらの4点を揃えて担当カウンセラーにご提出ください。

  • 高校/大学の卒業証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • 高校/大学の成績証明書(英語版と日本語版1部ずつ)
  • IELTS(Academic)またはTOEFLスコア結果
  • パスポートコピー
3. 出願手続きスタート
最後に、オンライン申込みフォームを送信してください。その後、正式に出願手続きへ進みましょう。

留学相談&お問い合わせ


高校卒業してすぐに学士課程に進学する方はもちろん、修士課程のコースも過去にスポーツ関連の勉強をしていなくてもチャレンジできるコースなので、新しい分野に挑戦したい方、キャリアチェンジを目指す方にもオススメです。

当社オーストラリア留学センターは全豪29大学の公式出願窓口となっており、ご相談から出願手続き、更に現地サポートまで全て無料で提供しております。
お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください
※備考※
・本記事は2020年7月現在の情報に基づいており、コース概要や入学基準は変更されることもございますのでご留意ください。
・学費は毎年改定されます。本記事では2020年度学費をご案内しております。
・学費の日本円額は、現在のレート1豪ドル=75円換算しておりますが、実際にはお支払い時のレートが適用されます。
豪政府認定留学カウンセラーPIER資格保持
(QEAC登録番号I094)
【育休中/2024年12月ごろ復帰予定です】16歳の時、初めて北海道を出てたどり着いたのがアメリカの田舎町。そこで1年間の留学生活を送ったことから人生が変わり、この素晴らしい海外生活をより多くの方に知ってもらいたい!と思い、日本で留学カウンセラーの経験を経てオーストラリアへ来ました。日々変わっていく最新の学校・現地情報から、最適な留学プランをご提案します。 このカウンセラーに質問する

サイトのご利用について

当サイト記載の情報の正確性には万全を期しておりますが、当社はそれらの情報内容に関し、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。また、情報は予告なしに変更となる場合がございますので、随時ご確認ください。

お問い合わせはお気軽に! 平日24時間以内にご返信いたします

無料メール相談

平日24時間以内にご返信いたします

お電話での留学相談はこちら