
グリフィス大学より、日本の高校卒業生を対象とした入学要件および奨学金制度について、最新の改定・追加情報が発表されましたのでお知らせします。
今回の改定は、日本の学生にとって出願や奨学金申請をより理解しやすくすることを目的としています。
成績基準の見直し
日本の高校を卒業した場合の、5段階評価によるグリフィス大学への直接入学基準が以下のように緩和されました。
プログラム入学レベル |
旧要件(GPA) |
新要件(GPA) |
Standard Entry |
3.7 |
3.5 |
Higher Entry 1 |
4.6 |
4.0 |
これにより、現在の成績が3.5前後の方にとって、グリフィス大学への直接入学がより現実的になったと言えるでしょう。
ただし、この「最終学年の平均成績(GPA)」の評価は、大学側が正式に査定します。たとえば、成績証明書に「3.5」と記載されていても、個別科目のばらつき(例:数学1、体育5など)によって、総合的な評価が変わることがあります。したがって、ご自身で判断せず、必ず大学に成績査定を依頼してください。
プログラムによる入学基準の変更
今回の入学基準の変更はすべての学部に一律で適用されるわけではなく、学科・専攻ごとに異なる基準が設けられています。
グリフィス大学では、Standard Entry(標準レベル)に加えてHigher Entry 1〜6までの、計7段階の入学基準を採用しています。これまで多くの学部ではStandard Entryでの出願が可能でしたが、一部のプログラムでは入学基準が変更されました。
主な変更内容は以下の通りです。
Standard Entry に変更された主なプログラム
- Bachelor of Engineering (Honours) および ダブルディグリー
- Bachelor of Education(教育学)
- Bachelor of Medical Laboratory Science(医療検査科学)
Higher Entry 1 に変更された主なプログラム
- Bachelor of Biomedical Science(生物医学)
- Bachelor of Clinical Exercise Physiology(臨床運動生理学)
すでに新しい入学要件に基づいた査定が始まっています。希望する専攻がHigher Entry 1に分類された場合は、必要な成績や履修科目を事前に確認し、早めの準備が必要です。
奨学金制度:International Academic Merit Scholarshipの基準
本奨学金の対象および条件が明確化されました。
対象 |
日本の学生で、2026~2027年度に入学予定の方 |
条件 |
高校最終学年の成績が平均3.8以上(5.0満点中) |
ただし、以下のような特定のプログラムは奨学金の対象外となる可能性があります。
- Bachelor of Medical Science
- Bachelor of Dental Health Science
- Doctor of Medicine
- Master of Dentistry
- Master of Speech Pathology
- Graduate Diploma of Flight Management
出願に向けての準備
2026年入学に向けた出願はすでに始まっています。スムーズに手続きを進めるため、以下のステップを確認してください。
1. 英語試験を受けましょう
まずはIELTSの受験をおすすめします。以下の団体で受験が可能です。
IELTSスコアが不足していても出願は可能です。グリフィス大学付属語学学校(GELI)を経由しての入学や、グリフィス・カレッジのディプロマ/ファウンデーションプログラムを経由するルートも用意されています。
2. 出願に必要な書類
- 高校または大学の卒業証明書(英語版・日本語版)
- 高校または大学の成績証明書(英語版・日本語版)
- IELTS(Academic)またはTOEFLスコア
- パスポートコピー
3. 出願手続きを開始
オンライン申込みフォームを送信し、正式な出願手続きに進みましょう。
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本記事でご案内した情報は、執筆時点の最新内容に基づいていますが、今後の制度変更により内容が変更される可能性もありますので、この点はご注意ください。また、出願時期の遅れや成績・英語スコアの不足が、合否や奨学金に影響することもありますので、早めの準備をおすすめします。
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