
Bachelor of Arts(バチェラーオブアーツ)はオーストラリアではメジャーな学部の1つです。日本でいう文学部、社会学部、コミュニケーション学などが1つになっており、幅広い分野の中から選択をして学ぶことができるコースです。
今の時代にBachelor of Artsを学ぶ意味

就職をする際に企業が求める技術として、Soft Skill(対人的な能力)とHard Skill(技術的能力)があります。Linked Inが行った
2020年に企業が求める能力ランキングで、Soft Skillでは下記3つが上位3つ挙げられています。
第3位:Collaboration |
様々な文化や価値観を持った人たちと、協調性を持ちつつも自分の意見も取り入れて仕事ができる能力
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第2位:Persuasion |
1つの結論に対してしっかりした裏付けを持ち説明する能力、つまり、あらゆる事柄において「なぜそうなのか」を説明し、相手を納得させることができる能力
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第1位:Creativity |
どの業種においても、常に新しい視点を持ってアイディアを出したり問題解決に取り組むことができる能力
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これらのSoft Skillsは専門知識ではないので、様々な分野について学び、それについて自分なりの考えをまとめることを繰り返すことで身についていきます。Bachelor of Artsで学ぶ分野というのは白黒答えがあるのではないので、目の前の事柄において様々な論点を持ちながら分析し、自分なりの答えを見出す、というのがBachelor of Artsという学問の本質となっています。
内面的な人間力を磨き、Critical Thinkingを身につけることができるのがBachelor of Artsなのです。
グリフィス大学のBachelor of Artsで学べること
グリフィス大学では、言語学からコミュニケーション、国際関係学など幅広い分野を学ぶことができます。
- Art History and Theory-先住民アートの歴史と時代背景
- Australian Studies-オーストラリア学
- Chinese Language-中国語
- Communication and Journalism-コミュニケーション・ジャーナリズム
- Creative Writing-クリエイティブな文章構成
- Criminal Justice-犯罪学
- Digital Media Studies-デジタルメディア学(副専攻)
- Drama-演劇
- French Studies-フランス語(Cross-inst study)
- Environmental Humanities-人文環境学(副専攻)
- Gender Studies-ジェンダー学
- German Language-ドイツ語(Cross-inst study)
- History-歴史
- Indigenous Studies-先住民学
- Islam-West Relations-イスラムと欧米諸国の関係
- Italian Language-イタリア語
- Journalism-ジャーナリズム
- Korean Language-韓国語(Cross-inst study)
- Language in Society-社会の発達と言語の関係
- Literary Studies-英文学
- Modern Greek Language-ギリシャ語(Cross-inst study)
- Politics and International Studies-政治・国際関係学
- Popular Culture-ポップ・カルチャー学
- Psychology-心理学
- Russian Language-ロシア語(Cross-inst study)
- Screen Studies-映画学
- Security Studies-安全保障学
- Social Justice-社会正義学
- Sociology-社会学
- Spanish Language-スペイン語
- Strategic Communication and Public Relations-戦略コミュニケーション学
※(副専攻)と表記してあるものは、主専攻ではなく副専攻として受講することができます
※(Cross-inst study)と表記してあるものは、グリフィス大学ではなく他大学との合同授業です |
また、専攻以外には必修科目としてArtsの基礎となる科目リストの中から興味のあるものを選択して学び、さらには100以上のFree Elective(自由科目)も用意されており、無数の組み合わせが可能です。
Bachelor of Arts 4通りの組み合わせ

Bachelor of Artsコースで学べる分野は、上の「専攻一覧」リストの中から、目的応じて
4通りの組み合わせ方があります。
タイプ1 | 必修(9科目)+主専攻1(6科目)+自由選択(9科目) |
タイプ2 | 必修(9科目)+主専攻1(6科目)+主専攻2(6科目)+自由選択(3科目) |
タイプ3 | 必修(9科目)+主専攻(6科目)+副専攻1(4科目)+副専攻2(4科目)+自由選択(8科目) |
タイプ4 | 必修(9科目)+主専攻(6科目)+副専攻1(4科目)+自由選択(5科目) |
1つだけ特化して学びたいものがあればタイプ1で主専攻にし、残りは幅広い分野から自由選択をすることができます。また、2つの専攻を組み合わせることも可能です。
現役グリフィス生・保坂さんの場合

現在グリフィス大学・ゴールドコーストキャンパスでBachelor of Artsを学ぶ保坂さんは、下記のような専攻をしています。
タイプ2 | 履修した科目 |
主専攻1 | 国際関係・政治学 |
主専攻2 | 中国語 |
将来航空関係の仕事に興味を持っていた保坂さん。航空会社という超グローバルな環境で働くための国際感覚を身に付けるため、上記の2つを専攻されました。コースの詳細を体験談でご紹介しています。
コース概要
ゴールドコースト・ブリスベンと両キャンパスで開講されています。
コース |
Bachelor of Arts |
期間 |
3年間 |
学費 |
年間 30,500ドル×3年=計91,500ドル(約890万円)(2022年度) |
英語 |
IELTS6.5(各セクション6.0以上) |
学歴 |
高校を卒業しており成績3.7以上の成績 |
英語力・成績が満たない場合は、
グリフィス・カレッジのFoundation Program(ファウンデーションプログラム)を受講後、大学1年生からスタートすることができます。
グリフィス大学への進学
オーストラリア留学センターは、グリフィス大学の日本の公式相談・出願窓口として、皆さまの進学を無料でお手伝いをしております。ご出発前のお手続きはもちろん、現地到着後も学生生活に関するサポートも継続して行っております。グリフィスの学生同士が交流できるよう、定期的に交流会を開催し、大学生活でできる様々な活動についてや、就職活動の情報提供などを行なっております。
第一回交流会の様子
第二回交流会の様子
先が読めない時代だからこそ「スキル」に頼るのではなく、どんな状況でも自分で考えて切り開いていくことができる能力が大切なのではないかと思います。グリフィス大学・Bachelor of Artsにへの進学にご興味をお持ちの方は、お気軽にお問い合わせ下さい。
・本記事は2022年7月現在の情報に基づいており、入学基準や学費は変更されることもございますのでご留意ください。
・ご参考の日本円は1ドル=97円換算としております。